2008年 寂れた温泉街で、どの湯宿もひっそりとしていた。ここは14時から開館で、たまたまだがドンピシャで一番風呂にありつけた。しかし入館するが、中は無人。入口に設置してある徴収箱に200円を入れ中に入る。内湯のみでかなりぬるい。でもじっとしていると沢山の気泡が付着し温まってくる。源泉は38.5度であった。すると14:30になると加温した湯が出だした。思わず湯口付近に陣取り、温かさを貰う。じっくりと40分も浸かってしまった。山の後のクールダウンには適当な湯で、洗剤こそないが、この値段は魅力である。少し前は100円だったそうな。 妙高池の平の某保養施設。場所がら湯量は豊富で湯壺は常にかけ流し。よく見ると湯の中に黒いものが浮遊している。湯の花のようなのだが帰宅して調べると、もともと黒い泥湯を濾過して麓へ分配しているようで、黒い物はその一部と判った。ここは源泉から距離があるためか、湯が揉まれて柔らかい感じもした。今回は泊まりでの利用であったが、日帰り入浴も250円で利用(条件付き)可能であった。食事もおいしく大満足の施設であった。 スキー場はハイシーズン。判ってはいたものの、すごい混みようであった。脱衣場が狭い事もあるが、中に入っても芋の子を洗うような様で、落ち着いてのんびりとはいかなかった。若者がほとんどで平均年齢は20代前半であろうと思われた。この混雑を知っている人はこの時期には訪れないのであろう。「河童の湯」は源泉は49度とあったが、湯壷の湯は30度後半と思われかなり温い。「不動の湯」も温く、時折加温されるのだが、これが極端に熱い。露天風呂も同じ仕様で、満遍なく温度が保たれている状況でなく、温さと熱さが両極端であった。それでも雪の降りしきる中、しっぽりと浸かる。
月日
温泉地
施設名
画像 他
コメント
12-27
(土) 両神温泉
(埼玉・小鹿野町)薬師の湯
600円
混んでいた為に内部写真無し 2005年3月以来の2度目の訪問となる。道の駅との併設で、いつもながら混んでいた。加温こそしているが、とろりとした湯で、熱過ぎずぬる過ぎず。 周辺にはハイキングコースが多く、登山者の姿もちらほら。派手さは無く、落ち着いて入れる一湯である。
12-21
(日) くらぶち
相間川温泉
(群馬・高崎市) ふれあい館
500円
源泉をろ過した内湯
源泉露天風呂 5〜6年ぶりの訪問になる。季節柄、周辺部にイルミネーションが沢山飾られていた。入場料はビジターが500円だが、市民は310円となっていた。以前の倉渕村の頃は人口が少ないからいいものの、高崎市と合併したら、人口が多いので、売り上げに響くのではないかと思った。露天は相変わらずの濁った湯で、利用者の殆どがこの源泉を好んで入っていた。ここでの利用者は全てを判っているようで、タオルは湯に浸けない。浸けないのは普通であるが、ここはちょっとでも付くと、すぐに茶色に染まってしまうのだった。よく温まる湯でありのぼせる方も多いようで、壁には7分の入浴時間を奨励した文言が書かれていた。飲泉は出来ないのだが、ちょっと口に触れると、その塩分濃度は尋常でない。これほどしょっぱい湯も珍しい。
12-20
(土) 湯遊パーク
(長野・長和) ふれあいの湯
300円
内部は面白い造りになっている
夕日が差し込む浴槽 この施設にしてこの入浴料は安い。松本への峠越えの要所でもあり、大型車を停められる様に場所を設けてある。これはトラッカーには嬉しい配慮である。ちょうど夕方の利用で、大きな開口からはビーナスライン上の夕日が燦燦と入ってきていた。利用者は地元の方が多いようだが、挨拶はするものの、皆静かに浸かっている。良きマナーの場所であった。浴槽は2層あり、手前に源泉層がある。源泉は31度なので、少しは加温しているだろう。じっくり浸かって、後からポカポカと芯から温まる。この冷たい湯は、山の後のクールダウンにも適当であろう。
12-14
(日) 平治温泉
(群馬・嬬恋) 逢友荘
300円
狭い路地を抜けてゆくと
掛け流しの湯 源泉側の湯に入りたかったが、場所が良く判らず観光案内所を訪ねてしまったら、ここを紹介された。この湯は、その源泉から引泉しているようであり、とりあえず今日はここに入る事とした。かなり狭い路地を通過し、この宿に辿り着く。途中には一切の道標は無い。浴室は狭いが、深い浴槽に、溢れんばかりの湯が注がれ、そのオーバーフローする量も凄い。源泉が41.4度であり、ここに来るまでに揉まれて39度ほどだろうか。やや温いのでゆっくりと浸かる事が出来る。文句なしの湯に、洗剤も常備されていて300円。今時嬉しい一湯であった。
12-13
(土) 大塩温泉
(長野・上田) 大塩温泉館
200円
公民館と併設
掛け流し
12-9
(火) 中棚温泉
(長野) 中棚荘
1000円
風情のある佇まい
名物のリンゴが浮かぶ
奥が源泉。手前が加温槽。ここは湯船にリンゴが浮かべてあるので有名な小諸の湯宿である。正面玄関は駐車場とは反対側にあり、庭内と施設内を通過してフロントに辿り着く。フロントから一度外に出てみると、そこにはヤギとブタと犬が飼われており、なんとも微笑ましい。浴室へは少し長い通路を経て辿り着く。脱衣場と浴室が一体となった造りで、明るく気持ちがいい。なんと言っても湯船に浮かぶリンゴは、視覚的なアクセントになっている。お湯は少しカルキ臭がするが、それを上回るリンゴの甘い香りが漂っている。露天の奥の方が源泉槽で、やや温い40度のお湯が貯められていた。雑木林越しの木漏れ日を浴びながら、ゆっくりと肩を静める。湯温が露天で2種、内湯で1種あるので、好きな温度を選べるのが嬉しい。湯上りには薪ストーブを前に読書が出来る。ゆっくりと時間が流れる湯宿であった。
12-7
(日) 布引温泉
(長野) 国民年金健康
保養センター
こもろ 400円
展望の良い、広い内湯。
露天からも絶景 隣接する東御市にも布引温泉があるが、ここは小諸市の方。「あぐりの湯」が出来てからは少し影が薄くなってしまったが、湯量も展望も全く引けをとらない。内湯からは窓越しに大きな浅間を望む事が出来、噴煙を上げる白い頂を見ながらしっぽりと浸かる。露天に出ても同じ展望があり、こちらは外の為やや湯温が低い。トクトクと流れ出る湯口に肩を向け、俄か打たせ湯に・・・。これほど良い湯なのだが、残念な事がある。国民年金の色々にここも巻き込まれ、2009年3月12日をもって閉館となるらしい。これだけの施設、どなたかが買い上げるのかもしれないが、なくなるとなると勿体無い感じがする。近隣の老齢者の姿も多く、楽しみな場であっただろう。ロビーに置いてある椅子がこれまた気持ち良い。湯上りにくつろぐには揺り篭のようであった。
12-6
(土) 日野温泉
(埼玉) 白雲荘
800円
ぬる湯
高温 最初に「鳩の湯」に行ったのだが、日帰りは受け入れていなかった。ここは玄関がこのような格子になっていて、中が見えず少し入るのに抵抗感がある。中に入ると気さくな女将が出迎えてくれる。ドアをもう少し透明性のあるものに換えればいいのに・・・。ロビーのすぐ前に浴室がある。この他に個室露天風呂が売りの宿であり、この時期には、外から見ると施設のあちらこちらから湯気が上っていた。浴室はやや狭く、内湯にはやや温い湯が張られていた。露天はさらに狭く、二人しか入れない大きさであった。ここには44度ほどの湯が張られ、かなり熱く感じた。内湯では少し温いし、外では熱いしで、欲を申せば中間の温度が欲しかった。ここは天然ラジウム温泉らしい。
11-30
(日) 渋川温泉
(長野) 保科館
800円
撮影側には滝がある。
内湯(岩風呂)
露天
プール 八ヶ岳の西側にある湯宿の一つ。湯の良さで定評のある保科館さんを利用する。付近は冷泉で有名な湯場が多いが、ここは源泉が60度ほどあり、掛け流しである。流石にこの時期は「冷たい」より「温かい」方に自然と足が向く。ロビーに入ると閑散としており、電話にて従業員を呼ぶと、気の良さそうな女将が出てきて、入浴料を支払いすると、温泉煎餅をサービスしてくれた。浴室は誰もおらず独占状態。内湯は窓の開口が大きく明るく気持ちがいい。トクトクと流れ入る湯の音を聞きながらしっぽりと浸かる。カランの場所にはシャワーと鏡が無いのだが、この辺りは湯の良さがカバーしてくれる。外に出るとすぐに露天があり、その下にプールがあった。プールは露天からオーバーフローした湯を入れているのと、それとは別にホースで湯を引泉しているようであった。露天に浸かりながら雪の乗った山肌を眺める。外気温はマイナス気温。肩まで湯に浸かり、寒風を顔に受ける。湯温がちょうど良く、日差しを浴びながらウトウトと長湯に・・・。
11-22
(土) 遠山温泉
(長野) かぐらの湯
600円
玄関前には立派なオブジェがある。
露天風呂。内湯はモクモクで写真にならず。 山村でありながら、この施設の利用者が多いのには驚いた。ロビーに入ると愛想の良いスタッフがお客を優しく応対をしていた。内湯は湯気でモウモウとしていた為に撮影できず。源泉も飲泉出来、塩分量よろしく、お吸い物のように飲めてしまった。しかしこの湯が湯壷に張られていると、ややカルキ臭がしていたのが気になった。ぬる湯が用意されており、ここで長湯が可能であるが、普通の湯壷の方もやや温い感じがした。寒い時期なので、もう少し高温設定もあってよいと思った。なんだかんだ言うようだが、気持ちよく入浴したのには違いない。
