20013 温泉

2013年
                                                                       
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月日   温泉地  施設名  画像 他  コメント
12月22日
    (日)
 82

 布施温泉

(長野・佐久市)
ほっと
ふれあいの湯 
400円
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里山の中腹に
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露天 
 4年ぶりの再訪。これで3回目となる。地域の温泉としてカラオケでもしてても良さそうな場所だが、それが無い好ましい経営スタイルを貫いている。やや塩素臭がするのが引っ掛かるが、それ以外は問答無用の良泉。じっくりトップリと体を沈め温まる。使っている石の風合いがよく、湯と併せてリラックスの極み。料金も良心的で利用者の懐に優しい。

 じつは、この日は望月温泉の青木荘を予定していた。しかし利用時間は15時からだった。なかなかこの時間からだと調整が難しい。これにより近くのここを利用となった。
12月21日
    (土) 
 81

 袋田温泉
(茨城・大子町)
関所の湯  1000円
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こじんまりとした造り
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内湯
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 沢沿いの露天
 袋田の滝を観瀑の帰りに立ち寄る。施設にしては高額に思うが、観光地でありしょうがないだろう。おかげで少し利用者も制限されているようであった。中に入ると「なにこれ珍百景」で放送されたオブジェがある。ロボット仕掛けのそれは、けっこう面白い造り。
 さてお風呂。加水なしの加温湯。柔らかく、少しぬるとろの感じがある。露天は沢沿いにあり、山里の湯な感じ。この内湯と露天の温度差はなく、長湯をしようと外に出たのだが、ちと長湯をするには熱かった。ただ、冬季にはこのくらいの湯温が嬉しい。
 休憩室が、喫煙室の横で、そこから吐き出される煙が降り注ぎ、やや居心地が悪かった。
12月15日
    (日)
 80

 大塚温泉
(群馬・中之条町) 
金井旅館  300円
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新館の方を撮影
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新館内湯
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露天 
 2回目の訪問。ぬる湯で有名なここは、さすがにこの時期は利用者が少ない。源泉温度が34度。シュワシュワの良泉に、よく判ったぬる湯マニアが集う。埼玉から頻繁に来られている方も見えたり・・・。

 源泉にじっくり浸かる。ガラス越しの日差しの方が温かく感じるほどの温度。でも次第にポカポカと温まってくる。チャレンジして露天に出て見たが、寒風が強く、1分と我慢できずに駆け戻ってきた。

 加温槽も設けられ、ぬる湯だけの昔とは様子が変わった。この冬季にはありがたいのが加温槽。それにしてもいい湯だった。こんな良い湯がドバドバと湧き出しているのは羨ましい。

 旧館の方では家主が酒盛りをしていた。田舎な感じでとても楽しそうであった。
12月14日
    (土)
 79

 上牧温泉
(群馬・みなかみ町)
風和の湯  550円
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静かな佇まいの
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内湯
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1.5畳ほどの外湯 
 2回目の利用。12時からのオープンであったが、5分前に並んでいたら、寒いだろうと入れてくれた。ただし時間になるまで浴室には入れてもらえなかった。時間に厳しい温泉(笑)

 内湯は源泉がそのまま入っているようでやや熱い。源泉は45℃付近。山で冷された体には心地いい。でも長湯が出来ない。ここで外湯が有効。かなり狭いが、湯温はちょうど良く39℃くらいになっており長湯が可能。ゆっくりと浸かっていたら、他の人も・・・。こうなるとかなり狭くなる。

 時間の関係か、以前より寂れた感じがあった。湯壷の狭さが影響しているのかも。さらには景色が・・・。従業員の女性は個人的な電話をしており、送り出しもなかった。いろんな要因があるよう。
12月 1日
    (日)
 78

 粕川温泉
(群馬・前橋市)
元気ランド  500円
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赤城山麓
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広い空間の内湯
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自然と調和した露天 
 プール併設の施設。前日に続いてここも、2種の湯が楽しめる場所。赤城山麓にあり、喧騒が無くいい場所だが、中の休憩室ではカラオケが・・・。まあこれは地元重視であろうからしょうがない。
 浴室は広く開放的。粕川温泉とされる「ささらの湯」にまずは入る。ペーハー値を見ると、アルカリ度が高いように感じるが、それほどにヌルヌルするお湯ではなく、意外とあっさりしている。でもアルカリ泉らしく、しっとりとした入浴感。
 次に粕川中之沢温泉「みはらしの湯」に入る。こちらは単純泉、循環だからだろうか柔らかいお湯であった。露天には温度を変えた2種の湯壷が用意されている。大岩を配した造りに、その向こうにモミジが色づき至極快適。この時期にして外気温は18度。風も無く12月などとは感じさせない日でもあった。
 湯上りはあまり長居はしない。カラオケの音は苦手で、そそくさと後にする。
11月30日
    (土)
 77

 裾花峡温泉
 (長野・長野市)
うるおい館  700円
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地下駐車場まである宿泊施設
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2種の湯が溜められた内湯
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 豪華な露天の造り
 入ってすぐ気づいたのは、お年寄りが多いこと。良泉に根付いたお客が多いよう。ホテル形式であり、その6割くらいを日帰りに注力しているように感じた。まず気づくのは、ゆったりした造り。大人数を受け入れられる造りと言った方がいいか。内湯、露天ともにまったりと利用できる。対岸には紅葉の終わりがけの色合いが見えるが、それでもまだ楽しむ事ができた。
 湯は2種溜められている。一方は塩分を感じる茶褐色の湯。よく温まる、しっとりした湯。もう一方は透明で、こちらはよりしっとり感の強い湯であった。山で冷えた体を温めるには、どちらも気持ちよく、内湯に露天に楽しませてもらった。
 冒頭、お年寄りの話をしたが、シニアカーに乗ってやってくるお年寄りが多いこと。この地域に無くてはならない施設のよう。併設してセレモニーホールも在る。上手な経営スタイルに見えた。
11月23日
    (土) 
 76

 大滝温泉
(埼玉・秩父市)
三峯神の湯  500円
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宿坊と言うよりはホテル
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 内湯のみ。中はモクモク。
 三峯神社にある温泉。大滝温泉が源泉であるから運び湯であろうか。でも、ここで入る温泉は格別だろうと出向いてみる。駐車料金が500円なので、実質だと1000円になるか、でもでも三峯神社の付加価値があるので、納得の価格。
 内湯のみで、この日は外気温が2度ほど。さすがに内部はモクモクと湯気が充満していた。高所の温泉でありしょうがないだろう。やや熱めで42度ほどあったろうか。外気温が冷たいために、やや熱く感じてしまった。それでも気持ちがいい。荘厳な周囲の中で入る温泉。いつもと違った雰囲気がある。パワースポットたる所以かも。
11月17日
    (日)
 75

 春日温泉
 (長野・佐久市)
旅舎十二館  500円
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こじんまりとした湯宿
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内湯のみだが展望はいい 
 久しぶりに春日温泉のヌルトロの美人の湯を楽しみに行く。温泉地内で一番高い場所にあるここは、内湯のみだが浅間山を観ながら入ることが出来る。湯温度もちょうど良く、のんびりとゆったりとプカプカ浮きながら利用する。利用者は少ないようで、混まずに利用する事が出来た。湯上りに若い館主と話す。心のいい方で、そこに独創性と前向きさを感じたり。下側にある温泉宿に目がいきがちだが、ここはここでアットホームな心地よさがある。庭もよく管理され、細かい所まで気を使って経営している様子が伺えた。湯に温まり、人に温まり、温泉めぐりは止められない。
11月10日
    (日)
 74
 
