2011年
大雪の中、山中で遊び。その後での温泉であり、言うまでもなく気持ちいい。寒ければ寒いほど、湯の温かさが染み渡る感じ。そして悴んだ末端が、みるみる暖まってゆく感じ。
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月日
温泉地
施設名
画像 他
コメント
12月31日(土)
100
京ヶ島温泉
(群馬・高崎市) 湯都里
画像なし
大晦日。こんなに人が入れるんだと言うほどに芋の子状態。これぞスーパー銭湯と言うべきか。街中にあり、アクセスし易さも、利用者の多さを後押ししているよう。とっぷりと浸かり、これで100湯目。今年も良く入った。
12月24日(土)
99
しもつま温泉
(茨城・下妻市) ビアスパーク
しもつま 700円
イルミネーションがされ
内湯
露天 スーパー銭湯のような場所に思え、少し敬遠していたが、それでも茨城では、温泉の場所が限られ、ここも入ってみることとした。一つにネーミングにビールを加味している部分。お風呂上りに美味しいビールが飲めると期待したから・・・。宿泊も出来るようであるが、その計算は事前に無く、お風呂のみで日帰り利用。
クリスマスイブの日。家族連れが目立ち、それとは対照的に、イブなんか関係ない男性が多々・・・温かいお湯で癒されていた。内湯の寝湯に横になる。ここの寝湯は、腰部に圧注栓があり、マッサージもしてくれ快適。プカプカと吹き上げるお湯に体を浮かしながらリラックス。
露天も熱すぎず温すぎずで快適。この湯はよくよく温まる湯であり、湯上りがしばらくぽかぽかであった。
6種ほどある地ビールの中から3種を選びお土産に。地ビールらしく飲み辛い物もあったが、とても美味しい物もあった。意外にいけると思えたのだった。
12月24日(土)
98
あそう温泉
(茨城・行方市) 白帆の湯
700円
ガラス張りの建物
開放感がある内湯
露天は目隠しがあり展望なし 霞ヶ浦の東岸。初茨城の温泉となる。施設全体に日差しを浴びて、とても暖かい館内。3階にある浴槽からは、その霞ヶ浦が一望出来、本当に開放的。内湯はやや消毒臭がするように感じたが、露天はそれが無かった。ここは露天の方が熱い設定になっている。熱湯好みは露天の方へ。しかし内湯の方が展望がいい。ジモティーは、そのほとんどが内湯に居た。
立地条件の良い湯であり、まったりと出来る。山と同様で、展望のあるお湯というのは有利であると思えた。ガラス張り部が多く、清潔感があり利用しやすい施設と言えよう。
12月23日(金)
97
七里川温泉
(千葉・君津市) いろりの宿
990円
敷地入口には獅子脅しがある
内湯
手前の露天
奥の露天 大々的に地図に出ていない場所であり、たまたま通過したら在った場所。そしてこの千葉にして「硫黄泉」が楽しめると書かれており、躊躇したがユーターンして入ってみる。入口を入ると、プーンと炭の臭い。そこでは囲炉裏が用意され、焼き物が出来る様になっていた。風呂上りに楽しんでいるのか、ビールを片手に談笑している風景がある。風合いは、能登は穴水の朱鷺の荘みたいな感じに思えた。
さて温泉。内湯に入るも、思ったほど硫黄の感じがしない。ただし注意深く神経を研ぎ澄ますと、硫黄臭がしてくる。源泉は16度ほどのようで沸かし湯である。とろりとした柔らかい湯。露天は脱衣場を経て山手側に上がって行く。浴槽のタイルの関係か、泉質の関係か、手前の露天が緑色であるのに対し、奥の木の浴槽は透明。違った湯が入っているかのように思えた。寒風が吹きすさび、時折小雪が舞う中、温かい湯に包まれる。いくらでも入っていられそうな、そんな湯であった。
しかし、しょうがないのだろうが利用料は高価。費用対効果の部分は、お湯の良さが全てをカバーしているとは感じず、休憩する場所の囲炉裏の所も、常連が陣取り・・・。施設全体を見た場合の利用料としては、高く感じる。
でもでも、ここにして硫黄泉に入れる。
12月10日(土)
96
医泉寺温泉
(長野・喬木村) ヘルシー温泉
小川乃湯 400円
日帰りはこの左側入口から
内湯のみ 少し寂れた感が強く、入るのに躊躇したくなるような構えだった。館内も暗く、浴室もまた暗かった。それでもトクトクと湯が流れ出ている。これだけは幸い。源泉が17度くらいだから、加温しての現在の温度。利用者は、私のほかに一人。ゆっくりと広々利用させていただいた。
困った事にカランからのお湯の温度が上がらない。20度台のように冷たく感じた。仕方なくカランは諦め湯船のお湯を利用する。寂れる要素は色々あるようである。
大戦中は松本陸軍病院の療養所だったそうな。それほどに認められた湯であるよう。わずかにヌルスベな感じがとても肌に優しい。謂れの多い湯宿の様子。戦国時代まで遡り語られるよう。
12月 4日(日)
95
おぶせ温泉
(長野・小布施町) 穴観音の湯
600円
画像なし 2回目の訪問。相変わらずのいい湯であった。白濁した硫黄泉。最高に温泉気分が高まる。とっぷりと浸かり体から、鼻腔から、その全てから味わう。露天では、冷気に晒されながら温かいお湯を楽しむ。ただし、前回も思ったのだが、ポンプアップの音なのか、かなり騒音に近い。たまにドキッとしたりする。何とかならないものか。でも、まあ、これもここらしいのかも。
12月 3日(土)
94
安代温泉
(長野・山ノ内町) 安代大湯
(山崎屋)
鍵を持たないと入れない
中央の塩ビパイプがミソ。 山崎屋さんに宿泊し、外湯を利用する。誰しもが入れる湯場でなく、鍵を持たずして中に入ることができない。その鍵を宿に借りて、晴れて入浴。
かなり熱いと聞いていたが、なんとか入れる温度。それにはタネがあり。熱湯が出ている口から、それを逃がすように塩ビパイプが渡されていた。もしこれがトクトクと湯船に流されていたら、間違いなく入れなかっただろう。
一旦入ってしまえば、その湯がジワーッと体に沁みる。
ここは掛け湯でも十分堪能できるお湯。熱い湯は往々にして温まり難いと言われているが、ここのお湯は良く温まった。
湯上りに屋根の上を見上げると、白い湯気が上がっていた。これぞ温泉街の風景。
12月 3日(土)
93
間山温泉
(長野・中野市) ぽんぽこの湯
500円
間山温泉公園下
内湯
景色抜群の露天 雨の日、濡れた体で訪れる。休憩料金を別料金としていて、休憩しないなら350円で利用できる。市民とビジターとを分けていないところがすばらしい。分別している温泉は見習って欲しかったりする。
内湯はやや熱く、冷えた体にお湯のありがたさが染入る感じ。一方の露天は、水流を強くして流水のような湯壷になっていた。いつもかもかき混ぜている状態になるか、そのために少し温めに感じた。ただし、その為の長湯が可能。そしてなんと言っても、ここからの展望は素晴らしい。眼下にりんご畑、田園風景が広がる。
湯上りに手打ち蕎麦を頂いた。蕎麦道場があり、毎日ここで打つそうだ。美味しいお蕎麦だった。
駐車場上の温泉公園に行ってみる。するとレストハウスの場所に、露天風呂のような湯壷があった。ここにもその昔は浴槽があったのか・・・。
11月27日(日)
吉田温泉
(香川・小豆島町) ふれあいの湯
キャンプ場の 出向いたが、なんと13時からの営業であった。フェリーの前に入ろうと思っていたのだが、予定が狂ってしまった。判っていればば、前日に入っていたのに・・・。
11月26日(土)
92
小豆島温泉
(香川・土庄町) 塩の湯
600円
ホテルのお風呂
内湯のみ。右が源泉槽。 島で公共の湯は「吉田温泉」とされている。ただし探すとちらほらと日帰り入浴施設がある。ここもその一つ。近くにはオリーブ温泉もある。
源泉は、かなりしおっぱい。顔でも洗おうものなら、目に沁みて・・・。体にかすり傷があっても凄い事になる。海が近いから、これもありだが、なにせしょっぱい。その塩化物泉で温まろうとのんびりと浸かる。やや温く設定してあり、長湯が可能。湯上りの休憩所が無いのが辛いところ。ビジターへの配慮が微妙と言えるか・・・。風呂上りに泊り客の夕食風景を見ながら廊下を通過。見てるこっちが気を使ってしまうほど。少しアプローチの通路を変えたほうがいいような。
11月20日(日)
91
西条温泉
(長野・筑北村) とくら
400円
体育館併設の宿泊施設
内湯のみ この界隈がほとんど未開エリア。まずは西条温泉へ切り込んでゆく。玄関では源泉が細く流れている。触ってみると冷たく、そこで鉱泉と理解する。浴室に入ると、感激の硫黄臭。この臭いがあるだけで、どれだけ温泉気分が高まるか。湯温はさほど高くないので長湯が可能。僅かに白濁した湯の中に湯の花も舞う。派手さは無いが、全ては湯がカバーしてくれる。注意は、かけ流しのように湯が流れ込んできているが、これは源泉の冷鉱泉。温かいと思って触ると冷たいのだった。湯船の縁に首を掛け、プカプカと浮きながら長湯を楽しむ。一つだけ難を申せば、湯上りに休憩しているとカラオケが聞こえてきていた。この音が無ければ完璧だったのだが・・・。でもでもいい温泉と思えた。
11月19日(土)
90
十谷温泉
(山梨・鰍沢町)
山の湯
500円
駐車場から下って行く
内湯のみ。展望良し。 山でずぶ濡れになり現地入り。駐車場からコンクリートの階段を降りて行くと、途中右側に受付らしき場所があり、そこで500円を支払う。そこからさらに降りて行き、左側に湯殿がある。天候の為か、利用者はおらずのびのび使わせてもらう。檜を使用しているのか、湯船の香りが浴室中に満ちており、かなりリラックスできる。40度ほどか、ゆっくり入るには程よい温度で、ガスに煙る周囲の山塊を見ながらしっぽりと浸かる。その景色は冷たい雨。浸かっている状態を視覚が温かくしてくれていた。カランは3つ。うち鏡付きは一箇所のみ。その簡素な感じが嫌いでない。晴れていれば明るい浴室だろう。誰も居ない事で、最高に気持ちよく入らせていただいた。
11月12日(土)
89
フォッサマグナ
糸魚川温泉
(新潟・糸魚川市) ひすいの湯
1000円
隣接ホテルは閉館
熱めの内湯
露天 入るなり、ちょっと躊躇してしまった。1000円とは想定しておらず、高価に感じた。しかし、休憩料金(2000円)で翌朝まで滞在出来るという事から、その手の施設としてみれば少し納得。外観上は、もう少し安そうに見えていたので、横のホテル並みに高級感を出していればそれは無かったような・・・。その横のホテルは今年の7月に閉館に入った。色々あってのこの値段なのだろう。
入るなり、独特の臭気が気になる。なんとも言えない、日頃は嗅がないような匂い。その湯は非常にしょっぱく、源泉温が高いので薄めている様子。内湯槽は、あつ湯とぬる湯が設けられており、ぬる湯(寝湯)の方でのんびりと浸かる。次ぎに露天に出るのだが、自然の中に居る風合いがあるのだが、どうしてもこの臭気が邪魔をする。ここの温泉の良さを現すものかと思うのだが、終始気になる。まあこの臭気も含めて、フォッサマグナからの産物で、自己主張があるお湯と言えよう。カラスの行水派には、500円ほどであった欲しかったが、これはこれで良い体験。