11-16
(日) 総社鉱泉
(群馬) せせらぎの湯
500円
駐車場からは橋を渡る
明るい浴室 市町村合併により赤城山まで前橋市になってしまったが、この湯宿がある総社町は、市の中心部となる。しかし出向いてみると、ここが前橋とは思えないほどに自然がある場所で、目の前の午王頭川の流れが里山の渓流のように見えた。玄関を入るといきなり、女風呂が溜めていない旨の話をされる。利用者が他に居なかった為に、男風呂を家族風呂のように使わせていただく。日曜日でこうであるから、まず平日も溜めないのだろう。女性の利用の場合は、事前に連絡してから出向いた方が良いようだ。さて湯であるが、鉱泉ではあるが侮れない良い湯であった。ゆっくり湯に肩を沈め、窓越しに見える景色を眺める。どこか山奥の湯宿に居るような雰囲気であった。
11-15
(土) 奥多摩温泉
(東京) もえぎの湯
750円
大混雑につき内部画像無し 18時の訪問で、少し客が少なくなっていると予想したが、逆だったようで、周辺の山を登り終えた登山者が沢山利用していた。湯壷もカランも大賑わいで、芋の子を洗うような状態であった。湯はアルカリ泉で、とても肌がつるつるとなった。ここは奥多摩の新しい観光名所となっているようで、この先も賑わい続けるだろう。
11-9
(日) 赤城温泉
(群馬) 赤城温泉ホテル
500円
温泉地内で一番目立つ
内湯 源泉掛け流し
露天 ロビーに入ると綺麗な若女将がにこやかに出迎えてくれる。浴室に入ると湯壷にはびっしりとカルシウム成分が着いており、視覚から湯の良さが伝わってくる。ここは源泉掛け流しで、源泉温度は43度である。内湯にこれが注ぎ込まれ、露天には内湯からオーバーフローした湯が流れ込んでいた。よって露天の方が少し温くなっている。外気にさらされているせいもあるが・・・。飲泉も可能だが、鉄臭さがあり、少量で満足。でも胃腸に良いらしい。露天に長く浸かっていると、体に成分が浸透してくるせいか、皮膚表面が気持ち熱くなってくる感じがある。これが湯上りにも持続し、ポカポカと温かかった。 なかなか無いのだが、入っていてちょうどいい温度と感じる湯であった。
11-8
(土) 切明温泉
(長野) 雄川閣
500円
広い駐車場を持つ
湯気でもうもうの内湯
川を見ながらしっぽりと浸かる 久しぶりに訪れたら、この雄川閣さんから中津川を遡った上流側にも湯宿が出来ていた。日帰りも出来るようで気になったが、今日はここを利用する。ちなみに雄川閣さんでは食事は出来ないが、奥の湯宿では可能らしい。さて入浴料を払い階段を下りてゆく。露天風呂へは手前から外に出るのだが、先に内湯へ。モウモウとした浴室の湯壷には、トクトクと湯が注がれている。誰も居なかったので窓を開け外の冷気を感じながら温かさを味わう。少し紅葉が終わってしまっているが、山肌を見ながらの入浴はこの上ない気持ちよさ。次に外に行く。源泉が注ぎ込まれる辺りは熱く、離れると温くなるので、自分のちょうど良い場所を選択できる。川面を見ながら久しぶりに長湯となった。冬を前にして少し訪問客が少なく、のんびりと浸かる事が出来た。
11-2
(日) 柴原鉱泉
(埼玉) 柳屋旅館
700円
玄関があまり目立たない。
内湯
露天 隣接する「かやの家」の方は秘湯を守る会の宿であるが、日帰りを受け付けておらず、今回は柳屋さんを利用する。駐車場から見る玄関がやや目立たない印象がある。それが故に少し鄙びた感じも醸し出している。内湯と露天とで、少し距離をおいて湯壷があり、両浴槽間は服を着ねばならなく、この部分は面倒に感じた。そして露天側の脱衣場は半畳ほどしかなく、なかなか狭かった。ただ誰もおらず独占状態で、外の山肌を眺めながらのんびりと浸かる。湯温はやや低く、いくらでも入っていられる温度となっていた。40度くらい。微かに硫黄臭がし、香りからも温泉気分が増す。露天と内湯共に木をふんだんに使った造りで、少し湿気でくたびれてきているが、それがまた湯治宿的に見え、なかなか風情がある。欲を申せば、時期が時期だけにもう少し熱くしても良いような。
11-1
(土) 日光市足尾
(栃木) 庚申の湯
かじか荘 600円
国民宿舎かじか荘
内湯
露天 8年ぶりにかじか荘の湯に浸かる。露天は改装されたようで、以前の面影は無かった。昔はもっと狭かったように記憶しているが、現在は余裕を持った造りとなっていた。季節柄の紅葉と、湯壷の縁にはススキも穂を垂れており、なかなか風情があった。なんと言ってもここは、アルカリ性独特のトロリとした湯が最高の持て成しとなる。 天気も良く、バイカーやハイカーなどが沢山立ち寄っていた。内湯の方が少し高めの加温となっているようで、少し肌寒い日であり、内湯の利用者が多かった。あと、内湯と露天の湯の色の違いがなぜに生じているのかが判らなかった。もしや源泉が違ったのか・・・。
10-26
(日) 関温泉
(新潟) 休暇村 妙高
500円
大駐車場を持つ
内湯のみ 浴槽は二槽あり、赤褐色の湯(少し熱め)と透明の湯(温め)が張られていた。赤褐色の方は、以前関温泉に入った時に見た色と同色なので、この場所はその関温泉とは1キロほど離れているものの、同じ温泉地内という事にさせていただく。スキー場を有したこの施設は、浴室が3階にあり、展望露天風呂となっている。大きなガラス越しには妙高側の大展望があり、この時期は紅葉を愛でながら温かい湯に浸かる事ができる。温い方に長く浸かるもよし、熱い方にサッと浸かるもよし。
10-25
(土) 妙高池の平温泉
(新潟) 某保養所
250円(条件付)
立派な施設
豊富な湯量
10-18
(土) 五十沢温泉
(新潟) ゆもとかん
500円
温泉旅館
内湯。扉の先が露天風呂 靴を持って脱衣場まで行く、珍しい湯宿であった。浴場は館内に2箇所あるが、今回は混浴の方に入る。脱衣場から中に入ると、採光も眩しい岩のゴツゴツとした広い湯壷があった。湯温はやや高めだが、ちょうど良いと感じられる温度であった。軽く硫黄臭がし、カランからの湯も、そのようであった。外の露天はやや水位が低い。がしかし湯温があるので、寒いと思うような事はなかった。ポカポカとした日差しを浴びながら、のんびりと浸かる。若い女性の方も利用されており、間違いなく混浴温泉であった。
10-12
(日) 木曽駒天神温泉
(長野) 青雲荘
500円
やや鄙びた感じがする
内湯。浴槽周りに成分がびっしり
電動開閉式浴槽
灰沢鉱泉に行ったらこの日は日帰りを受け付けていなかった。やむなく帰路に着くと、途中にこの湯宿の看板が目に入り立ち寄ってみた。「民営国民宿舎」と言うのだが、このネーミングは初めて聞くものであった。建物は一昔前の物だが、内部で働く従業員に活気があり、外見とは違い賑やかな内部であった。長い渡り廊下を使い浴室へ。内湯はその浴槽に成分がびっしりとついた、なかなか温泉心をくすぐる湯壷となっていた。温くも無く熱くもなく適温。外の露天は射出成型による浴槽で、ちと趣がない。ただこの浴槽はジャグジーになっており、周辺の森林を愛でながら森の中の温泉気分。そしてこの浴槽の蓋は、電動開閉式でお客が自由に開け閉めできるものとなっていた。私的には内湯に浸かっている方が気持ちよかった。
10-5
(日) 武智温泉
(山梨) たけち温泉
500円
8月に改装されたよう
内湯のみ これまで「武智」と表記されていたのが「たけち」と変わった。気になって立ち寄ってみる。すると8月に改装リニューアルオープンしたそうな。少し玄関が判り辛くなったが、小奇麗に改修されていた。浴室は小さいが、誰もおらずゆっくりと浸かる事ができた。この日の外気温は15度。2000m付近は9度だった。冷えた体にはここの温かい湯は気持ち良く入る事が出来た。10月中旬になるとこの付近も色づき出すだろう。 気さくな館主が印象的であった。
9-29
(月) 大丸温泉
(栃木) 大丸温泉旅館
1000円
秘湯を守る会の宿
内湯。やや温い
白樺の湯。高温
あじさいの湯
あざみの湯大駐車場前の湯に浸かろうかと思ったが、その脇の道を行くと奥にも湯宿があり、ここに辿り着いた。県営の駐車場に置き、3分ほど下ってゆくと、立派な建物が湯煙と共に見えてくる。ここも秘湯を守る会の宿であった。浴室内の内湯はかなりぬるく感じる。成分表には源泉が78度ほどと書かれていたのを見ていたので、不思議でならなかったのだが、二つの浴槽共に温かった。それらを払拭してくれるのが、外の沢の形状を巧みに利用した湯壷で、手前に白樺の湯があり、その上層にあじさいの湯。そしてさらに上にあざみの湯がある。この露天風呂は全て混浴である。湯温が調度良かったのは一番上層のあざみの湯で、小雨に打たれながらしっぽりと浸かる。川底の砂利と玉石が心地よく、自然の中での野趣あふれる露天風呂であった。川全てが温泉となっており、この湯は毎分177リッター湧出しているそうだ。循環している湯宿が見れば羨ましがる事間違いなし。女性用の露天として、別に2層設けてあり、女性客に対しても考慮された造りとなっていた。露天は野趣あふれる部分が強い為か、お子様が入る(歩く)には、少し危険な感じがする場所もあり、大人向けの風呂であると感じた。ただその大人も泥酔している場合は要注意。
9-28
(日) 北温泉
(栃木) 北温泉旅館
700円
鄙びた湯治宿の佇まい
相の湯。柔らかい湯。