 千手温泉
 (新潟・十日町市)
 千年の湯 500円
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プール併設で独特の設計
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ジャグジーのある内湯
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この茶褐色は良く温まる
 久しぶりに十日町に出向き、フラッとここに入る。

 ジモティーだろう、かなり賑わっていた。浴室に行くとヒノキで組まれた浴槽があり、香りを伴う雰囲気がある。そこに溜められた湯。番茶のような色に、しっかりと独特の臭いがある。雰囲気は松任CCZ温泉のそれのよう。金城温泉も似ているか。予想外のいい湯であった。

 この手の湯に入るのは久しぶり。効能が強いのか、入りすぎると湯当たりをするような感じもある。露天は景観を工夫された造りで、落葉樹の植栽もいい。雨の中、それを跳ね除けるほどに温まる湯であった。

 スタッフの感じもよく、利用者もゆったりと利用している。いい意味で田舎な感じがあり、リラックスを誘う。また利用したいと思える施設であり、安価であり利用しやすい。
11月 9日
    (土) 
 73

 (長野・軽井沢町)
ゆうすげ温泉  500円   軽井沢地内。周囲の温泉は周知された「軽井沢料金」。そんななか、ここは利用しやすい金額設定。そして空いている。ただし、空いているとは言っても若者の利用者が多い。懐に優しいからだろう。
 山で冷えた体を温めてくれる湯は、この場所に在ってありがたい。一昔前の施設でもあるが、間違いない湯がある。
10月26日
    (土) 
 72

 金沢松島温泉
 (石川・金沢市)
テルメ金沢     部屋をとっての宿泊利用。相変わらずの賑やかさ。かけ流しの湯に浸かり、ねまるにて地物をいただく。
10月20日
    (日) 
 71

 上増田温泉
 (群馬・安中市) 
砦の湯  600円
 
 またまた・・・。磯部温泉のかんぽの湯に出向いたのだが、日帰り利用者の時間制限が新たに設けられていた。11時から15時まで。時間外で入れず、こちらにズレてくる。

 長湯の出来る湯温と泉質。雨に打たれながらゆっくりと温まる。何度も通うと見えてくるのだが、ここの女将は物凄い働き者。田舎の人らしい優しい応対に加え、客商売と言う事を弁えているのが見える。
10月13日
    (日)
 70

 伊香保温泉
(群馬・渋川市)
晴観荘  1000円
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森の中のホテル
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内湯
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小ぶりで深い露天 
 秋の三連休。伊香保の温泉街は、大渋滞となっていた。これを体感して、少し高くとも静かに入れる場所と、この宿を選んだ。と言っても、この湯宿も次から次へと泊り客が押し寄せていた。

 出向いたのは14:40.日帰り利用が出来るのは15:00からであった。なにか特異な時間設定。知らずに来たのだが、午後の掃除の時間が設けられていたのかもしれない。

 白銀の湯に体を沈ませる。外気温は18度。温泉が気持ちいい時期に入って来た。心地よさは言わずもがな・・・。

 露天は自然に包まれたような設計。やや小ぶりだが、それでも沢山入れるよう深めの設計。もう少しすると紅葉に中に入れるだろう、すでに落ち葉が浮かんでいた。こちらでもまったりしっぽり・・・。
10月 6日
    (日)
 69

 渋沢温泉
(長野・上田市)
 渋沢温泉 500円
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現地に行くとひと目で判る
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42度ほどの内湯
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 39.5度の露天
 前日に続き、こちらも休業明け。こちらは少し長く、3.5年の長い休業期を経て、今年の7月に新装オープンした。
 菅平への経路にあり、かなり目立つ場所。休業中に訪れた事もあり気になっていた場所でもあった。
 出向くと、モクモクと煙が上がっているのが見える。熱源を木材としているようだ。山里の雰囲気とよく似合う。
 内湯はあつ湯好き用に、やや熱めの設定で溜められている。新規改装したのは露天で、見事な木材構造で、これが見られただけでも価値がある。楽しさを感じる設計で、対岸の紅葉を愛でながら入ることが出来る。土色の間違いない鉄泉。湯温もちょうど良く、長湯が可能。ただし鉄泉特有ではあるが、気をつけないと湯当たりする。途中から半身浴に切り替える。
 時間的に良かったのか、空いた時簡に入ることが出来た。休業期が長く、まだ開業したのが周知されていない静けさだったかも。
10月 5日
    (土)
 68
 高瀬分譲地温泉
 葛温泉源泉
 (長野・大町市)
こまどめの湯
心笑館 
500円
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リニューアルオープン
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大開口の内湯
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開放感のある露天
 さあオープンした心笑館。以前の施設も見ているが、かなり今風にスッキリした建物となった。オーナーのセンスが伺える。
 長い廊下を行くと、湯殿に入る。硫黄の香りが既に気持ちがいい。ここは塩素系消毒はしていない。しっかり体を洗ってから中に入ろう。湯口に近い場所が42〜43度くらい、離れると40度くらいで湯を楽しめる。長湯がしたい場合は、断然露天。山手側は紅葉した木々があり、自然と融合した開放感のある露天が待っている。源泉は葛温泉。配管の中で揉まれ、これほどに柔らかくいい湯になっているのが体感できる。源泉地で入ると、ややキシキシ感じるが、ここではそれはない。
 湯上りにオーナーと話す。気のいい方で、家族経営と聞く。そのハートの良さが館内に広がっているよう。派手さはないが、問答無用の湯と人柄が迎えてくれる湯。この先、迷う事無く通ってしまう事になろう場所。まだ案内看板が乏しいが、すぐに口コミで広がるであろうと思う。
 9月28日
    (土) 
 67

 奥裾花温泉
 (長野・長野市)
鬼無里の湯  500円
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山村の中にある大きな施設
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40.5℃ほどに加温された内湯
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露天側は休止中 

 秘湯のの風合いのある場所、以前に前を通過してから、気になっていた場所となる。立ち寄ってみると、駐車場はほぼ埋まっていた。鬼無里の郵便局員が宴会をしていたよう。このために浴室が混んでいるかと思ったが、ライダーが一人入っているだけであった。

 露天は使用不可で内湯のみ楽しむ。やや塩素なのか、鼻に感じるが、間違いなく山での疲れを癒してくれる湯であった。熱過ぎずぬる過ぎず。

 ただ、設置してある温度計は壊れたまま、露天も湯が張っていない状態、視覚上の寂れた感が強くなってしまう。

 ここは宿泊も可能。家族連れが利用していたようであった。
 9月23日
    (月)
 66

 上牧温泉
(群馬・みなかみ町) 
常生館  400円
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静かな佇まい
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右にぬる湯槽
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加温槽 
 対岸の「風和の湯」は有名だが、こちらは知らなかった。到着してみると、山村の農家のような佇まいだったが、中に入るとしっかりと旅館。それも大きな。壁には横浜高校の野球部が宿泊したような写真もあった。

 駐車場に車が無かったので先客は居ないと思ったが、老齢なかたが入っていた。それも写真に見るとおり、板をしたまま。これがここでの流儀のよう。ぬるいためだろう。2槽あり、小さいほうが加温槽で40.5℃くらい。大きいほうは39℃くらいであった。よって長湯には最適でゆっくりと楽しむ。湯の花が多く舞っている。それが為の自然温泉を強く感じたりもする。

