2012 温泉

2012年
                                                                       
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月日   温泉地  施設名  画像 他  コメント
12月31日
(月) 
110

(埼玉・本庄市) 
こだま温泉  600円
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内部画像なし 
 時期も時期で大賑わいであった。2012年最後の温泉。

 浴室に入った瞬間、塩素臭が鼻をつく。場所柄、消毒管理はしっかりしているのであろう。

 源泉は40度近辺。沸かしているようであった。ジャクジーもあり、浴室内にアカスリ場所も併設。露天は、この時期、けっこう吹きすさぶ場所。湯気の粒子を見ながら肩まで浸かる。

 湯上りの休憩場所だが、季節柄の酔っ払いが居て煩く。これは不可抗力。
12月30日
(日) 
109

猿ヶ京温泉
(群馬・みなかみ町) 
ホテルシャトウ
猿ヶ京 咲楽 
600円
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学校の玄関のような
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開放感のある内湯
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 露天
 気になっていた場所であるが、なかなか足が向かなかった。R17号から見上げる場所にあり、そこはホテル。やや敷居が高いのだった。

 出向いてみると驚いた。閑散としている。さらには建物の出迎えが、なにか独特。入口周辺にホテル名を示す物は無い。学校のような、病院のような建物に見えてしまっていた。

 中に入ると、フロントがあり普通のホテル。ビジターの日帰り利用は12時からで、少し待ってから浴室に行く。その浴室は3階。なにかこの階設定も中途半端に思えるのだが・・・。

 源泉湯温度は54度近辺。ちょうどいい温度にして流れ込んでいた。開放的で気持ちがいい内湯。露天は寒風吹きさすぶ場所で、それはそれで風情があって気持ちよかった。優しい湯であり、長湯が出来る。

 湯上りの休憩室は二階に設けてあった。特に案内がないのが淋しい部分。利用者よりスタッフの数が多い。経営側を気にしてしまう施設であった。
12月29日
(土) 
108

都幾川温泉
(埼玉・ときがわ町) 
都幾の湯
都幾川四季彩館 
800円 tokinoyu1.jpg
古民家構造
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内湯
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露天
 ここは「運び湯」と言うカテゴリー。3キロほど離れた場所からローリーで運搬しているとの事。源泉は18度とあり、沸かし湯でもある。

 浴室は、使われている桧材のせいだろう、いい香りがしている。お湯からはやや塩素臭が漂うが、桧の香りが勝っているようでもある。こじんまりとした造りで、洗い場もそう多いわけではない。駐車場の大きさが、収容人数を示しているとも思えた。ただし、目の前にバス停もあり、町の周回バスコースにもなっている便利な場所。川沿いの景勝地でもあり、居心地のいい場所であった。

 やや湯温が低めの設定で、長湯向き。そのせいか、家族連れが多く見られた。全体としては夏場向きな所とも感じる。

 足湯もあり、ジュースやコーヒーも1杯までは無料でいただく事ができる。古民家構造であり、風呂上りには畳みの上でまったりとできる。

 小言となるが、私には湯当たりしてしまう泉質だった。たまにあるのだが・・・。
12月24日
(月) 
107

千曲川温泉
(長野・東御市) 
ゆぅふるtanaka  500円
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しなの鉄道 田中駅隣接
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41度の内湯
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 42度の露天
 いつでも行けるだろうと思っていたら、だいぶ先送りになり、やっと利用する。施設は田中駅に隣接し、駐車場は駅の駐車場も兼ねているようであった。

 ちょうどクリスマス。その装いでスタッフが出迎える。浴室に入ると、ちと驚いた。人が少ない・・・。街中のこの立地、もう少しいてもいいように思うが、数えるほど・・・。もっともここはプール付き。今はそちらの時間だったのかも。

 湯は独特の臭気がしていた。内湯でのんびりと浸かり、露天に出て、寒風に吹かれながら浸かる。源泉温度が50数度あるようであり、少し加水もするほどのよう。泉温に恵まれた温泉と言える。

 ワンコインでこれほど楽しめたらありがたい。洗剤もあり、施設としても整っている。座敷の休憩所のほかに、喫茶風な場所も設けてあり、駅前らしい造りと思えた。
12月23日
(日) 
106

上増田温泉
(群馬・安中市) 
砦乃湯  600

 画像なし 
 数ヶ月前に一度出向いたのだが、改修中で営業していなかった。どうかしたのかと、心配していたが、ただ単に改修中のようであった。

 お湯の温度は39.5度。この温度は長湯にちょうどいい。ゆっくり入りたいと思った時は、ここを訪れる事にしている。出向くと、裏切らない快適な湯が待っている。利用している人のほとんどが、目を閉じ気持ちよさそう。

 そうそう、露天が広くなっていた。そして内外ともに改修の跡が見られた。より利用しやすいようにとの判断であろう。

 これで4度目の利用となる。
12月22日
(土) 
105

伊香保温泉
(群馬・渋川市) 
露天風呂  450
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天気が悪く閑散
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珍しく人気が無い 
 伊香保人気は衰えを知らないが、さすがにこの日のような悪天だと、足も向かないのか、静かな露天風呂であった。と言っても、全くゼロでなく、男女ともにちらほら居た。

 寒い日であり、とっぷりと首まで浸かる。「伊香保の湯に入っている」と強く思えるここ。リラックスの極み。かなり目に沁みる湯であるが、それ以外では文句なし。

 名湯が近場にあり、サッと入りに行けるのはありがたいこと。
12月17日
(月) 
104

磯部温泉
(群馬・安中市)
 
恵の湯  500円


画像なし
 
 軽井沢が出来る前の避暑地である磯部温泉に行く。この場所が避暑地って言うのも、ちょっと納得行かないのだが、現地入りして旅館に入ると判る。川面からの自然のクーラーがあり、夏は涼しいのである。

 で、この日は所要で疲労困憊でちょっとひとっぷろ。平日の利用は稀だが、驚くほど沢山の老齢な方が入っていた。平日ってのは、こうだったのか・・・。
12月15日
(土) 
103

(石川・金沢市) 
ドーミーイン金沢 
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寝湯主体の内湯
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夜間はかなり暗い露天 
 天然温泉との事。ボーリングをしてポンプアップしているのか、そこの辺りの詳細が判らない。ドーミーインの全ての系列施設でその謳い文句があるのだが、ローリーで持ち込みと言う事なのか。後者と考えた方が無難かも。ボーリングしたら、その経費分の宣伝をするだろうから・・・。

 ややと言うか、気になる塩素臭。この時点で感づく部分はある。それでも幾分ヌルスベの柔らかい湯で、気持ちの良い湯であった。露天は暗すぎて、さらには冷たい雨であり諦めた。

 温泉つきホテル。普通のホテルと比べれば、当然付加価値が高く、差別化される。日本人においての「温泉」、物凄い価値が出るアピールポイントとなるだろう。
12月 9日
(日) 
102

板室温泉
(栃木・黒磯市) 
グリーングリーン  500円
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対岸の目立つ場所にある
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明るい内湯
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昔ながらのロープが垂れて 
 一日極寒の中で遊び、冷えた体をここで温める。65歳以上は200円で楽しめるというサービスもある。内湯はそこそこの温度だが、露天はさすがにこの外気だとぬるく感じた。下野の薬湯といわれた頃の名残、ロープが垂らされ、そこに掴まっては入るのがここでの正しい入り方らしい。それほどに昔は混んでいたと言う事であろう。

 大広間は畳敷きで床暖房となっている。この時季にありがたい配慮。風呂上りに畳みの上で手足を伸ばすと、気持ちよい温かさのままウトウトしそうでもあった。温かい湯に包まれ、風呂上りにも・・・。料金も手ごろであり、利用しやすい施設であった。

 ただし、閉館する時間は早い。土地柄だろうか。
12月 8日
(土) 
101

那須湯本温泉
(栃木・那須町) 
 鹿の湯 400円
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伝統の
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内部は撮影禁止 
 那須の名湯の鹿の湯。さすがに人気の場所で、内部は老若男女で賑わっていた。内湯のみであるが、浴槽は、41度、42度、43度、44度、そして46度48度と各槽が設けられている。三助ではないが、常にスタッフが浴室内居る。一人ないし二人。さすがにカメラは封印した。
 硫黄の香りの強いいいお湯。順番に温度を上げてゆき、46度までは何とかは入れたが、48度は足と手くらいしか入れられなかった。男気を見せる入浴者も居り、出た姿は真っ赤になっていた。ここは長湯をする場所でなく、短時間で楽しむ場所。ササッと入り、ささっと後にする。風情のある造り、那須の観光名所として、この先も廃れない場所であろう。楽しい湯であった。熱湯好きにはたまらないであろう。
12月 2日
(日) 
100

(群馬・昭和村) 
昭和の湯  500円
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広い駐車場を持つ
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開放感のある内湯
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周囲景色で野趣溢れる露天 
 昭和村役場のすぐ近くにあり、立地条件はいい。この日はなんと、カラオケ大会をやっていた。上手下手は別として、温泉地で騒々しいのは大嫌いであり、ちと困った。でも訪れたからには・・・。

 浴室に入ると、これまた強い塩素臭。しょうがないとは思ったが、かなり強い。室内に充満しており、逃げるように露天へ行く。露天だとそれは回避できた。気持ちいいのだが、この時季にしてこの泉質は温まりにくい泉質。長湯をしていたが、いまひとつ芯まで温まらなかった。

 アルカリ性であり、気持ちヌルスベな柔からかさがある。どっぷりと首まで浸かり、じっくりと・・・。

 湯上りは我慢の時間であった。地域の憩いの場なのであろう。ビジターが文句を言ってはいけないのかもしれない。一張羅の衣装の人も見える。それを見ていると微笑ましかったりする。
12月 1日
(土) 
99

大滝温泉
(山梨・甲府市) 
 大滝温泉 600円
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住宅地の中にある
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やや熱めの内湯
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ジャグジーもある露天 
 山梨の盆地の中には、本当にいい湯が出る。あっちも、こっちも、そしてここも。昔は田んぼの中だったであろう、現在は住宅地の中にある。

 湯の色は、テルメ金沢のそれと酷似している。内湯は熱めで、露天に二層設けられ、ジャグジー槽と源泉槽があり、源泉槽が人気で大勢の方が入られていた。ぬる湯で長湯が出来るからのようであった。

 こんな場所と言っては大変失礼だが、それにしてもいい湯であった。よく温まり、柔らかく・・・それでいて源泉かけ流し。毎分300リッターほど湧出していると言う。平日ならワンコインで利用も出来るらしい。こんな温泉が近くにあったなら・・・周辺市民が羨ましくさえ思えた。

 周辺に案内看板は無く、狙って行かないとたどり着けない場所であった。
11月24日
(土) 
98

信州たかもり温泉
(長野・高森町) 
御大の湯  500円
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宿泊施設隣接
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内湯
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露天 
 連休でもあり、かなり混雑していた。施設的には造りが綺麗で居心地が良い。ただし混雑。

 内湯は幅広の滝のような流れが作られ、窓の外の景色と併せて楽しめる。

 露天もよかったが、子供が泳ぎ・・・。まあこんな時もある。田舎に帰ってきた親子連れが、田舎の親族と温泉で楽しんでいるような会話があった。「泳ぐな」なんて言えばしらけてしまうだろう。

 温かい湯に包まれ、南アルプス側の展望を楽しみつつマッタリと入浴。賑わう料金であり、施設のつくりであり・・・。ちょっと落ち度は、御大の展示物を見過ごしてしまった。御大とは・・・あの人。また次回。
11月23日
(金) 
 97

天竜峡温泉
(長野・飯田市)
天竜峡温泉交流館
若がえりの湯 
400円
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ちょっと奥まった静かな場所に
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 内湯のみ
 景勝地の天竜峡側からアプローチするのに、経路が細く難儀する。現在は工事中の路地もあり、観光客が多いこともあり、大回りして東側から現地入りする。

 建物としては目立つのだが、温泉としては目立たない感じ。利用者も少なかった。中は内湯のみ。でもお湯はヌルスベの美人の湯。雨に濡れ冷え切った体を温めてくれる。

 気をつけたいのはカラン。お湯と水のコックが別にあり、お湯を先に出して火傷しそうになった。

 湯上りに新そばを食べようと思ったが、15時を回り閉店となってしまっていた。残念。
11月18日
(日) 
96

あづま温泉
(群馬・東吾妻町) 
桔梗館 
500円
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坂を降りて行くと河川敷前に
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内湯
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 岩井堂の紅葉を望みながら
 そろそろ群馬県内での、未入湯の温泉地は無くなってきた。探すとちらほらと出てくるのだが、もう搾り出しても・・・。基本日帰り可能施設での選択であるが、この先は泊りしか受け入れていない場所が残る。