大露天風呂(プール風呂)
河原の湯。川の流れを見ながら。
天狗の湯。けっこう高温。 念願の北温泉に出向くことが出来た。やや体調も悪く、ある意味湯治目的でもある。駐車場から7分ほど坂を下ってゆくと鄙びた湯宿が見えてくる。モクモクと湧き上がる湯気に温泉心がくすぐられる。宿の中は立派な材木を多用して強固な造りとなっていた。宿主が丁寧に湯場を教えてくれ、順番に湯めぐりとなる。まず初めに相の湯に浸かる。ここはやや温めの湯で、湯あたりがとてもいい。長く浸かるならここが一番良いと感じた。次に脱衣場を同じくして、外の大露天風呂に出る。ここは混浴であり、若いお嬢さんも入られていた。浴槽が苔むしており、よく滑るので注意となる。プール風呂と呼ばれるこの浴槽だが、流石に泳いでいる方は居なかった。広大な浴槽であり、大自然を眺めながら気持ちよく入浴。次に河原の湯へ。ここは川の流れを見ながらの湯であり、耳から入る流れの音も心地よい。そして最後に天狗の湯へ行く。廊下に脱衣場があるような場所で、打たせ湯と家族風呂が併設されている。湯はかけ流しであり、かなり熱い。沢水が注ぎ込まれている周辺はちょうど良いが、その他の場所は長く入るにはちと辛かった。ここも混浴であり、若いお嬢様も普通に入っておられ、会話を楽しみながら和気藹々。湯宿周辺の外気温は12度。もう1週ほどするとだいぶ色づきもよくなり、紅葉を愛でながら入ることが出来るだろう。
9-21
(日) 大塚温泉
(群馬) 金井旅館
300円
旧館の前に出来た新館
内湯源泉槽。かけ流し。
内湯加温槽。かなり狭い。
プールのような広さの混浴露天。
深いところでは水深90センチほどある。 ぬる湯で有名なこの湯宿、行こう行こうと思いつついたら、また寒い時期を迎えてしまった。出向いてみると旧館の前に新館が出来ており、その立派さに驚く。まだこちらでは本格的営業はしていないようだが、風呂は利用でき、裏(旧館側)から入る。綺麗な浴室には大きな源泉槽にトクトクと湯が注ぎ込まれオーバーフローしている。この他に小さな浴槽が二つあり、広い方が39度ほど、狭い方が41度ほどになっていた。この加温槽は上がり湯として使うようである。最初に暖かい方に入っては、ぬる湯に入れないので、大浴槽の源泉槽に入る。流石に冷たく感じる。ここが冷たいなら露天はさらに冷たいだろうと思い、すぐに露天に行く。ここは混浴で女風呂側からも階段が切られていた。この日は誰も居らず、広いプールのような浴槽を独り占め。ただただぬるい。しかし我慢して浸かっていると、体に気泡が付き、次第に温まってくる感じがある。30分ほど浸かって内湯に入る。先ほど冷たいと思った浴槽が暖かく感じる。そして最後に加温槽へ。体に染み入る暖かさであった。湯を上がり後、4時間ほどはポカポカとしていた。この湯宿は、旧館の浴槽もまだ利用でき、この日も利用者が居た。
9-20
(土) 甲府積翠寺温泉
(山梨) 要害
700円
ちと寂れた感じ
開放感のある内湯
展望の良い露天 要害山の登山口にあり、登山と抱き合わせで楽しめるのがこの湯宿である。訪れたのがちょうど昼時で、なにか川魚の焼けた良い香りがしてきていた。ロビーから階段を下りてゆくと、開放感のある浴室が待っていた。露天風呂からは甲府盆地が見渡せる。里山の中腹なので、さほど高さは無いが、ここからの夜景を売りにしているようである。湯は柔らかく、のんびりと浸かっていられる。頭上にはアケビの棚が作られており、季節柄たくさんの実をつけていた。湯は軽く有色なのだが、要害山の山中の流れでも、同じような色をした流れがあった。同じ泉質だったのか。
9-6
(土) 桐生温泉
(群馬) 湯らら
700円
混んでいた為、内部写真なし 山の帰りに同じ桐生市の梨木温泉に行ったが、残念ながら日帰りは受け付けていないとの事であった。やむなく22キロ離れたこの温泉を利用する。昼時の訪問であったが、かなり混んでいて、皆のんびりと湯を楽しんでいた。最初、塩素臭が鼻についた。ここは加水無しの加温のみの湯であるそうだ。かなり温まる湯のようであり、寒い時期に再び訪れてみよう。
8-31
(日) 崖の湯温泉
(長野) 薬師平 茜宿
700円
立派な湯宿
開放的な内湯
現地に着くと、その宿の造りに驚いた。何か通常の湯宿とは違う風に思い聞いたら、豪農の屋敷を移築したものだと言う。どおりで・・・。ロビーに入るとそこから見える北アルプスの景色は圧巻。やや古い施設だが、階段を下りてゆくと浴室があり、その内湯からの景色も良い。大きなガラスをはめ込んであり、閉鎖感がない。外に出るとやや小さいがそこに露天風呂があり、松本平を一望しながら湯に浸かることができる。炭酸泉でもあり、浸かって暫くすると体中に気泡が付き、湯の成分が感じられる。源泉は12度ほどであり沸かし湯なのだが、少し温めに設定してあり、のんびりゆったりと入ることが出来る。 湯上りにロビーで展望を楽しみながらくつろぐ。開け放たれた窓からはそよそよと風が入り、自然のクーラーそのものであった。
8-24
(日) 秩父川端温泉
(埼玉) 凡の湯
850円(平日は750円)
川の畔に立つ
内湯(温泉)
露天
足湯サウナ 皆野町にある凡の湯。キャンプ場が併設されており賑わっている思いから足を運んでいなかったのだが、近くに別の温泉が出来、少し客足も分散されたかと思い出向いてみた。雨の寒い日であるが、予想通りか混みあっては居なかった。温泉層は内湯のみで、40度ほどのぬる湯であり、いくらでも長湯が出来る。独特のトロトロ感が心地いい。肌には弾ける感じであり、女性には好まれるだろう。露天はやや熱く設定してあり、この日は寒い日であり、露天の利用者の方が多かった。残念ながらこちらは温泉ではないようである。さらにはサウナがあり、ここには湯が張られ足湯にもなっている珍しい様式をしていた。室内温度は低いのだが、暫く浸かっていると汗ばんでくる。温泉成分の効果のようであった。内湯には源泉層もあり、冷たい湯がそこに貯められていた。時折それを体に掛けながらこの湯を満喫。沸かし湯ではあるが、いい湯であった。
8-16
(土) 丸駒温泉
(北海道) 支笏湖
丸駒温泉旅館 1000円
正面玄関側。ビジター入口は別。
内湯。奥に樽前山が見えている
露天風呂。こちらの湯は白濁。
湖に接する露天風呂。 ここも秘湯を守る会の宿であった。日帰り入浴者は、泊り客と入口が異なり、駐車場奥に入口がある。内湯は開放感があり、ここからも湖や目の前の樽前山がよく見える。そして外の露天に出ると、目の前には支笏湖の大展望となる。湯口からは透明の湯が出ているが、空気に触れると白濁するようであり、白く濁っていた。露天風呂はここの他にもうひとつあり、この宿としてはこの後者の方が有名のようである。長い階段を下りてゆくと、湖のすぐ脇に降り立ち、そこに深い湯壷がある。この湯壷の水位はその時々によって違うらしく、かなり深くなるときもあるらしい。湯壷の奥のほうの岩の下から熱い湯が出ており、野趣あふれる景色の中、気持ちよく入浴ができる。少し火照った所で、湖を覗き込むと、マスの稚魚や淡水のエビなどが泳いでいる姿が見られる。この湖畔の湯はぬる湯の部類で、長く浸かっていることが出来る。ここも水路で湖と繋がっており、水位や湯温調整がされているようでもあった。休憩室が有料なので、複数人で行った場合は、出る時間を決めて訪問した方がいいかもしれない。
8-15
(金) 沙流川温泉
(北海道) ひだか高原荘
500円
広い駐車場を有する
内湯のみここはスキー場やオートキャンプ場とに隣接し、四季を通じて賑わう場所のようであった。登山靴も多々見られ、もしかしたら幌尻岳から降りてきた方の適当な温泉となっているかもしれない。泊り客への規制は無いがビジターは21時までが入浴可能時間であったが、その時間を越しても拒むことなく受け入れていた。湯はやや白濁していて、少しぬる湯な感じであった。同行者は湯あたりしたようだが、日ごろ湯あたりしやすい私は特にその様な感じはなかった。
8-14
(木) 摩周温泉
(北海道) 足湯
無料
屋根付き
ステンレス槽 道の駅 摩周温泉の東側、ヨーロッパ民芸館の一角にある。前夜に訪れたのだが、湯温は46度〜48度ほどある感じで、30分ほど慣らしながら、やっとのことで足を入れることができた。翌朝再度出向いてみると、何のことは無い、温度が下げられるようにホースが用意されていた。ただ既に溜まっているものを下げるのは時間がかかり、ホースで水を出しながら自分の周りのみ下げる作戦で入湯。適温になると流石に気持ちがいい。外気温は18度。このくらいの温度になると温泉が気持ちいい。
8-14
(木) 摩周温泉
(北海道) ビラオの湯
400円
ペンションの裏側に併設
内湯
露天 摩周温泉にはいくつか温泉宿があるのだが、その殆どが昔からの宿のようで、今回寄れるような宿が見出せなかった。道の駅には摩周温泉と名前が付けられているのだが、それほどに温泉宿があるわけではなく、当初は川湯温泉あたりを目指していた。道の駅からでて釧路川を渡ると、すぐ左に「天然温泉」の文字が見えた。よく見ていないと見過ごすような看板であり、そこを入ってゆくと左側にペンションがあり、その裏にこの湯が併設されていた。泊り客用に作った湯殿のようであるが、ビジター用にも対応したのであろう。入口を入るとインターホンがあり、それを押すとペンション側から担当者が降りてくる。源泉湯温は熱く、加水して下げているようであった。軽く硫黄臭がして、施設は狭いが温泉に入っている気分になる。