 あとから浴衣の方も・・・泊り客も居たよう。この宿の静けさが好きな方も居るようだ。あつ湯好きには敬遠されるだろうが、私には心地よい湯であった。里山の風景を見ながら静かに入る湯。心やすらぐ・・・。
 9月22日
    (日)
 65

 白峰温泉
(石川・白山市)
ホテル八鵬  700円
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山手側に入口あり
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内湯のみ
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源泉槽 ぬる湯 
 桑島地区、157号の対岸側に建つ温泉地。白山登山口の賑わいが付近の温泉地にもあると予想して、少し逃げるようにこちらまでズレてきた。

 ロビーが山手側にあり、ちと入りづらい感じがある。それが故に、より静かさを感じる場所となった。宴会場では賑やかであったが、浴室は静か。ゆったりゆっくりと山の疲れを癒させてもらった。源泉槽がぬる湯で、外気温が暑い日は、ここに浸かるとかなり心地いい。

 湯上りはさっぱり。脱衣場には自然の風が流れ込み、至極気持ちがいい。夏でもクーラー要らずなのだろう。白山の登山口である市ノ瀬が混んでいたので、麓の温泉地は混んでいただろう。ここまで来ると静かに入ることが出来る。混雑がなくゆったりは入れるのは、何よりものリラックスに繋がる。
 9月14日
    (土)
 64

 中津川温泉
(埼玉・秩父市)
中津川村キャンプ場  500円
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吊橋を渡って
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緑の中の露天風呂 
 吊橋を渡って行くと、意外なほど設備の整ったキャンプ施設がある。それも趣のある感じの良い場所。そこに大勢の若者がおり利用していた。管理棟に行き、管理者を求めるも、10分くらい待っても不在のまま。しょうがないので先に入ろうかと行くが、ここは沸かし湯であった。この時期ならまだセーフだが、かなりぬるい湯が張られていた。鉄分豊富な感じで、湯としては素晴らしいと思う。じっくりゆっくり・・・。若者の声が少し邪魔をしていたが、悪くない雰囲気。吊橋を渡って歩いてゆかねばならないシチューエーション、秘湯な雰囲気もある。温泉地として公になっていないが、良い湯であった。
 9月 8日
    (日)
 63

 上増田温泉

 (群馬・安中市)
砦の湯  500円
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湯が張っていない
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湯量の少ない状態の露天
 雨の日、涼しくなると温泉が恋しくなる。こんな日は混んでいるだろうと出向いたら、駐車場には車が疎ら・・・。玄関にはなにやら張り紙が・・・。「ポンプの点検のため休み・・・」。点検とはあるが、故障と思った方が無難だろう。収益が上がる土日を入れて点検とは・・・違うような気がする。それはいいとして中に入り交渉すると、露天のみなら入れるとの事。そしてこんな状態なのでと「無償」にしてくださった。
 湯が8割くらいしか溜まっていない状態ではあったが、砦の湯の良湯がそこに溜まっていた。ここは源泉温度が40.7度。長湯が出来る理想的な温度なのだった。早く修復する事を願う。
 9月 1日
    (日)
 62


 (群馬・片品村)
天空の足湯  無料
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麓側と白根山に対する一等地
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曇り空だが、この賑わい 
 丸沼高原に出向き、ゴンドラで2000mまで上がる。通常ならここから山へ入って行くのだが、今日は目的が違い、まったりと観光を決め込む。下界が31℃と示す中、ここは20℃と涼やか。この気温に、この湯の温かさがありがたい。多くの人は熱い・・・と言っていたが、入れて慣れてしまうと心地いい。

 これらが無かった以前。出来てからは観光客に対する目玉商品となっていて、それにより客足を増やしているよう。

 ややあつ湯であり、利用者の回転は早い。湯も良ければ景色もいい。大満足出来る場所。
 8月31日
    (土) 
 61

 大滝温泉

(埼玉・秩父市)
こまどり荘  600円
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宿泊施設
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和風な窓の外 
 2回目の利用。いつもなら選ぶのだが、他人の車に乗って大汗をかいて・・・では失礼であり、最短の場所で利用する。

 ここはスタッフの質がいい。湯は大滝温泉の塩泉で、ヌルスベ感がある。スキスキ状態で一人でゆっくり利用させてもらう。

 湯上りに風に吹かれながらまったりする。時間を忘れゆっくり出来る場所。
 8月24日
    (日)
 60

(山梨・甲府市)
トータス温泉  500円
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甲斐住吉駅南 20号近く
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温度を違えている内湯
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露天内でも場所により異温
 山梨県内には、街中のこんな所に・・・と言う温泉地が多い。甲府盆地という独特地形ならではの湧出のようであるが、その全てで泉質がいい。ここもそうだった。
 到着し、中に入ると、元気な女将が出迎えてくれる。「群馬から来たの?」「ここのために・・・」。「はい・・・」。そんなやり取りをしてから浴室に入る。「ゆっくりはいってってね」と背中に聞こえる。
 「金の湯」と言うのが、その色から判る。源泉温度は58度となっているが、内湯は42度と40.5度ほどの湯が溜められている。柔らかい湯で、ドバドバと流れ出しており、かけ流しを示している。露天はジャグジーも備えられ、二つの湯口からは、片方が源泉、片方がぬる湯(25度ほどか)が出ている。同じ浴槽内でもぬる湯を楽しみたい人、あつ湯を楽しみたい人が共存できる。どちらにせよ、長湯が楽しめる素晴らしい湯であった。
 湯上りに女将がこれを持って行ってと、かぼちゃをくれた。ありがたい配慮。利用しやすい場所にあり、値段も手ごろ、そして心ある出迎えがある温泉。
 8月18日
    (日)
 59

 鷹山源泉

(長野・茅野市) 
レイクサイドホテル山幸閣  400円(割引)
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白樺湖西岸に位置する
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41度ほどの内湯
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釜風呂も併設。白樺湖を眼下に 
 白樺高原ホテルを利用しようとしたら、何と貸し切り利用の日で、一般ビジターは入れなかった。ここで、蓼科山登山口で、ワイパーに挟まれていた割引券を持って、山幸閣へ行く。

 銭湯料金が370円の昨今において、400円で入れるとは・・・。ゆったりとしたホテルのロビーの出迎えがあり、それこそゆったりと利用させてもらう。「券」が配布されている事から、混雑しているかと思ったら、さほどでもなかった。

 露天も涼やかな設計になっており、眼下に白樺湖が見える。

 単純泉ではあるが、スッキリとした湯上り。
 8月11日
    (日)
 58

 渓流温泉

(福井・池田町)
冠荘  500円
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宿泊施設
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トロトロのアルカリ泉
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露天は温泉にあらず 
 山村の一軒宿。お盆休みでもあり、周囲にアウトドア施設もあることから、かなり賑わっていた。芋の子を洗う・・・それ。

 施設に入っての最初に目に飛び込んでくるのは、立派な中庭。池には大きな鯉が泳ぐ。左に見ながら浴室へ。

 内湯のみが温泉で、露天は沢水のよう。でもその露天でも雰囲気がよくリラックスを誘う。そして内湯。柔らかい肌触りで、トロッと体を包んでくれる感じ。良泉である事が、入っていて判る。言うなれば美人の湯であり、ヌルスベの湯である。