 新道と旧道が入り乱れている場所が、この施設への下降点。下って行くと広い河川敷を前にこの施設がある。中に入ると賑やかなカラオケの音。そのまま後ずさって帰りたくなるような音だった。耳からの情報を遮断しつつ浴場へ急ぐ。

 溜められている湯は、柔らかい湯で、包み込むような優しさがある。外には紅葉した岩井堂の岩が織り成す展望がある。露天に出ると、さらに気持ちよく、そこと同化した場所で入浴を楽しむ事が出来る。施設周辺の木々も紅葉している。最高の展望風呂となるか。

 ただし、休憩室ではカラオケの攻撃を受ける。好きな人も居るし、地域の人との歌でのコミュニケーションの場でもあろう。一応は理解するのだが、でもその音が煩いと思う人がいても当然。個室でやって欲しかったりする。
11月17日
(土) 
95

川俣温泉
(栃木・日光市) 
間欠泉展望所  無料
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足湯
 間欠泉を楽しもうと、展望台に行ったら、こんな場所に足湯が設置してあった。谷を下にして、天空にに突き出た場所のようであり、異種不思議な感じ。やや熱めであったが、気持ちよく足元から体を温めてくれる。ドブンと全身浸かりたいような、そんな気持ちにする湯でもあった。間欠泉と足湯と、二兎を追える景勝地。
11月17日
(土) 
94

奥鬼怒温泉
(栃木・日光市) 
 加仁湯 500円
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谷間に近代的な
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問答無用の乳白色
 秘湯好きでここを知らない人は居ないのではないだろうか。時折、入って熱いとかぬるいとかあるのだが、ここは絶妙な温度。源泉温度は46度とあり、適季は今ってことになるか。もう少し前なら紅葉を愛でながらの入浴が出来たか・・・。
 内湯や個室湯などもあったが、混浴露天のみに入る。ここが一番開放的で、この湯宿の売りの場所でもあろうから。硫黄の香りに包まれながらの周囲景色。小雨も降ってきたが、全ては湯の良さが跳ね除ける。
 団体が到着して、混雑を身構えたが、何とか静かに入ることが出来た。出るのとすれ違いで、若い女性が一人で入って来た。間違いなく混浴。乳白色だからなせるのか、もう少し入っていればよかったか・・・(笑)。
11月11日(日)  93

上山田温泉
(長野・千曲市) 
カラコロの足湯  無料
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 「水と緑と潤いのある公園」内にある。駐車スペースは道向いに4台分ある。

 寒風吹きすさぶ中、足を放り入れる。なかなか温まらないので、手も浸ける。するとどんどん温まってゆく。園内はとても雰囲気がよく、風さえなければ・・・。硫黄の香りに包まれながら、温かさをそれこそ寒さのおかげで実感。

 途中、雨が横殴りになってきたので、ジエンド。
11月10日
(土) 
92

浅間温泉
(長野・松本市) 
ホットプラザ浅間  630円 hot1.jpg
浅間温泉街の中心的場所に
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内湯
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露天

 塩沢温泉では、さすがに頭を洗えず、もう一度入り直し。

 客層が、老齢な方が少なく、若年層や若い家族連れが多かった。たまたまか・・・。

 入るなり、塩素臭が強く感じる。これはしょうがないのかも。施設の造りが小さいので、その影響もあるだろう。もう少し大きな・・・と予想して入ったら、意外にコンパクトになっていた。街中なのでしょうがないとも言えるか。

 温かい湯に抱かれ、極楽極楽。なのだが、一点、置いてあるシャンプーの選択が、香料の強い物でこれは少し・・・。在るだけありがたいと思いたいのだが、どうせ置くならとも言いたかったり。
11月10日
(土) 
91

塩沢温泉
(岐阜・高山市) 
湯元山荘  無料
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絵になる佇まい
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野趣溢れる沢沿いの
 渓流脇の露天風呂。あるのはこれのみ。源泉地は川向にあり、川を塩ビパイプで跨いで湯壷に入れられている。

 風景的な気持ちよさはあるのだが、はっきり言ってぬるかった。ぬる湯の方が温まるとも言われるが、寒風吹きすさぶ中、枯葉がバラバラと舞い落ちる中、どうに溜まる温度より、冷めて行く温度の方が優先されていたようだ。ここの適季は暖かい時期となるか。源泉に手を入れたのだが、そこでもぬるかったのだ。

 でもでも、この鉄泉は、野趣溢れなんとも気持ちがいい。その証拠に1時間も浸かっていた。理想的な周囲のシュチュエーション。紅葉した葉を通して陽射しも入る。湯面には落ち葉、焦点を変えると、その湯面に空や周囲の景色が写っている。
11月 4日
(日) 
90

下諏訪温泉
(長野・諏訪市) 
片倉館  600円
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 久しぶりに片倉館へ。冷えた体にこの湯が染み渡る。そして良く温まり、ラドン成分か、汗も良く出る。工女さんが利用した場所。速く大人数が入ることを考慮して作られた仕様。その昔は頭を洗うことも出来なかっただろうと思えた。国の重要文化財であり、それが利用できるのも嬉しい。外装、内装ともに、立派な造り。暗くなって明かりが灯ると、これまたいい雰囲気。
11月 3日
(土) 
89

尻焼温泉
(群馬・中之条町) 
河原露天風呂  無料
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この広さ
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紅葉と併せて
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ひと目を気にする人はここ 

 言わずもがなの尻焼温泉。川の中に在るので、大水などによると、湯温が変わる。前回はそのためにぬるく、川岸の湯壷に入って楽しんだ。混浴であり、女性は水着、我まっぱ・・・。

 今回は河原に入る。右岸に行くと、ぶくぶくと湧き出している場所があり、深淵になっていて大人向き。泳ぐ事も可能。もう一つ、パイプが出ていて引泉をしているよう。

 ハラハラと紅葉を終えた落ち葉が川面に落ちる。その船を目で追いながらゆっくりと浸かる。今日は目を閉じる事は勿体無い。周囲の景色を愛でながら・・・。

 この気持ちよさ・・・・草津の西の河原も広いが、野趣溢れる感じはこちらに軍配が上がる。長湯が可能であり、見ているとテントを持ち込み場所取りをしている方もおられた。ここではいろんな楽しみ方がある様子。

 脱衣場がないので、さすがに女性の方は少なかったが、それでもちらほらと見られた。
11月 3日
(土) 
88

尻焼温泉
(群馬・中之条町) 
ねどふみの里  無料
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 尻焼温泉は、河原のところが最奥だと思っていたが、そこよりさらに上の集落にもお湯が出ていた。引っ張りあげていると言う事か・・・。暖かいちょうどいい湯温。雰囲気よろしく居心地がいい。敷地内の建物ではコーヒーが飲めるようになっており、近所の人だろうか、集まっている姿があった。
10月30日
(火)
87

金沢松島温泉
(石川・金沢市)
 
テルメ金沢     火曜日であるが、南側の駐車場は満車。内部も賑やか・・・。テルメ人気は週末だけではないようであった。やはり利用しやすさが客を引き付けているのであろう。

 いつもは臨時仮眠室を利用するが、この日は久々にリラクゼーションルームでテレビを見ながら・・・。やはり人が多い分、騒音が大きい。寝る目的なら、臨時仮眠室の方が静か。
10月29日
(月) 
86

松任海浜温泉
(石川・白山市) 
CCZ温泉  440円
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懐かしい出迎え
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湯量豊富な内湯
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海風が吹き抜ける露天 
 故人が頻繁に利用していた場所を、懐かしむように選んでみた。ここは私にとっても懐かしい場所。何年ぶりか・・・。数多く利用した場所であり、キリン工場が出来た時は、それはそれは生ビールも美味しく堪能できた場所。

 塩泉でよく温まり、景色も良く値段も手ごろ。440円と言うのは、CCZ(シーシーゼロ)とかけてあるのだと思っているが真相はいかに・・・。

 21時の終業時間まで入り、静かなCCZ温泉を堪能する。しっぽり、しっとりと温まる。
10月27日
(土) 
85

金沢松島温泉
(石川・金沢市)
 
テルメ金沢  terume1.jpg
 
 この日は600円で利用できる日、ただし泊まればいつもどおり。家族四人で飲み食いしたので、3万ほどの出費。ねまるは美味しいのだが、やや高価でもあるか・・・。
10月13日
(土) 
84

接岨峡温泉
(静岡・川根本町) 
接岨峡温泉会館  300円 sextusokyou1.jpg
銭湯の様な構えだが
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内湯のみだが、素晴らしい湯
 何度も赤石温泉では芸がないので、やや麓側に下って、この温泉を利用する。銭湯の様な構えだが、駐車場もしっかりあり利用しやすい。

 この料金にして洗剤類も揃っている。湯壷に入ると、アルカリ泉らしい包み込むような柔らかさがある。完全なる美人の湯。さらには、お茶の香りがお湯からしている。泉質からなのか添加しているのか・・・。前者だったら凄い事。

 ジモティーと語らいながらの湯。まったりとし、旅が楽しくなる。ここで井川に金山があったことを聞いた。今でもその場所で砂金が多く採れるという。

 湯上りに、番台の女性とも楽しく会話。小さな山村の小さな湯であるが、心も体もリラックスできる湯である。
 10月 6日
(土)
83

遠山温泉
(長野・飯田市) 
かぐらの湯  600円

5度目の利用、画像無し 
 山から降りて車に戻ったのが20時を回った時間。受付終了時間までもう僅か・・・。かっとんで滑り込み。

 塩分のあるまろやかな湯に包まれると山旅の疲れが癒されてゆく。飲泉も可能だが、先だっての中宮温泉とは違い、飲み辛いもの。露天の打たせ湯で肩や腰を解し、ぬる湯にゆったりと体を沈める。

 湯上りに外のベンチでビールを煽る。ここは21:30には外灯が全消灯される。 
9月29日(土)  82

金沢松島温泉
(石川・金沢市)
テルメ金沢  頻繁に利用のため、画像なし   この人気は・・・。もう特別な時期でなくても毎週末混んでいるようだ。完全に客を定着させている。人の入りでは石川県トップではないだろうか。インターも近く、市内への移動も便利。そして利用しやすいシステム・・・。塩泉の温まる効果はこれからの時期に有益。テルメ人気はこの先も続くだろう。
9月29日(土)  81

中宮温泉
(石川・白山市) 
にしやま旅館  500円
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秘湯を守る会の宿
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内湯のみ
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熱湯槽
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ぬる湯槽 
 白山スーパー林道の石川側ゲート近くにあるのがこの温泉。今では3軒が宿を構えるのみ。やや寂れた雰囲気があるが、昔からの名湯として知られている。

 なんと言ってもこの湯は飲湯が楽しめる。胃腸の湯としても有名。一口飲むと、なにか出汁をとったお汁かと思えるほどに味がいい。自然の恵み(温泉)がまた人を呼べる要素を持っている。

 利用料金はワンコインと安い。玄関のすぐ脇が浴室で、やや違和感がある。もっと申せば、外から中が覗けてしまうような立地。湯壷は内湯しかない。ぬる湯と熱湯槽が設けられ、好みで入ることが出来る。

 いつもどおり、ぬる湯の方でのんびりと浸かる。柔らかな包み込むような泉質で、かなり気持ちがいい。時折飲泉しながら、内外ともに温泉を楽しむ。

 湯上りに僅かに休憩する。囲炉裏端には熊の敷物がある。この暖かいこと。さすが毛皮。

 この温泉地の全ての宿で日帰り入浴を受け付けている。次回は別の宿へ・・・。
9月23日
(日) 
80

南郷温泉
(群馬・沼田市) 
しゃくなげの湯  500円
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植栽も美しい敷地内
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ドバドバと流れ入る内湯
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露天
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もう一つの露天 

 現地入りすると、雨具を着た交通整理員が一人で奮闘していた。雨の中・・・。これを見るだけで、施設の中身が見えたよう。仕事きっちり、客商売に徹している施設。

 先に休憩室があるのだが、壁のないオープンな造り。ここのコンセプトは「広さ」なのかと見ていた。庭の造りも空間を上手に使っている。

 さてお風呂。硫黄泉で、それがほのかに香り心地いい。湯温も適当で、長湯も出来る温度。ドバドバと流れ入る源泉の様子も心地いい。石組みの縁に頭を置き、のんびりとプカプカと浸かる。お湯は柔らかく、僅かにヌルスベ。その泉質による心地よさも伴う。