11月 6日(日)
88
(長野・軽井沢町)
ゆうすげ温泉旅館
500円
周囲はテニスコート
内湯のみ 2000年に一度訪問したら、たまたまだろうが、休みだった。それ以後に出向いておらず、久々に訪問となった。
大粒の雨の中、車から出ると瞬時にずぶ濡れ、そのままロビーに入ると、かごの中から、「何してるの」なんて表情のウサギが出迎えてくれた。かなり特異なロビー。テーブルゲームなどもあり、少しレトロな感じが良い。
浴室は内湯のみで、やや尿素臭のような感じが鼻をつく。それはそれとして、温かい湯にホッコリと浸かる。利用者は他におらず独占状態。洗剤も揃い、軽井沢周辺の散策帰りにはもってこい。湯を上がると、何処かでスポーツをやってきた帰りだろう団体が入ってきた。安価で利用しやすい温泉と言えよう。
11月 5日(土)
87
(長野・ 上松町)ねざめホテル
500円
国民宿舎
内湯のみ 入るなり、ロビー内の男性から、「何処に登られてきました」と聞かれる。「糸瀬山ですよ」と返すと、「展望はどうでしたか」と・・・。登山対象の山が多い立地条件。客へのコミュニケーション術に長けているよう。
ここはトロン温泉。よって造られた湯と言えようか。それでも、冷え切った体にここの温かい湯はありがたい。バブルバスにもなっていて、疲れを解してくれる。さっと短時間で上がるのだが、その後に大所帯が入ってきて間一髪。「寝覚の床」と言う景勝地があり、観光客の利用者も多いよう。
11月 3日(木)
86
臥龍温泉
(岐阜・高山市) 臥龍の郷
800円
宿泊可
少々高温の内湯
やや小ぶりな露天
森の中に居るよう 今年7月に閉館し、最近リニューアルオープンしたばかり。綺麗なロビーに出迎えられる。その前に、玄関にオーナーらしい方が、づっと立って客を迎えていた。
脱衣場には真新しいリクライニングの椅子。幸せそうにみな寝ていた。浴室は、洗い場がしっかり設けてあり、浴槽とのバランスが良い感じ。その内湯はやや熱いが、これからの時期なら良く温まるだろう。露天には、桶を擁した一人用の湯壷があり、これに入りながら雑木林を見ていると、とてもゆったりとした気持ちになれた。もう一つの露天は、利用している人の口々に、前回閉店する前との比較が語られていた。打たせ湯があったり、この湯壷も、以前はもう少し浅かったそうな。こちらは初めてであり、比べる物は皆無。ゆっくりと浸かって心と体を癒す。
アルカリ泉であり、僅かにヌルスベ感を感じた。
帰りにオーナーらしき方と会話する。本館で素泊まり4150円(朝食つき)、別館で3650円だそうだ。これは安い。温泉つきで・・・。気取らず、仲間との集いの場所に最適かも。さりとて、リニューアルしたので温泉施設は新しく、安かろう悪かろうではない。いつか利用してみようか。
10月29日(土)
85
五箇山温泉
(富山・南砺市) 五箇山荘
500円
2年前にリニューアル
やや熱めの内湯
ぬるめの露天 国民宿舎がリニューアルされ、驚くほど綺麗な施設に生まれ変わった。以前は通っても気にならないほどであったが、今は遠くから見ても目立つ建物に吸い寄せられる。料金も安価。
合掌集落の狭い路地の中に、傾斜を利用して造られたこの宿。大きな観光バスも入り、とても賑やかであった。
湯は単純泉のようであるが、有名座から林道を下ってきての、その林道入口付近にあり、ハイカーにとってはとても便利。温かいお湯に、疲れがほぐれる。露天に出ると、大きなスズメバチが水を飲みに来ていた。危険なように思えた一方で、自然が近くにありホンワカする。
合掌集落という、少し異文化を感じる観光地。その中においての温泉は、観光と抱き合わせで流行るだろう。周囲の路上では、筵の上で山菜を干している様子が見られた。それを避けながら通行するのだが、田舎だから有り得る事。ここにはここのルールがあるよう。
10月23日(日)
84
(山梨・富士吉田市) 不動ノ湯
800円
傾斜地に立つ
内湯のみ かなり狭い 不動尊よりの霊水を使ったお湯。浴室はかなり狭く、総勢で入れて5名だろうか、浴室に入り、その狭さに驚いたほど。狭い方は低温槽で、35度くらいの湯。もう一方も40度くらいのぬるめの温度にしてあった。ここは湯治の宿。これらの設定は、長く浸かれる様にしていると思われた。
登山口に近い場所にあり、私のようなハイカーの利用者も居た。しかしカランは3つ。おそらくここに寄る人は、初めて訪れる私のようなビジターなのだろう。お湯は気持ちよいのだが、何せ狭さによる圧迫感があるのだった。低温槽にじっくりと浸かる。気泡が皮膚を覆う。増富温泉を始め、山梨には冷泉が多い。これも文化なのかも。
10月22日(土)
83
箱山温泉
(長野・山ノ内町) 元湯 箱山温泉
500円
入口が駐車場側に無い
内湯はけっこう熱湯
露天はちょうど良いぬる湯 大変失礼だが、この場所に温泉があるとは・・・全く気づかなかった。その前に行ってみると、寂れた感じでやっていないように見えた。車を突っ込んでも入口が見えず・・・。しかし駐車場には5台ほど停まっている。半信半疑で奥の方へ進んで行くと玄関があり、ロビーでおばあちゃんが出迎えてくれた。意外やスタッフも4名ほど居り、ちゃんと経営しているのであった。入口をなぜに駐車場側に向けなかったのか。もしや、風の関係かもしれない。
浴室に入ると、良い感じの濁り湯。足を入れると、けっこうに熱い。ゆっくりと体を沈めてゆく。源泉が47度とあったので、そのままかけ流されているのかもしれない。このままでは長湯が出来ないので、露天に行く。雨の中、半分は屋根付きになっていて悪天時も安心。こちらはぬる湯で気持ち良い温度。のんびりと箱山を眺めながら浸かる事が出来る。香りも独特で、臭気でもリラックスできる感じであった。
一つ難は、カランのお湯が急激に熱いのが出てきていた。給湯器からの圧力の関係か。数回声に出しそうなほどに熱かった。それ以外は良い施設であった。
10月16日(日)
82
(静岡・裾野市) ヘルシーパーク
裾野 500円
開放感のある特異なデザイン
ゆったりとした内湯
こんな絵は初めてかも 現地に行くと、まずは休憩している様子が窓越しに見えてくる。これにより凄くリラックス効果がある。「ここに入るとのんびり出来るんだ」と意識づく、良いデザインだと思った。
一つ面倒なのは、ロビーで渡されたリストバンドの中に、ロッカーキーを入れる部分。このシステムは初めてなのだが、リストバンドと一体の方が便利。入れる手間、開ける手間が慣れない者には面倒だった。
さて浴槽。広くて開放感がある。そして富士がしっかりと見えている。ここは銭湯ではなく、本物の富士。なにせそれが見えることで気持ち良さが増す。
露天に出でると、さらにすばらしい。少し塀が邪魔に思うが、それでも流麗な富士を眺めながらの入浴は・・・最高な気分。うっとり目をつぶるのが勿体無いほどに、眺め見る。
湯は塩分の多い湯。美人の湯との事で、ヌルスベの湯かと思ったのだが、「しっとり」の方の美人の湯であった。
この施設のコンセプトは「開放感」で間違いないだろう。
10月15日(土)
81
御殿場温泉
(静岡・御殿場市)
御殿場市温泉会館
500円
第二駐車場が遠い
内湯のみだが好展望 夕刻からの利用。第一駐車場は満車で、第二駐車場に置かねばならないのだが、ここがやや遠く、少し粘って施設前に置く。浴室は内湯しかないものの、ここから見える御殿場市の夜景はみごと。窓の外を眺めながら気持ちよく入ることが出来る。浴槽の中央から源泉が出ているのだが、触れるとかなり熱い。浴槽の中に一箇所だけ石で出来た椅子がある。そこに腰掛半身浴。夜景を愛でながらのんびりと・・・。見ていると、非常に家族連れが多い。この周辺にしては安価だからだろうか。隣接するように、もう一つの施設が山手側にあるが、そこは高い。同じ湯なら・・・となるか。
10月10日(月)
80
和倉温泉
(石川・七尾市) 総湯
420円
この懐の広さは凄い
内湯が源泉
露天は違うのだろう
足湯の場所も完璧 総湯が完成した。山代温泉の総湯とほぼ同じ時期でもあり、その山代の立派な造りを見てからは、づっと気になっていた。そして立ち寄ると、すばらしきかな広い構え。この空間は訪れた人に感嘆の声を出させる為にあるのかも・・・。ちょっとオーバーか。
その広場の端に、温泉たまごを作る場所がある。ここのキャラクターが愛らしい。生卵をトプンと浸けて、施設内に入る。入るとすぐに観光案内所があり、ここも広く作られ、和倉の変遷を学ぶことが出来る。その奥がお風呂。プーンと檜の香り。能登だから、アテと言った方がいいか。なにせその香りにリラックスする。内湯が源泉で、強塩分のお湯がトクトクと流れ込んでいた。当然のように肌はしっとり。
露天に出ると、こちらの湯は少し違うようで、塩素臭がしていた。露天の方が温めに設定してあるので、長湯が出来る。温かい陽射しを受けながらまったりといきたいところだが、温泉たまごを作っているので、20分くらいで上がる事になる。
ここの休憩室は、施設に対してやや狭いように思えたが、連休だからだろう。外に出て、アツアツの温泉たまごを食べる。殻に着いた塩分を舐めると塩要らず。問答無用に上手に仕上がっている。遊び心があり、これは楽しい施設。足湯のデザインもいい。夕方でも温かいようにと位置を考えたのだろう、東側に造られたそこも、にこやかに足湯を楽しむ人の姿があった。以前の総湯と見違えるほど。これは人が呼べる。
10月9日(日)
79
金沢松島温泉
(石川・金沢市) テルメ金沢
画像なし
またまたここで一泊。三連休でもあり、珍しく入場整理券が配られていたようだった。ここの収容人数で、整理券が100番ほどになったそうな。凄い人気。
10月8日(土)
78
(長野・安曇野市) 長峰荘
400円
画像なし 二回目の訪問。ここが安曇野市の保養施設とは知らずに居たのだが、泊り客が意外に多い事が判った。リーズナブルなのだろう。露天で黄色い明かりに照らされながら、静かに浸かる。ここは私にとっての穴場。静かでいい。
10月1日(土)
77
(石川・金沢市) ゆめのゆ
1050円+α
画像なし 温泉なのか半信半疑だったのだが、しっかり温泉であった。近くのテルメ金沢と比べてしまう事はいけないのだろうが、何となく全体像は似ているような気がする。
休憩室で仮眠をして朝を迎えたのだが、冷房が効きすぎており、体が冷え切ってしまった。ここに温かい湯。嬉しいほどに温まった。この早朝の時間。高圧洗浄機で、浴室全体をくまなく掃除をしていた。そのスタッフの数6名。業者か、いつもなのか、綺麗な施設環境にするための作業。大掛かりな作業であり、ちょっと見入ってしまった。チェックアウト時には、栄養ドリンクもサービス。こんな言い方は失礼だが、意外にいい感じ。