 夏場の弊害としては、よく温まり汗がひかないこと。寒い時期には、この湯は最高であろう。

 入って「良い湯だったね」と言える湯。
 8月 4日
    (日)
 57

 (長野・大町市)
 川の駅
さざなみ
500円
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夏休みで大賑わい
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内湯のみ 
 温泉ではないが、温泉に近い(言わないと判らない)ほどの気持ちいい施設。それには、浴室から見える犀川の流れ。素晴らしい解放的景観。沸かし湯であるが、そんなに悪くない。水がいいと言えよう。

 併設して施設があり、ラフティングの基地となっていた。多くの家族連れがおり、水遊びを楽しんでいた。夏がよく似合う場所と言えよう。スタッフが気持ちよく挨拶をしてくれる。よく指導が行き届いた施設のよう。
 8月 3日
    (土)
 56

 角間温泉
(長野・山ノ内町)
宝泉  650円
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温泉内唯一の日帰り施設
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内湯のみ
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源泉は87.3℃ 
 国道292号に対し、現在賑やかなのは北側に立地する温泉街かと思う。そちらに気をとられて、南側に目が向いていなかった。でも良い湯があった。名前は、旧真田村のそこと同じではあるが、知名度では両者が肩を並べるよう。源泉温度が87.3度。恐る恐る出向く。
 温泉街は鄙びた湯宿が並び素晴らしく風情がある。外湯が近接して4つも確認出来、コンパクトな温泉街でありながら、内容は充実している。温泉好きにはたまらない場所となろう。有名な文人も愛した場所らしい。今でも感じられる風情に、その気持ちがよく判る。
 日帰り施設は一つ。新しい立派な造りで、宿泊も可能。ここには温泉ソムリエも居る。さて問題の湯だが、熱すぎない柔らかい湯が溜められていた。それでもかけ流しであり、入れる湯温を保ちながらトクトクと流れ出ていた。この日の山の上は15度。冷えた体に染み渡る暖かさ。入っていての心地よさがあり、長湯をしたくなる湯でもあった。
 7月27日
    (土)
 55

 稲子湯温泉
(長野・小海町)
稲子湯  600円
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こちらも登山基地。
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最初熱めだったが、自由に源泉が入れられる。入れすぎぬよう。
 こちらも二回目。本沢温泉の位置からして、この時期に汗をしないで戻ることは出来ず、もう一度入ってから帰路に。必然的に近くの稲子湯に立ち寄る事になる。

 こちらも登山口。降り立った人で賑やかだった。駐車場には、山口県からの山岳会のバスもあった。さすが八ヶ岳。

 冷鉱泉の沸かし湯。源泉がジャバジャバと出ており、それを含むとシュワシュワと感じる。鉄泉を思わせる臭いと微かに硫黄臭もある。湯上りさっぱり。

 名物の女将も健在。優しい気遣いの細かい女将であり、ここの人気を支えているのだろう。
 7月27日
    (土)
 54

 本沢温泉
(長野・南牧村)
 雲上の湯 600円
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この日は41度ほど。冬季は35度ほどに感じた。 
 前回の雪の中の冷たい湯の印象があり、夏でもぬる湯を楽しめるかと思って出向いた。しかし、41度くらいの温かい湯が溜まっていた。冬季は冷めるのに対し追いつかないようであり、周囲温度が低くなければ快適温度で利用できるようだ。2回の経験を踏まえて、秋や春などがちょうどの適季となるか。問答無用の硫黄泉。先に居られたハイカーに日本酒まで頂き、雲の上での極楽の湯。
 7月21日
    (日)
 53

 上増田温泉
(群馬・安中市)
砦の湯  600円   もう何回目となるか。カウントするのを止めてしまったほど。夏になるとここを利用したくなる。源泉温度が40.5度ほど。この時期にして長湯が出来る場所。

 ヒグラシの鳴き声を聴きながら青空を行く雲を眺める。混んでいる時は別として、ここを訪れてハズレと思った事がない。ぬる湯過ぎない温度ってこともあるだろう。

 夏休みに入り、家族連れがちらほら。浴槽も水しぶきが舞う季節となった。しばし我慢。
 7月20日
    (土)
  

 52

 木崎湖温泉
(長野・大町市)
ゆーぷる
木崎湖 
600円   五龍の稜線から降りたのが19:30過ぎ、松本側に戻りながら寄りやすいここを利用する。前回は、周辺の事件により職務質問を受けた印象深い場所。質問した警官も山屋で、あの中島画伯の部下でもあった人だった。

 湯は相変わらずカルキ臭が強い。でも問答無用に気持ちいい。汗ばんだ体をすっきりさせてくれる。合宿が付近でされるのか、若者の利用者が多かった。
 7月15日
    (月)
 51

 浜平温泉
(群馬・上野村)
しおじの湯  500円
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内湯
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露天
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浜平の源泉がない
 4度目の利用か。今回初めて浜平の源泉が枯れていた。その他はいつも通りのまったりと体を包み込んでくれる湯で、相変わらずの柔らかい湯であった。

 風呂上りに、嫌なところを支配人に尋ねてみた。「どうしたんですか源泉は・・・?」。少し口ごもるように、「契約が切れてしまったんです」と返って来た。と言うことは、この先、奥多野館からの引泉は無いとのことか・・・。あの伝説の名湯がここで入れるということで、利用していたが、残念な事になってしまっている。今ではもう、湧出地まで行って手を浸ける事ぐらいしか出来ないようだ。

 奥多野館の息子さんは、以前はやまびこ荘で働いていたが、現在は、ここで働いているそうな。

 これも自然淘汰なのか。でも勿体無い。もう一度、何とかならないものか。楽しみにしている人は多いはず。源泉の有無で、大きく客の入りが違ってくるのではないだろうか。

 7月14日
    (日)
 50

 新木鉱泉
(埼玉・秩父市)
新木鉱泉旅館  900円
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狭い道を行くと、この出迎え
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内湯
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小ぶりな露天
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17度近辺の源泉槽 
 本道から逸れて細い舗装路を伝っていくと、村落の中に目立つ建物が見えてくる。「こんな場所に」と言葉にしそうな立地であった。でもでも、一歩中に入ると、その造りに魅了される。こじんまりしていながら、工夫された造り。

 湯は美人の湯と言われるほど。まったりとした湯で、至極心地いい。露天がぬる湯で、そよ風に当りながらのんびりと入る。その合い間に、源泉槽のなかに浸かる。これがかなり気持ちがいい。夏だからこその楽しみかもしれないが、17度の中に身を沈めると、かなり心地いい気分となる。これらを繰り返しながら湯を存分に楽しむ。

 ここは休憩室が特にない。アロマテラピーの部屋が休める場所で、施術者である女の子が抜群の応対で会話を投げてくる。心も体もリラックスできる場所。小さいからこそ出来るサービスを、しっかりしている宿であり、泊まってみたいと素直に思える場所であった。やもすると廃れがちになる条件がある。奥まっている立地。沸かし湯。逆手にとって、上手に商売をしているよう。出向いてよかった場所となる。
 7月 7日
    (日)
 49

五色温泉
(長野・高山村)
五色の湯旅館  500円
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一軒宿
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緑色を発する内湯
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この日は乳白色の露天
 何度も前を通過するが、その構えが入り辛い感じであり、利用していなかった場所。玄関が暗い・・・ここを改善した方がいいような。過去、暗すぎてやっていないのかとも見えてしまっていた。
 今回は出向く為に調べると、万座の豊国館の創始者が先代という事を知る。あの草軽鉄道の社長もされていた方。そしてそのご子息が現館主だが、これまた有名人で信州の重鎮であった。出向くと居られ、老体に鞭打ってロビーの清掃をしていた。一生現役なのだろう。
 湯は、説明するまでもなく良泉。硫黄臭が漂い、視覚的にも緑白色の湯などはリラックスに誘う。源泉かけ流しで、水を入れないとやや熱め。露天は少し離れた場所にあり、裸のままとはならない。川を見下ろす立地で、周囲の緑に溶け込んだ開放的な場所。乳白色の湯壷が、その緑に映える。こちらはぬる湯で39度くらいか、じっくり浸るにはこちらがいい。この安価で、この良泉が楽しめるのはありがたい。またフラッと出かけてみよう。
 7月 6日
    (土)
 48