 露天も開放的。雨の日ではあるが、しっかり濡れながら、湯を楽しむ。場所柄か、お年寄りの姿が多かった。のんびり、しっぽり・・・。

 湯上りに休憩室で寛ぐ。外の雨を見ながら、ここでもしっぽりとリラックス出来る。有料・無料のマッサージスペースもある。

 併設して産直野菜が売っており、新鮮な野菜をいくつかお土産にする。

 また訪れたいいい施設。

9月16日
(日)  
79

夏油温泉
(岩手・北上市) 
蛇の湯
(洞窟風呂) 
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 ここは、元湯の管轄外。今は北上市の管轄になっている。洞窟の中であり、蒸し風呂状態で心地いい。腰くらいまで沈めるほどに以前は湯を溜めてあったそうだ。現在は2センチほどしか溜まっていない。でもしっかり熱い湯が溜まっており、十分蒸し風呂。休止理由は、衛生上の理由らしい。廃湯の状態が悪く、湯の中が不衛生になるとの事であった。理由が判っているのなら対処法方がいくらでもあるとは思うが・・・。
9月15日
(土)  
78

夏油温泉
(岩手・北上市) 
小天狗の湯  getoukotengu.jpg
 
 新館側の内湯。こちらは柔らかい湯で、まったりと入ることが出来る。新しさからか、利用者も多かった。どばどばと流れ入るお湯に、温泉心が擽られ、幸せな気分に・・・。
9月15日
(土)  
77

夏油温泉
(岩手・北上市) 
白猿の湯  getoushirozaru.jpg
 
 旧館側の内湯。やや熱湯で、その湯気の為に蒸し風呂状態。湯に浸からずして温まる感じ。じっくりと肩まで沈める。この湯は痛風や高血圧にいいらしい。
9月15日
(土)  
76

夏油温泉
(岩手・北上市) 
真湯  getoushinyu.jpg
 
 唯一の混浴風呂。さすがに女性は居ない。程よい温度で、一番快適温度に思えた。そのために賑わう場所でもある。
 写真は朝5時の絵。深夜に掃除をしたようで、溜めている途中であった。
9月15日
(土)  
75

夏油温泉
(岩手・北上市) 
 女(目)の湯 getoumenoyu.jpg
 
 茶褐色のぬる湯。やや湯壷が小さいので、僅かの人数で満員になってしまった。長湯がしたかったが、人気の場所であり、時間の制約がありしょうがない。この温泉は、男女の区分けは時間制となっている。唯一右岸側にある湯場。
9月15日
(土)  
74

夏油温泉
(岩手・北上市) 
大湯  getouooyu.jpg
 夏油温泉を代表する湯。
 源泉は60度近くあり、それが直に流れ込んでいる。さすがに熱い。玄人に入り方を聞いたのだが、内湯でしっかり体を洗ってくると入れるらしい。年齢による皮膚の感覚にも寄るだろう。さすがにまだ若い?私は被り湯までで、一度だけ全身を入れたが、厳しい熱さで長くは入れず。宿の番頭さんも「俺も熱くて入らないよ」と言っていた。
9月15日
(土) 
73

夏油温泉
(岩手・北上市) 
疝気の湯  日帰り500円
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一軒宿
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夏油川の川岸に湧く 
 右岸側の2施設が廃業し、温泉街では一軒宿になっている。予約せずに、午後遅くになって申し込んだら、自炊部屋が空いたとの事で、喜んで利用させてもらう。ここも秘湯の宿。相応の風情がある場所。そして季節営業であり、通年やっていない部分で、希少価値があり、人気の場所。

 まずは疝気の湯から。ここの湯は、全て源泉が異なって居る。やや白濁した湯で、38度くらいだろうか、長湯が可能。夏油川を見ながらの入浴は、目にも耳にも快適。
9月 9日
(日) 
72

平湯温泉
(岐阜・高山市) 
 ひらゆの森 500円
画像なし 
 2回目の利用につき画像なし。と言うか、凄い混みあいようであった。安価であり、雰囲気があり、広く・・・。施設とスタッフが客商売に徹している。利用していて心地がいい場所。

 場所柄、多くのハイカーが山の疲れを癒していた。休憩室に並ぶザック・・・。山の温泉って感じがする。

 問答無用の硫黄泉。山の疲れを我も癒す。
9月 2日
(日) 
71

(群馬・みどり市) 
小平の里
湯遊館 
300円
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周囲は薪の焼ける良い匂い
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桧造りの内湯のみ 
 温泉ではないが、沢水を沸かしている。ある意味、鉱泉に近いとも言える。小平鍾乳洞の上にある施設で、あまり目立つ場所でなく、空いている。それでも過不足ないサービス。300円でこれだけの場所が利用できれば安い。周囲の山の帰りにも十分利用できる。最低限の石鹸も用意してある。
 湯は柔らかい。沢水と聞いていたのでキリッとした湯の予想を立ててきたが、かなりいい感じ。循環させている関係もあるか・・・。

 趣のある独特の場所。駐車場の下では、係りの人が一生懸命に薪割りをしていた。一日どれほどくべるのだろうか。この値段は労力に見合ってるのか・・・。
 8月26日
(日)
70

大芝高原温泉
(長野・南箕輪村) 
ふれあい
交流センター 
大芝の湯 
500円 ooshiba1.jpg
森の中に立地
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内湯
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露天
 2度目の利用。前回は大雪の中での利用。今回は・・・夏。

 森の中にあり森林浴を兼ねた入浴も可能。そのためか、利用者の多くは露天側に居て寛いでいる。ジャクジーに入る人、寝そべる人、ほとんど利用者は外に居た。

 柔らかい湯であり、気持ち良さを伴う。泉質が心地よく、湯温も夏向きで気持ちがいい。

 施設がゆったりと造ってあり閉所感がないのがいい。湯上りにリラクゼーションルームの中の長椅子に寝そべり読書なんかも可能。利用者の多くがゆったりと、のんびり利用している。

 嬉しいワンコインで利用できる施設。のんびりと半日でも居られそう。
8月25日
(土) 
69

付知峡倉屋温泉
(岐阜・中津川市) 
おんぽいの湯  600円
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大きな駐車場を有す
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内湯
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露天 
 経路が狭く、到着しての車の多さに驚いた。こんなところに・・・と言った感じ。でも中に入ると頷ける。湯がよく、施設もゆったりした造り。老若男女、特に若い方の利用が多くみられた。

 アルカリ泉で美肌の湯。若い方、特に女性の姿も多いように思えた。まったりとした体を包み込むような湯。温度も適当で心地いい。露天はやや熱く、二層に分かれた下の方がぬる湯。山旅の疲れが癒される湯。このアルカリ泉が多いのがこの付近の特徴とも言える。

 湯上りには、枕も用意された休憩場所もある。利用者もモラルがあり、割と静か。客層もいい様子。
8月19日
(日) 
68

菅平高原温泉
(長野・上田市) 
菅平プリンスホテル  500円
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夏合宿のメッカ
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内湯のみ 
 菅平高原のあちこちは、全国各地からの運動部の学生が汗を流していた。この菅平プリンスも、有名大学・高校の生徒が泊まっていた。
 湯は僅かにとろみのあるアルカリ泉。湯温もほど良く長湯に適している。

 しかし、気持ちよく入っていたら、汚れたシューズを持って入って来た学生が・・・。完全に興醒めである。モラルが欠如した学生。ここは自宅ではない。自宅では風呂場でシューズを洗っているのだろう。名誉の為に学校の名前は伏せておこう。ただし、この日の宿泊学校は、この宿のブログから判る。スポーツだけしていればいいのではない。社会性を身につけるのもその一環。

 残念だが、すぐに風呂を上がった。
8月18日
(土) 
67

結東温泉
(新潟・津南町) 
萌木の里  500円 moegi1.jpg
露天風呂は駐車場から2分
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山を見ながらの風呂
 結東温泉には、二つの施設があり、ともに同じ時間から営業している。露天があるほうをと、こちらを選ぶ。ワンコインで利用できるのはありがたい。
 駐車場からは、やや距離がある。2分であるが、2分で歩ける距離って、けっこう長い。一箇所分岐点に道標が無く迷うが、左の道を選んで進む。行き着いた先に、趣のある建物が待っている。洗い場がないものと思っていたが、シャワールームがあり、洗剤もそろっている。
 源泉が40度。ちょうどいい温度で快適も快適。開放的なつくりで、目の前にデンとある山塊も嬉しい。ただし、凄い数のアブのお出迎えもあり、この部分だけ困った。夏場のリスクであるが、これがなかったら、最高に気持ちのいい湯である。成分の濃さも感じ、効きそうな湯とも思えた。
8月13日
(月) 
66

(石川・能都町) 
百楽荘 
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今や能登でも有名宿
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洞窟風呂の露天
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展望風呂 
 温泉ではないが、海洋深層水を利用した風呂がある。温泉とそん色ないような造りであり、リラックス効果は十分ある。九十九湾を見下ろしながらのお湯は、本当に気持ちがいい。

 女将は、「借金で大変なんですよ」なんて言っていたが、すぐに回収できるだろう。会計を済ませた客は、すぐに次回の予約を入れていた。ここに居る時間は至福の時。
8月13日
(月) 
65

金沢松島温泉
(石川・金沢市)
 
テルメ金沢 
画像なし 
 時間を気にせず入れるここは、私の行動に都合がよく、頻繁に利用する場所。温泉もよく、この日は寝湯で長湯を・・・。お盆の最中、かなりの混雑を思ったが、そうでもなかった。
8月12日
(日) 
64

藤七温泉
(岩手・八幡平市) 
彩雲荘  600円 
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八幡平樹海ライン沿い
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混浴露天
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内湯
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最上部の露天
 また硫黄泉か・・・と食傷気味で入ったのだが、ここは凄かった。湧き出す気泡。泥湯的泥濘成分。間違いなく良い湯。

 入って行くと、先に女性が三人。賑やかしく湯を楽しんでいる。入浴着を着ているので、安心して見ていられる。着ていなかったら、そう、安心して見ていられない。

 いくつも湯壷が切られているが、熱湯とかもあるので注意が必要。山手側に行くと、より気泡が出ていて、もう凄い勢い。炭酸泉どころではなく、その泡泡な感じは初体験。硫黄泉でこの気泡。そして底を掬うと泥濘な泥が手に取れる。それを塗りたくっている御仁の姿もあった。当然真似してみる。

 女性が最上部の風呂に行った。経路は30mほどある。そこに行くにはその距離をふるちんで行くわけである。すぐ脇のスカイラインを車が通過して行く。女性が降りて来てから、そこに駆け上がる。なんと言う開放感。最上部からは、当然の展望がある。しかし凄いアブの数。その為に長湯が出来ず下に退散。

 ここはいい。一回でファンになった。バブリーな湯が好みというわけではないが、これほど湧き出している感のある湯も久しぶり。シュワシュワはリラックスを誘う。
8月12日
(日) 
63

玉川温泉
(秋田・仙北市) 
 
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噴気があちこちから上がる
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地熱で温浴 
 ここの説明は要らないだろう。万病に効く温泉として世に知られている場所。

 この冬に大事故があったが、そんな事はなかったかのような混雑ぶり。それほどに効能があるのかと思う。そして有毒ガスが出てそうな場所だが、それよりの効能なのだろう。

 経路の余地で陣取る人も見られる。茣蓙を引いてタオルに包まり・・・。気持ち良さそうに早朝から温浴を楽しんでいる。こちらもちょっと真似事を・・・。暖かく、確かに気持ちがいい。「治る」とは、この快温からくるものなのかと思う。気持ちよさが体を癒してゆくのだろう。
8月11日
(土) 
62

乳頭温泉
(秋田・仙北市) 
鶴の湯  500円
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茅葺の建物が郷愁を誘う
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混浴露天 
 乳頭温泉で一番有名と言っていい鶴の湯さんへ行く。経路のダート林道も、あえて秘境を醸し出すよう舗装をしないのだろう。

 混浴の方を利用する。脱衣場の横に内湯もあるが、けっこう熱い。露天は、その底からぶくぶくと湧き出していて、フレッシュ感があっていい。開放的な露天。さすがに女性の姿は無かったが、すれ違いで入って行った方も居られた。女性には勇気が要る場所にも思えた。