9月28日(水)
76
(長野・飯田市) ほっ湯アップル
400円
天竜川がすぐ近くを流れる
開放的な造り 私の中で、ネーミングがスーパー銭湯のような感じに思え、知ってはいたが足を運ばなかった。それがそれが、調べるといい湯らしい。野暮用で飯田に出向いたので、寄ってみる事にした。
浴槽に沈むと、「オヤッ」。この場所にして意外にもヌルスベの美人の湯。そして硫黄臭も伴うような、腐卵臭のような・・・要するに硫化水素臭がする。よって温泉気分がかなり強くなるのだった。源泉は39度。これからの時期だと、ちと寒いが、長湯には最適。これほどの湯なら、もっとじっくり入りたかったが、時間が押していたので、10分ほどでカラスの行水。値段も手ごろ、洗剤も揃っている。少しアプローチの道が狭かったりするが、ご愛嬌。何せいい湯だった。
9月24日(土)
75
仏生山温泉
(香川・高松市) 仏生山温泉
天平湯 600円
独特のスクエアーな建物
やや高温の内湯
露天
低温炭酸泉 出向いて驚いた。あまり期待していなかったのが本音なのだが、デザイナーズスパとも言えよう、すばらしいデザインの建物。空間お使い方、空間の魅せ方がすばらしい。けっして広いわけではないが、そう見えるのが不思議。
湯は僅かにヌルスベのお湯。いわゆる美人の湯。内湯はやや熱めに設定してあり、このの浴槽は独特で縦長。横一列に並ぶように入るので、他人の視線が気にならないと言う利点もある。欠点とまではいかないが、カランが少しだけ少ないように思えた。
露天はよしずを利用した開放感のある和風な造り。トップリと浸かりながら施設の明かりの演出を楽しむ。もう一つ湯壷があり、こちらは極低温の炭酸泉。ここも長湯をするには気持ちがいい。気泡が全身を包むシュワシュワ温泉。20分くらい静かに沈む。
お湯良し、デザイン良し、サービス良しの三拍子揃った施設であった。値段も手ごろで利用しやすい。デザインがデザインだけに、若年層が多いようにも思えた。
鄙びた温泉もいいが、工夫されたこのような場所もまたよし・・・。
9月24日(土)
74
道後温泉
(愛媛・松山市) 道後温泉本館
400円
神の湯 松山の顔といっていい道後温泉。気持ち良さの先に、「混みあう」と言う部分が頭にあり、入浴時間を考えていた。出た答えは早朝。出向くと、流石に利用者は少ない。とは言っても、普通の温泉地よりはるかに多い。さすが道後温泉。色々コースが選べるが、短時間での利用なので、最安価の神の湯を利用。脱衣場からして風情があるのだが、浴室内はさらに感動。陶器で出来た壁絵に、その前からトクトクとお湯が出ている。体を沈め全身で道後のお湯を味わう。温度良し、肌触り良し、柔らかいお湯が全身を包み込む。やはりいいものはいいって事だろう。この空間、このお湯に大満足。そして朝風呂に入っているステイタス(笑)。
9月23日(金)
73
別子温泉
(愛媛・新居浜市) マインドピア別子
800円
迫力のある構え
洋風な内部
石積みの露天
日本三大銅山の一つの別子銅山。そこにある温泉。ここはタオルを貸し出してくれるシステム。よって手ぶらでも利用できる温泉となる。800円で入ったが、日によっては500円になるようだ。
エレベーターで4回まで上がると浴場がある。まず塩素臭が鼻をつく。まーこの御時世しょうがないだろう。
浴室内に入る。広い内湯には歩行浴が出来るようにもなっていた。なにせゆったりとした贅沢なつくり。そこに利用者がまばらに居る。湯は特に特徴は無いが、山で冷された体には、温かさが気持ちよく沁みる。
露天は、銅山の石組みをモチーフにしているのだろう。少し閉鎖的だが、これはこれで面白みがある。柔らかいお湯を感じながら、ウトウトと・・・。前夜の21時から動き続けて、既に16時。流石に温泉をありがたく思った。
9月19日(月)
72
(群馬・安中市)国民宿舎 妙義
400円
意外に人気
内湯のみ 温泉ではないが、裏妙義に位置し、ハイカーにおいては、温泉と同じほどに利用価値がある場所。
リーズナブルで、洗剤もそろい。過不足ない良い施設。品のいい優しいスタッフが出迎えてくれ、居心地もいい。
これで5度目の利用だったか。まだまだ裏妙義には入らねばならないから、今後もどんどん利用するだろう。
9月17日(土)
71
ニ王子温泉
(新潟・新発田市) ニ王子スパーク
500円
庭園内に
阿弥陀乃湯
薬師乃湯 出向いたら、受付で「洗い場がありませんがいいですか」と聞かれる。二王子岳と抱き合わせで訪れる人が多い為だろう。迷ったが、大汗をかいた後だったので、早くに沈没したく、500円を払う。
湯殿には確かに洗い場は無い。だが、ポツンと石鹸が置いてあった。奥の手もあるようで、我が思考も同じ行動をさせ、体を洗う。と言っても石鹸を使うわけではない。どうやら、下の川に鮭が戻って来たそうで、汚水を出さないよう、この処置をしている模様。
湯は特徴は無いが、田んぼを見ながらマッタリ入るのも悪くない。露天のあとは、内湯に行くが、こちらの方がやや熱い。なにせ人が居ない。大丈夫だろうかと心配してしまうほどに、自由に使わせていただいた。ちょっと困ったのが、蚊の多さ。蚊取り線香は炊いてあるのだが、僅かに動きを止めると、彼らに・・・。
入口には、人懐こい柴犬と、そして良くしゃべる九官鳥が居る。
9月11日(日)
70
かたくり温泉
(山形・鶴岡市) ぼんぼ
400円
田んぼの中の目立つ場所
内湯のみ タキタロウ山荘の小屋番に紹介してもらった場所。登山口から一番近い場所にある様子。そして400円と、このご時勢にしては安価。さらには洗剤類も揃っている。ただし、ここは内湯のみ。施設規模からして露天もあっても良さそうだが、小ぶりな内湯のみだった。
お湯は塩泉で、肌がしっとりとする。湯上りにはなかなか汗が引かないのが玉に瑕だが、よく温まるお湯と言う事。源泉温度は30度台で、加温して調整している。
ゆとりを優先させているのか、施設の空間の使い方がとてもゆったりとしている。窓の外の庭園の手入も綺麗。こじんまりとしているが、手抜きのない施設に感じた。
9月4日(日)
69
(長野・長野市) 若槻温泉
500円
住宅街を抜けて行くと
内湯(やや熱め)
露天(温湯) 長野市内には、意外に温泉場が多い。その周辺地域はかなり足を運んだが、中心部がドーナツ状に抜けていた。そしてピンポイントでここを目指す。
長野市内から牟礼方面に向かう、県道60号に乗ると、若槻小学校の北側付近で注意していると、進路(北側に進んだ場合)左側に小さな看板が一箇所ある。これを見落とすと他には無い。狭い住宅地を抜けて行くのだが、分岐点には道標がある。最後の最後まで狭く。施設に着くと、10台ほど停められる未舗装スペースに、こじんまりとした施設が待っていた。
なにせ、このご時勢にワンコインは安い。そして空いている。でもでも泉質はよく、入っていてとても気持ちいい。源泉温度が40.8度。かなり条件がいい。特に露天風呂の温度は、長湯をするには最適で、思い切り昼寝浴をしてしまった。内湯は少し熱めで、好みなのだろうが、内湯に入る人の方が多かった。
休憩室では、勉強をしている学生の姿もあった。確かにここは静か。そして涼しい。勉強するにも最適空間。
穴場温泉となるか。見た目の濁り湯が、温泉気分をさらに・・・。
8月27日(土)
68
(石川・能都町) 百楽荘
人気の一流旅館
洞窟風呂
洞窟風呂の外湯
展望風呂 ここは温泉にあらず。海洋深層水を利用したお風呂。ただし、飲用の深層水は塩気はないものの、お風呂のお湯はしょっぱい。ちょっと判らなかった部分なのだが、塩分はしっとり効果もあり、悪い感じはしない。
これで3回目か4回目かの利用。リニューアルしてからは、初めて。各所が綺麗になり、見違えるような綺麗な湯宿になっていた。夏休み最終土日。満室だった。スタッフに聞くと、おかげさまで、しばらくは満室だと言う。
その理由は、利用して判った。各地の湯宿を利用しているが、ここでの満足度は高い。寛ぎに遊び部分も加えられ、その最たる部分が洞窟だったりする。海釣りができるというのも、凄い武器。
いいスタッフと、綺麗な女将と若女将。揃うものがそろっている感じ。
8月21日(日)
67
栃窪温泉
(新潟・上越市) 鷺の湯
600円
山奥の一軒宿
風情のある渡り廊下
内湯のみ(入れて3人か) 柿崎の有名秘湯。ここのおばあちゃんの存在は、訪れた人の全てを魅了する様子。泉質も良さそうで、ここは入っておかないと・・・。
国道8号線からの案内看板は無く、ある程度は地図を見ながら進まねばならない。途中から道標が出るものの、頻繁には出てこないので要注意。
現地入りすると、にこやかなおばあちゃんが出迎えてくれる。言われるだけあって、すばらしい配慮のある応対。建物こそ古いが、このおばあちゃんの明るさで、雰囲気が明るくなっているから不思議。
長い渡り廊下を行くと、古風な湯場がある。昼間だが少し薄暗く、電燈が欲しいところだが、これもまた風情がある。まずツンと薪を燃やす匂いがする。今時、薪で加熱しているとは・・・。じっくりと湯壷に肩を静めると、じわりじわりと暖かさが伝わってくる。柔らかいお湯で、しっとりと体を包む感じ。なんだろう、この良さ。
湯上りには、おばあちゃんから漬物やお菓子のサービスを受ける。お客さんを大事にしているのと、根っからの性分なのだろうが、こんな温かさに触れると、また訪れたくもなる。とてもいい湯宿だった。
8月20日(土)
66
塩ノ沢温泉
(群馬・上野村) やまびこ荘
500円(JAF会員料金)
相変わらずひっそりと佇む
内湯
露天は自然と同化 湯の沢トンネルのおかげで、県道45号線の往来が無くなり静か。と言っても、そう昔から沢山の往来があったわけではないが、それでもバイカーなどの往来が無いのは、やはり静かと言えるだろう。
「しおじの湯」が出来たので、利用客が二分されたようだが、昔からの国民宿舎であり、泊まれる事による利用者は多い様子。雨の日であったが、駐車場はほぼ埋まっていた。
その昔は玄関先で熊の剥製も出迎えていた 。その頃を思うと、今の閑散としたロビーを淋しく思うが、これも時代の流れ。でもでものんびり出来る施設に違いなし。
冷えた体をじっくりと温める。何度入っても同じなのだが、やはり私はここの湯に湯当たりする。そんな成分なのだろう。いい湯なのだが、私には少しそんな作用。でもでも気持ちいい。さっぱりスッキリして、上野村を後にする。
8月16日(火)
65
(山梨・丹波山村) 三条の湯
500円
三条小屋横が受付
受付から下に降りて行くと浴室
内湯のみ 行きたい行きたいと思いつつ、幾年。やっと利用することが出来た。
雲取山への登山道途中にあり、ハイカーに、そして秘湯マニアにも有名な場所。少し前までは、車が林道には入れたが、今は入れなくなっている。そのおかげで、静かにゆったりと利用することが出来る。ただし運営側の都合は判らない・・・。