猿ヶ京温泉
(群馬・みなかみ町)
いこい乃湯  300円
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駐車スペースは3台
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内湯のみ 
 熱湯も熱湯、57.7度とされる源泉が、そのまま溜められていた。さすがに入れない。水を入れさせてもらうが、入れるまでにはしたたかかかった。こうなると熱湯好きにはたまらないだろうし、熱湯好きでもさすがに入れないだろう。

 15分ほどかかったか、水を入れ何とか入れるようになった。でも、すぐに熱くなってゆく。入ったのは2分ほどだったか、あとはかぶり湯。野沢温泉の一番熱い湯よりさらに熱い。ゆで卵が出来るのではないだろうか。体験としては面白かったが、全く気持ちよくなかった。管理のおばちゃん曰く、ジモティー利用が多く、熱湯好きが集うらしい。
 6月30日
    (日)
 47

(山梨・北杜市)
スパティオ
小淵沢

延命の湯 
600円
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道の駅に併設
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内湯
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露天 ぬる湯
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露天 源泉 あつ湯
 やっと利用することが出来た。休日となると、いつも賑わっているのが道の駅小淵沢。温泉内も芋の子状態と思えており、なかなか利用するに至っていなかった。

 思い過ごしも甚だしく、浴室内は空いていた。褐色の温泉があり、3槽の温度の違う湯が溜められていた。どれも気持ちよく、長湯好きには露天のぬる湯、あつ湯好きには露天の源泉槽などが良い。八ヶ岳山麓らしい自然の中、ゆったりと時間が流れている場所。

 ジモティーはこの湯に450円で入れるよう。この安価で利用できるなら、私が地元だったら頻繁に利用してしまいそうではあるが、ここにジモティーらしき姿は無かった。昼と言う時間的なこともあるか・・・。

 立ち寄りやすい場所を経験し、このあと頻繁に利用するかもしれない。
 6月29日
    (土) 
 46

 湯檜曽温泉
(群馬・みなかみ町)
林屋旅館  800円
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老舗旅館
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内湯のみ 
 湯檜曽の老舗旅館に立ち寄る。日帰りは出来るようではあるが、この構えだと、何か入り辛い印象がある。そんなこんなで利用していなかった。この日も、利用させてもらえるのだろうかと半信半疑で入って行く。女将が出迎えてくれるのだが、幾多の山屋に応対しているのか、かなり気性が激しい方。たまたまだったのか、私のズボンが濡れて汚れていたのがいけなかったのか、並べられていたスリッパを履いたら、「スリッパは履かずに行けます」と無愛想。そうなら置かないで・・・。これでこの宿の印象がだいぶ悪くなってしまった。
 湯はかけ流しの良泉。43度ほどあり、ややあつ湯であったが、気持ちよく入ることが出来た。窓の外には湯檜曽川があり、流れを見て涼みながらの入浴となった。ここの湯は湯切れがいい。夏でも湯上りがさっぱりすっきりする。
 6月22日
    (土)
 45
 
 湯倉温泉
(福島・金山町)
 
共同浴場  100円以上(寸志)
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只見川のほとり
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 源泉が直接流入
 素晴らしい湯であった。私はあつ湯が苦手であるが、ここは入れた。源泉温度は60.6度。これを樋の調節に寄って湯が溜められている。掛け湯用の槽があり、ここは水道水を入れぬるめてから被る。そして意を決して入るも、意外と入れる。46度くらいはあろうかと思われたが、不思議と皮膚がピリピリと痺れない。魔法の湯かと思い、こんな体験は初めて。おかげさまであつ湯にじっくり入ることが出来た。こんないい湯が近くにあったなら・・・。湯上りにすれ違いでジモティーが来られた。
 これで混浴。となると小さいように思えるが、白濁しているので入り易いか・・・。ここから、一軒宿の鶴亀荘の方へポンプアップしているようであった。
 6月16日
    (日) 
 44

 草津温泉
(群馬・草津町)
御座の湯  500円
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素晴らしい木造デザイン
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 内湯のみ
 草津の湯畑前に御座の湯が復活した。今年4月に出来たばかりの、ホヤホヤの施設。圧巻は木材の使い方。屋根も板葺きなのには驚いた。浴室は日替わりのようで、この日の男風呂は石の湯。洗い場が4箇所しかなく、共同浴場に倣って、「浸かる」事を主として作られたよう。草津であればこれでいいと思う。休憩室を使う場合はもう500円追い銭をせねばならない。開け放たれた窓から涼やかな風が入り、気持ちよく入ることが出来る。壁を見ても天井を見上げても全てが木材。そうそう、あつ湯で有名な草津であるが、ここは湯温調節してあり、42度くらいになっていた。湯畑の源泉と万代鉱の湯が溜められている。
 6月15日
    (土)
 43

 裂石温泉
(山梨・甲州市)
雲峰荘  500円
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秘湯を守る会の宿
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26度の源泉槽
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源泉槽の右に加温槽
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混浴露天 自然石の屋根
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野趣溢れる造り 
 アルカリ度の高いPh値9.9の温泉であり、前から気になっていた。しかし、前は通過するが、その温泉宿が見えてこず、何処に在るのかと通過していたこれまで。今回は気にして探してみる。何のことは無い、大きな看板があり、導いてくれていた。
 すれ違いの出来ない道を降りて行き、重みでやや沈む鉄橋を渡って駐車場に着く。私が歩いてゆくと、車から荷物を降ろしていた人が玄関側へ急ぐ。この人が女将だった。「今は露天風呂に5名ほど入っているので、内湯でいいですか」と言われる。「どっちでもいいですが、露天を待っていてもいいですよ」と告げると、「内湯のほうが源泉なので、内湯でいいですか」と勧める。なにか意図があるのかと、気になったが、言われるがままに内湯に。
 岩を基調にしたデザイン。天井はコンクリート葺きで無骨な雰囲気がある。すぐに源泉に入ろうとしたが、26度のハードルは、濡れて冷えた体には厳しく入れなかった。加温槽で10分ほど浸かり、その後に入ると、最初は冷たいものの慣れると心地よく入っていられる。真冬だったらどうだろうか。逆に暖かさをより感じることになるか。暑い日であれば、とても気持ちいいのかもしれない。アルカリ泉独特のすべすべ感が追ってくる。
 露天に居た団体が出てきたのを察知した。内湯の横が駐車場でそれが判った。すぐさま露天に移動する。内湯と露天とは、40mほど離れている。露天には源泉槽は無く、2槽設けてあり、少し温度を違えて溜めてある。自然石を用いた屋根付き露天があり、野趣溢れるいい感じ。
 ビジターの利用時間が短いのが残念だが、それほど泊り客を大事にしている事にもなる。
 6月 9日
    (日)
 42