 黒湯同様に乳白色の硫黄泉。極楽に一直線。

 
8月11日
(土) 
61

乳頭温泉
(秋田・仙北市) 
黒湯  500円
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受付
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混浴内湯
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混浴露天 
 黒湯の混浴風呂の方を利用する。女性はちょうど出た後で、安心して入れる(笑)。内湯のほうは熱く、露天をぬる湯にしてあり、長湯が可能。そして一人分だが、洗い場も設けてあるのが、嬉配慮。打たせ湯もあるのだが、放物線を描いたそれは、かなり熱い。アブがたくさん訪れ、やや格闘。でもこれが自然の雰囲気を強くしてくれる。

 男女別のほうへも足を運ぶ。施設としては、こちらの方が立派なつくりであった。湯畑と言えよう源泉地が脇にあり、雰囲気もいい場所。草むらの中の混浴に対し、男女別の方が開けている。

 乳白色の硫黄泉。問答無用に温泉に入っている感が強くなる。そして湯上りもさっぱり。
8月11日
(土) 
60

乳頭温泉
(秋田・仙北市) 
旧一本松温泉
(野湯) 
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湧き出す源泉に沢水を 
 これぞ野湯。その昔はそれらしい場所であったようだが、距離の関係だろう、「跡」となってしまった場所。それでも今でも源泉がトクトクと出ている。そこに沢水が引かれ、温度調整されている。さすがに熱くて入れず、手だけで堪能。しっかりと熱いが、我慢すると何とか・・・。
8月 5日
(日) 
59

七味温泉
(長野・高山村) 
七味温泉ホテル
渓山亭 
800円
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温泉街の中でも目立つ建物
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内湯は45℃ほどの源泉
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露天は40℃ほど 
 暑い夏、ぬる湯に入りたく、ここを選ぶ。既に、別館と言うか、この湯宿の露天風呂の方は、数年前に利用させてもらっている。今回も女将に、「さらに充実したから入っていきませんか」などと言われたが、ぬる湯目的なのでこちらを・・・。この温泉街は、各湯宿で源泉を持ち、ここは二つ、そのうちの一つが40℃近辺と適温に思っていた。

 白濁の硫黄泉。温泉に入っている感はかなり強い。内湯はやや熱め。と言っても普通に入れるちょうどいい温度。シカシカせず、まろやかな湯。でもここでは長湯は・・・。

 露天は完璧に適温。冬季ではややぬるいだろうが、この時期はちょうどいい。沢のせせらぎ音を聞きながら、どっぷりと浸かり、完全にリラックス。夏草がそよそよと揺れている。ジリジリと暑い日差しは、屋根が遮ってくれている露天風呂。全てに夏向き。

 自然のクーラーの宿、湯上りにまたウトウトと・・・。
8月 4日
(土) 
58

宇奈月温泉
(富山・黒部市) 
 とちの湯 500円
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駐車場から僅かに歩く
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内湯の方がぬるい
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大展望の湖畔の露天 
 トロッコ電車に乗ると、対岸からこの温泉が見えそそられる。そして今日初めて利用する。
 
 ワンコインで利用できるのはありがたい。そして置いてある洗剤の全てが泡立ちがいい。ちょっとした事だが、ありがたいチョイス。
 
 湯は、しっかりと塩素の臭いがしている。かなり鼻につき、しょうがないとは言え勿体無い感じ。それでも、うなづき湖を見下ろしながらのお風呂は格別。
 
 珍しい事に、内湯の方がぬるく、長湯なら内湯となる。宇奈月温泉では、ある時間を過ぎると、ビジターの日帰りの受付をしていない。そこでここが有効となる。実は、とあるホテルの案内係に紹介してもらったのがここであった。
7月29日
(日) 
57

唐沢鉱泉
(長野・茅野市) 
唐沢鉱泉  700円
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登山基地
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中央に源泉、右がぬる湯 
 八ヶ岳の有名登山基地。この日も有名大学のワンゲルが利用していた。利用者の99パーセントが登山者であり、皆、山の疲れをここで癒し、家路に向かっていた。
 源泉は冷鉱泉。すぐ上に源泉地があり、美しい景観をしている。その源泉成分がとてもよく、柔らかく体を包み込む。僅かにマッタリとした湯。ことに、ぬる湯槽の方が気持ちいい。何時間でも入っていられる温度で、この日のパーティーメンバーと語らいながらの長湯となった。
 ハイシーズンであり、しょうがない芋の子状態ではあったが、湯の良さが全てをカバーしていた。
7月28日
(土) 
56

北志賀温泉
(長野・山ノ内町) 
高社之湯

ゆうリゾートホテル 
600円
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洋風な構えのホテル
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内湯は熱い
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露天は離れた場所にある 
 構えからして敷居が高い場所に思えるが、日帰り入浴を受け付けている。内湯と露天が別の場所にあり、やや不都合に思えた。

 湯は完璧で金腐臭を伴ったお湯は、まろやか。ただしやや熱い。寒い時期ならいいが、暑い時期だと長湯が出来ない。そこでやや温いとされる露天へ。でも、しっかりと熱かった。源泉温が45度あり、湯口の温度は、そのままの温度のようであった。少し距離を置いて冷ますような事をすれば、もっと気持ちいい湯になると思うのだが・・・。

 ホテルであり、従業員の応対がいい。次回は、少し寒い時期に利用したい。ただし、四季を通じて日帰りの利用料金が異なるので注意。
7月22日
(日) 
55

温海温泉
(山形・鶴岡市) 
瀧の屋  600円
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老舗旅館
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内湯のみ 
 午前11時。共同浴場を含め、周辺のホテルも日帰りを受け付けている所はなかった。電話をかけまくったのだが・・・。温海温泉とは・・・なんて全否定しようかと思ったとき、「日帰り入浴OK」の文字を見つけた。なんだ探せばちゃんと・・・。それでも恐る恐る「入れますか」と訊ねると、「ハイ」と返答を貰った。
 個人まりとした浴室だが、湯が物を言う。湯切れのいいお湯で、柔らかい湯でもある。海岸寄りでもあり塩分が強いかと思っていたが、そうでもなく、良い部分のしっとりさを出している。昔からの名湯・・・開湯1000年の歴史を体感。何となく湯当たりしそうなのが塩化物泉。でもここはそれがなく、我が体にも合っている湯であった。前回は足湯だけだったが、今回はしっかり・・・。次回は共同浴場を楽しみたい。
7月21日
(土) 
54

飯森山温泉
(山形・酒田市) 
かんぽの里酒田  800円
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内湯メイン
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露天
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月山の湯 
 飛島から本土に戻り、一番近い日帰り入浴施設に飛び込む。夏休みに入り、このような施設は書き入れ時の様。

 鶯色の湯。湯温もちょうど良く、柔らかい湯に包まれる。海岸寄りの湯では、塩化物泉では湯当たりすることが多く、気にして入ったが、その兆候は皆無。身持ちよく入ることが出来た。

 かんぽの宿であり、洗剤類も整っている。ゆったりとした構えの施設であり、リラックスに導いてくれる。

 ここがいいのは、ロビーから浴場までが近い事。サッと入り、サッと入浴が可能。
7月15日 
(日)
53

西ノ沢温泉
(福島・猪苗代町) 
たなべの湯  500円
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田んぼの中の一軒宿
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源泉がすぐ脇に 
 磐梯山の麓、田んぼの中の一軒宿。日帰りが出来るのか半信半疑だったのだが、女将が出迎えてくれ、「入れますよ」と。
 浴室はそう広くなく、冷鉱泉を加温している様子。その浴槽の横に源泉槽があり、冷たい流れが浴槽に向かっていた。
 強いぬるすべ感はないものの、まったりと体を包むような、気持ちの良い湯であった。加温循環せねばならないようであるが、もう少し湧き出し量が多いと浴槽も広く出来るのだと思う。その源泉槽の中には雲母のような白い浮遊体が沢山浮いていた。
 ぬる湯寄りの温泉で、この時期に最適であった。古い施設だが、開放的で明るく、外見に反して居心地が良かった。洗剤フル完備。
 
7月14日
(土) 
52

長井あやめ温泉
(山形・長井市) 
桜湯  300円
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独特の風合いのある温泉施設
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露天風内湯 
 山の中腹、高台にあり長い市内の眺めがいい場所にある。
 浴室は半分サンルームのようにしてあり、屋根を高く設けた圧迫感のない造り。元々は下界を眺めながら・・・だったのかと思うが、冬季対策なのかと思えた。
 源泉は40度ほど。少し加温しているのか、掛け流しの湯がトクトクと出ている。入っていて気持ちのいい湯。舐めると塩分を感じ、しっとりとする湯でもある。長湯が可能で、いくらでも入って入れそう。男女の浴槽は下で通じている。上が明け透けであり、双方の声が同じ屋根の下で入り乱れる。東北らしい一体感と言うか・・・。
 白濁した色も温泉成分を強く感じる。やや深めの浴槽だが、湯当りは無し。よくこの泉質は当たるのだが、ここは快適に入ることが出来た。
 余談だが、受付に綺麗なお姉さんが居た(笑)。ボディーソープのみ有り。
7月 8日
(日) 
51

上山田温泉
(長野・千曲市)
 
万葉超音波温泉  300円
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堤防下の広い場所
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三槽の全てが熱かった
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足湯は21:30まで 
 上山田温泉地内の公式日帰り施設もここで最後。いい湯であることは周知のこの温泉街。またまた硫黄臭を楽しみに出向く。
 番台のある銭湯形式。今時珍しいが、ここで気づけばよかった。中は洗剤類の用意がない。最近は、無い方が珍しくなり、用意をしないことが多いのだが、気づけばよかった。中に入って、各人の持ち込み品の多さに・・・。
 源泉は47度。僅か20mほど離れた場所がボーリング地。同じ温度で湯船に入る。けっこう熱い。それに平気で入っているジモティー。凄い・・・。
 ジャクジーの方に入らせていただくが、5分も入っていると苦しくなる。周囲も入っているより、足だけ浸かっている感じ。でもこれだけで発汗作用はあり、しっかり入浴感がある。これがここのマジックなのだろう。
 湯上りに足湯にも入ってみる。お年寄りが「こんなに熱いとは思わなかった」と言いつつ入っていた。熱いのに強いはずのお年寄りにも熱い湯と言う事だ。テーブルが設置してあり、読書にはちょうど良かった。川岸の涼やかな場所。気持ちよい施設であった。横には二組の孔雀の番も居る。
7月 7日
(土) 
50

(山梨・鳴沢村) 
富士展望の湯
ゆらり 
1200円
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工夫された造りの施設
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内湯
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外湯ジャグジー
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すばらしい富士の眺め
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五右衛門風呂からも富士 

 入るなり「1200円」の表示を見て、「しまった」と思ってしまった。山梨のこの界隈は「高い」のだった。でも周囲も高いから、これはこれで納得せねばならない。ただし、中に入っての施設の多様さ、サービスを体感すると、その値段も納得。

 なにせ、世の中にある温泉形態の全てがここにあるよう。砂むしから洞窟、展望は問答無用の富士を従えている。デザイナーの腕なのだろうが、遊び心を加えた良く考えられた造りで、利用して大満足。そうそう、タオルも大小貸し出してくれる。

 露天に入りながらの富士の眺望。そこに富士が無かったら淋しいもの。日本に富士があって良かった。そんなことを思いつつ入っていた。お湯はやや消毒臭がするが、このような場所でありご愛嬌。

 洞窟風呂は、蒸し風呂形式でもあり、発汗を促す造り。サウナで汗をかけば、外で天然水も待っている。爽快。

 外にはガラス全閉式のジャグジーもある。オレンジの入浴剤が入っており、リラックスを誘う湯であった。

 あれもこれもと欲張りに入ってみた。通常の温泉場の2箇所〜3箇所分を合わせた様な施設。そう思えると値段も納得なのであった。
7月 1日(日)  49

平治温泉
(群馬・嬬恋村) 
共同浴場  200円
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温泉があるようには・・・
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ジャバジャバとかけ流し 
 やっと入れた念願の平治温泉。温泉マニアの中でも珍重されている場所。それゆえに、場所は伏せられている。前回やっと探し当て、その前まで行ったら鍵が閉まっていた。数年ぶりに出向いてみると、今日は開いていた。利用料金は200円とあるが、現在はジモティー、それもここに関わる有志のみが利用できる場所で、ビジターの入浴は遠慮して欲しいとの書き物が掲示してあった。
 中は簡素。でもこの湯は魔法の湯のように気持ちがいい。シュワシュワ量も凄く、身体全体を気泡が覆う。ぬる湯であり、長湯が出来るのがいい。そしてこの掛け流し量は気持ちがいい。後からジモティーが入って来た。丁重に挨拶をするも無言。私に対しての敵対心のよう。やはりもうビジターは利用できない場所なのかも。これほどいい湯なのに・・・。
6月30日
(土) 
48