沸かし湯であるが、硫黄臭のするヌルスベの湯。細かい湯の花が舞い。気分は上々。しかししかし、三条小屋から聞こえるラジオの大音量が、自然の中に居る気分を少し邪魔をしてしまっていた。山小屋であるから、管理側の都合も判らないでもないが・・・。
やっとこの湯に入れ、大満足。湯上りスッキリ。再び1.5時間ほどかけてゲートまで降りて行く。
8月14日(日)
64
須走温泉
(静岡・小山町) 天恵
1350円(JAF会員料金)
通常は1500円と高価
手前の露天
奥の露天 富士の須走口から一番近い温泉をと選んだ。しかしやや高額。ただし、金額相応のサービスが備わっており、中に入ると頷ける。
ややぬる湯設定で、長湯も可能。富士を下山したてでもあり、目を閉じるとそのまま寝入ってしまいそうでもあった。
専用ジャグジー槽は大人気。これまで見てきたジャグジー槽とは違い、初めて見る設備だった。
高いだけあって、仮眠室も立派。個人用にベッドが並び、気持ちよさそうに寝入っている姿があった。時間があれば寝たかったが、次の予定があり・・・。
さらには無料のマッサージチェアーも備えられていた。これらを含めての値段であり、利用者の多さも頷ける。
8月13日(土)
63
(静岡・御殿場市) 御胎内温泉
700円
公園に隣接し、賑やか
内湯浴槽は二つ
庭園のような露天の造り 雷雨の中、濡れながらしっぽりと浸かる。アルカリ泉であり、僅かにヌルスベ感がある。一方で、やや塩素臭が強く、檜風呂では、檜の匂いにそれが勝っていた。
露天は40度ほどに設定してあり、ウトウトと長湯に・・・。屋根付き露天なので、豪雨にも調度よく、稲光を楽しみながらの入浴だった。
この施設の横はイベントが出来る公園になっており、そこからのアナウンスがひっきりなしに聞こえていた。もう少し静かに入りたかったが、いろんな利用者が居て然り。
富士登山の御殿場口を下って来た場所にもあり、ちらほらとハイカーの姿もあった。
8月 6日(土)
62
昼神温泉
(長野・阿智村) 湯ったりーな昼神
500円
プール併設。利用は800円。
ジャグジーバス風
露天も気泡湯 温泉地内で日帰りを示す場所がここしかなかったが、開けてみると、どの宿も可能な様子。
プール併設の温泉で、家族連れも多く見られた。 暑い日であり、温泉よりプールだったのか、意外に空いていてゆったりと利用させてもらう。源泉は40度より僅かに低い温度、よって少し加温しているよう。外の露天は、それでも40度近辺に設定してあり、長湯をするには最適。そして細かい気泡を人工的に発生させている。温泉と気泡。無い温泉も多い中、人工的だが有ると無しでは大違い。肌に着く気泡が気持ちいい。
大きな湯壷の他に、個人用の小さな浴槽も設けられ、ここでの温度もこれまた快適。僅かにヌルスベな感じも好印象。
湯上りに広間の畳の上で昼寝。いつもはうつらうつらだが、きもちよく寝入ってしまった。泉質が私には少し湯当たりする感じだったが、全てに気持ち良かった。
7月31日(日)
61
八幡温泉
(新潟・佐渡市) 八幡館
700円
広く大きな内湯
木漏れ日の気持ちがいい 昭和天皇も立ち寄った場所。立派なホテルであった。その為に少し敷居が高い感じがするが、ビジターの日帰りも受け入れてくれる場所。
湯船に入ると、なんと良いお湯か。少しヌルスベ感があり、優しく体を包み込んでくれる。湯温も適当で、長湯も可能。こんなにいい湯であるが、利用者はまばら・・・。おかげでゆったりと入らせていただく。
露天もいい感じ。周囲のセミの鳴き声を聞きながら、流れ出る湯の音もまたいい。この湯は源泉かけ流し、僅かに黄みがかった色も、温泉気分を増させてくれている。ちょろっと源泉を舐めてみると、僅かに塩分を感じるくらい。
ここは新潟県内の温泉で、満足度はトップらしい。確かに、入っていて、利用していて気持ちがいい場所だった。
7月30日(土)
60
椎埼温泉
(新潟・佐渡市) 朱鷺の舞湯
500円
ホテル併設の外湯
露天のみ 佐渡グリーンホテルさんの外来客用の外湯。
加茂湖を前にして、大絶景を楽しみながら入ることが出来る。湯温も長湯に適当で、さらには塩分の弱い柔らかな湯。陽射しの良く入る明るい設計で、この造りは開放的な気持ち良さを演出してくれていた。独特の香りのある湯で、嫌いではない匂い。
これはいいと思ったのが、カランからの湯温度は単一。捻るノブは一つしかない。よって、温度調整などが要らない。好みがあるのだが、この辺りは、ある調度いい温度で良いと思っている。ここの湯温も最適。この考えの方が調合ロスがなくていい。
湯上りに、外のベンチで大の字に・・・極楽極楽。
7月24日(日)
59
奥蓼科温泉
(長野・茅野市) オーベルジュ
つつじとかえで 1000円
こじんまりとした
露天は女性側と湯続き 茅野界隈も、日帰りで入っていないところは、もう僅か。ここはその一つ。紹介誌には900円とあったが、ハイシーズン料金なのか、値上がりしたのか、1000円となっていた。
独特の造りの宿で、料理を売りにしている模様。館主も気さくで、話が弾む。
湯は上層からオーバーフロー形式で、下に行くほどに温くなっていた。源泉温度は61度。一番温い露天でしっぽりと浸かる。その露天側は、女性浴槽と繋がっている。僅かに下に隙間もあり、微妙に見える。よってカップルなどで行っても、会話が弾むだろう。ビーナスラインに面していて、その部分では騒がしいが、それ以外では、静かで落ち着いた宿に感じた。
7月23日(土)
58
深沢温泉
(福島・只見町) むら湯
600円
湯ら里と併設
内湯のみ
湯ら里と敷地を共有しているが、湯は違う様子。こちらがかけ流しで、湯ら里の方は沸かし湯だそうだ。
湯船に張られた赤い湯に、一見刺々しい印象があるが、とても柔らかい湯で、さらには湯上りがさっぱりとしていた。僅かに口に含むと、しっかりとした塩泉。冬場にも良いようだ。もう少し温い方が長湯が出来て良いが、お年よりは熱い方が好き。この温度が愛される温度なのだろう。
ここはカランの水圧が高く、使っていて快適。
食堂(厨房)では、おばあちゃんがそばを打っていた。手打ちそばを提供しているお店。
7月17日(土)
57
吉峰温泉
(富山・立山町) ゆ〜ランド
600円
独特の造りの平屋建て
内湯、熱湯と温湯がある。
露天は広く開放的。
立山インターから立山駅に向かう途中。この施設の看板が目に入る。「じゃ、帰りに寄ってみよう」となった。山を降りたら、立山駅周辺の温泉宿の方が便利だが、同じような利用者が他にも居た。酷く日焼けした人で、間違いなく山中で遊んできている人であった。
源泉は30度台なので、沸かし湯。とても暑い日で、もう少し温い湯の設定があればありがたかったが、個人の要望を全て聞くのは大変であり、現状でいいだろう。
軽く独特の香りがする湯で、湯上りがさっぱり。総じて柔らかい湯。唯一つ、カランからの流量が抑えてあるので、頻繁に手を動かさねばならない。もう少し止まるまでの時間を長く設定してくれれば・・・。でもこれも節水か・・・。便利に慣れてしまうと・・・。
湯上りに広間で昼寝。独特の雰囲気のある施設。地域の老齢な方が沢山利用していた。
7月10日(日)
56
(富山・上市町) アルプスの湯
600円
上市町内を走っていたら、ここの案内看板が目に留まり、誘われる。しかし、らしくない構えに、一度通り過ぎてしまい右往左往。なにか文化会館的な出で立ちなのであった。
施設内は広く、全てにゆったりと造られている感じ。地元の人に愛されているようで、老齢な方の利用者が多い。浴室に入ると、手前に露天風呂がある珍しい形態。その奥に、ドーンと大きな内湯がある。内湯はややカルキ臭が強いが、露天は一転して自然な温泉な感じ。底が全く見えないほどの赤い濁り湯、僅かに舌に触れると、塩泉である事が判った。となると、今の時期より冬季に利用した方が温まる湯と言えよう。
歩行浴もできるようになっており、老齢な方を重視している様子も伺える。
風呂上りに売店を覗くと、売り子は気持ち良さそうに居眠りをしていた。このくらいの大らかさが嬉しかったりする。そのおじさんが、陳列されている物と同化していて、最初は置物かと思ってしまった。
7月 9日(土)
55
(富山・立山町) グリーンビュー立山
600円
雪国らしい造りか。
シックな浴室。外は大自然。 ケーブルカーから立山駅に降り立ち、そこから西側を見ると、この宿が大きく見えている。地元の方に情報を聞くと、15時まで日帰りが出来るらしい。既に15時を回っていた。急いで飛び込み、少し交渉し「OK」を貰う。
ホテルであり、施設は完璧。浴室に入ると、まるで自然を切り取ったような窓からの景色。そして湯に浸かると、驚くほどのヌルスベの湯。立山の湯が、こんな湯だったとは驚き。トロトロの湯にホッコリと浸かり、日焼けした皮膚を癒す。PH値は9.5。完璧な美人の湯。より女性には喜ばれる湯であろう。風呂上りはサラサラすっきり、登山基地の温泉として最適かもしれない。
7月 9日(土)
54
みくりがいけ温泉
(富山・立山町)
600円
久々に利用。かれこれ十数年ぶり。昔の記憶で浴室に入ると、「あれっ、ちょっと狭くなったかな」なんて印象が・・・。でもでも、相変わらずの気持ちいい硫黄泉。どっぷりと浸かり、まだ白い外の景色を愛でながら雲上の湯に・・・。硫黄の匂いに、鼻腔から癒され、湯の花の舞う湯に、柔らかく包まれる。女性風呂では、子供が大はしゃぎ、男風呂は静かで良かった。
7月 2日(土)
53
(埼玉・秩父市) こまどり荘
600円
宿泊施設
内湯のみ 週末のみ日帰り客を受け入れる温泉。温泉と言っても大滝温泉の湯を運んできている様子。
閑散として、ガラガラ状態。とてもいい施設なのに勿体無い感じ。それには、ここまでのアプローチが遠く、限られた人しか、この林道に入ってこないことが理由であろう。人が入らないので、その為に暗い感じもする。
おかげさまで湯船は独占。囲われているものの、外の景色もそれなりによく、気持ちいい湯。オーバーフローはなく、循環していることがあからさまだが、施設の綺麗さが、全てをカバーしてくれている。
湯上りに吊橋の方へ行き涼む。川の流れがすぐそばにあり、夏場には嬉しい場所。通常は宿泊施設。円形に模られた形状が、団体で利用するには楽しいかも。コテージもある。
6月26日(日)
52
戸倉上山田温泉
(長野・千曲市)国民温泉
300円
駐車場は豊富
トクトクと流れ出す 凄いネーミングの温泉。そして銭湯料金より安い値段って・・・。