 貝掛温泉
(新潟・湯沢町)
貝掛温泉  1200円
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秘湯を守る会の宿
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源泉槽と加温槽
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源泉露天
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加温露天 
 一軒宿。国道17号を離れ、ちょっとドキドキするような坂道を降り、一本橋を渡り、欄干のない林道を行くと、立派な造りの宿が出迎えてくれる。日帰りでの利用は11時より14時までの3時間。やや料金が高いので、そんなに混んでいないと思ったら、かなりの賑わい。
 秘湯を守る会の宿の中には、やや天狗な感じの場所もあるが、ここはしっかりサービス業に徹していて、気持ちよい出迎えがあった。入る前から「泊まってみたい」と思わせるスタッフの応対なのだった。そして建物。梁や柱は、昔の物を使っているらしく、重厚。浴室も天井を見上げると、そこにある木材の太さが心地いい。
 まずはぬる湯の源泉から。何時間でも入れそうな37度近辺の湯。夏にちょうどいい温度で、周囲もみな目を瞑っている。露天に出ると、落葉樹の新緑が上を覆い、源泉地からの流れが注ぎ込み、問答無用の気持ちよさ。久しぶりに夢を見るくらいにここで寝入ってしまった。それほどに気持ちよかった。40分ほど浸かったろうか・・・。
 加温槽の方は42度くらい。こちらはこちらで気持ちがいい。どちらにしても湯上り後が素晴らしい。ベビーパウダーを塗ったかのように肌がサラサラする。夏に最適。そして芯から温まっている。これではリピーターを増やす訳である。費用対効果十分。見合ったリラックスが出来る場所だった。
 6月 8日
    (土)
 41

 尻焼温泉
(群馬・中之条町)
河原露天風呂  無料
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夕方近く、ひと気もまばら
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川に入っているわけで 
 ここのところ、尻焼温泉連投。無料であること、広いこと、熱さが自由に選べることなどが、ここに足を運ぶ理由にもなっている。混浴だから・・・この部分は、逆にスッポンポン派は気にしてしまう部分。

 久しく大雨がないので、川が安定している。となると全体的に熱い湯となる。前回、前々回と心地よかったその場所が、44度くらいの場所となっていた。でも心地いい。この開放感、染み渡る良泉。なかなかこのような場所はなく、在ってありがたい場所。
 6月 2日
    (日)
 40

 妙義温泉
(群馬・富岡市) 
妙義グリーンホテル  700円(JAF割で400円)
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ゴルフ場
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開放的な内湯
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ゴルフ場を見下ろしながら 
 8年ぶりの利用。JAF会員は300円引きで利用できる。天気のいい日、高級車が沢山駐車場に停まっていた。ここはゴルフ場。ブルジョアの集う場所のようで、ちょっとその部分は避けたいのだが、温泉優先で・・・。誰もが温泉だけを利用できる場所ともなっている。

 内湯からは妙義山がバッチリ見える。小諸付近から浅間山を望みながら入る温泉のように、麓にゴルフ場を見ながら妙義山を堪能できる。

 露天に出ると、山麓を伝う風を感じながら入ることができる。芝生を植えた緑ではあるが、周囲景色が全て緑なのも気持ちがいい。しっとりとした湯。湯上りは夏にちょうど良くサラサラとしている。季節季節で湯を選んでいるのだった。
 6月 1日
    (土) 
 39

 大白川温泉
(岐阜・白川村)
大露天風呂  300円
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昔のままの佇まい
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 聞こえるのは木々のささやきと小鳥の囀り、そこに源泉が流れ落ちる音。静かで開放的で・・・。
 かれこれ20数年ぶりの利用となる。でも入ると往時の記憶を甦らせ、風呂形状は往時のまま。洗い場はなく、純粋に浸かる形式。硫黄のにおいが漂い、湯の花が舞う。やや熱めだが、出たり入ったりしながら湯を楽しむ。数時間前に登った山々を目で追いながら、眼下ではエメラルドクリーンの白水湖、見栄えのする綺麗な物ばかり。喧騒がなく、野趣溢れる場所、これほどのお膳立てがある場所は珍しい。良泉でもあり、何拍子も整っている。
 5月26日
    (日) 
 38

 西谷津温泉
(埼玉・小鹿野町) 
宮本の湯  700円
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大きな構えの旅宿
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内湯
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露天 
 訪れて判ったのだが、利用者の多い宿であった。法事での利用、大学生のクラブ・サークルでの利用などがあり、館内は賑わっていた。ちょうど、幸いにも昼時で、風呂は独占、快適に利用させていただいた。

 湯温もちょうど良く、熱過ぎずぬる過ぎず。ここらへんは沸かし湯だからとなるか。一方、硫黄泉のはずであるが、この部分が鼻腔を刺激しない・・・。かなり薄いようだ。それでもしっとりとする湯で、入っていて気持ちがいい。露天に出ると、さらにリラックスできる。周囲の里山地形。素晴らしくいいとは言い難いが、自然の緑に包まれての入浴。そよそよと風があり、これは川のおかげか・・・。
 
 貸切風呂を利用する方も多々見られた。ここは休憩室利用が有料。カラスの行水派にとっては、ちょっと居場所に困る施設でもあった。貸切風呂前にベンチがあり、待つ場合はここに座るしかない・・・。
 5月18日
    (土)
 37

 新穂高温泉
(岐阜・高山市) 
ひがくの湯  700円
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日帰り入浴施設
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錫杖岳を眺めながら
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硫黄泉 
 意固地に利用せずに推移していた。それには、いつも混んでいるようで賑わっていたから。この日は駐車している車もなく、入って行ってみる。駐車場の車数がそのままで、浴室は独占状態であった。露天風呂のみの形態。湯量も豊富で、やや深みのある浴槽。錫杖岳が仰ぎ見られ、山に抱かれた出湯な感じ。湯温はやや高め。42.5度ほどだろうか。基本、登山者を対象にしているだろうから、この施設の造り方と、この湯温でいいのだろう。「回転良く」ここが重要。気になったのは寒さ対策。これからの時期はいいが、冬季利用だと、洗い場が寒いであろう。

 駐車場の端には、別の露天風呂が設けてあった。こちらは前記の泉質と違い硫黄泉。先の浴室と繋がっていれば利用するのだが、30mほど離れた別の場所にあり、利用しにくい造り・・・とも思えた。
 5月12日
    (日)
 36

 保科温泉
(長野・長野市)
保科温泉  400円
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山村里山の条件のいい立地
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内湯のみ

 国民宿舎永保荘としては廃業したようで、現在は経営者が変わっている。それでも、湯が楽しめるように存続している事はありがたい。

 利用者のほとんどがジモティーのようであった。中にはパジャマのまま訪れる人も居た。60歳以上は150円。そんな利用の仕方にもなるか。源泉温度が30度近辺なので、ぬる湯なのかと思ったら、43度まで加温してあり、けっこうに熱い方。もう少しぬる目の方が長湯出来ていいのだが、老齢な方が多い場合は、この温度は頷ける。微かに白濁したしっとりとした湯。入っていて良泉を感じる。流入構造のせいか、泉質からか、体にびっしりと気泡が付着していた。
 5月11日
    (土)
 35

 赤湯温泉
(新潟・湯沢町) 
山口館  500円
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ここまで2時間
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薬師湯
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玉子湯
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 青湯

 新潟には秘湯が多く、ここもその代表的な場所。一般者を対象としてのアプローチ時間は、片道2時間。要するに、入ってから2時間歩かねばならない場所。

 清津川に沿うようにあり、大水では何度も被害を受けていると聞く。ただし、行政関係者のお気に入りの湯のようで、手厚く保護がされているよう。現在では、物資の輸送にヘリが用いられている。