甲斐駒ヶ岳温泉
(山梨・北杜市) 
尾白の湯  700円
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名水公園内
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 開放的な露天
 十年ほど前に一度訪れている。その時は確か別の場所にあったような気がするが、久しぶりに出向くと、立派な温泉施設になっていた。公園内入場料が200円で、入湯料で500円。

 二つの湯がボーリングされ出ている。塩泉と、もう一つは有馬温泉に匹敵する成分らしい。後者の方は露天にしかなく、39度とぬる湯で快適。一方の塩泉のほうは、やや熱め。施設がよくよく管理され、造りもよくリラックスできる造り。洗い場の清潔感もそうだが、頻繁に泉質調査もされている。名水で客を呼べる場所であり、この温泉も老若男女で賑わっていた。

 ここほどの開放的な露天は久しぶり。
6月24日
(日) 
47

(群馬・みなかみ町) 
みなかみ町営
温泉センター
三峰の湯 
350円
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バラックのようにも見える建物
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内湯と露天がある
 以前出向いた時、休業中であった。気になりつつ居た場所であり、やっと入ることが出来た。三峰の山腹の標高の高い位置にある。山中にポツンとある感じで、道標こそあるがあまり目立たない温泉地であった。町営であり、番台におじさんとおばさんが待っており、しっかり説明してくれる。内湯が熱湯で、露天がぬる湯。中に入ると確かにそうだった。ジモティーか、「今日はやけに混んでいるなー」と言っている。「こんなに混む事はないのだが・・・」とも。露天に入り、じっくりと湯を楽しむ。ぬる湯と言っても、そう長くは入っていられない温度。小さい湯壷であり、回転率を上げる為だろうか。この湯は目にいいらしく、源泉で洗っている人が数名おられた。柔らかい湯でまったりとして気持ちがいい。周囲は自然林。緑の景色の中での温泉は格別。
6月17日
(日) 
46

 奥軽井沢温泉
(群馬・嬬恋村) 
 ホテルグリーンプラザ軽井沢 1200円
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洋風な大きなホテル
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深めの内湯槽
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洞窟風呂
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露天
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足湯 
 ニュースでジェットコースターの事故が伝えられている。事故の1時間後にたまたまその場所を訪れた。一大アミューズメント施設があり、その横にこのホテルはある。何せ大きい。見上げるような造り。

 温泉施設へは、ホテルのロビーを経由せず、そのまま行く事が出来る。料金の支払いはロビーではないのだった。その利用料金は、付近に別荘を持っていると割引になるそうな。条件により、1000円にも、600円にもなるらしい。

 湯はこの付近らしい湯。実は私はこの泉質には湯あたりする。入ってみると案の定。だからって悪い湯でなく、たまたまそのようなことになるだけ。

 源泉温度は70度ある。よって冷ましてあるようだが、高めの温度で溜められている。長湯にはちょっと・・・。露天には大小用意され、檜風呂のように見える小さい方は、あつ湯であり、半身浴形態で浅く湯が溜められていた。

 洞窟風呂もあり、飽きないよう工夫された造りになっていた。降雪のある場所であり、湯温は通年では熱い方が好まれるのだろう。

 風呂に入った後だが、足湯にも入ってみる。雰囲気の良い足湯で、ホテルの景観も良く、乾いた涼やかな空気の中、楽しむことができた。
6月16日(土)  45

奥山温泉
(山梨・南部町) 
 奥山温泉 500円
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山奥にして利用者が多い
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39度ほどの内湯
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35度のぬる湯 
 温泉の名前の通り、山中の奥にある。それも一軒。以前は会社が運営していたようであるが、現在は町営となって利用料金も変わった様子。場所的に利用者は少ないだろうと思っていたが、このぬる湯が好きな人は多いようで、静岡ナンバーや富士山ナンバーは多数見られた。
 内湯でも39度ほど。完璧に長湯奨励のお風呂。柔らかくアルカリ泉らしい湯とでも言おうか。露天に出ると、雨のせいかとも思ったが、さらに温い。温度計は35度を指していた。でもぬる過ぎないギリギリの線で、これがかなり気持ちいい。ほとんどの人が湯を堪能するかのように眼を閉じて入っている。雨が降りしきるなか、釣仲間と訪れた人と会話をしながら入る。その昔は谷川岳の岩壁にも足を運んでいたという人。山談義をしながらの長湯は楽しい限りであった。
 駐車場には、犬用の温泉も出ていて無料で利用できる。東屋もあり、使い方を違えれば足湯にも・・・。
 
6月10日
(日) 
44

湯端温泉
(群馬・高崎市) 
湯端温泉  600円
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出来たてホヤホヤ
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内湯のみ
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旧来の方は改築中。完成間近 
 12年待って、やっと入ることが出来た。4月にリニューアルオープンした。かなり長い間、休止していたのだが、やっと・・・。この一湯は嬉しい限り。
 一方で先月、あの霧積温泉のきりづみ館が閉館した。有名温泉であったのに残念でならない。ひとつ消え、ひとつ生まれ。
 以前の湯場で入るのかと思ったら、新築した方に浴室が設けられていた。ただし今は、1グループしか入れない。男女別で入れるよう、旧来の湯場の方も改装中であった。近いうちに待たずして入れるだろう。マッタリとした柔らかい湯で心地いい。露天はこれからなのか、スペースだけは準備してあった。
 ここは冷鉱泉。少し離れた場所から僅かに出ている源泉を酌んできては溜めていると言う。ポンプアップしているわけではないので、苦労はある様子。若夫婦が可愛げに客を出迎えている姿は、ちょっと感動してしまう。温泉免許を流してしまい、自力で取ったと言うから凄い。温泉が出ている土地が曖昧でかなり苦労をしたとの事。でもこうやって営業出来ている。この後、泊まれる様に施設を整える様子。是非頑張って欲しい。温泉の中でも特異な温泉。若い力が復活に・・・。
6月 9日
(土) 
43

福寿温泉
(長野・須坂市) 
福寿荘  600円
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庭の植栽がすばらしい
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やや熱めの内湯 
 日帰りが出来るか半信半疑で出向いたが、受け入れてくれた。ここは庭が洋風庭園で、ちょっとしたフラワーパークが負けてしまうほどに、沢山植えられ、その全てが綺麗に咲き誇っている。今の時期は、特にバラが凄い。
 ロビーに行くと、大女将が出迎えてくれる。ここを長年支えてきた有名女将。逢えて良かった。そして美人姉妹の若女将が丁寧に湯場を案内してくれる。庭同様に、優しい出迎え。花を愛する人・・・って感じがする。
 湯はやや熱め、僅かにヌルスベ感のあるアルカリ泉。しっとりさとサッパリさの両方を持つような湯であった。
 湯上りに休憩場にあった抜粋を読むと、ここは強豪高校の合宿などにも使われていると言う。鶏が先か卵が先かになるが、縁起が良い湯と言う事らしい。 
6月 2日
(土) 
42

中津川温泉
(岐阜・中津川市) 
クアリゾート
湯舟沢 
800円
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プール併設
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開放感のある内湯
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 打たせ湯を伴う露天
 神坂峠から中津川側に下るとあるのがここ。一軒宿的存在で、経路でここしかないので他を選びようがない。ちょっと高飛車な言い方であるが、予想に反して入ってみて感動を覚えた。すばらしく良い美人湯。アルカリ泉で、マッタリと体に纏わりつく。このエリアの泉質とも言えるが、気持ちよい限りであった。少し消毒臭はするが、ご愛嬌。
 
 内湯はジャグジー設備もあり、その中央で気泡浴が出来る。長湯が出来る、程よい温度になっている。それよりやや温いのが露天であるが、こちらもその温度が気持ちがいい。打たせ湯が二槽ありマッサージが出来る。
 
 プールもある整った施設。山の後にリラックスするには適当な場所。さほど混んでおらず、休憩室も静かで良かった。

 
5月26日
(土) 
41

湯原温泉
(新潟・糸魚川市) 
猫鼻の湯  400円
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手作りな感じの施設
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露天風呂のみ 
 昨年、雪の中を伝って行ったが何もなかった。今回また半信半疑で行ってみると、新しい建物が出てきてた。湧き出している山手側での入浴かと思ったが、この施設内に引泉しているよう。まだ若い女将がおり、一人で切り盛りしていた。浴槽は露天のみ。洗剤類も揃うが、カランはない。女将曰く「好きな温度にして入ってください」とのこと。温泉と山水が引かれ、自由な温度に調整できるのだった。開放感があり、素朴な造がいい雰囲気。源泉温が高いので、湯を出しているとみるみる熱くなる。
 湯上りに休憩室でゆっくりとする。無料の御菓子やお茶もあり、サービス満天。そしておどろいた休憩サービスがあった。女将が「公表していないので」と仰られたので、ここには書かないが・・・。こんな素朴な温泉もいい。
5月19日
(土) 
40

白馬塩の道温泉
(長野・白馬村) 
倉下の湯  500円
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無人温泉(カメラ配備)
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この展望 
 名前こそ聞いていたが、メイン道路に案内看板などなく、何処にあるのか知らなかった。たまたま「ペンション村どんぐり」に行く途中に見つけた場所。
 無人であり、その横の給湯場では、大きなローリーが温泉を汲んでいた。何処に持ってゆくのか・・・。券売機でコインを買い、改札を通ってゆく。無人なので跨いで・・・なんて思ってしまうが、上には監視カメラが付いている。
 露天のみだが、この展望にこの湯。山側が浅くなっており、寝そべりながら湯と景色を楽しむ。涼やかな風、気持ちの良い湯。快適も快適。なぜか利用者も皆静か。場を弁え、雑音を出さないようだ。
 ここは22時まで営業している。休憩室もあり、自由度の高い施設と言えよう。時間的に、ハイカーより観光客が多かった。
5月13日
(日) 
39

磯部温泉
(群馬・安中市) 
旭館 850円
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立地良く自然のクーラーの宿 
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内湯
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混浴の露天 
 以前に出向いた時は入れず。この日は大丈夫であった。気さくな美しい女将が出迎えてくれる。そして浴場まできちんと案内してくださる。

 驚いた事に、ここにして露天は混浴であった。磯部には混浴はないと思っていたのだが、ここは・・・。男女同じ脱衣室。はてさてどんな出合が・・・それはさておき、露天から入る。この日はちょうど遠足マラソンの日、参加者が利用した後で、空いていたのだった。長湯が出来る温度だが、湯口からは高温が出ている。好みによって場所を選べばよい。日を浴びた紅葉が横にあり、その下は苔生している。そよそよと風が通り、リラックスを誘ういい感じ。

 次は内湯に。露天に比べるとやや温度が高い。気持ちいい磯部の湯をトップリと堪能。ここも源泉は恵の湯らしいが、日帰り施設の方の混雑を思うと、少し追い銭してこちらの方が気持ちがいい。

 湯上りに女将と20分ほど長話。女将の小学校の頃の遠足は、妙義の「大の字」までだったと。凄い時代。今ではありえない。そんな女将を含め、いい湯宿であった。 
5月12日
(土) 
38

白馬八方温泉
(長野・白馬村) 
五龍館  1000円
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立派な構えのホテル
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開放感のある気持ちいい内湯
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屋根があるので日影だが・・ 
 温泉地内に公共の湯が2箇所あり、そのひとつは入湯済み。もうひとつの方へ行ったが、やっていなかった。よってここに流れる。見ての通りのホテルで、利用料もそれなり。ただし、すばらしい出迎えがある。立派な浴室で、かなり気持ちがいい。露天も新緑を愛でながら入ることが出来る。大きなホウの木が目の前で揺れている。かなり風の強い日で、外での長湯が出来ないほど。中に入ると暖かさに包まれ・・・。

 ここはカランからの湯が瞬時に出るのがいい。通常だとワンテンポもツーテンポも遅れることがあるが、ここはない。

 もう少し安ければ日帰り入浴者も増えるであろうが、今だとこんな感じか・・・。これだけのものを私一人では勿体無いように・・・。でもその一人が快適だったのだが・・・。

 ロビーに5種のお水が用意してある。デドックスや精力増進等。水でそんな効果があるとは・・・。
5月 5日
(土)
37

月岡温泉
(新潟・新発田市) 
美人の湯  500円
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旧共同浴場
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やや狭いが過不足ない
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このお湯の色 
 有名な月岡温泉。いまだ入ったことが無く初入湯。日帰り入浴は、チケットを買って各旅館の湯を楽しむシステムがあるようであるが、この日は旧共同浴場の美人の湯を利用する。