暖簾を潜ると番台があり、おばちゃんがにこやかに出迎えてくれる。昭和レトロな感じが心地いい。銭湯のような風合いだが、中央の湯壷には、豊富な湯量の温泉がドボドボ流れている。それをペットボトルに汲んでゆく方の姿も見られる。昨日に続いて、ここも飲泉可能な湯。そして軽い硫化水素臭がして、この部分も似ている。違うのは、湯壷に入っていると、体中に気泡が着く。これがやけに気持ちいい。とてもいい湯で、この温度のかけ流しが、私には心地よく感じる。派手さは全くないが、全ては湯の良さがカバーする。洗剤が無くたって、なにせ300円。この料金で、こんなに幸せになれるのだから・・・。ゆっくりのんびり湯を楽しむ。
6月25日(土)
51
桃の木温泉
(山梨・南アルプス市) 別館 山和荘
1000円
一軒宿になってしまった
内湯
露天 対岸に在った、本館の桃栄館が2年前に取り壊され、この地に別館のみとなってしまった。これにより、安価での入浴が出来なくなってしまった。ま、しょうがない。
ここも秘湯を守る会の宿。その為のステータスか、日帰り入浴料も少し高めの設定。ただし、お湯はすばらしい。珍しく飲泉も可能なお湯で、浸かってよし、飲んで良し。源泉温度は43度で、最適温度。これのかけ流し。ほのかな硫化水素臭が、温泉気分を増してくれる。
内湯からも十分展望がよく、露天に出るとさらにいい。周囲の緑を愛でながら、トクトクと流れ出る湯を首筋に浴びる。極楽極楽。
10時の訪問であったが、この辺りが掃除を終えるか終えないかのギリギリの時間帯。ちょうど終えた直後で、女将からOKをもらって入らせていただいた。
とても良いお湯だった。ちょっと高価ではあるが、費用対効果は十分満足。
6月19日(日)
50
(福井・大野市) 鳩ヶ湯
550円
趣のある造り
内湯のみ 現在は、外装の改装工事中であった。独特の館主が出迎え、一軒宿らしい雰囲気を出している。古風な建物ではあるが、よく手入れがされており、古さが良い味わいを出している。
湯壷は狭く、深さが微妙。座って入るには深く、中腰での入浴。人数が入れるよう、足を伸ばさないような工夫か。そしてポンプアップされる湯がドボドボと入ってくるのだが、ややその機械音が耳障り。飲泉も出来、効果がありそうな味を楽しむ事もできる。
カランの水圧がかなり弱い。これもこの地ならしょうがないと言えよう。それら有象無象はお湯の良さがカバーしている。柔らかいしっとりとした湯で、肌に触れる感触がかなりいい感じ。ここも秘湯を守る会の宿。登山口の経路でもあり、廃れる事はないのだろう。この日も釣客で賑わっていた。
6月12日(日)
49
妙義温泉
(群馬・富岡市) 紅葉の湯
500円
画像なし 2回目の利用。前回同様にカルキ臭が凄い。それをも納得させる景色があるのだが、なにせ鼻をくすぐる。この匂いさえなければ、すばらしいのだが・・・。消毒薬剤を変えてみてはどうだろうか・・・。
広い露天に浸かりながら、妙義山を見上げる。周囲は紅葉。新緑と険しい山塊が、否が応にも気分を高揚させる。
6月11日(土)
48
五十沢温泉
(新潟・南魚沼市) 萌気園
さくり温泉健康館 370円
入りやすい構えの施設
内湯のみ ゆもと館の方へ行ったら、日帰り客は利用できなくなっていた。びしょ濡れの体で困り果て、走り出したら、この湯宿の看板が目に入った。捨てる神あれば拾う神あり。急いで行くと、なんと利用料は370円と安価。そして浴室に行くと、硫黄臭がしいい感じ。そして浸かると、ヌルスベの湯で・・・まさしく美人の湯。洗剤も揃っていて至れり尽くせり・・・。これは久しぶりのヒット。露天こそないが、この湯が全てを語り、大満足。冷えた体を温めてくれ、目を閉じつつ湯を味わう。
利用者もそう多いわけでなく、ゆったりと利用することが出来た。ただし休憩室や食堂には多数おられたので、タイミングが良かったのかも。この安価なら、山の帰りにはもってこい。やっぱり知らぬより、知っていた方が得をする。ゆもと館が入れず良かった事となる。
6月5日(日)
47
宝川温泉
(群馬・みなかみ町) 汪泉閣
1200円
内湯 3度目の訪問。この日は大雨。濡れても露天が気持ちいいのだが、内湯に入ったことがなく、天気に託けて内湯に。
お湯は露天と同じ。気持ちのよい泉質で、その香りがまたリラックスさせてくれる。湯温もほど良く、外の雨粒を見ながら静かに浸かる。ホッコリとする湯とでも言おうか・・・。
湯上りにツキノワグマと遊び、この施設ならではのもてなしを楽しむ。
5月29日(日)
46
須坂温泉
(長野・須坂市) 古城荘
500円
内湯
露天 百名瀑である米子大瀑布から降りて来て、雨に打たれ冷えた体を温める。
駐車場の車の数に対し、意外や空いている浴室内だった。そして湯は柔らかく、僅かにとろりとした風合いで体を包み込んでくれた。
やや深めの浴槽に肩まで沈め、じっと目を閉じる。時間の経過と共に、疲れがとれてゆく感じ。
露天は、外気に触れる分ぬるく。長湯ならこちらの方がいいだろう。雨の日であり、内湯を多用。
ほっこりとするいい湯であった。
5月28日(土)
45
湯田中温泉
(長野・山ノ内町) よろづや
内湯
ジャグジー
桃山風呂
庭園風呂
蒸し風呂 湯田中の老舗旅館。「桃山風呂」は言わずもがなのよろずやさんを象徴する浴室。それをじっくりと泊まりで味わう。
夕刻から夜にかけては、桃山風呂は女性専用であり、もう一方の浴室で、純粋に湯を楽しむ。こちらも開放感のある上級な造りで、十分リラックスできる。
夕食を食べ終わり、21時半以降は桃山風呂が男性用に代わる。いざ。
伽藍建築の見事なまでの室内空間。その広さが、たまらないほどに気分をゆったりとさせる。四方、そして天井、何処を切り取っても絵になる施設。トクトクと流れ入るお湯と、湯船からオーバーフローしてゆく湯。もう贅沢な限り。浴室内には、昔の洗い場の名残も残され、それも今となっては味わいのある調度品に見えた。
さて次は庭園露天風呂。すばらしい植生の中に、大きな池と言ってもいいほどの湯壷が切られている。その床は、大きな黒い玉石が敷かれ、これが気持ちいい踏み応え。白熱灯の黄色い明かりが雰囲気を出してくれ、お湯の良さと視覚とで、最高の気分になるのだった。
翌朝は雨だったが、自然のなか同様に、雨でもしっかり絵になるのが庭園風呂。大粒の雨に打たれながらも、しっぽりと浸かる。
温泉熱を利用した蒸し風呂もかなりいい。横文字で書くサウナとは、一風変わった様式で、しっかりと汗が噴出す。
全てに大満足。問答無用、流石の出迎えと言えるかもしれない。
5月28日(土)
44
地獄谷温泉
(長野・山ノ内町) 後楽館
500円
浴室前
内湯
露天 サルが露天に入りにくるので有名な場所。流石に夏季に入り、サルも湯を求めないだろうが、人間とサルとが共存している珍しい場所。
駐車場から20分ほど歩くと、宿のある場所に着く。そして前方右側から、「シュー」と言う音を立てている噴泉塔が見える。これが天然記念物。周囲を見渡すと、居るは居るは、あちこちにサルの姿がある。上には野猿公園があるが、ほとんど行く必要がないほどに、その姿を楽しめる。
さてお風呂。日帰り入浴者は、湯宿の玄関から、売店を兼ねた狭い通路で右にズレて行くと湯場への入り口がある。僅かに下って内風呂、真正面の扉の外が露天。しかしこの露天、物凄いサルの糞の臭いが漂う。折角のいい雰囲気の場所だが、ちと微妙な心境。さらには野猿公園、噴泉塔からは丸見え。入ってもいいとは思うが、躊躇する要素の方が上回り、この日は内湯のみの利用。
この内湯が熱かった。水を全開にして薄め、かき回し棒で混ぜる。最初はほとんど掛け湯を楽しむ感じで、熱くて入れない。少し体が馴染んだら、やっと沈める。ジワッと染みる硫黄泉。最高に気持ちがいい。窓の外をサルが通過して行く。ここならではの景色。
5月28日(土)
43
戸狩温泉
(長野・飯山市) 暁の湯
400円
戸狩温泉地内で、最初は「望の湯」に行ったのだが、良く調べずに出向いたので、16時からという事を見落としていた。そしてやむなくズレるのだが、ここは当たり、こんないい湯があるとは、こっちはノーマークだった。
薄い褐色の湯で、温泉気分上々。トクトクと流れる湯は、加温のかけ流し。かなりの流量がある。内湯からも開放感があり、露天に出ればさらに広がる。
こんなにいい湯なのに、利用者はまばら、両手両足を伸ばし、浴槽の淵に頭をもたげ、プカプカと浮いたり・・・。僅かな硫黄臭が、とても気分をリラックスさせてくれる。そしてここも美人の湯。僅かにとろみのある湯が、しっとり滑々の肌に変えてくれる。
休憩室には枕も用意してあった。こじんまりとしていながら、過不足ない充実した施設と思えた。
5月21日(土)
42
(長野・大町市) 上原の湯
(うわっぱらのゆ) なし
2回目の利用。19:30の訪問で、営業終了まで残り30分。名物館主がおり、1000円を差し出すと、「おつりは後から持ってゆくから、早く入りな」と温かい配慮。脱衣場で入る準備をしていると、ちゃんとお釣りを持ってきてくださった。
疲れた体に、この湯が染み渡る。強風で冷された各所を温めてゆく・・・。疲れた時ほどに、温泉の有り難さを感じるもの。
湯上りに、館主から「時間短くて悪かったね。急かすようで・・・」。「いえいえ私がこんな時間に来たので・・・」。湯で温まり、館主の心で温められ・・・。
5月14日(土)
41
曲水温泉
(石川・金沢市) 曲水苑
500円
秘湯を守る会の宿
浴室側は別入口
小さいが雰囲気がいい
里山が周囲にあり見晴良好。 湯涌温泉は竹久夢二さんなど、名立たる文豪に愛された湯である事で有名。そこから僅かに金沢市内に向かうと、左手にこの温泉場があり、そこの一軒宿。全くもって「隠れた秘湯」と言うのに相応しい感じ。
現地入りすると、館内の飾りつけなのだろう、生け花用の木々が玄関前にあった。自然の物で、本物で持成す感じは微笑ましい。入り口はこの表立った玄関でなく、その先に「ゆ」と書かれた暖簾が掛かる場所。
中に入ると、番台でおばあちゃんが出迎えてくれる。狭い場所のようであり、混んで居たらどうしようかと思ったら、利用していたのは4名ほど。のんびりさを楽しむように浸かっておられた。
湯は塩化物泉で、塩っぱい湯。よって、冬季はよく暖まる湯となる。源泉温度が46度で、溜め込むには適当な温度。湯量も豊富で当然のかけ流し。
露天からは里山の風景が周囲に広がり、絶景ではないものの気持ちよく入ることが出来る。この手の泉質だと、私はよくよく湯当りするのだが、ここはそれが無かった。自分に合っているとも言える。
洗剤類も揃い、利用料金も安価。市内からも近い場所であり、ちょっと静かな場所でお湯を楽しみたい場合は、ここは適当と思えた。
5月 2日(月)
40
(鹿児島・十島村)
中之島 東区温泉
寸志
一見、お風呂には見えない
西区とほぼ同じ 西区温泉に入った後は、東区温泉に行く。驚いたのは、こんな狭い島において、生活する集落の方の温泉しか入ったことがない方が居られた事。こんな近い距離なのに・・・。
こちらの湯は入りやすかった。西区とは源泉が違い、こちらは60度台。それがチョロチョロと湯壷に貯められていた。硫黄泉であるが、西区より、やや塩分濃度が高い様子。しっぽりと浸かると、それまでの疲れが飛んでゆく。