8-14
(木) 屈斜路湖畔
(北海道) コタン温泉
無料
この景色
湯壷と屈斜路湖が一体 ここも前記の池の湯同様に屈斜路湖畔にあり、湖と繋がっている。湯壷の綺麗さや管理された様子はこちらに軍配が上がる。こちらの湯は一応男女のスペースが区切られており、池の湯よりは女性は入りやすいかもしれない。もっとも水着の場合は関係ないかもしれないが・・・。湯は池の湯よりはやや熱く、こちらの方が入った感はある。湖面との一体感もこちらの方が上であり、屈斜路湖を見ながらの入浴はこの上なく気持ちがいい。
8-14
(木) 屈斜路湖畔
(北海道) 池の湯
無料
温泉と言うより池
独占状態駐車場に突っ込むと、その前にいきなり池のような湯壷が広がる。脱衣場は男女別にある。誰も入っておらず独り占め。やや温い湯であり、長湯しないと温まらない感じであった。気になるのはそこに溜まった浮遊物。湯の花とは違うアオコのようなものが移動するのにあわせて湧き上がる。これのみ我慢すれば、あとは気持ちよいこと限りなし。
8-14
(木) ウトロ温泉
(北海道) ゴジラの手湯
無料
高温 ウトロのゴジラ岩のすぐ西側にある。足湯ならぬ手湯なのだが、容易に手が入れられないほどに熱い。すぐにゆで卵が出来てしまうほどなのだが、ゴジラという名前に掛けてあるだけに、この熱さはふさわしいのかも。ただお子さんは火傷するので要注意であろう。
8-14
(木) 羅臼温泉
(北海道) 熊の湯
無料
5:40橋を渡ってゆくと、管理のおじさんが掃除中であった。この時間なら入れると思ったのだが甘かった。5:30〜7:00までは掃除の時間なので注意しよう。入湯できなかったが、情報として載せておく。
8-13
(水) 相泊温泉
(北海道) 相泊温泉
無料
すぐ前が海である。
かなり熱い 夕暮れも迫り、17:00になっての訪問となった。ツーリングバイカーが体を沈め、楽しそうにこの先の予定を語っていた。湯壷は男女別になっており、5人ほど入ればいっぱいのような感じの浴槽であった。下には海岸線にある石と同じものがごろごろしており、かなり熱い湯が出ていた。外は雨、湯との温度差にさらに熱く感じ、5分ほどの沈没でここを後にした。ここから少し南に行くと、同じような様式のセセキ温泉もある。寄りたかったが、ここと近いこともあり端折る。
8-13
(水) カムイワッカ湯の滝(北海道)
無料
一の滝 滝つぼ
一の滝から先は通行止め 温泉としてのカムイワッカ湯の滝は、四の滝と滝つぼとされるが、公式に禁止されている為に一の滝で我慢せねばならない。ここでの湯温は30度、足を浸けていても、全くのぬるま湯であった。いつしかこの先の通行ができる様になることを願うが、自然遺産になってしまった昨今、さてどうなるか。
8-13
(水) 岩尾別温泉
(北海道) 地の涯
(露天風呂) 無料
男湯側
滝見の湯 女湯 ホテル地の涯の駐車場から北側に降りてすぐの場所にある。上段から順に熱い湯が貯められた三層の段々畑のような露天風呂形状であった。訪れた時は水着姿の女性が入っており、やや躊躇する。女性用はこの奥の滝見の湯のはずである。既に入っている女性に断りを入れて入湯。硫黄分を含み気持ちよい湯である。最下層でもやや熱いほどの湯であったが、周辺の新緑を見ながら自然の中での露天風呂、最高の時間であった。
8-10
(日) 磯部温泉
(群馬) 高台旅館
800円
磯辺温泉街を見下ろす高台にある
内湯
屋根付き露天風呂 磯辺温泉の宿は、「恵みの湯」以外でも日帰り入浴が出来るらしく、今回は高台旅館に足を運んでみた。ここの湯はその恵みの湯と源泉を同じくするようであり、値段から言えば高価となる。しかし300円分のサービスの差はあり、日帰り入浴者に対しても、泊り客同様に対応してくれる。入館すると、きちんと仲居さんが風呂場まで案内してくれるのであった。あとは混んでいないのが何よりであった。ただ浴室・露天共に、展望は良くない。高台と言うだけあって、露天からの展望を期待して行ったが、見えるのはこの宿の駐車場なのだった。客室は全て温泉街に面しているようで、部屋からの景色は良い様であった。不思議なのは、恵みの湯で必ず湯当りする私が、ここではそれが無かった。同じ湯と言うことなのに摩訶不思議。
8-9
(土) 新穂高温泉
(岐阜) 深山荘
500円
吊橋の先に
三層に分かれ、このは最上層 新穂高の登山基地駐車場の前にあり、かれこれ7〜8回目の利用となる。お盆休み突入の日であり、登山者は山の中、利用している方の殆どは宿泊者と観光客であった。蒲田川の流れの音を聞きながら、じっくりと肩まで浸かる。やはり山の後は温泉に限る。ただここは洗い場が無い、綺麗さっぱりを求めるならばバスターミナル脇のアルペン浴場へ行った方がいいだろう。
8-3
(日) よませ温泉
(長野) 遠見の湯
600円
展望の良い高台に立地する
中野市街が見渡せる よませ温泉は現在2軒の湯宿があるが、現地で調べると、この「遠見の湯」も、もう一方の「日進の湯」から引泉しているようで、お湯自体を味わうなら、どちらに入っても同じと言う事になる。しかし、2軒での大きな違いは展望の有る無し。よって展望の有る遠見の湯に入る。ここは「ホテル セラン」の土地の一角に造られた施設で、駐車場は共有する。湯殿は室内に洗い場とサウナ、湯船は露天のみ。この露天からの大展望は気持ち良さを倍増させてくれる。さほど混んでおらず、休憩室もシーリングファンが回っており、暑い最中でもゆっくり楽しめる施設であった。
7-27
(日) 湯の平温泉
(群馬) 松泉閣
500円
赤い吊橋を渡ってゆく
「秘湯を守る会」の宿
露天女湯。白砂川のエメラルド色
露天男湯と脱衣場 駐車場の表示には、外来の入浴は11:00〜13:00までであった。既に14:00に近い。駐車場から宿までの距離が長い為に、駐車場に設置してあるインターホンで問い合わせをする。すると入浴可の許可を戴いた。そうこうしていると泊り客が来て、手馴れた様子で荷物用のケーブルカーに宿泊用具を乗せた。インターホンで合図を送ると、対岸の宿へそれが渡ってゆく。さて人間は長い通路を、途中の吊橋を経て歩いてゆく。ゆっくり歩いて5分ほどかかり宿に着く。訪れて初めて知ったのだが、ここも「秘湯を守る会」の宿であった。外来者は露天風呂のみ利用でき、ロビーから長い階段を下って行く。すると川岸に大きな露天風呂が見える。男湯は外から見放題で、女湯もそれに近い。ある程度割り切って利用せねばならないだろう。ここは女湯の方が設備的に良く、飲泉も出来、ぬる湯と熱湯の二槽湯壷がある。男湯は熱湯のみ。展望はどちらも同じで、下に見えるエメラルド色の白砂川を見ながら気持ちよく入ることが出来る。少し独特の香りがするが、それが邪魔になるほどではない。川が近いので風もあり、気持ちよく入ることが出来た。
7-27
(日) 草津温泉
(群馬)地蔵の湯
足湯 無料
地蔵の湯前の足湯
地蔵の湯源泉 草津に行って風呂に浸からぬとは勿体無いのだが、さすがにこれだけ暑いと草津の熱い湯は抵抗があり、足湯までにとどめる。湯畑の足湯は大混雑であったので、少しずれて地蔵の湯前の足湯に浸かる。ここは湯畑の賑やかさがウソのように静かで、間違いなく穴場である。最初はやや熱いが、それが慣れてくる頃から気持ちよさが・・・。やはりドブンと風呂に浸かりたくなるのであった。
7-26
(土) 沢渡温泉
(長野)梓湖畔の湯
700円
撮影側は入山者用駐車スペース
内湯
半露天 沢渡の駐車場群の中の最下流にある。駐車スペースは上高地への入山者のマイカーでほぼ埋まっていた。今が一番の書き入れ時の様であった。浴室はさほど広くなく、カランは4つ。湯壷は内湯と屋根付き露天との二つ。源泉が65度なので加水して温度調整しているようであった。展望はいいのだが、肝心の湯が・・・掃除がされていないのか、湯の花とは違う浮遊物(毛髪など)が多々見られた。ややもったいない気がしたが、ちょっと手間をかけるだけでいいのに・・・。今日もカラスの行水。10分ほどの滞在で帰路に着く。
7-20
(日) 白山瀬女温泉
(石川) かんぽの郷
800円
綺麗な施設
内湯
半露天 夏休みに入ったこともあり、家族連れの姿が目立った。あと、この施設にはプールが併設されているために、浮き輪を持った子供の姿も多かった。湯は内湯が3槽あり、その一槽と露天のみが温泉らしい。ただ、それらしい内湯槽はにごり湯のなのだが、露天は透明な湯であった。光の加減か・・・。外は芝生で、山の展望もいい場所なのだが、外からも見えてしまうために残念ながら目隠しがされている。せっかくの立地条件であり、もっと上階に造ればよかったような・・・。10分ほどのカラスの行水であった。
7-19
(土) 岩間温泉
(石川) 元湯露天風呂
無料
休憩室付きトイレ
昔から変わらない露天風呂ここを最初に訪れたのは、かれこれ20年ほど前になる。今回で4度目の訪問となる。ゲートからの長い林道歩きは前回と変わっていないのだが、しばらく訪れないうちに、立派なトイレ付き休憩舎が出来ていた。この湯は、治山工事の作業員が造ったものが、いつしか有名な秘湯となってしまった。有名になる前は訪れる人もまばらで、湯壷のぬめりやアオコを掃除してから入ったのであるが、今は綺麗な状態が保たれていた。沢の水を少し入れ過ぎているようで、ややぬるい湯になっていた。