 17時を過ぎた時間で、ジモティーなのだろう大賑わい。湯はさすがの湯で、硫黄臭もよければ、アルカリ度の高さを感じるヌルスベ感、ここが美人の湯と言われる事がよく判る。そしてこの色。エメラルドグリーン。長野の上山田の湯もそうだが、この色の湯でハズレは無い。

 湯量は多いはずだが、ここは循環を併用しているとのこと。諸条件がある様子。

 美人の湯にして、美人が沢山訪問していた。気候風土、そして温泉が美人を産出するってことなのか。そんな若い方が単独で入りに来ている風景があった。

 ここで嬉しいのは、休憩室が2室設けられ、しゃべりたい人用、静かにしたい人用の部屋に分かれている。当然後者を選ぶ。本を読みながらの休憩には最適だった。
5月 4日
(金)
36

漁火温泉
(新潟・粟島浦村) 
おと姫の湯  500円
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粟島内で唯一
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観光客で大賑わい 
 粟島で唯一の温泉。観光客を呼び寄せるためにボーリングしたそうな。ただし塩分が強く、ポンプが故障してしまう事もあったそうだ。現在はどんな設備でやっているのか・・・。
 ゴールデンウイーク。夕方に訪問したが、皆考えることは同じで、観光客がここに一気に集まる事となった。夕飯前にひとっ風呂といったところ。芋の子を洗うが如くの混み様。
 湯は透明であるが、よく見ると軽く白濁しているようにも見えた。塩分が強く、よく温まる湯である。日本海を見ながらの湯。立地場所もいい。そして湯上りに休憩するのだが、この島にしては広い構えであり、ゆったりと寛げる。たまたまコンサートをしており、軽快な歌声を聴きながらの休憩。身も心もリラックス。
5月 3日
(木) 
35

赤穂谷温泉
(石川・小松市) 
赤穂谷温泉  500円
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一軒宿。古風な門扉を潜ると
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やや熱めの内湯
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開放感のある露天 ぬる湯 
 もう15年ほど経過するか、一度訪れたことがあるが、当時は休止していた。入れないと気になるもので、以後づっと気になっていた場所。

 日帰り入浴もできるようになったが、この4月より「土日」から「日曜のみ」となるそうだ。この日は木曜。祭日は特別か。細かいところまではよく判らない・・・。

 立派な門扉を潜るとお城のような色彩のこの宿がある。ロビーでは美しい若女将が出迎えてくれる。年のころ20代か・・・まだ不慣れな様子で初々しい。

 さてお湯。柔らかく気持ちいい湯と言ったらいいか。特徴はあまり感じないものの、肌触りはよく、入っていて気持ちの良い湯。

 露天は拘った造りであり、冬季を考えた設計。こちらはややぬる湯で長湯が可能。里山の麓にあり、その周囲と一帯になった景観がリラックスを誘う。

 一軒宿。連休とあって各地から泊り客が訪れていた。
4月29日
(日) 
34

増富温泉
(山梨・北杜市) 
立正佼成会 
増富佼成寮 
500円
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らしくない建物だが
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お湯は一級品 
 増富温泉の日帰り入浴施設のそのほとんどは利用させてもらった。そんな中、近年新たに利用できる施設が現れた。温泉街から少し距離があるが、幟旗でその場所は判る。
 寮と言う事であり、派手さはないが、浴室に溜まるそのお湯の質はすばらしい。温かい湯なので加温しているのかと思ったら、源泉が38度あるのだそうだ。となると冷泉である増富の湯とは、少し異種なのかと思えた。カルシウムや鉄分の多い泉質で、それらが浴槽の周りに堆積している。見た目にもいい感じ。
 湯上りの休憩所がはっきりしないのと、飲み物も少ない(自販機なし)。これからの場所の様子。純粋にお湯のみを楽しむのでいいのかも。
4月22日
(日) 
33

山田温泉
(長野・高山村) 
大湯  300円
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山田温泉のシンボル
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あつ湯
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ぬる湯 
 足湯だけにしようと思ったが、折角なので入らないと・・・。ほとんどカラスの行水な利用。

 大きい湯壷には、熱い湯が溜められている。でも痛い熱さでなく、柔らかい熱さ。心地いい。そして硫黄臭が温泉気分を高めてくれる。

 ここは洗い場が特異。カラン代わりに木の板を外して流水する仕組みで、古風な楽しい造り。

 地元の方と会話を楽しみながら湯を楽しむ。「あんちゃん、もう上がるんかい」と言われたのは言うまでもない。
4月22日
(日) 
32

山田温泉
(長野・高山村) 
信州高山アンチエイジングの里 
スパ・ワインセンター
無料
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大湯のまん前にある
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タオルも用意されている 
 大湯のまん前にあり、その大湯の休憩所も兼ねている施設。村の観光化の事務所もあり、ここが高山村の観光発信源となっている。
 豊富な湯量であり、その湯量調節も出来、工夫された二層の足湯の湯壷が用意されている。その真ん中にはテーブルがあり、温かい飲み物や冷たい飲み物を口にしながら浸かる事が出来る。喫茶店に居るかのような雰囲気で足湯に浸かる事が出来るのだった。黒糖しょうが紅茶なるものもあり、飲みながら浸かると、汗の噴出し量が凄い事。外は7度と寒い日であったが、このスペースは至極暖かく居る事ができた。円座な形式なので、他の観光客との会話も弾む仕組み。 
4月21日
(土) 
31

湯宿温泉
(群馬・みなかみ町) 
小滝の湯  100円
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施錠されているので注意
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非常に熱い湯 
 ジモティーのみに開放されている温泉。とは言いつつも、きちんとビジターにも開放している。ジモティーに声をかければ、二つ返事で解錠してくれるのだった。気をつけねばならないのが、その湯温。普通に火傷しそうなお湯が溜まっているので、そのお湯を掻き出して水を加えつつ入るのが作法。入ってしまえば、意外と柔らかい湯であり、心地よい湯。この集落では、家にお風呂がある家は稀、ほとんどが共同浴場を利用するらしい。地元の人を優先しつつ、また利用させてもらおう。気のいい集落の方々。こじんまりとしている温泉街。その小ささが、より人の繋がりを濃くするように感じた。温泉街を歩いていると、必ず「寄ってって」と声の掛かる場所がある。訪れたからには、絶対に寄るべき。いい出会いがある。
4月14日
(土) 
30

不動温泉
(長野・信州新町) 
さぎり荘  500円
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公園施設と併設
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内湯のみ 
 聖高原からそのまま19号に降りてくると、降り立った場所に在るのがこの温泉。
 内湯のみで、カランから水を足しているのかと思ったら、湯温が低いので、お湯を足しているのだそうだ。沸かし湯でもあり湧出量が少ない様子。それでも柔らかい肌触りのいい湯。少しぬる目設定であり、長湯が出来る。利用者のほとんどがジモティーの様子。地域の会話がされる中、じっくりと浸かる。
 利用を終え、出る時に「ありがとう」と声をかけたが、受付の女性は黙ってこちらを向いただけであった。客商売は・・・どうしたのだろう(笑)。
 
4月 8日
(日) 
29

湯宿温泉
(群馬・みなかみ町) 
湯本館  600円
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やや狭い温泉街の道を行くと
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内湯のみ 
 共同浴場の利用時間に制約があり、こちらを利用する。一昔前の宿な感じだが、浴室に入り、そこからトクトクと湧き上がる豊富なお湯に感動。芒硝泉であり、成分が花が咲いたように白く堆積している。泉温が高いので工夫された造りで湯壷の中に入ってきていた。古くからの名湯であり、熱い湯を好む人は、ぴったりであろう。そして便秘の人には、芒硝であることから、飲んで良しのお湯となるだろう。
 タイミングよく、誰も居ない浴室、陽射しに浮き上がる湯気を見つつ、のんびりと入らせてもらった。よく温まる湯でもあった。そうそう、ここは使っている大理石の質が凄い。石英のようであるが、敷かれたそれらの肌触りも併せて心地いい。
4月 1日
(日) 
28

四万温泉
(群馬・中之条町) 
河原の湯  無料
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川の畔で絵になる
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利用者で賑やか 
 四万温泉地内には無料のお湯が4箇所ある。そのうちの一つ。

 飲泉も出来るほどの良質のお湯がトクトクと流れ出ている。やや熱めだが、入れない熱さではない。ただし長湯は・・・。

 たまたまなのか、大賑わいの浴槽。ロッカーの全てが埋まっていたほど。タイミングなのだろう。

 湯上りに清流を見ながら涼む。ちらほらと舞う雪もあり、風情のある温泉地。草津や伊香保ほど派手さは無いものの、それでも自己主張しているのがここ。癒しのエリア。
3月31日
(土) 
27

信州原村八ヶ岳温泉
(長野・原村) 
 もみの湯 500円
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宿泊施設
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広い内湯
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場所柄、屋根付き露天 
 2回目の訪問。ただし1回目はタイミング悪く休業中で入れなかった。そんな関係で気になっていた場所。料金も安価。そして受付のおばちゃんが気さくで優しい。入っての第一印象であり、ここでのこのおばちゃんの配置は有利であろう。
 浴室に入り、これほど広いとは思わなかった。開放感があり、湯船も広く設けられている。そして何よりは、この泉質。透明な湯を想像していたが、湯の花が舞う湯には感嘆。
 露天も広い。ただし、八ヶ岳の南麓であり降雪も多い。大きな屋根がかけられている。ただし、高い位置にあり圧迫感はなし。広さと湯の良さから、リラックスできる湯なのだった。源泉温も高く沸かし湯でもない。大量の湯がトクトクと流れ出ている。
 しかし、これは個人的の愛称なのだが、何度クールダウンしても、入る都度に湯当たりの症状が出た。たぶん成分からなのだろうが、湯の気持ちよさと、ここらへんの兼ね合いは別だから難しい。
 スタッフの女性が全て気さくで愛想が良かった。それもあり湯上り爽快。
3月24日
(土) 
 26

六日町温泉
(新潟・六日町)
龍気別館  650円
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内湯のみ 
 越路荘はいつしか、完全に日帰り利用者を受け入れなくなっていた。しょうがないのでクロークに聞くと、ここを紹介してくれた。半信半疑で行くと、ちゃんとあった。
 利用者は老齢な方ばかり、休憩室で団欒している方も多い。浴室は内湯のみ。60度近い源泉が、少し温度を下げてトクトクと流れ込んでいる。山でマイナス15ほどを体感してきた身体。その温かさがじわーっと染入る。
 湯切れのいいキリッとした泉質。それでいて堅い感じはせず柔らかい湯でもあった。
 湯上りに休憩室へ・・・。皆が溜まっていた訳が判った。しっかりと床暖房があり、室内暖房もあり、半袖でも平気なほどに暖かく居心地がいいのであった。これは長居するわけだ。こちらも横になり、30分ほど仮眠。寒い時期に対し、温かい癒しの空間があるのだった。
3月20日
(火) 
 25

沢渡温泉
(群馬・中之条町)
共同浴場  300円
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駐車は5台
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内湯のみ 
 番台でコタツに入っているおばちゃんが印象的。明るい気さくなおばちゃんで、この人の人柄で、印象がだいぶ違うだろう。
 浴槽は二つ、熱湯と温湯がある。温湯の方は皮膚疾患の人が利用しており、何か塗りながら入浴治療していた。ちょっと困ったが、それほどに病状が酷いのだろう。ここは皮膚病に効くお湯。
 熱い方のお湯にジワッと入る。源泉地はすぐ横にある。55度が源泉温度、42度ほどにしてあるようだが、43度、44度ほどはあろうかという熱さ。でも気持ちがいい。泉質の良さからだろう。熱さが痛くなく、柔らかいのだった。本当は温湯の方へゆっくり入りたかったが、こんな時もある。湯の花が舞い、視覚上もいいお湯。
3月18日
(日) 
24

伊香保温泉 
(群馬・渋川市)
ひびき野  1000円
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伊香保の老舗
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空間作りがすばらしい内湯
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木樽の露天 
 ここは、伊香保の源泉の「黄金の湯」と「白銀の湯」の両方が引泉してある旅館。