壁には奉賛金を出した方の名前が羅列されていた。どんな低い金額でも書いてあり、微笑ましい。棚には地元の方のお風呂セットが並ぶ。やはり、こらに置いている方は、こちらにしか入らないのだろう。
5月 1日(日)
39
(鹿児島・十島村)
中之島 西区温泉
寸志
道路から下がった場所に
内湯のみ 道路より少し下がった場所にあり、防波堤の中に組み込まれているような場所。離島において、その地元民に愛される場所。それが掃除表や整理整頓された様子から判る。
源泉温度は71度を超える。湯壷に溜まったそれも、非常に温度が高く、水を入れさせて貰った。この水も凄い水量。熱いのを前提に、早くぬるめるが為の配慮か。ただし温すぎても味わいがなく、ある程度の熱さで静かに入る。地元の方も常日頃からこの温度に慣れているはず。アウェイの立場であり、このあたりは気を使う。夕刻の利用で、次々と仕事上がりの方が入ってきていた。
湯上りに、防波堤に取り付けられたベンチで会話が弾む。風呂が島の社交の場である事に間違いなし。
4月30日(土)
38
(鹿児島・十島村)
悪石島 海中温泉
大岩の辺りがそう
このマークの先 海が荒れており、いわゆる時化状態。残念ながら体を沈めることが出来ずに、手だけ・・・。
この状況で、どんな温度なのかと思ったが、手を突っ込むと、全くの海水だった。まー当然と言えば当然だが・・・。
海水に負けないほどの温度があり、少し温かさを感じるのかと思ったが、それはなかった。
4月30日(土)
37
(鹿児島・十島村)
悪石島 湯泊温泉
200円
簡素な佇まい
内湯
露天 砂むし風呂の僅か東側にここはある。利用時間が決まっているようだが、通年扉は開いているよう。鍵を掛けない文化がこのエリアにはある。それほど治安がいいって事。
湯温はほど良く、長湯が出来る感じの温度。先ほどの砂むしの方では硫黄臭を強く感じたが、ここではさほどではなかった。湯量も豊富で、かけ流しな感じでジャバジャバとオーバーフローしている。入っていて気持ちがいいのがこの湯であった。
無人管理であるが、ちゃんと給湯設備が動いており、カランからはお湯が出てきた。この場所(離島)にして、至極快適な温泉と感じる。
休憩所がまたいい。湯上りに大の字になり、昼寝となる。奥の手だが、宿が取れない場合は、ここを利用させてもらう手もあるように思えた。
残念ながら露天は利用できなかった。暖かそうにも見えるが、冷たい水が溜まっているだけであった。
4月30日(土)
36
(鹿児島・十島村)
悪石島 砂むし風呂
無料
硫黄分が白く噴出している
ここでは邪道だが・・・ 砂むしと言えば指宿が有名だが、指宿は砂を掛けて入る仕様。一方こちらは地熱温が高いために作法が違う。少し掘り下げて、そこにマットを敷いて、その上で暖かさを楽しむ方法。でもこれがちょうど良く、かなり気持ちがいい。色々試した結果の着地点なのだろう。
雨の中、少し周囲温度は下がってはいたが、砂の暖かさに、疲れが癒される。でもでも、砂に包まってみたい欲求があり、やってしまう。これもまた気持ちがいい。ただし、中央の柱に近い場所は、地熱温が高いので、この利用は注意。
周囲からは硫黄分が噴出している。砂むしと硫黄とが珍しい組み合わせ。
4月23日(土)
35
IOX−AROSA温泉
(富山・南砺市) アローザ温泉
400円
スキー場内の
内湯
ジャグジー
露天 確かこれで2回目。春ではあるが、今年は残雪が多く残り、さらには雨の日。ここの温かい湯が気持ちよく、ウトウトしながら浸かる。やや独特の臭気がある。それでもたっぷりとある湯が全てをカバーしてくれる。
総じて浴槽は深め。肩までしっかり沈めよ。ってな事だろう。広い浴室空間に、ゆったりとした造り、この地に合うように設計されている様子。
銭湯料金で洗剤も付いているのが利用しやすい部分。温かい湯に浸かり、温まったところでコテージに入りビールを頂く。極楽極楽。
4月17日(日)
34
宮沢湖温泉
(埼玉・飯能市) 喜楽里 別邸
1000円
綺麗に植栽された入口部分
寝湯は木漏れ日の中
眼下に宮沢湖を望みつつ スーパー銭湯でもあるここ。でも、内容の充実した一流の出迎えをしてくれる場所。利用者の各々がせかせかしておらず、ゆったりと利用している雰囲気もいい。施設は各所がゆったりとした設計で、その部分でも居心地がいい。内湯には高炭酸泉が用意されている。人工的に炭酸を加えた湯であるが、これがかなり気持ちがいい。よって利用者も多かった。次に露天に出る。たっぷりとした湯量があり、それがザワザワと湯壷からオーバーフローしている。その流れ出る先の眼下には、宮沢湖が佇み、その湖の周囲では桜が最盛期。周囲も新緑が芽吹き、近くに目を寄せると八重咲きのヤマブキの黄色もあった。湯の温度も長湯が出来るようなぬる目。なんと気持ちいい事か・・・。たっぷりの湯に深く浸かりながら、春を感じる。
「リラックス」がここにある感じ。もうひとつの露天も石組みの開放的な造り。さらに寝湯の方は屋根付ではあるが、木漏れ日を受けながら入るような風合い。利用時間は、やはりこの展望があるなら、日中に出向きたい場所。休憩室もベッドを設けた専用室があり、至れり尽くせりな感じ。調度品のタッチが柔らかく、この部分でもリラックスに通じるのだった。
4月 9日(土)
33
金沢松島温泉
(石川・金沢市) テルメ金沢
今回で今年に入って3度目の利用。ほとんど定宿。なにせ利用しやすいのが一番。
4月 9日(土)
32
神通峡岩稲温泉
(富山・富山市) 楽今日館
600円
競艇場と隣接した施設
開放感のある内湯
神通川が見下ろせる 41号線を富山市内から岐阜側に向かう。風の盆で有名な八尾を過ぎて、神通川に沿って進んでゆくと、左側に大きな湯宿が見えてきた。そう言えば、41号を通ったのも久しぶり、その昔は頻繁に通過していたのに、10年ぶりに走ったような感じ。そんなわけで浦島太郎状態で、その施設を見ていた。日帰りも出来るようであり、早速利用する。駐車場はいっぱいで、下の競艇場と共有する駐車場に停める。
立派な宿泊施設で、食事処も完備されている。湯に浸かり、その泉質に驚いた。ヌルスベと言うか、ヌルトロな感じのアルカリ泉。そう美人の湯。こんな湯がこんな場所から湧出するとは・・・。なにか適当に買ったくじが大当たりしたような感じ。手に掬って肌に掛かると、撥水剤が効いているかのように、玉のようにお湯が転ぶ。露天から下を望むと、シングルスカル、ダブルスカルで漕いでいる姿が見えた。湯も良く展望もいい感じ。何せ造りが広いので、ゆったりしているのがいい。湯の良さからか、利用者も多かった。
4月 2日(土)
31
信州きそふくしま
代山温泉
(長野・木曽町) せせらぎの四季
700円
国道361号に面している
気持ち良さそうな濁り湯
露天は赤褐色が強い 出来た当時。地域の物産館か何かだと思っていたのだが、温泉だった。国道361号に面しており、こんな場所に温泉・・・そんな印象。そして今日はその湯に浸かる。
数年前に出来たはずだが、まだ全てに新しい風合いがある。そしてそれが意外や・・・と思える。こんなに立派な内部だとは、外からは見えなかったのだった。内湯も広く、ゆったりとした造りで快適。そもそもの湯も濁り湯。これが気持ちよさに後押しをしてくれている。源泉温は42度で。加温しているようだが、しないでもいいような・・・。
露天に出ると、褐色が赤褐色に変わっている。日光の加減なのか、泥湯的な色合いで、これもまたいい。当然のようにタオルはこの色に染まる。少し口に着くと、塩分を感じる。温まる湯と言えよう。
夕刻より、利用料金は500円になるそうな。地域の人への配慮か。もう少し駐車場が広ければいいのだが、台数に制限がある感じ。まあ湯壷の大きさを考慮してあるのだとは思うが・・・。
3月26日(土)
30
金沢松島温泉
(石川・金沢市)テルメ金沢
今年2度目の利用。なにせ高速から近く、主要道路の横であり、起点として便利。風呂施設もいいし、食事も美味しく速い。サービスをする側としての要素を全て揃えていて、一番には利用しやすいと言う部分がある。そんなこんなで、他が見えてこないということでもある。そして慣れもあるか・・・。
飲んで食って浸かって、この日もいつも通り。
3月19日(土)
29
(石川・白山市) 白山杉の子温泉
330円
こじんまりとした施設
内湯のみ(浅い方) 国道157号に面し、何度となく横目で通過してきた。何故に寄らなかったかと言うと、少し構えてしまうような、金属工場のような外観からであった。とは言え、既に周辺は入りつくし、残すはここのみ。
暖簾を潜ると券売機があるものの番台で支払い。値段を知らずに入ったのだが、330円。と言う事は洗剤がないか・・・ドキッ、用意していない。
脱衣場と浴室は、共にこじんまりとした造り。浴槽は2種設けてあり、半身浴可能な浅めの湯と、どっぷりと浸かれる深めの湯がある。源泉かけ流しの豊富な湯が、トクトクと流れ込んできている。フレッシュな湯でありながら優しい湯。
利用者のほとんどがジモティーのようで、ここでの作法に慣れた様子。そこに混ざりながら、湯を堪能。疲れ果てた体を優しく包んでくれ、湯上りには長時間ポカポカしていた。
3月12日(日)
28
川中温泉
(群馬・東吾妻町) かど半旅館
13500円(新館一泊)
日本三大美人の湯
男湯内湯
混浴内湯
混浴露天 東北での大地震の翌日であり、キャンセルが相次ぐ中、あえて出向く。それには、我が居住地よりここの方が地盤が強く、安全なのであった。それは理由付けでしかないのだが、何せ出向く事にした。前日には女将から「こんな時なのでキャンセルにしてもいいです」と連絡を受けた。確かにそんな心境なのだが、家に居てもすぐに出来る事は無く・・・。
現地入りすると、綺麗な女将が出迎えてくれた。日本三大美人の湯にして、この女将。湯の良さが引き立つ感じ。旧館で申し込んだが、新館に変更し、今日は貸しきり状態。すぐに湯を楽しみに行く。
内湯は40度くらいで、それでもぬるい感じ。でもシルキーなふんわりとした柔らかい湯。この上なく気持ちがいい。長湯には最適で、いくら入っていても湯当たりなどはない。次に露天へ出る。ここは混浴。他に利用者が居れば賑わう場所であろうが、まったくもって貸しきり状態。脇を流れる沢の音を聞きながら、顎までどっぷりと浸かり、静かに目を閉じる。時折持ち込んだビールを煽りつつ、しっぽりと・・・。
透明すぎるほど透明な湯は、視覚的にも肌を白く浮き立たせる。アルカリ度が強いが、さほどトロトロしているわけでもなく、それを感じるのは湯を上がってから。湯切れが良く、しっとりとした肌になる。「美人の湯」の名前に偽りなし。 日帰り入浴が不可になり、泊まって利用するしかない温泉場であるが、その泊まる価値は十分にある。少しは美男子になったか?