7-13
(日) 塩河原温泉
(群馬)渓山荘
800円
趣のある建物
内湯
露天 川場村にこんな穴場があるとは知らなかった。付近に行っても、特に宿を示す道標は無く、本当に近くになり、ポツンと小さな案内があった。中に入ると、とても趣のある建物で、空間全てがリラックスに通じているような。すぐ脇には乗馬が出来るスペースも見えた。さて浴室だが、内湯に源泉が流れ込んでいた。だいぶ熱い温度で流入していたのだが、ここの源泉は28度ほど、加温しての源泉と言うことらしい。飲泉すると初めて硫黄成分を感じた。露天は野外なのだが、やや閉鎖的な場所の中にある。でも緑が多く、気持ちは良い。湯は、「つるつる・しっとり」といった感じ。内湯・露天共に言えるのだが、浴槽内に敷き詰められた軽石の肌触りがとてもいいのだった。東京の業者がプロデュースしているらしく、食材にも拘った湯宿のようである。女性受けするコースも各種揃えられていた。
7-12
(土) 中房温泉
(長野)湯原の湯
700円
登山口の脇に立つ
左側がトロみのある湯
右側は熱湯 2006年のゴールデンウィークよりオープンした日帰り入浴施設。この奥の中房温泉が始めたようである。玄関の土間が狭いので、靴は脱衣場まで持って入るシステムになっていた。全て露天で、湯は2種用意してあった。まず少し小さな湯壷が左にあり、これはトロミのあるとてもいい湯であった。源泉は75度ほどあるようだが、ちょうど良い湯温となっていた。次に広い方の右側の湯壷だが、こちらの源泉はなんと95度である。流石にそのままではないようだが、それでも熱い。でもこの熱さが気持ちいいと感じる熱さでもある。二つの湯を比べると、私はトロミのある方を好んでしまうのだが、泉質が二つあることで、選択肢が増え好みの方を楽しむことが出来る。燕岳の登山口にあり、立地条件としても恵まれている。
7-12
(土) 中房温泉
(長野)白滝の湯
風情のある佇まい
混浴2006年より日帰り入浴が出来ず、泊り客のみの風呂となってしまった。ただ現地の看板には、番台に申し出れば入れるとの文言があるのだが、これは既に無効のようであった。
山から下りてくる経路にあるので、どうしても気になって寄ってみた。誰も利用者が居らず、少しだけ手を入れさせてもらった。手を入れただけなのだが、なんとも気持ちがいい。ザブンと入りたい気持ちを抑えてこの場を後にする。
7-6
(日) 穴山温泉
(山梨) 能見荘
500円
門柱以外に宿を示す表示は無い
内湯のみ 「深田久弥」さんが、茅ヶ岳に登る前日に泊まっていたのがここ。門柱には大きな表示があるものの、建物の外観には湯宿を表す表示は無く、普通の住宅のようにも見えた。ロビーに入ると、深田さんのサインや記事などがいくつも飾られていた。風呂は内湯のみで、こじんまりと2畳か2.5畳ほどの湯壷であった。湯は温泉のようではあるが、水道水に思えてしまうほどに特徴が無い。 メタケイ酸を多く含有した湯なのだそうだ。一人だったので、そこそこリラックス出来たが、他に客が居たら・・・。湯はさておき、この宿の日本庭園はすばらしい。
6-29
(日) 磯部温泉
(群馬) 恵みの湯
500円(3時間)
画像なし 今回で3度目の訪問となる。よって画像は端折ります。最近情報を得たのですが、磯部温泉地内にある湯宿のほとんどには、日帰り入浴が可能になっているらしい。今までそんなことは知らず、かんぽの宿とここしか日帰りできないと思っていた。ただし入浴時間が決められているようであり、この日、磯部に訪れたのは16時を回っており、無難に恵みの湯を利用した。磯部の湯は効能の裏返しなのか、私はいつも湯当たりをする。いい湯ではあるのだが、入り過ぎは要注意。
6-28
(土) 小渋温泉
(長野) 赤石荘
500円
手筒花火が見える
あいも変わらずの展望 前回の訪問から、ほぼ1年が経過した。釜沢温泉荒川荘にも再チャレンジしたが、女将が出てきて「入浴は止めた」との事であった。小渋の湯も無い中では、もうここしか選択肢はない。湯は先回に比べヌルヌル感が増したように感じた。湯も自然の物であるから、微妙に変化はあるのであろう。肩まで湯に浸かり、湯面の先の大展望を見ながら極楽極楽。ぬる湯なので、長湯をしたいところであったが、後の予定が押していて、烏の行水であった。
6-14
(土) 清里温泉
(山梨) 天女の湯
600円(19時以降夜間料金)
長いスロープを行く。
浴室の照明はやや暗い
露天も・・・ アクアリゾート清里内にあり、プールも併設されている。通常料金は750円であるが、19時を回ると600円となる。浴室は、洗い場は明るいのだが、湯壷の場所は暗い。これは露天も同じで、足を入れる時にやや注意せねばならない。湯は少し濁っており、伊香保のそれと見栄えは似ていた。ここは源泉温度が47度だそうで、掛け流しとの事であった。泉質よろしく、ツルツルになる湯であった。一つ二つ苦言を申せば、カランからの湯が、最初必ず高温で出てくる。これにはほとんどのお客が“あちー”と声に出していた。あと照明である。現状だと子供が溺れていても判らないほどに暗い。昼間は問題ないであろうが、夜は・・・。暗くて落ち着くと言う部分は良く判る。でもでも・・・。良い湯であるからこそ、改善願いたいと思う。
6-8
(日) 伊那谷温泉
(長野) 満願成就の湯
600円
駐車場からは下って行く
内湯。外の景色もいい
露天
洞窟風呂 信州ふるさとの杜「伊那谷道中」に併設されている。山村内にあり、のんびりとした景色の中にある立派な庭園を従えた施設であった。駐車場からは階段を下って行き玄関に入る。池を巻くように、長い渡り廊下を行くと浴室がある。内湯からはご覧のように庭園内が見渡せるように大きな開口となっている。湯はアルカリ泉で、ヌルヌルツルツルとなる湯であった。源泉温が低いので、全て加温しているようである。内湯は温度計から43度となっており、やや熱く感じた。露天は大きな石をふんだんに使い、池の畔に造られている。天気もよく、日差しを浴びながら開放感のある露天を満喫。最後に洞窟風呂であるが、暗く閉鎖的な場所で、浸かっていても気持ちよさが・・・。外が明るい日中は、なおさら暗く感じ、長居は出来なかった。家族連れも多く、日差しを浴びながら気持ちよく入浴する姿が見られた。
6-6
(金) よしおか温泉
(群馬) リバートピア吉岡
船尾の湯 300円
大きな風車が目印となる
露天 銭湯料金であり、好感の持てる施設であった。洗剤類も提供されており、湯壷も内外ともに広く、ゆったりと浸かる事が出来る。褐色の湯が、視覚からもリラックスさせてくれる。露天は、坂東太郎をを越えてくる「赤城おろし」の対策か、川側にスライドドアが儲けられ、風を遮れるように工夫されていた。展望の無い露天なのだが、施設の広さが、そこらへんはカバーをしている。地元の人が多いようで、湯に浸かりながら楽しそうに語らっていた。
6-1
(日) 下諏訪温泉
(長野) 遊泉ハウス児湯
220円
外観
内湯
露天(屋根つき) 値段からもそうなのだが、地元の方の銭湯的な場所であり、お年寄りが沢山訪れていた。湯はやや高温で、あまり長湯は出来ず、半身浴程度が丁度いい。露天はやや温く、こちらはのんびり浸かっていられる。ただ、展望も無く狭い。入っていると水を弾くようなスベスベとした感じになった。源泉は57度。加水・加温無しのかけ流し。石鹸類は無いので持って入ろう。
6-1
(日) 上諏訪温泉
(長野)諏訪公園足湯
無料
賑わう足湯 全景
なかなか熱い 天気も良く、諏訪湖湖畔のここも大勢の家族連れで賑わっていた。ただ、この湯はとても熱い、足を入れられず持ち上げている姿が目立った。数十秒で足は真っ赤になり、その熱のおかげで体内が温まってゆくのが判る。軽く額に汗をするほどに温まり、足湯でこれほどに温まったのは久しぶりであった。
5-31
(土) 白州塩沢温泉
(山梨) フォッサマグナ
の湯 700円
夕方の訪問で、浴室は混んでおり、
写真はなし。 料金体系がかなり細かく設定してあり、そんな中、町民は350円であった。遠方から来ている人から、倍の金額を徴収しなくても良いように思うのだが・・・。要するに内側を向いた、町内優先の施設であると言う事だろう。湯は軽く硫黄臭がして、露天を含めた3つの浴槽に、各々の温度の湯が溜めてある。源泉は33℃ほどなので、全て加温してあるようだ。柔らかい湯で、温めに設定してあるので、ゆっくり浸かる事ができる。
5-31
(土) 伊那市高遠
(長野)山室鉱泉
元湯
現在は営業をしていないが、再開情報を現地館主から得られたので書いておく。最短であと1ヶ月程で、再開出来る環境にあるようである。が何時という事は言及はしなかった。一度廃業し、所有者が代わり、それにより再度ゼロから役所の審査を受けねばならないと言っていた。ここの館主は、とても人の良い方で、今現在でも無料で部屋を貸し出していると言う。電話さえすれば誰にでも提供するようである。WEBで検索すると、不思議な記事がいくつかあったのだが、からくりはこの部分のようであった。
5-25
(日) まえばし駅前
(群馬) ゆ〜ゆ
600円
内湯