 出向くと、気さくな女将が出迎えてくれ、丁寧に浴場まで案内してくださった。客商売に徹し、会話も上手。

 そうそう、この宿は立派な庭園を持つ宿でも知られている。女将に「すごいですね」と言うと「掃除が大変なのよ」と返してきた。

 さて浴室。開口が大きく、外との一体感がある。空間の使い方もよく、居心地の良い室内。この内湯には白銀の湯が溜められている。とくとくと流れ入る湯にしっぽりと浸かる。

 露天は木桶の湯。掃除したてで、溜めている所であった。こちらは黄金の湯。内湯で温まったので、水位がちょうど半身浴な感じでよかった。庭園を見ていると、林の中のお風呂のよう。ちょうど霧が巻いてきて、幻想的な中での入浴となった。

 風呂上りもロビーでまったり。庭がいいので、それを見ながらリラックス。入ってよし、見てよしの宿。
3月17日
(土) 
23

四万温泉
(群馬・中之条) 
四万清流の湯  500円
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橋を渡って・・・
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内湯
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露天 

 2回目の利用。日が落ち、温泉地内は泊り客が夜の宴を始めている時間。ビールを酌み交わす姿も見られる。19時を過ぎて山から降り、降雪で冷された体を温めたく右往左往。公衆浴場を利用しようかと思ったが、洗剤目的に、再びここを利用する。営業は20時まで、19:30に訪れ、残り30分。

 でも、夜はしっぽり。露天から見られる四万の夜景もなかなか。冷えた体にじっくりと温かさが染み渡る。極楽極楽。清流の流れの音を聞きながら、漆黒の空を見上げたり・・・。ライトに反射する湯気も乙なもの。

 昼間もいいが、こんな夜もいい。お湯の良さに風情が加わる。
3月11日
(日) 
22

西圓寺温泉
(石川・小松市)
西圓寺温泉  400円
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見るからにお寺さん
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足湯
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内湯
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 露天
 寺井から小松に入ってすぐの集落に、新たに温泉が出来た。こんな場所に・・・なんて思ってしまうのだが、さらに驚くのは、廃寺を改装して温泉施設にしていること。日光には温泉寺なんてのがあるが、そことの趣旨は少し異なり、お寺を改装しての温泉は、日本広しと言えど、ここだけではないのだろうか。

 小さな集落内であり、駐車スペースが少し混雑しているよう。施設自体が小さいので、駐車スペースはそれに見合っている感じ。本堂の前に大きな暖簾が下がる。これがなかったら、普通にお寺さん。入り口は西側の引き戸から。ちょっと判り辛いかも。

 中に入ると、昭和レトロな雰囲気。本堂内が喫茶場所に変わっており、厨房も見える。こりゃ凄い。その前に足湯もある。今日は霙の降る日、さすがに野外の足湯には、誰も居なかった。

 さて浴場。小さいが、湯がいい。よく温まる湯で、海岸線らしい塩化物泉。少し白濁している部分も、温泉心を擽る。内湯で温まったら、露天へ。この露天も雰囲気がいい。こちらは低温。長湯が可能。源泉温度は45度と、かけ流しに最適温度。ボーリングが見事命中と言う事であろう。地下750mから湧出。

 なんとも落ち着く、のんびりとしたいい施設であった。お寺であると言う事がベースにあるのかと思うが、安価なのもいい。
3月10日
(土) 
21

真田温泉
(長野・上田市) 
さなだふれあい館  500円
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一見、入り口が判り辛い
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広い内湯
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露天 
 真田の温泉には全部入ったと思っていたが、その中心部のここに入っていなかった。
 
 駐車場から玄関へが不明瞭で、少し戸惑った。こじんまりとしているが、それ相応の施設で、すべてが整っていて、食事も出来る。
 
 駐車場がいっぱいであり、混んでいるかと思ったが、さほどの混みようでなく、ゆったりと利用することが出来た。湯は柔らかく、源泉は37度であり、沸かし湯。冷えた体を気持ちよく包み込んでくれる。利用者はジモティーがほとんどのようであった、自前の洗剤籠を持って入って来ていた。
 
 安価であり、過不足ない施設であった。
 
3月 4日
(日) 
20

皆神温泉
(長野・長野市) 
虫歌の湯  500円(むしの日割引)
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大きな駐車場を有す
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内湯
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広大な露天
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こちらは展望露天 
 2009年にオープンした温泉。あまり宣伝もしておらず、付近に案内看板も無い。しかし現地は大賑わい。既に3年経過し、地域に根付いた温泉になった様子。「6」と「4」のつく日が割引になるようで、この日はちょうど4日。600円が500円で利用できた。
 スーパー銭湯ほど近代的にしては無いが、そのいい部分と鄙びた温泉のいい部分を融合させてあるような雰囲気。ようはリラックスできる施設と言える。
 浴室に入り、そのモクモクとした湯気に視界が無いのだが、上を見て驚いた。丸太の梁の大きい事、太い事。ふんだんに木を使って、豪快な建築方法。露天に出ると、それが如実に判る。この木組みを見上げながら浸かっていてもいいほどに雰囲気がいい。その露天の方だが、庭園風呂のように造られ、かなり広い。時折湯の攪拌の為か、各所から噴出する湯の流れが、アクセント。しかし、構成されている石組みの渕に黄色いスプレーがされている。ちょっと淫らに見えるのだが、おそらく、夜の安全の為だろう。広さに対して明るさが追いつかず、ぶつかったり、踏み外したりするのを防止する為と思えた。見栄えより安全、凄い判断だと思えた。その庭園風呂の先には、松代を見下ろせる展望風呂がある。プールのような風呂で、子供が楽しそうに泳いでいた。
 湯は源泉が18度であり、完全なる沸かし湯のよう。優しい湯で肌触りもいい。ここがいいのは、熱い場所と温い場所が自由に選べる部分。広さが可能にさせた部分かと思う。
3月 3日(土)  19

渋沢温泉
(長野・松本市) 
 仙洛 300円
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温泉地内の一番手前にある
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外来は内湯のみ? 
 先週に地域の人に紹介してもらった温泉。時間的なこともあるのか、誰も居らず静かな施設だった。露天もあるようだが、内湯のみの場所を指示される。でも300円と安価だから仕方が無い。これで洗剤も整っている。
 と書いたが、調べると500円らしい。食事をする人との価格差があるのかも知れない。
 湯は完全なる沸かし湯。冷たい水が石の間からチョロチョロと出ている。これが源泉らしい。陽射しの入る浴室で、それなりに気持ちよく利用できる。湯の柔らかさもあり、長湯をしていても快適。
 湯上りに女将と話しながらのんびりとする。ここでは、「とうじそば」が有名。 
2月26日
(日) 
18

美ヶ原温泉
(長野・松本市) 
ふれあい山辺館
白糸の湯 
300円
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大駐車場を有し
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独特のやや狭い湯船
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露天 
 松本市内の奥座敷と言えよう場所。廉価な為か、寒い日だったためか、お昼めがけて入ったが、大賑わいの場所であった。洗剤類は置いていない。
 僅かにヌルスベな湯。源泉温度が42度で、湯口からはそのまま流入。冬季のみ、浴槽内のみ加温してあるそうな。浴槽の狭さこそあるが、湯の優しく包み込むような泉質に、思わず長湯に・・・。長く入っていても疲れない湯。利用者の多さは、この泉質からなのだろう。
 見ていると、大きなペットボトルにお持ち帰りする人も多い。飲泉しても体にいい様子。初めての美ヶ原温泉であったが、こんなにいい湯が出ているとは思わなかった。
 残念だが、二階での飲食スペースは封鎖されていた。施設として入浴のみの利用。休憩場所がロビーのみとなっていた。
2月  17

輪島温泉
(石川・輪島市) 
湯楽里  無料
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趣のある建物
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デザインがいい 
 6:00から22:00までやっている。居心地が良すぎて、深夜もやっていたら泊まってしまいそう。そんな建物であった。座席は輪島塗が施されている。とても冷えた日で、隙間風がビュービュー入ってきていた。そのために、よりこの温泉が気持ちよく感じるのだった。近隣のおじいちゃんおばあちゃんとの会話を楽しむ。足湯ならではの楽しみ。笑い声が室内に満たされる。こんな場所で方言を知り、風土を知る。
 みんな弁えているのか長湯はしない。適当な時間で入れ替わり立ち代わり利用していた。
 輪島観光に訪れたら、是非寄って欲しい場所。飲泉も可能で、ペット用の浴槽も設備されている。足湯の豪華版と言っていいか。観光地輪島のなせる業とも思う。
2月  16

輪島温泉
(石川・輪島市) 
満月 
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老舗旅館
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浴槽は小さいが・・・ 
 この日は満月さんを利用する。温泉を引いている宿であり、そこをも重視した。
 こじんまりした宿であり、浴槽はやや小さめ。そこに少し熱めの湯が入っている。しっとりとする湯で、湯上りの湯切れがいい。輪島に温泉、和倉温泉が目立ちすぎて、陰に隠れたようになっているが、いい湯であった。
 地場の魚介類を出してくれ、料理もいい。
2月18日
(土) 
15

硯川温泉
(長野・山ノ内町) 
硯川ホテル 
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現在はハイシーズンで混雑
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内湯のみ 
 2010年の事故は、耳新しい。一つのスキー場が封鎖になったほどの雪崩。その前に建っているのが、このホテル。このホテルにもその雪崩が流入した。
 今回は宿泊利用。よく冷えた日であり、客室の暖房が追いついていないような雰囲気。ロビーに居たら、喧々囂々なお客さんが、フロントで文句を言っていた。しょうがない・・・。そのフロントで、「チェックイン時間より早いですが、お風呂いいですか?」と聞くと、「風邪ひくよ・・・」と・・・。あまり温まらない湯と言う事か・・・。
 硫黄泉であり、問答無用のいい湯。誰も居ない時間にとっぷりと浸かる。トクトクと流れ出る湯口を陣取り、フレッシュな湯を堪能。
2月12日
(日) 
14

(長野・佐久市) 
せせらぎ温泉  500円
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「なまず温泉」の文字も
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内湯のみ 
 現地入りするのに、本当に近くに行かないと案内看板はなく、探そうとして行かないと見つからない場所に思えた。
 中に入ると、優しそうな館主がにこやかに出迎えてくれる。そして浴室前にある水槽には、大きな鯰が泳いでいた。
 浴室は内湯のみ。それが岩風呂仕様に造られている。やや深く、微妙な水深。沸かし湯であるが、かなり高めの設定。熱湯好きな人には好まれるだろう。換気扇はなく、上部が一部空けられ、自然換気。そのために浴室はモクモクトしていた。やや高めな為、長湯が出来ない。サッと入りさっと出る。
 ちなみになまず料理は6000円からであった。
2月11日
(土) 
13

湯元温泉
(栃木・日光市) 
五識の湯  900円
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駐車スペースは4台
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内湯。換気扇音が強い
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露天は風がビュービュー 
 温泉寺の湯を利用しようと思っていたが、この時期はやっていないようで、ここを利用する。駐車場がないのは、湯元には公設の駐車場があるからなのだろう。
 
 この施設には、休憩室が無い。全くないわけでなく、食事どころはある。よって結果有料となる。入ってすぐにその事が気になった。男女で行った場合は、少し待ち合わせに困るだろうと思えた。
 
 こじんまりとした造りだが、湯は文句なしの湯。湯の花もたくさん舞い。なんと言っても硫黄臭がたまらない。湯口付近は熱いのだが、少し遠くなると適温。ゆっくりと長湯が出来る。雪山で冷えた体に、心地よい温もり。少し温まってから露天に。露天は風の通り道なのか、ビュービュー吹きすさんでいた。
 
 湯上りに温泉地内をぐるぐる回ってみる。日帰り施設は他にもけっこうあるようである。まだ次回開拓してみよう。文句なしの湯に、何でこれまで利用しなかったのか不思議なくらい。 
2月 4日
(土) 
12

松代温泉
(長野・長野市) 
松代荘  500円
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立派な構えの国民宿舎
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半身浴槽
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大きな湯船
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露天 
 一陽館のインパクトが強くて、そこに入っただけで、松代温泉は満足していたが、まだ他にも良い施設があった。