3月 5日(土)
27
平湯温泉
(岐阜・高山市) ひらゆの森
500円
広い駐車場を有す
内湯
露天の湯壷数も凄い
最上部の露天から
近くを通過するが、ノーマークだった場所。雪景色の中、湯気に誘われ立ち寄ってみる。シックな色使いの館内は、ビニール畳の敷き詰められた和風仕様。出迎えるスタッフは、敢えて揃えているのだろう、若い方ばかりで愛想がいい。
脱衣場も広く、浴室もゆったりと空間を設けてある。そしてデザインセンスがいい。驚くのは露天の設計で、スーパー銭湯並みの露天数。それが自然の中にあるよう設置されている。周囲は雪景色。この日は天気も良く、日差しを浴びながらの雪見風呂。湯は2種あるようで、白濁した湯と、透明の湯がある。温度設定も湯壷により様々で、あつ湯好み、ぬる湯好みに対応している。
ぬる湯に浸かりながら、ウトウトと昼寝。利用者も判っているのか、会話が少なく至極快適。みんな湯を、景色を堪能しているようであった。これで500円なら、嬉しい配慮。
湯上りにはおみやげスペースも設けてあり、食事処もいい感じ。一味違った感じの温泉で、満足感が味わえる。その遊び心が、リピーターを多くしているはず。もっと早くから立ち寄っていれば・・・。安房トンネルが出来た後は、ほとんど平湯の街中を通らなくなった昨今。ちょっと浦島太郎になっていた。
2月27日(日)
26
伊香保温泉
(群馬・渋川市) お宿玉樹
1000円
遊び心のある入口庭園
やや深めの内湯
石段側に面した露天 伊香保のぬる湯に長湯をしたくなり、少し静かな宿を選択。現在は伊香保の有名な「階段」は改修中。その為に宿へのアプローチ道はダート道となっていた。
駐車場から階段を上がって行くと、明るい庭園。どこが入口かと悩んでいると、すぐさま中から担当者が案内に出てきてくれた。この配慮が一流旅館。
浴室はやや狭いものの、湯気の充満した室内と、泉質により変形した浴槽が、なんともいい雰囲気。その浴槽はやや深め。そこに半身浴出来るよう、全周に腰掛が設けられている。そこに腰掛けながらウトウトとする。至極の時間。言わずもがなの良泉に、身も心も休まる感じ。
露天はやや熱めの設定で、泉質が違うのか、こちらは内湯と違って透明。石段を歩く観光客の声を聞きながら、またまたしっぽりと沈む。
湯上りには日当たりのいい日本庭園を見ながら、縁側で日向ぼっこ。ゆっくりとした時間の流れが、心地いい。たかが温泉、されど温泉。「ゆっくりできる」と言う付加価値をつけて楽しむ。
2月26日(土)
25
水上温泉
(群馬・みなかみ町) ふれあい交流館
550円
駐車場もやや狭い感じ
小さな内湯のみ この日は気になっていたふれあい交流館に立ち寄る。ここは券売機はなく受付支払い、あくまでも「ふれあい」を大事にするのかと思った。しかし、1000円を差し出した後のおつりは、「ジャリッ!!」とカウンターの上に置かれた。おつりを貰おうと手を差し出したのに・・・。「『ふれあい』ないじゃん!!」。それもレジスターがあるのにエプロンの中からのおつり・・・。従業員管理大丈夫?気の強そうなおばちゃんで、この施設においてマイナス要素。もう一人の方は優しかったが・・・。なんか入る前から嫌な応対。
湯壷はかなり狭く、6人くらいが定員か。ややカルキ臭がして、それが鼻を突く。それでも温かい湯は、しっかりと冷えた体を温めてくれ、気持ちがいい。源泉温度が49度とあり、かけ流しなのか・・・でも間欠での流入だった。
残念だがもう行かない。また嫌な思いするより、周囲には腐るほど温泉施設はあるのだから・・・。
2月19日(土)
24
来馬温泉
(長野・小谷村) 風吹荘
400円
温泉で融雪中
内湯のみ 国道から僅かに入った場所にある、鄙びた一軒宿。優しそうな館主が出迎えてくれる。ここは源泉が35度とやや温い為に、北小谷温泉と混合して適温にしている様子。浴室に入ると、そのお湯がトバドバと流れ出し、かなり勢いのいい掛け流し状態。外はマイナス気温、浴室は湯気に包まれ冬季らしい雰囲気。
最初こそ熱い感じがするが、すぐに慣れ、熱さが暖かさに変わり、次に気持ち良さに変わる。源泉から距離がある為か、揉まれた柔らかい肌触り。少し金気臭がある。そして長湯をするにはやや熱いが、雪山を歩いて冷えた体を、心地よく包んでくれる。安価でありながら洗剤類も揃っている部分も嬉しい。ここのお蕎麦が美味しいのか、湯上りに食べている風景がちらほら。
2月13日(日)
23
草津温泉
(群馬・草津町) 恵の湯
無料
新しく生まれ変わった
内部も一新 万代鉱からの引泉。昨年末に訪れた時は改装中で入れなかった。よって、今のところ、外湯の中で一番新しい建物と言える。
じつは、昨年訪れた時に、ここを探すのにかなり時間を要した。ちょっと判りづらい場所にあり、ましてや湯畑から遠い場所にあって、さらには駐車スペースが皆無。今回は、降雪に託けて、路上駐車させてもらったが、無積雪期には、ちとそこらへんを悩む。
酸味の強い湯で、草津にしてはトロミがある湯。どっぷりと浸かり湯面に目を近づけると、湯気にて沁みるくらい。
一方の女風呂は、たまたまなのか、かなりの高温だったそうな。熱くて入れないほどだったとか。野沢温泉の滝の湯を思い出すが、外湯では往々にしてこういう場合があるようだ。
これで残す未入湯の外湯は一つ。ただし、最近は外来者を入れていないらしい。さてどうしよう。
2月13日(日)
22
草津温泉
(群馬・草津町) 躑躅の湯
無料
万代鉱からの引泉。唯一と言っていいか、外来者の場合は、入浴時間の制約がある外湯。15時以降は地元の方専用となり、合鍵を持っている人しか入れなくなる。昨年の暮れに、15時を回っての訪問となり、それを体感した。
やや熱めだが、寒い時期なので染み渡る様に湯を楽しむ。酸性度が強く、顔を洗うと目に沁みる。これがまた草津らしくていい。じっくりと肩まで浸かると、湯上りには、外のマイナス3度など、なんのその。雪の演出は、お湯をより楽しくしてくれる。
2月 7日(土)
21
敷島温泉
(群馬・渋川市) 赤城の湯
ふれあいの家 300円
プールも併設。
内湯
露天 沼田市からの帰り道。ふとナビを見ると温泉マークが浮かび上がった。全くノーマークだった場所であり、こんな出会いは嬉しい。早速寄って行くことにした。
物産館を従えた駐車場は、ほぼ満車状態。何故にこんなに混んでいるのかと思ったのだが、答えは入浴料金にあったよう。ジモティーは200円。外来者も300円と安価なのであった。それ相応の覚悟をして中に。
脱衣場から混んでおり、浴室も芋の子を洗うような状態。本当にジモティーが多く、露天に出ると地元に関しての政治話を皆でやっていた。町の座談会的に・・・。そんな中で、この混みようは異常らしく、「正月がきたみたい」と例えていた。偶然だったのか・・・。
湯は、ヌルスベ的なアルカリ泉。よって肌に優しい。源泉温度が46度ほどで、それがトクトクと流れ入っているよう。いい感じ、そして良く暖まる。
洗い場には、ボディーシャンプーだけが備えてある。300円ならそれだけでも十分ありがたい。
1月30日(日)
20
戸隠神告げ温泉
(長野・長野市) 湯行館
600円
10時頃から朝風呂のように利用。窓の外の雪を眺めながら、のんびりと浸かる。ここは経営側スタッフが気さくな方ばかり、利用するにあたり、アットホームな雰囲気がある。よって、自然と長居してしまうような場所なのだった。
1月29日(土)
19
むれ温泉
(長野・飯綱町) 天狗の館
500円
外にもBGMが流れ
内湯にはリンゴも浮かぶ
壁により眺望が塞がれている 霊仙寺湖湖畔の温泉施設。開けた場所に立地し、周囲展望良好。
浴室に入って気づく事は、湯気が立ち込めているが、室内が寒い事。換気のせいと言うよりは、造りからくる部分だろう。
内湯は2槽あり、小さい方にはりんごが沢山浮かべられていた。この湯は、短時間での入浴でも酷く湯当りをした。頭寒とばかりに露天に出ても同じ。泉質からなのだろうが、私にはちょっと合わない感じであった。
展望が良いわけだが、内湯のガラスにはスモークフィルムが貼られ、よく外が見えない。露天も眺望側に丸太が積まれ壁にしてあり、それにより飯綱山側の展望がブロックされていた。折角の場所なのに・・・勿体無いような。
なにせ寒い日で温まりたかったのだが、悉く湯当り症状が出てしまい、それに苦しんだ。なんだろう、たまたま体調が良くなかったのか・・・。源泉温度が低く、加温している様子だが、そう熱い訳でもないが、長湯が出来ない湯であった。
湯はそんな感じだったが、休憩室での料理はピカイチ。おいしそうなメニューばかりで、一工夫された内容であった。
1月23日(日)
18
野沢温泉
(長野・野沢温泉村) 新田の湯
寸志
やや入り口と脱衣場が狭い
入りやすい柔らかいお湯 源泉:茹釜・下釜混合
さあ外湯巡りも最後。最後を名残惜しむようにと言うか、ここまで入ると、ちと我が記憶もごちゃごちゃになりかけてきており、記録に残すのにそれが怖かった。それでも最後は最後、じっくりと堪能させてもらう。
戸を開けると土間が狭くすぐに脱衣場だった。その脱衣場との段差がやや高く、長靴履きだと苦労をした。
僅かに白濁した湯が満たされ、室内は言わずもがなの硫黄臭。13湯各々の表情があるわけだが、ここもまた良い雰囲気で出迎えてくれる。やや熱めであったが、それがジワッと身体を包む。ここでは珍しく外国の方も利用していた。慣れた様子で温泉を楽しまれている姿に和の心を感じる。
これで13湯完沈。楽しかったし、また訪れたいと思える街造り、次は雪の無い時に来ようか・・・。
1月23日(日)
17
野沢温泉
(長野・野沢温泉村) 秋葉の湯
寸志
唯一内部で男女に分かれる
柔らかい湯 源泉:大釜
ここは中に入って男女の浴室が分かれ、風呂上がりに待つのに、さらにはこの日のような降雪時は便利であった。奥に進むと洗濯場も有り、風除室的な造りが、他の施設と比べて秀でていた。
浴室はこじんまりとした造り。湯はやや熱めに感じたが、入ってしまうとすぐに馴染む。やはり源泉地から少し距離があると、その距離により湯が揉まれるせいであろうか。入りやすい熱さと言えようか。
1月23日(日)
16
野沢温泉
(長野・野沢温泉村) 中尾の湯
寸志
温泉街最南の外湯
広い浴室。手前の浴槽は熱湯 源泉:茹釜・下釜混合
前日は10湯。この日は3湯を目指し、その1湯目。深夜から40センチほど雪が積もり、完全なる雪景色。ハラハラと降りしきる中にこの湯に辿り着く。近所の人が通路用の除雪をしてくださり、道路から湯殿へ降りて行くことが出来た。
この湯殿は13あるうちでも最大と言えよう大きなもので、何とも風情がある良い感じ。外見が大きいと言うことは中も広く、とても雰囲気が良い。湯壺は二つに分けられ、手前側があつ湯で、奥がぬる湯。ただし、ぬる湯に入れたものの、あつ湯には全く入れず・・・。ちょっと足を入れたら、みるみる真っ赤になった。危ない危ない火傷寸前。
朝の一番風呂、湯気に包まれながらしっぽりと浸かる。
1月22日(土)
15
野沢温泉
(長野・野沢温泉村) 横落の湯
寸志
横落駐車場に最短の場所
夕方に地元利用者多数 源泉:茹釜・下釜混合
駐車場から歩いてきて最初に目に入った外湯。この日の最後に入ることになった。無色透明の湯で、やや熱い湯が満たされている。それでもこの日10湯目、身体が慣れたのか、馬鹿になったのか、普通には入れるようになっていた。
じっくりと浸かり、手足を伸ばす。よく見ると手がふやけている。これだけ入れば当然か。夕刻になり、沢山の地元の方が利用しに来ていた。にこやかにすれ違う地元の方。雪に覆われたこの温泉地内、入浴は毎日の事ではあろうが、それでも気持ちが良いのだろう。その笑顔にこちらも笑顔になる。
1月22日(土)
14
野沢温泉
(長野・野沢温泉村) 十王堂の湯
寸志