露天。 2回目の訪問となる。少し改装してリニューアルしたとの事で出向いてみた。ここの湯は、その泉質の良さから既に有名になり、各雑誌で取り上げられている。前橋駅前でありながら、ミネラル分を多く含んだ湯は、見た目でもそれが判るようである。 湯が良いので暖まりやすく、少し湯当たりする感じもあるので注意せねばならない。露天側に乾式サウナと湿式サウナが出来、楽しむことが出来た。街中であり、アクセスしやすい場所である。当然のように賑わっていた。
5-24
(土) 浅間温泉
(長野)枇杷の湯
800円
趣のある施設入口
内湯
やや小さいが屋根つき露天風呂
建屋を別にして野天風呂もある 温泉街の道は狭く、すれ違いが困難な場所も多い。そんな中、案内看板に導かれ、この施設に辿り着いた。駐車場から歩いてゆくと、なんとも趣のある白壁の門構えの施設があり、ちと周辺の宿とは違うのだが、玄関前の案内看板を読むと、松本藩における由緒正しき湯御殿であったのだそうだ。中に入ると落ち着いた造りの室内であり、窓から見える庭は見事に手入れされていた。浴室はさほど広くはないが、湯量は多い。ここは飲泉も可能であり、かけ流しである。湯は無味無臭であるが、スベスベツルツルになる湯で、湯温はやや温く長く入っていることが出来る。こことは別に離れがあり、そこは岩風呂的な野天湯がある。周辺の新緑と相成って気持ちよく入浴が出来た。泉質からか老舗と言う部分からか、訪れる人は多い。
5-18
(日) 応徳温泉
(群馬) くつろぎの湯
道の駅 六合 400円
道の駅の裏手にある
湯壷はやや小さい 「道の駅 六合」があることさえ知らなかったのだが、そこに温泉も併設されていた。道の駅の駐車場から裏手に回り込むように下って行くと広い駐車場がある。中に入るとやや暗い施設であるが、それを払拭するかのような、明るい番台さんが待っている。何事も人次第で雰囲気は変わるものである。浴室は狭いのだが、湯は硫黄臭がして、これだけでリラックスできるほどであった。加水・加温なしのかけ流しと言う事で、源泉はやや高温であるが、湯壷の中はやや温いのんびり入れる温度になっていた。外に見える新緑も美しく、いい湯であった。
5-11
(日) 磯部温泉
(群馬) 足湯
無料
近くにお酒を買いに行ったので、ふらっと立ち寄ってみる。外気温が低い日で、とても気持ちよく入ることが出来た。足湯は外野から見ても、入っている方にしても風情がある。子連れで近所の方も入りに来ていた。世間話も弾み、会話を楽しむのも足湯の醍醐味かも。ほどほどに温まった所で磯部を後にした。
5-10
(土) 杉野沢温泉
(新潟)苗名の湯
450円
一見温泉施設と判らない感じ
内湯のみ 土曜日の昼ごろの訪問であったが、利用者は誰も居なかった。内湯のみで、お湯はかなりの量が流れ出ていたのだが、オーバーフローしては居なかったので、循環のようである。やや高めの設定であり、あまり長くは入れなかった。ただこの日は3度まで冷え込み、この暖かさはありがたい。隣接するお蕎麦屋さんも姉妹店で、お蕎麦や利用後に再びお風呂に入る事も可能のようであった。
5-6
(火) 前橋荻窪温泉
(群馬) あいのやまの湯
500円
荻窪公園内
露天風呂 赤城山麓の荻窪公園内にある。トップがすばらしいのだろうが、どの従業員も対応が良い。湯は毎日抜き換えをしているとの事で、確かに浴槽内や湯はとても綺麗であった。やや温い湯であるがのんびりと浸かるには最適温度であった。温過ぎず熱過ぎず、そして湯は柔らかい。館内は所狭しと掲示物があり、イベントも多いようであった。メガネの人、ひげの人、そしてかつらの人が無料になる日も設定してあった。前向きな面白い施設である。プールも併設され、家族連れも多く見られた。
5-4
(日) 栗原市
(宮城) 駒の湯温泉
400円
まだ新しい建物
かけ流しで湯量豊富 栗駒山の帰りに立ち寄る。建て直したのか、かなり新しい造りであった。湯は軽く硫黄臭がし、やや温度は低い。かけ流しの太い流れが注ぎ込まれている湯船からは、大きな窓ごしに新緑が目に飛び込んでくる。この窓はとても綺麗に掃除されており、ここから見える景色は宿の売りのようである。湯が温いので、いくらでも入っていられる湯であった。浴室全体が木の床で出来ており、カランは2箇所しかない。純粋にお湯を楽しむ湯宿のようである。有料休憩室はあるが、無料の場所がロビーしかない。分煙もされていないので、ここら辺は気になった。
5-3
(土) 野口温泉
(山形) 戸沢村いきいきランド ぽんぽ館
350円
照明がやや暗い施設である
メインとなる内湯 「道の駅 とざわ」の北6キロほどの場所に位置する。施設全体として、照明がかなり暗い設定になっている。これには最後まで目が慣れなかった。ただ350円にしてシャンプーも石鹸もあり、湯はヌルヌルツルツルの美肌の湯であった。入った瞬間にヌメリを感じる湯で、なかなか良い湯であった。この他に薬湯と砂風呂があるのだが、この日は砂風呂はやっていなかった。ここの砂風呂はかなり自慢の風呂らしい。この付近の温泉は、ほとんどが400円以下の設定になっており、安くてよいお湯が楽しめるようである。
4-28
(月) 西表島
(沖縄) 西表島温泉
1500円
入口はホテルの裏手にある
内湯はやや狭い
少々温い露天八重山諸島唯一の温泉であり、いくら高くとも入っておかねばならなかった。パイヌマヤリゾートと言うホテルがやっている温泉で、ホテルの裏手にこの温泉はある。内湯はやや狭く、5人ほど入ればいっぱいの様な大きさであった。内湯と露天を比べると内湯の方が高い温度になっていた。露天に浸かりながら、沖縄で温泉に入れていることを感慨深く思ってしまう。外気温が高い所であるので、やや温めの設定にしてあるのかもしれない。この他に水着着用で入る温泉もあるのだが、温泉は裸と決め込んでいるので、そちらは入ることは無かった。ここは旅人に優しく、外にコインランドリーが設置してある。何時でもそれが利用できるわけで、今回は便利に使わせていただいた。
4-19
(土) 明野温泉
(山梨) 太陽館
茅の湯 700円
閉鎖的な入口
内湯のみ 明野町ひまわりの丘にある施設である。料金は地元とビジターとで価格差があるようである。内部は内湯のみで、やや狭いが、抜群の展望がある。この日はガスが垂れ込めていたが、鳳凰三山をはじめ甲斐駒や鋸岳を見るには邪魔する物は何も無い。これで露天風呂があったならばと思いたいのだが、残念ながら無い。湯もなかなか良く、泉質から肌がすべすべになる。源泉温度が45度で、それでいて加温してあると書いてあったが、かけ流しでも良いような・・・。カランの水圧も十分で満足できる施設であった。
4-13
(日) 伊香保温泉
(群馬) 大江戸温泉
物語 840円
内湯(温泉ではない)
露天(温泉)
かま風呂 大江戸温泉物語と言えば、高速を走る温泉ローリーをよく目にするので知名度はあると思う。伊香保にもその支店と言うべき宿が出来た。12時に出向いたのだが、風呂の掃除中で、20分ほど待たされる。通常10時くらいがオープンなのだろうが、ここは12時であった。さらには20分も待たされるとは・・・。ロービーで待機していると、フロント男性の従業員同士の会話が自然と耳に入るのだが、全く教育がなっていない会話をしていた。さて風呂だが、内湯は水道水で、露天のみが温泉となる。露天の湯壷は3人も入れば一杯になるような小さなものであった。この宿で、伊香保の湯を楽しむにはこの露天しかないのだが、混んでいたら入れないまま帰る事も有り得る。内湯も温泉水にして欲しいが、湯壷に対して割り当て流量が足らないのであろう。かま風呂は、床が熱過ぎて、寝ているには、背中の熱さとの我慢比べの様相であった。
4-12
(土) 川古温泉
(群馬) 濱屋旅館
1000円
駐車スペースは手前80m付近
内湯
混浴露天風呂 この温泉地は、ここの一軒宿になってしまっているようである。外来入浴ぎりぎりの時間に出向いたのだが、表示されている時間は、目安くらいで特に関係ないそうだ。浴室は男風呂と女風呂の内湯と、露天は混浴になる。湯は源泉かけ流しであり、源泉温度が39度ほどであり、この時期だと温く感じる。冬場はどうなのだろうか。露天に行くと女人が入っておりドキドキするが、既に成人式を4回ほど迎えたような方なので、一安心。ぬる湯なので、当然のように入浴時間が長くなる。本や飲料を持ち込んで。のんびり浸かっている方も居られた。赤谷川の流れの音を聞きながらのんびりと時間が流れる。山旅の疲れもあり、転寝をしながらの入浴となった。各浴槽がとても綺麗に掃除されているのが見受けられた。この湯の気持ち良さは、こんな部分からも感じられる。
4-6
(日) 切明温泉
(長野) 河原ノ野天風呂
無料
つり橋を渡って左岸に行く
高温源泉湧出槽
いくつも掘られた河原の湯壷 河原の露天風呂で有名なここは、いつも人気のようである。それならと、少し出足が鈍る(道路状況から)この時期に寄ってみようと思い立った。雄川閣の駐車場に入れてつり橋を渡り、雪を踏みしめてゆく。すると河原には先客が居た。なんとニホンザルであった。入っていたかどうかは判らぬが・・・。河原で素っ裸になり、既に出来ている湯壷に入る。川底からいくつも気泡が上がり、そこから温かいお湯が沸きあがっている。雪を見ながら極楽極楽。熱くなれば川から引水して温度調整となる。自分なりの丁度良い温度が楽しめるわけである。湯を上がり着替えを済ませると、小学生の集団が入ってきた。皆水着を着ているのだが、ここは着て入る所だったのか。仮に入る時間を同じくしていたら、一人で素っ裸であり、恥ずかしかったかもしれない。それにしても良い湯であった。