 独特のカルシウムの集積。否が応でも温泉気分が高まる。しかし、底が見えないので、入る時はビクビク・・・。

 利用者は、あまり露天を利用していなかった。露天からの景色がなく、内湯と同等だからだろうか。

 よく温まるお湯で、入湯後、2時間ほど半袖で居られるほどだった。外気温は3度。

 ロビーでは、「松代温泉の真っ白なソフトクリーム」なんてのを売っていた。聞くと、普通のソフトだそうだ。ネーミング次第で釣られるもの。

 安価であり、利用しやすい施設であった。少し駐車場所で苦労したが・・・(利用者が多い)。
1月29日
(日) 
11

白樺湖温泉
(長野・茅野市) 
すずらんの湯  700円
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この時季は足湯はしていない
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露天風呂 
 前回は足湯のみでの利用。今回はしっかりと浸かる。周囲はスキー場群。そこそこの時間になると、なだれ込むようにスキー客が入ってきて、芋の子状態。内湯は撮影できず・・・。露天もやっと。
 源泉温度は40度を下回る。沸かし湯の為か、ボイラーの音が定期的に鼓動していて、とても気になった。でも、湯は優しく良く温まる。入っていて気持ちがいい湯。窓の外は真っ白に雪化粧した白樺湖があり、眺望もいい。
 よく冷え込んだ日であり、露天風呂は湯気でモクモク。視界5mほどであった。寒い中に温泉に入っている感があり、その湯気を楽しむ。
 湯上りに外に出ると、駐車待ちの車列が出来ていた。除雪が追いついていなかったよう。
1月28日
(土) 
10

下諏訪温泉
(長野・下諏訪町)
旦過の湯  220円
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地域の憩いの湯
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かなり熱い 
 狭い中山道の途中だが、駐車場は広く利用しやすい。中に入ると、すぐさま番台から声が掛かる。ありがたい出迎え。こんな些細な触れ合いだが、会話が弾む。利用料金は220円と安価。その代り何も置いていない。浴室では体を赤くした人が居る。余程の高温らしい。そう思って分析表を見ると、56度となっていた。源泉地が僅か15mほどの場所。そのままの温度で入ってきているよう。そのお湯を掛け湯をしながら馴染ませるのだが、これが至難の業。熱いものは熱い。何とか湯船に半身を沈め、5分ほどして首まで沈めた。これは熱湯好きにはたまらない湯であろう。これは入った感のあるお湯であった。外に出ると、やっとやっと歩いているようなおばあちゃんが入ってきて、にこやかに挨拶してすれ違う。いい雰囲気。
1月22日
(日) 


戸倉上山田温泉
(長野・千曲市)
山風荘  500円
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駐車場は山手側にある
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内湯。この緑色の湯がいい
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露天はややぬる湯 
 長和町の仏岩温泉に行ったら、既に廃業していた。案内看板も無く、おかしいと思ったのだが、情報が大事と痛感。そして上山田温泉へズレる。今日は山風荘さんを利用する。
 いきなりアポ無しで出向いたので、館主は一拍躊躇したようだが、「入れますよ」と快く入らせてくれた。泊り客との兼ね合いで、入れる場合と入れない場合があるようだ。
 湯は文句なしの上山田の湯。緑色のその色、硫黄の香り、そしてトロトロと流れ出るかけ流しの湯。湯温も適当で、しっぽりと浸かる。露天はややぬる湯で、こちらで長湯。派手さは無い施設であるが、全てはこの湯がカバーしてくれている。リラックスできる湯、入っていて気持ちいい湯。ここのお湯は、けっこう好きな湯なのだった。温泉地内には、日帰りを受け入れてくれる宿がまだまだある。全部入るのはいつになる事か・・・。この先も何度も、この温泉地に足を運ぶだろう。
 湯上りには、丁寧に送り出しをしてくださった。このサービスが次ぎに繋がる。泊まる場合は、ここを利用しようと思える。
1月21日(土) 

尾瀬(戸倉)温泉
(群馬・沼田市) 
尾瀬ぷらり館  500円
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内湯。少し加温か
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かなりぬる目。源泉?
 大清水へのバスターミナル脇にあり、気になっていた場所。場所が場所だけに登山のハイシーズンには混み、スキーのハイシーズンにも混んでいると思われた。そんな中、たまたま早くに山を降りられたので、立ち寄ってみる。施設を見上げると、「東電自然学校」の文字が伏せられている。これも原発の影響か・・・。尾瀬においては東電なくして今の尾瀬は無く、堂々とすればいいと思うが、これもまた震災後の配慮と言う事か。
 誰も居ない一番風呂。やや狭い浴室と浴槽だが、一人なら悠々と入ることが出来る。軽い硫黄臭がとてもリラックスさせてくれる。源泉が43度と言う事で、少し加温して入れているのだろう。そして外側にもう一つ浴槽があり、こちらがかなり温い温度になっており、長湯向き。温いと言っても寒いほどでなく、入っているとそれなりに温まる。湯の花も浮いて居たりし、かなりいい湯の印象。循環でなく、かけ流しらしい。アルカリ性の美人の湯でもある。料金も手ごろ、これも東電の恩恵と言えよう。
 風呂上りには、尾瀬の自然を学べる併設された施設を見学。温まった体に、温まる雰囲気の自然勉強。これらが観て学べて500円は安いと思う。
1月15日
(日) 


川原湯温泉
(群馬・長野原町)
聖天様露天風呂  100円
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強固な策が設けられている
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尾根の肩のような場所に建つ
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雑木林の中のお風呂 
 足湯に浸かっていたが、やはり物足りない。温泉街を見ながら歩いて降りて行き、聖天様の場所へ登って行く。その聖天様は、子宝の神様のようで、そのような木彫されたものが飾られていた。お風呂の場所は小尾根の肩のような場所で、けっこう面白い立地。雑木林の中でゆったりと浸かる事が出来る。源泉がそのまま入っているので、水を入れながら入ることになる。常連の人が先に居り、「今日は少し温くしてあるよ」と・・・。温度計を見ると41.5度。ちょうどいい温度だった。
 ここは混浴風呂。流石に湯船と脱衣場が近接していて、度胸のある女性でないと厳しいと思えた。入ってさえしまえば問題ないが・・・。
 食事禁止とあるが、普通にお弁当を持ってきて湯船で食べている常連も居た。ちょっと微妙だが、楽しそうでありヨシとしたい。
 硫黄の香りを嗅ぎながら、しっぽりと暖まる。温まった体でまたまた王湯の方へ登り返して行く。次は笹湯にでも入ろうか。
 そうそう、帰りに天狗の湯がリニューアルしているのを見つけた。以前に入っているが、立派な温泉施設に生まれ変わっていた。 
1月15日
(日) 


河原湯温泉
(群馬・長野原町) 
足湯  無料
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源泉地
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温泉たまごを作る場所
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入れて8名ほどか 

 全国区ニュースで八ッ場ダムの政府の対応が取りざたされている。一喜一憂なんて言葉では済まされず、地元の方々は本当に大変だろう。そして昔から住み慣れた場所が水の中に沈む。そこにはお墓もあろうし、苦労して耕した畑もあろうし・・・。外野から見ていても可哀想に思えてしまう。一方の土建業者は恩恵を受けているのであろうが、それにしても・・・。
 そんなこんなの河原湯の足湯に出向く。卵を持って・・・。寒い日であり、さほど利用者は来ないと思っていたが、なんのなんの、密かな人気観光地なのか、みな卵を持参でここに来ては浸けていた。自前で簡単に出来るからだろう。このような施設を作った地元に軍配が上がるのかも。先だっての、和倉温泉の総湯も温泉玉子が作れるようになっていた。あるのとないのとでは、楽しさが大違い。
 と言う事で足湯に浸かりながら玉子を作る。時間にして15分で出来上がる。それ以上やると源泉温度が80度あるために、出来すぎて硬くなってしまう。程よい調理時間が15分。ふんわりと柔らかい温泉玉子が出来上がる。
1月 9日
(月) 


猿ヶ京温泉
(群馬・みなかみ町) 
猿ヶ京温泉センター  1260円
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駐車場は裏手
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畳敷きの内湯
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茶室風の露天
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こちらは溜めている途中だった 
 気にして探していても通り過ぎてしまうような場所であった。それほどにこの周囲のお店や宿がにぎやかで、走りながらだと目が追えない感じの周囲だった。訪れたのは11時。番台には小学生と思える男の子が立っていた。「入れる?」と聞くと、「今溜めてるところで・・・まだです」と言う。「じゃ、何時から入れる」と聞くと、「・・・・」。しょうがないかと一度帰りかける。するとそこに女将が・・・。「入れますか?」と声をかけると、「11時、今から入れます」と。11時がオープン時間なのであった。
 
 番台に行き1000円札を出す。普通に足りると思っていた。しかし「1260円です」と言う。内心、何でそんなに高いの・・・と思った。この手の名前の施設で、それほど高い場所を体験しておらず、先入観もあったことは諌めないが、それにしても高い。「湯上りにところてんが付きます」と付け加えられる。ところてんは別にいいのだけど・・・と思ったが、もう後には引けない。これも体験。
 
 渡り廊下のような通路を行くと、工夫された造りの浴室がある。ビニールであるが畳敷きの内湯。その湯壷の底には玉石も敷いてあり、雰囲気はいい。露天は茶室のような造りで、寒さ対策だろう窓がはめ込んである。陽射しが入り、けっこういい感じ。大きな陶器を利用した一人風呂の方は、まだ溜まっていなかった。ただし触ったが、温過ぎて入れるような温度では・・・。
 
 洗剤類は固形石鹸だけ。湯と雰囲気を味わう湯場のよう。そして湯上りにところてん。自分で突いて食べるので、これはこれで楽しい物であった。
1月 8日
(日) 


(長野・飯山市) 
いいやま湯滝温泉  400円
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千曲川の畔に
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内湯
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露天 
 現地入りして驚いた。山仲間パーティーが既に入っていた。針の中を通すような確立に、こんな事もあるのかと・・・。
 
 天気も良かったせいか、駐車場は満車状態。何とか館主に場所を確保してもらい駐車。館内も当然のように賑やか。それには、付近で一番リーズナブルという点もあるだろう。
 
 内湯に入ると、モクモクとした浴室。そしてトクトクと湯口から流れ出している。内湯からは千曲川の流れは立たないと見えない。もう少し入浴しながら見えるといいのだが・・・。やや熱めに設定してあり、入って気持ちのいい湯。ただし長湯は厳しいか。回転をよくさせるためには適温。露天は一度着替えねば行けなかったので、撮影だけにして入浴はせず。
 
 偶然の山仲間との出会い。浴場で休憩室で会話が弾む。よく温まるいい湯であった。 
1月 4日
(水) 


よしおか温泉
(群馬・吉岡町) 
リバートピア吉岡  300円
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道の駅が併設された
 2010年3月に17号線のバイパスが出来、ここが「道の駅よしおか温泉」としてリニューアルした。2回目の利用。なにせここは利用料金が安い。その為、この日はお正月の兼ね合いもあり芋の子状態。いつもながらの「赤城おろし」に湯気が舞う。露天でありながら、その風に対する風除室的な露天がある珍しい露天風呂。立地条件に合わせた工夫された設計と言えよう。
1月 2日(月) 

水上温泉
(群馬・みなかみ町) 
天狗の湯きむら苑  700円
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雪の降りしきる中
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露天のみ。しかも混浴。 
 スキーのハイシーズン。それなりの時間になると周辺の温泉場は混みあう。頭を悩ませ混まないであろう場所を選ぶ。ここは混浴。気にする若者は来ないだろうと踏んだ。宿に電話を入れると、家主らしい方が「うちは露天しかなく、今日は雪なので温いですよ」と言う。当然、「いいですよ、もうじき伺います」と返答する。そして現地入り。雪の乗った階段を下りて行き湯場へ。そこには既に女性が入っていた。こんな場合は男性の方が気にしてしまう。そして確かに温い。これは長く入れるとばかりに、ゆっくりと時間をかけて温まる。軽くする硫黄臭が鼻腔からお湯の良さを示しているよう。雪見風呂。最高の風情。 
 1月 1日(日)


金原温泉
(長野・東御市)
大田区休養村とうぶ  650円
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有名デザイナーの建造物
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大展望の内湯のみ
 この施設が温泉だとは、つゆ知らずに先日その前を通過していた。大田区のと言う部分があり、大々的には宣伝はしていないようである。よって空いている。さらにはお金のある区の保養施設であり、とても造りがゆったりとして居心地がいい。広い一体型の建物全てが、全館暖房で暖かいのであった。浴室も広く、開口が大きいので明るく展望もいい。そして肝心の湯であるが、ヌルスベのすばらしい湯であった。少し緑がかった色が、より温泉感を増している。それをゆったりと独占する。営業時間は12時より。宿泊者も居る事を考慮しての時間設定のよう。湯上りに、リクライニングチェーアー寝そべり昼寝も・・・。ここは完全に穴場。この日は甘酒のサービスもしていた。
 近くにはエッセイストの玉村豊男さんのワイナリーもある。