唯一コンクリート構造
緑がかった湯 源泉:大釜混合
木造でない部分が、他と差別化されている感じの場所。階段で二階に上がってゆくと、広めの浴室が待っていた。湯壺には緑色の湯が溜まり、やや高温。地元に人だろうか、慣れている様子で動き回る。「ちょっと、ちょっとおじさん、あまり動かなで」と言いたいほどにじっとして固まるように入っていた。
湯壺の広さがあるので、ある程度混んでいても収容力がある場所。夕刻の利用で、私以外は地元の方のようであった。ここなら、湯壺の淵に腰掛けて足湯をするように浸かれば、サウナ気分を楽しめる。浴室内の温度も良い感じに高いのだった。さらには洗い場も広く設けられている。
1月22日(土)
13
野沢温泉
(長野・野沢温泉村) 松葉の湯
寸志
2階へ上がってゆく。
雰囲気のある浴室 源泉:大釜
湯壺には乳白色の湯が溜まり、視覚的に気持ちが良い場所。白ければ何でも良いって訳ではないが、緑がかったこの白さは、温泉気分を満足させるには十分であった。
加水温度か調整温度が程よく、しっぽりと肩まで沈む。静かに目を閉じ、トクトクと流れ落ちる湯の音に神経を集中する。良泉は、目を瞑ってもその良さが判る。
この施設は2階に湯殿が有り、一階部に洗濯場が設けられていた。
1月22日(土)
12
野沢温泉
(長野・野沢温泉村) 熊の手洗湯
寸志
良泉と言われる人気の場所
かなりの混みよう 源泉:熊の手洗湯
ここは源泉温度が低いせいか、私には入り易かった。二槽の浴槽があるが、手前側が僅かに熱いくらいで、どちらも気持ちよく入れる温度であった。しかし良泉であることからか、利用者は多かった。なんでもこの湯は、半年間腐らない事が判ったそうな。化粧水としての利用も良いし、皮膚病治療などにも効果があるそうな。そんなこんなの話は、入った後から聞いたのだが、なんと言っても適温というのは有難い。これまでになくじっくりと浸かる。
小さなお子さんも入っていたので、外湯の中でも数少ない子供が入れる場所とも言えようか。他はおそらく熱くて入れないだろう。
1月22日(土)
11
野沢温泉
(長野・野沢温泉村) 上寺湯
寸志
裏に広い駐車場がある(私的)
やや熱湯。 源泉:麻釜(丸釜)
ここも小さな湯壺なので熱い湯が溜まっていた。かけ湯をしながら高温に身体を馴染ませ、湯に浸かる。完璧にあつ湯に対しての作法が身についた感じ。湯を揺らさぬように気遣うのもポイント。僅かに浮かぶ白い湯の花が、ゆらりゆらりと浮かんでいる。湯気の雰囲気成分を思い切り肺に取り込み、全身で堪能。
湯上がりに施設横にある茹で場を見ると、里芋を茹でているところであった。それを見ると、里芋が茹だる温度の湯に入っているのかと気付かされる。身体も美味しく茹だるのだろうか・・・。
1月22日(土)
10
野沢温泉
(長野・野沢温泉村) 真湯
寸志
人気の場所か利用者が多い。
狭いのでこの混みよう 源泉:真湯
湯巡りを始めて、最初に出合った芋の子状態。タイミングなのだろうが、大混雑であった。周辺の民宿からの利用者のようであった。おかげさまで湯が揉まれており、入りやすかった。
薄く黄みがかった湯に、沢山の黒い湯の花が舞う。壁には花瓶が掛けられ、生の花が生けられていた。
浴室内は、この日のスキーを振り返る会話で満たされる。これもここの風情。ちょっと混んでいたが、こんな事も外湯巡りの楽しみ。入って目を閉じてしまえば、そこは一人の世界。じっくりと堪能出来るのであった。
1月22日(土)
9
野沢温泉
(長野・野沢温泉村) 麻釜の湯
寸志
麻釜の名前を持つ
やや熱湯。 源泉:麻釜(下釜)
ここの源泉温度は86度。湯壺はかなり熱く。一人だったので思い切り加水させていただいた。無色透明さが、無表情に見えるのだが、「どうだ熱いだろう」なんて言われている感じであった。加水しながら湯に沈む。シカシカとする熱さ。これは熱湯好きにはたまらないだろう。私はどちらかと言えばぬる湯好きなのだが、これで4湯目。だんだんと熱湯に慣れてきている自分が居た。
細かな湯の花が舞い、気分は上々。熱湯を楽しめなければ野沢温泉を楽しめたとは言えない感じ。「あっちー」と叫びながら湯を楽しむ。
1月22日(土)
8
野沢温泉
(長野・野沢温泉村) 河原湯
寸志
歌舞伎小屋のよう
やや熱湯だが、気持ちが良い 源泉:「河原湯」
僅かに黄みがかった湯で、そこに白と黒の湯の花が見える。やや熱い湯で、感じとしてはジワッと浸かるような感じであった。ドキッとしたのは、浴槽の周囲の石の温度。背中を付けるようにしたら、上部の石は驚くほど熱かった。3湯目で学習してきた。小さい湯壺の場所は、利用者が少ないと揉まれず熱くなりがちの様子。このノウハウさえ判ってくれば、野沢温泉マイスター。この後の湯巡りが楽になっていく。
この湯も、僅かな時間での入浴で、ぽかぽかになった。本当は、もう少し各湯をじっくりと入りたいのだが、「湯巡り」を決めたので、各湯の利用時間は15分以内。サッと入りサッと出て次ぎに向かう。
1月22日(土)
7
野沢温泉
(長野・野沢温泉村) 大湯
寸志
一番人気か・・・
ゆったりとした浴室 源泉:「大湯」
野沢温泉の外湯でも中心的な位置づけのここ。内外装もそれとなく風格がある。こちらは湯壺が二つに分かれ、あつ湯とぬる湯を設けてあった。白い湯の花が緑の湯に揺らぐ。鼻腔には程よい硫黄臭が入り込み、気分は最高。先ほどの滝の湯の洗礼があったので、身体が沈められる湯は有難かった。それでもここも源泉温度は66度。加水して入れるよう調整してあるようだ。あつ湯の方にも身体を沈め、湯を堪能する。
熱い湯だと芯まで温まることは稀だが、ここの湯は短時間でもよく温まる。そして熱いからか、肌の湯切れも良い感じ。湯上がりに外に出ると、カップルが足湯に浸かっていた。良い風情。ニンマリしながら次の湯へ。
1月22日(土)
6
野沢温泉
(長野・野沢温泉村) 滝の湯
寸志
13ある中でも一番静かな場所
かなりの熱湯だった。 源泉:「滝湯」
まずは野沢温泉の第1湯目。13あるうちでも一番静かな場所と言われるここへ。麻釜からの登り坂を行くと、民家の並ぶ先に趣のある湯殿が待っていた。内部はやや狭いが、掛け流しの湯がトクトクと流れ込んでいる。
木の手桶で掬うと、黒い湯の花が無数に見える。これぞ温泉。しかしその湯が肌に触れ、電気が走ったように驚いた。その熱さたるや・・・。全く加水していないのか、ここの源泉温度である73度がそのまま溜まっているようであった。湯もみをするも、そう下がるわけでなく、蛇口を捻って加水するが、入れるようになるまで強かかかる。その間も寒いのでかけ湯を連続。そうしているうちにだんだんと暖まってゆく。蛇口全開で5分。それでも入れず、もうかけ湯で満足。
後から来た人も全く入れず・・・。どうやら入るタイミングによって温度が区々の様子。湯壺が小さいので、加水してある事としてない事で、大きく違ってしまう様子。
1月15日(土)
5
白峰温泉
(石川・白山市) 白山天望の湯
650円
雪の降りしきる中
内湯。暖かい・・・。
天気が良ければ、ここから白山が見える。
悪天で、ほとんど利用者が居ない中、のんびりと浸かる。少し独特の臭いがあるが、肌に触れるトロトロのお湯は、かなり気持ちがいい。
冬季であり、露天は閉じていたが、そもそもの天候が悪いために、白山は拝めないのは致し方なかった。その代わりに、晴れた日にここから見える様子が写真になって飾ってあった。
凄いのは、露天浴槽に使っている壁の石。よく見ると化石なのであった。遠くの眺めも良ければ、視線を近くにしても楽しめるのだった。この日のような天気の悪い日には、それらを見ながら太古を想像するのもいいかも。桑島地区の化石産出地を意識した装飾なのだろう。
しっぽり、とっくりと暖まり、またまた雪の中へ。
1月 9日(日)
4
川越温泉
(埼玉・川越市) 小さな旅
川越温泉 850円
オープンは09.12.12
賑わう露天風呂 オープンして1年が経過した。少し馴染んだ頃かと思い出向いてみる。
所謂ここはスーパー銭湯形式。最近の新設温泉は、ほとんどこの形式。一番集客を得られる形なのだろう。源泉温度は35度ほど、これを加温して使っている。7つの浴槽を配置し、各々の湯を楽しめる。
テレビを配置した屋根付き露天は、そのテレビのおかげで騒がしいが、視覚情報の有るおかげで何ともゆったりリラックスできる。その横の生源泉槽が36度に設定してあり、これがまた気持ちいい。うたた寝をしながら、ここで長湯。さらに内湯には炭酸泉の槽があり、肌に着く気泡がプチプチと気持ちいい。さらに炭酸成分のおかげなのか、よく暖まる感じ。派手な出で立ちの割には、しっかり湯が楽しめる浴場で、なかなか好印象。
1月 8日(土)
3
馬曲温泉
(長野・木島平村) 望郷の湯
500円
スタッフの多い施設
内湯
露天。今は雪見風呂 朝5時半、ちょっとどんな場所なのかと現地入りしてみると、暗い中、融雪剤を撒いているスタッフの方が居た。これにはびっくり。まだオープン時間にはかなりあり、裏方の苦労を垣間見た。
改めて訪れたのは夕方の時間。駐車場の誘導はしっかりしてくれ、出迎えるスタッフの女性が、みな感じがいい。まずは内湯から。有名温泉であり、浴室では、関西弁が多く飛び交う。ここの湯は40度ほどで、それが掛け流し、ちょうど良い湯温に、入った瞬間、声が漏れそうになる。やや独特の臭いが鼻につくが、それはご愛敬。少しとろりとした湯が体を包み込んでくれる。
次は露天へ。こちらの露天は広く、季節柄の雪で、最高の雪見風呂。展望もよく、視覚的気持ちよさと湯の気持ちよさが融合する。ゆっくりと浸かり、しっかりと暖まる。
外気温は−10度。湯の温かさと有り難さを強く感じるのであった。
1月 2日(日)
2
四万温泉
(群馬・中之条町)積善館
1000円
1969年創業 国登録文化財
底から湧き上がる掛け流し
混浴の岩風呂 今日は大正ロマンに浸るべく、四万温泉の積善館さんへ出向く。ここの湯場の建物は、国指定の文化財であり、それが今でも利用できるところがすばらしい。継続は力なりで、使ってきたからこそ存えているのだろう。
浴室と脱衣場は同室内で、戸を開けると、中の湿気にワッと威圧される感じ。そして目の前に広がる独特の配置の湯壺。何とも良い感じ。各浴槽からは湯があふれ出し、どこから湧いているのかと思ったら、床からだった。湯に浸かると、流石の良泉は文句なしに気持ちが良い。柔らかく、それでいてフレッシュな感じ。
浴室の脇には蒸し風呂もあり、これもレトロ。入ってびっくり玉手箱な感じ。でもしっかり汗が噴いてくる構造で、見た目以上に良い感じ。
源泉は高温だが、湯壺に注がれる温度は、ちょうど適温。長湯も可能で、本当にリラックスできる湯であった。利用料金はやや高価だが、利用者は多い。建物+湯の良さと言うことだろう。
1月 1日(土)
1
高山温泉
(群馬・高山村) 群馬
ハワイアンセンター 500円
コテージ併設で宿泊可
開口部の大きな内湯
山側の展望の良い露天風呂 2011年の1湯目。
施設に入ると、入り口で売られている切り花の良い香り。カラフルな花の色彩に南国ムードが漂う。ロビーでは明るい接客がされ、益々南国ムードに。浴室に行こうとすると、大広間ではまさにフラダンスが踊られていた。一度も肉眼で見たことが無く、それを目の当たりにして、見事なまでの「腰ふり」に、見ている方が腰痛になりそうな・・・。
外は小雪が舞う天気。内湯でのんびりする人が多い。柔らかい湯で、やや熱い感じであったが、長湯をしても湯あたりは全く無かった。露天には寝湯が設けてあり、空を仰ぎ見ながら入ることが出来る。小雪が舞う中入るのだが、寝て入るには少し湯面が低く、胸が出てしまう感じ。心臓を湯に浸けない配慮なのかもしれない。露天はやや温め。長く入る場合は露天が良い。
この日は元日。休憩室では甘酒のサービスをしていた。