3-30
(日) 四万温泉
(群馬) 御夢想の湯
無料
綺麗な外観
内湯
足湯 日向見地区は四万温泉の発祥の地らしい。ここはその最奥にある。20台ほど置ける駐車場があり、綺麗な外観の建てやで、それとすぐに判る。寸志くらい取っても良いように思ったが、徴収ボックスは無かった。内部は狭く、脱衣ボックスは4人分。湯壷は黒御影石をくりぬいたもので、2人入れば定員となる。たまたま他に客が居らず、一人でのんびりと堪能できた。一人で入れればまるで大名気分である。日曜日であることを思うととてもラッキーであった。かけ流しの湯はやや熱く、常に沢水か冷水が注ぎ込まれていた。当然石鹸類は置いていない。外には足湯もあり、混んでいた場合はここを利用し順番待ちか。自然の景色を見ながら入る足湯も気持ちいいだろう。
3-23
(日) 鳳珠郡能都町
(石川) 健康福祉の郷
なごみ 450円
外には常にBGMが流れる
内湯
露天 能都町の七見ポケットパーク内に出来た温泉である。値段が450円だが、洗剤類は置いていない。朝のオープンしたてでの訪問で、のんびりと浸かる。湯は塩分が強く。塩化物強塩泉の部類となる。少し口に触れると、まるで味噌汁を飲んでいるかのような感じであった。露天はやや幅が狭く、一人で入っていても閉所感がある。すぐ前は海なのだが、木塀があり、風呂に入りながら望むことは出来ない。おそらく冬の風対策のための塀なのだろう。ちと勿体無いが、しょうがないか・・・。施設に対して湯壷が全体的に狭く感じる。逆を言うと、ゆったりとした広々した空間がある浴室になっていた。
プールも併設され、別料金で楽しむ事もできる。
3-22
(土) 鳳珠郡穴水町
(石川) のと ふれあい文化センター
300円
泊まりも可能 穴水には温泉が数えるほどしかないのだが、真和温泉に行くと、廃業した様子でやっていなかった。やむなく温泉ではないが、ここでさっぱりすることにした。丁度児童が合宿中のようであり、風呂場は大賑わいであった。湯は熱めの設定で、入った感のある湯であった。ちなみに翌日、二子山温泉にも行ったが、ここも廃業していた。
3-16
(日) 別所温泉
(長野) 石湯
150円
立派な造りで出迎える
岩風呂的内湯 別所温泉を代表する共同浴場である。しかし・・・。入るやいなやタバコ臭い。脱衣場がタバコの臭いで充満している。どうも番台に座っている方が吸われているようで、それが流れてきているようであった。湯はとても良かったのだが、湯上りに再び・・・。これには閉口してしまった。タバコ吸いはタバコを吸わない人の気持ちは判らないのだろう。せっかく出向いたのにこの通りタバコのコメントばかりになってしまう・・・。
3-15
(土) 大町市
(長野) 上原の湯
400円
内部写真撮れず 「わっぱらのゆ」と読む。明るく小奇麗な施設であった。源泉温度が74度あり、加水して温度調整をしているようだが、それでも熱かった。利用者は老人が多く、体の不自由な方も多々見られた。地域の方が多く利用するようである。カランの水圧も適当で、全てにストレス無く利用できる施設であった。
3-9
(日) 東吾妻町
(群馬) 根小屋乃湯
(根小屋城温泉) 400円
静かな佇まい
内湯
露天 渋川市から県道35号線で東吾妻町に入り、右側を気にしていると看板が見えてくる。多くの地図には温泉地が載っていないので、地図上で探すのは難しいかもしれない。受付には礼儀正しい若者が働いていた。浴室は、広い浴槽に熱い湯(42度〜41度)が溜められ、小さい円形の方に、それよりやや温い(40度ほど)湯が溜められていた。露天はさらに温い湯が溜められ、湯壷の中央と川側の2ヶ所から熱い湯が出ていた。熱いのを好む人は、この湯口近辺に陣取るのがいいだろう。広さも十分で、それらが自然と一体化し、リラクゼーション効果を増しているようであった。湯は柔らかく、よく暖まる湯であった。ヌル湯=長湯だからだろうか。石鹸はあるがシャンプーは常設していないので持込となる。食事も出来、卓球場も完備されていた。あまり混んでおらず、穴場的温泉地ではないだろうか。
3-6
(木) 高崎市
(群馬) 三福温泉
TESLA 400円
携帯v画像なので・・・
源泉水。夜中でも汲みに来ている
方が居られた 創造学園大学の4階にある。大学施設に有る温泉であり珍しい温泉と言えよう。同じフロアーには足湯もあり、こちらも居心地の良さそうな造りになっていた。浴室に入ると、ほのかに良い香りが漂っている。湯の匂いなのかと思ったが、浴槽に使用している古代檜の香りのようであった。さながら森林浴をしているような感じであった。湯は柔らかく、良く温まる。全体的にこじんまりとした施設なので、混み合うと狭く感じるだろうが、訪れた時はのんびりと利用させてもらった。部活帰りに入って行く学生(非常に礼儀正しい)も居るようで、見ているとツケで入っているようであった。
3-2
(日) 沢渡温泉
(群馬)
まるほん旅館
700円
秘湯を守る会の提燈が下がる。
湯壷の周りが洗い場
左上:湯壷のすぐ脇が脱衣場駐車場には「泊り客専用」とあるが、女将に聞いたら日帰り利用者も停めてOKとの事であった。あと、気になったのは、“初めてですか”と女将に聞かれ“ハイ”と言うと、“では700円です”と言われた。2回目以降はもう少し安いのかもしれない。長い通路を行くと、独特のつくりの浴室に行き着く。階段を挟んで写真のような湯壷が有る。白い湯の花も多く見られ、肌触りの良い湯が蓄えられていた。飲泉も可能であり、飲んでみる。泉質には含まれないのだが硫黄を含んだような味に思えた。トクトクと湯が流れ、明り取りの窓から日が差し、そこに湯気が映る。なんとも居心地が良い。ここは湯治場なので、俗に言う洗い場のカランが無い。洗う場合は湯壷の周りでと言う事になる。沢渡温泉=美人の湯。湯上りにスベスベになったのは言うまでもない。
2-23
(土) 那須塩原市
(栃木) 幸乃湯
500円
大正村 内
露天 内湯は湯気で撮影できず
露天の打たせ湯雪の降りしきる中、立ち寄る。風情のある構えで、値段もリーズナブル。湯気の立ち込める内湯は、スポット的にライトが照らされ、良い雰囲気を醸し出している。大理石で作られた湯壷は肌に触れる感触も良く、湯の良さと相成って気持ちが良い。スキー場帰りの若者でさえ“このお湯、いいな〜”などと言っていた。飲泉も可能で、飲んでみると無味無臭で、飲み易いお湯であった。次に露天。こちらはやや温いので長湯が可能。打たせ湯は、驚くほどの水圧で、最初はその強さに痛いほどであったが、慣れてくると気持ちが良い。雪が降り続き、雪見風呂であったのだが、湯気が立ちこめ、ほとんど視界が無いような状態であった。時間が無く、烏の行水であったが、次回はのんびりと訪れたい湯宿であった。
2-17
(日) 谷川温泉
(群馬)湯テルメ谷川
550円
雪の降りしきる中。
2-16
(土) 木曽福島町
(長野) 駒の湯
700円
静かな佇まい
内湯
露天:薬湯訪問するまでは鄙びた湯宿を連想していたのだが、意外や立派な建物で率直なところ驚いた。玄関を入ると愛想の良い番頭さんが丁寧に出迎えてくれる。浴室には他に客が居らず、窓から入る日差しを浴びながらのんびりと浸かる事が出来た。露天は薬湯らしのだが、鈍感なせいか今ひとつそれらが感じ取れなかった。流れ出る湯の音を聞きながら、降り積もった雪を見る。極楽極楽・・・。
2-10
(日) 伊香保温泉
(群馬) かのうや
1000円
右にケーブルの軌道が見える。
内湯
露天(屋根つき) 伊香保において、ケーブルに乗って風呂に行く宿として有名な場所である。3連休であり温泉地内は人でごった返していたが、この宿は静かで、訪れた時の利用者は私だけであった。内湯は熱く、露天の方は温く設定してある。露天に浸かりながら外の雪化粧を眺める。すると斜面に生えた杉の木にヤマバトが訪れ、こちらを見下ろしていた。なんとものんびりとした時間が流れる。少し気になったのは加温のボイラー音で、これさえなければ、もっと好印象であった。脱衣場の高級マッサージ機が無料であり、せっかくなので利用させてもらう。料金は1000円であるが、ケーブル+風呂+マッサージ機とするならは、そう高くは無いのである。
2-9
(土) 南箕輪村
(長野) 大芝の湯
500円
雪の降りしきる中
露天のみ撮影大雪の中、暖かいここは大人気であった。施設内の随所に床暖房が効いていて居心地が良い。内湯はやや温めの41度ほど、露天はそれよりは高く設定してあった。内湯の場合は、いくらでも入っていられるような状況で、長湯の人が多く見られた。降雪は最高潮であり、露天に浸かりながらの雪見風呂は、なんとも風情のあるものであった。混んでは居たが、それを感じさせないような開放感のある施設であった。洗い場には、高さ600mmほどの椅子形式の場所が設けられており、膝の悪い私にとっては嬉しい設備であった。
2-6
(水) 由利本荘市
(秋田) ぽぽろっこ
500円
道の駅 大内 内
内湯