 さらには、この場所にしてと言っては失礼となるが、皇太子殿下も泊まった宿である。格調高い宿なのである。そしてその全てが露天と言うのも珍しい。雪融けの清津川の強い流れを見ながら、しっぽりと浸かる。

 まずは薬師の湯から。浅い湯に、下からプクプクと気泡が上がっている。柔らかい湯で、寝湯向きな感じ。次に、代表的な玉子湯。この時は雨が降り出していた。でも自然の岩陰があり、その下で濡れずに入ることが出来た。三層に分かれていて、湯温の好みで入ることが出来る。野趣溢れる気持ちいい湯。

 青湯は女性用なので入浴は出来ず。この時期で、客が居ない事を確認して撮らさせて貰った。
 5月6日
    (月)
 34

 尻焼温泉
(群馬・中之条町)
河原露天風呂  無料
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ここの水深1300mm
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各々楽しむ 
 春のここは、秋からの落ち葉が堆積し、それらがかなり多い。大水があると困るが、雨季と言うか、夏を越して河原が洗われた方が入りやすいような・・・。と言っても、そんなことを気にする器ではないのだが・・・。

 好みの温度の場所で、ゆったりと浸かる。新緑の緑と、まだこの辺りは桜が見ごろ、淡い色合いを見ながら・・・。

 今日はやけに女性が多かった。連休だからか・・・・。
 5月4日
    (土)
 33

 平湯温泉
(岐阜・高山市)
平湯館  1000円
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賑わうホテル
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内湯(右があつゆ)
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この流れ、湯量
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広大な露天に湯けむり 

 入ってすぐに、その素晴らしいサービス体制に、訪れて良かったと思えた。料金に対し、つりあいのあうサービスがあり、浴場の素晴らしさがある。山から降りたむさくるしい恰好では、申し訳なかったような気さえもしてしまった・・・。

 太い八角の柱があり、内風呂の雰囲気もいい。天井の高さが気持ちよいほどに設けてあり、全てが木造と言う部分もリラックスに繋がる。

 露天は問答無用の造り。樋から流れる湯が目で楽しく、小雪舞う気温に湯気を誘う。「気持ちいい」全身がこのように言っていた。

 「ひらゆの森」人気は最近すごいが、ここもいい。さすがに連休であり、混んではいたが、それでもゆったりと利用できた。

 従業員の一人一人に教育が行き届いているのが見て取れる。目が合えば、必ず言葉を発して応対している。湯上り、何人に「ありがとうございました」と言われた事か・・・。こうなると、「後で泊まろうか」との思いになる。
 4月28日
    (日)
 32

 神津島温泉
(東京・神津島村)
温泉
保養センター 
800円
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大露天風呂 
 
 島、二日目も利用する。ここしかないのだから・・・。

 この日は、快晴で風も弱かった。そして大露天風呂に湯がはってあった。ややぬるいが、そのための長湯が出来る。寝そべりながら浸かっていると、強塩泉のためか、プカプカと浮く感じ。こりゃ気のせいか・・・。

 大露天風呂に入れず島を去るのかと思ったが、入れてよかった。自然地形を利用したこの施設は、しっかりと記憶された。
 4月27日
    (土)
 31

 神津島温泉
(東京・神津島村)
温泉
保養センター 
800円
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島唯一の温泉
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ジャグジーもある内湯
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小露天風呂
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展望露天風呂
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大露天風呂 

 神津島港の観光案内所に行くと、600円で利用できるチケットを売っている。当然利用させていただく。

 島を訪れた楽しみの一つ、大露天風呂があるここ。しかし強風の為か、湯温が低くなるのでと、大露天風呂には湯がはっていなかった。

 強塩泉の湯で、顔を洗うと、その辛さが体験できる。短時間の入浴でも、皮膚がシナシナとしてくるのが判った。漬物常態か・・・。この日は、強風の吹きすさぶ日、露天に出ると、さすがに寒かった。でもでも、この景色が伴うと、それでもリラックスできる。荒れた海を見ながら、白き波飛沫を見ながらの入浴。

 小露天風呂はややぬるく、展望露天風呂の方は熱めの設定になっていた。後者の方は、この場所においての天守閣の位置。高い場所での入浴で、気持ちよさの相乗効果となる。

 そうそう、露天風呂は水着着用の混浴。場所柄、若い女性が多く(観光の)、気を使ってしまったり・・・。
 4月21日
    (日)
 30

 庄川温泉
(富山・砺波市)
やまぶき荘  500円
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やや古い建物
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庄川を見下ろす内湯 
 庄川温泉郷内で、一番安価に入れる日帰り浴場。もう少し出せば、周辺の高級ホテルを利用できるのだが、この日はたいして山に登っておらず、行動に見合った場所を・・・。
 
 庄川の河川敷を見下ろす内湯のみの施設。5人も入れば定員のような大きさ。やや熱めの設定で、雪の降るこの日においてはちょうど良かった。
 
 建物の規模にしては浴室が狭いように感じたが、それでも泊まりの利用客は多いように見えた。値段からだろうか・・・。
 4月20日
    (土)
 29

 五箇山温泉
(富山・南砺市)
赤尾館  600円
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岩瀬家前
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内湯のみ 
 19時を回り雪に降られながら山を降りてきた。そして下山場所近くにあるここはありがたかった。

 19時半、静かな湯宿に入って行くと、女将が出迎えてくれた。この時間の利用者は私一人。40.9度のちょうどいい湯温に、山旅の疲れが癒されてゆく。内湯しかなく、派手さはないが、冷えた体に染入る良泉を感じた。山と温泉、この先も切り離せない。
 4月14日
    (日)
 28

 北軽井沢
 御所平温泉
(群馬・長野原町)
かくれの湯  900円
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ダート道を進んだ先に
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やや熱めの内湯
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野趣溢れる露天 
 北軽井沢に新しい温泉場が出来たと情報を得て出向いてみる。周囲は牧畜の盛んな地域。農道をクネクネと間違いながら現地入りする。近くまで行かないと、案内表示は無い。その表示もけっこう小さく出来ている。隠れ・・・た場所に在るのだった。
 これでいいのか・・・と思うような構え。中に入ると間違いなく営業している。古民家の骨材を使ってあるらしく、煤けた木材がむき出しになっている。券売機で購入。900円。この場所にして「高い」と思ってしまうのだが、湯に浸かると納得。
 内湯は43度くらいのやや高温槽。浸かると炭酸成分が一気に纏わりつく。これは素晴らしい湯。露天は立派なつくりで、木組みの中に湯が張られ、野趣溢れる周囲風景。こちらは少しぬるくなっており、雑木林を見ながらのゆったりとした入浴が出来る。こんな良い湯が待っていたとは・・・。上州には炭酸泉が少なく、嬉しい新設。
 湯上り後、なかなか汗が引かないほどに温まる。オーナーに聞いたら、ボーリングしたのではなく「掘ってあった」と答えていた。どういうことか、ボーリングしたのだとは思うが・・・。なにせ浸かって納得のかけ流し湯。毎分200L。湯量も豊富。
 4月13日
    (土)
 27