露天 道の駅 はーとぽーと大内の敷地内にある。JRの駅もあり、車と電車と双方においての駅でもある。今回はここに宿を取った。温泉であるようなのだが、その泉質に関する記述はどこにも書いてない。湯はかなりカルキ臭のするものであった。ただ湯量は豊富で、内湯、露天共々にかなりの流量で流れ込んでいた。掛け流しなのか、循環なのかも不明。雪の降る中しっぽりと浸かる。天候と路面状況の関係か、さほど混んでおらず、ゆっくりと入ることが出来た。
2-3
(日) 下仁田町西野牧
(群馬)芹の湯
500円
鄙びた感じ
独特の湯船。湯船を挟んで洗い場がある。 掛け流し状態で、湯は綺麗であった。現地までに道標が少なく、分岐箇所にも案内が無い所があり、かなり迷った挙句に到着した。中に入ると気さくな女将が出迎えてくれた。広間が二つあり、薪ストーブが暖かい。脱衣場は暗く、目が慣れるまで時間が掛かる。浴室は縦長で、奥の方は後から増築(設)したような感じで、湯船を挟んで手前と奥に洗い場がある珍しい造りであった。湯は予想外に良く、少し浸かっただけで肌がヌルヌルスベスベになった。源泉があったので、少し口に含んだが、至極しょっぱいのであった。こんな山奥で、これほどしょっぱい水が沸くとは摩訶不思議である。場所柄かシャワー圧がかなり低い。洗い場施設は二の次で、純粋に湯を楽しみに出向くのがいいだろう。
1-26
(土) 下諏訪温泉
(長野)六峰温泉
300円
現在はここからの出入りは出来ない
44度の湯壷 そば蔵の店内から階段を下って行く。脱衣場の床はかなり濡れていた。二重の扉を経て浴室に入るとトクトクと湯が流れ込む湯壷が待っていた。外で源泉温度を確認していたので覚悟は出来ているものの、いざ入ってみると流石に熱い。温度計を見ると44度であった。シカシカと体に染み入る熱さである。軽く硫黄臭がして心地いいのだが、ただただ熱い。長湯は出来ず、まさに烏の行水であった。
1-20
(日) 菱野温泉
(長野) 常盤館
1000円
雰囲気のある玄関
内湯 湯気で見えませんが・・・。
大桶風呂(露天)
小桶風呂(露天 熱湯)
泡風呂(露天 温湯)浅間山の裾野、登山ケーブルで行く温泉として有名な場所である。ロビーに入ると長野らしいペレットストーブが出迎えてくれる。そしてケーブルカーに乗り込み「雲の助」(展望露天風呂)へ。100mちょっとの距離なのだが、自分で始動ボタンを押すのでなんともワクワクする。上層の雲の助に入ると、今度は熱いくらいの薪ストーブが出迎える。そして風呂へ。 内湯は湯気でモクモクで視覚からも暖かさが感じられる。露天に出るが外気温はマイナス2度、すぐさま大桶風呂に入る。八ヶ岳や上信越の山々を遠望しながら極楽極楽。難を申せば、この時期なので凍っている場所が多く、お子さんらが転んでいた。まーしょうがないか。小桶風呂は湯壷が小さいので、同じ温度で流入してもやや高い温度を保っていると言う事のようであった。アミューズメント的な湯壷の配置と、そして展望とで、大人も子供も楽しめる場所であり、ことに家族連れが多く見られた。少しカランの水圧が低く感じられたが、これは場所柄しょうがないだろう。あとここのタオルの無料貸し出しサービスは、出来そうで出来ないサービスであり、ありがたい。休憩室では、単眼鏡を覗くバードウォッチングの方も居られた。忘れてはいけないが、湯も悪くは無い。単純泉なので突出した部分が無いが、気持ちよい湯であった。
1-19
(土) 竜島温泉
(長野)せせらぎの湯
500円
建屋の西側には温泉スタンドあり
内湯 露天は混んでいて撮影出来ず 「すべすべ・つるつる温泉」に名前を変えた方が良いのではと思うほどにつるつるのお湯であった。女性の方には嬉しい温泉であろう。源泉が40度で湧出しているので加温はしているようだが、湧出口からはトクトクとお湯が流れ、湯船からは常にオーバーフローしているかけ流し。内湯は温度がやや高めにしてあり、露天はそれよりは少し温い。浸かっているとラドン温泉のように汗が出てくる。私はあまり汗をかかないのだが、ここの湯は不思議と汗をかいた。内部から暖めてくれているという事だろう。
1-13
(日) 坂城町
(長野)びんぐし
湯さん館 500円
独特の長細い玄関ロビー
坂城の町を見下ろす露天風呂 源泉かけ流し、それも源泉温度が45度と言う最適温度。今は冬なので浴槽によっては加温しているようであるが、源泉が流れ込む樽風呂などは至極気持ちが良い。軽く硫黄臭がしており温泉気分をかき立てる。露天から展望はご覧の通りなのだが、内湯からも露天とそん色ないほどの展望が楽しめる。値段も手頃であり、沢山の人が訪れていた。飲泉も可能であるが、硫黄泉なので飲み過ぎは下痢になるようである。休憩室も分煙されており、湯と値段と施設と三拍子揃った温泉であった。
1-12
(土) 独鈷温泉
(長野)竜の湯
500円
雪の降りしきる中
露天 別所温泉に寄ろうと思ったが、小正月でもあり大混雑。山を越えてこちらに逃げてきた。降雪も最高潮で、暖かさを求めてか駐車場は満杯であった。浴室に入ると独特の匂いがする。内湯には無いが、露天には結構に湯の花が混ざっていた。どうも露天の方がより源泉に近いようだ。真っ白になった里を見下ろし、露天に舞い込む雪を見ながら極楽極楽。 苦言を申せば、ロビーが分煙されておらず、せっかくの湯上りに臭い匂いが着いてしまった。外に出て源泉も飲んでみた。たまご臭がして飲み易いとは言い難いが、体にはいいのだろう。
1-6
(日)
田沢温泉
(長野) 有乳湯
200円
駐車場は施設裏手
内湯
足湯 前日に続き、ここもすばらしい湯であった。軽い硫黄臭がし、浸かっていると体に気泡が纏わり付く。この時期だと源泉は少し冷たいようで、加温はしているようである。しかし温すぎず熱すぎず、何時間でも入っていられるような湯であった。ここの効果は目で見て判る。湯上りに肌に水滴を乗せると、まるで玉のように弾くのであった。スベスベツルツルになるのである。カランからのお湯は源泉を出している。湯上りに足湯にも入ってみる。ここは源泉そのままで、少し温い感じがした。足湯だけに長く入っているには、外気温が冷たいと少し厳しいかもしれない。私は内湯に入っているので、ポカポカと入っていることが出来た。湯の良さを示すように、次から次へと客足は耐えない。 文句なしの良い湯であった。
1-5
(土) 川浦温泉
(山梨)山県館
1500円
名湯 山県館
せせらぎ之湯
せせらぎの湯(半露天)
信玄公岩風呂(混浴) 一度は寄りたいと思いつつ、なかなか寄れずに居たのがここである。烏の行水がほとんどの私には、少し高価なのであった。だが、入らぬことには物は語れない。立派なホテルであり、番頭さんが常に外に居て客を出迎えてくれる。最初に内湯のせせらぎ之湯に行く。独特の明るい造りで、脱衣場から雰囲気が違う。障子のような横にスライドする戸を開けると、心地よい硫黄臭。トクトクと流れ出すその湯量に、視覚も満足。そして浸かるとかけ流しでありながら柔らかい。飲泉もしてみるが、飲みやすい湯であった。露天に出てバイブラバスに浸かる。こちらは内湯と少し湯が違うようで、内湯よりさらっとしている感じか。15分ほど浸かり、次に岩風呂へ行く。エレベーターで下り長い通路を行くと、予想外の人の多さ。混浴であり、若い女人も居た。湯に浸かり目を閉じると寝てしまいそうに気持ち良い。何時間でも入っていられそうで、皆周囲も長湯であった。湯上りに番頭さんに“良いお湯でした”と声を帰ると“湯には自信があるもので”と返ってきた。さすが名湯である。
1-3
(木) 前橋
(群馬)華の湯
600円
大混雑に付き内部写真なし 以前は温泉として宣伝していたが、一連の温泉偽装問題が発覚してから「準温泉」として売る出すようになった。だからと言って二番煎じとか擬似的なものではなく、ここのミネラル光明石風呂と言うのは、温まる湯であるように感じた。丁度三が日でもあり、大混雑であった。
1-2
(水) 浜平温泉
(群馬)しおじの湯
500円
正月らしく松飾がある。
内湯(人影は露天側)
浜平鉱泉が源泉の湯壷(露天)
湯ノ沢の湯を溜めた露天 前回の訪問はプレオープンの時であった。それからかなり経過するのだが、浴室に入ると相変わらず檜の良い匂いが漂っていた。正月でもあり、湯船に柚子を浮かべるサービスをしていた。 露天に出ると、新たに一人用の浴槽が増設され、そこに浜平鉱泉(温泉)の湯が引泉されていた。源泉地で見たのと同じ、やや白濁したお湯が溜められている。解説文には湯が強いので薄めてあるとの文言もあった。旧浜平温泉が廃業してから行く年月、やっと浜平の湯に体を沈めることが出来た。誰もこの湯の良泉さを知らぬのか、利用する方は居なく、一人で楽しむ事が出来た。相変わらずの部分では、カランの水量が弱い。立地的に水圧が低いのだろう。
1-1
(火) 長門温泉
(長野)やすらぎの湯
500円
施設前は老人と障害者用駐車場
内湯
「道の駅 マルメロの駅ながと」に隣接している。そのせいか風呂施設としての駐車場がやや狭い感じがした。中に入って判ったのだが、収容人数があまり多くないようであった。浴槽は窓ガラスに沿うように細長く造られていて、外には釜風呂が一つと東屋風の露天風呂がある。湯はなかなか良い湯であり、柔らかい湯であった。ここは泉質が売りらしく、かなり宣伝している部分らしい。休憩室が完全に分煙化されており、私には嬉しい施設であった。お風呂より気になったのが、ここで売っているカリンソフトであった。残念ながらこの時期は売っていないようであった。