 濁河温泉
(岐阜・下呂市)
ヒュッテ
森の仲間 
500円
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食事処も併設
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内湯 やや高温度
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露天 こちらで42度くらい 
 これほど濁河温泉に行っているのに、まだ一度も市営(旧町営)露天風呂に入った事がない。この日も冬季休眠中で、付近の湯宿から選ぶ。やや寂れてきている温泉街。利用数に対し、湯宿が多いようにも見えている。
 かけ流しの文句ない湯。内湯は熱く、誰も居ないのをいい事に、少し加水させてもらい入る。熱湯好きにはたまらないだろう。私には露天の湯温がちょうど良く、外に出て肩まで浸かる。鍾乳石の石筍のように周囲に堆積物が見える。これがまた温泉風味を強くしてくれ目で見て心地いい。それでも、やや温度が高いので長湯とはならず、サッと入りサッと出る。
 土地柄だろうか、客対応に素っ気無さがある湯宿であった。まあ500円。費用対効果は満足。
 4月6日
    (土)
 26

大町温泉
(長野・大町市)
黒部観光
ホテル 
700円
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酒の博物館の裏手
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大きな内湯
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露天 
 大町の日帰り浴場と言えば「薬師の湯」となる。がしかし、それなりの混雑がある。すぐ近くに在りながら、ゆったりとは入れる場所がある。それがここ。

 葛温泉から引かれ、そのための柔らかさと、大町温泉とのブレンドで、とてもいい湯が待ち構えていた。さらには湯温が素晴らしい、41度と最適温度。ゆっくりと長湯が出来る。湯量豊富な湯壷がリラックスを誘う。

 露天は、この場所にして少し景色が勿体無いような作りだが、相応の自然な雰囲気。内湯は湯気で判らなかったが、露天のここでは、その透明な泉質が見ることが出来る。

 穴場的日帰り浴場かと思っている。通常は700円。一度利用すると、スタンプカードが配られ、次回以降より500円で利用できるシステム。なおこの宿はJALカードにポイントが付く宿でもある。
 3月31日
    (日)
 25

大谷地鉱泉
(長野・御代田町)
大谷地鉱泉  380円
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藁葺き屋根が印象的
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 44度設定
 気になっていた大谷地鉱泉を訪れる。以前は、写真右に見える茅葺屋根側で営業していたようだが、今は新設されて今風なつくりになっている。やや熱い温度設定。もう少しぬるくして欲しかったが、田舎であるから御年寄りはこのくらいでないと満足できないのだろう。熱いがやわらかい湯で、温度に馴染むと湯の良さが引き立つ。かなり温まる湯で、冬季向きな湯のよう。これを真夏だったら、ちと厳しいかもしれない。湯上りの休憩室は、経営者のお子さんが元気に走り回る。ちと困るほどであったが、田舎なので・・・。混み合うほどではないが、入れ替わり立ち代わり客が訪れていた。
 3月30日
    (土)
 24

二居温泉
(新潟・湯沢町)
宿場の湯  600円
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国道17号沿い
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場所がら内湯のみ
 この17号沿いに目立つ温泉施設が二つ出来た。今回は二居温泉の方へ入る。まだスキーシーズンではあるが、この施設は閑散としていた。高速が出来てからの17号のこのラインは、ゴースト○○○なんて例えがあるほど。それはさておき利用する。
 豪雪地帯であることから、露天はない。源泉温度は49.7度。加温なしでのかけ流しとなっているよう。山で冷された体に、暖かさが沁みる。やや特異臭が感じるが、ご愛嬌。そして少し私には湯当たり傾向にあるお湯であった。成分もそうだが、湯船が深いせいもあるのかも。
 湯上りに広い休憩室を一人で使う。大の字になり昼寝となった。お風呂も広間も広々使え至福の空間。
 3月24日
    (日)
 23

沓掛温泉
(長野・青木村)
小倉乃湯  200円
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二階の休憩所は封鎖中
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奥が加温槽 手前が源泉 
 久しぶりに沓掛温泉に行く。青木村の田沢温泉とここは、名湯で間違いないと思っている。近接してこんないい湯があるとは、この地域の方が羨ましい。
 中に入ると、安心するほどの硫黄臭。そしてぬる湯。この温度なら、何時間でも入っていられる。源泉温度が39度ほど。冬季は少し加温しているようであるが、この日も源泉槽側で、じっくりと楽しむ。そして手足がしわしわになるほどに浸かり後にする。入っていて気持ちよく、湯上りもまた気持ちいい。あつ湯好きには敬遠されるだろうが、逆にぬる湯好きにはたまらない場所。これに景色が伴えば言う事がないが、山村内の今の場所だからこその味わいかも。
 3月23日
    (土)
 22

(栃木・那須塩原市)
塩原
あかつきの湯 
1000円
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畑の中にポツンとある
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湯温41.5 最適
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滑りやすいので注意 
 前から気になっていた場所を利用する。畑の中を進んで行くと、まず出てくるのが水工場。その裏に別荘地を販売している不動産事務所、さらにその後に入浴施設がある。券売機を見て、「空いている」とすぐに思えた。この場所で1000円では、そう利用者は居ないだろう。浴室に入ると、その通り。でもでも、湯は凄くいい。ヌルスベの美人の湯。60度越えの源泉だが、入りやすい温度にしてあり、特に内湯は長湯に最適。露天は42〜43度くらいか、やや熱め設定。ゆったりと入れ、こちらも気持ちがいい。混んでいない事からのリラックス。1000円の価値ありと思えた。
 この施設から南に進むと「山吉」と言うラーメン屋がある。ここに立ち寄ると、700円で利用できるよう。必然的に何かを食べねばならないのだが・・・。

 なにせいい湯であった。もう少し値段が安ければ、もう一度となるのだが・・・。
 3月20日
    (水)
 21

 穴沢温泉
 (長野・松本市)
松茸山荘
別館
東山館 
450円
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里山にひっそりと
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 内湯のみだが開けた景色
 周囲をアカマツ林に囲まれ、名前がしごくマッチする立地。本館と別館があるが、日帰りは別館の方へ。美人の湯と言われるだけあって、とろりとしたヌルスベの湯。源泉温度が低く加温しているようではあるが、入り心地は素晴らしい。もう少しぬるいと長湯が可能だが、私にはやや熱い感じで長湯とはならなかった。それでも湯当たりをした。注意書きにもあったのだが、しやすい湯なのだそうだ。効能と言うか、そういう成分がしっかりと取り込まれたと言う事になるか、クラッときて数十秒記憶が飛ぶ。いい湯ではあるが、自分との愛称は微妙でもあった。でもでも、近くに行ったらまた寄りたい場所となった。湯当たりしない入り方をすればいいだけ。
 3月16日
    (土)
 20

 沓掛鉱泉
 (岐阜・中津川市)
民宿
 くつかけの湯 
500円
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民家そのもの
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掘りごたつのような造り 
 玄関を開けると、コタツに4名座っていた。その一人が女将らしく、やさしく出迎えてくれる。「あれっ、沸いてたかな? ちょっとまってて」と風呂場へ行く。蓋を開ける音がして、出てきた女将は「よく沸いてるから、ゆっくり浸かってって」と・・・。
 鄙びた山村の普通の民家の感じ。ここで民宿をされているよう。裏には流れを利用した滝などもあった。特異と言えば特異。46度くらいあるだろうか、かなり熱め。少しカランを捻らせてもらう。五右衛門風呂様式なのだろう、床にマットが敷いてあり、掘りごたつに座るような特異な湯船だった。疲れきった体が、湯の成分で癒される。そして風呂上りに、この家の人との会話で癒される。「また来て下さいね」なんて声をかけられ、見送りまで温かい・・・。
 3月 9日
    (土) 
 19

 (石川・能都町) 
百楽荘  hyakuraku.jpg   もう利用回数は10回に届いたと思う。何度訪れても安らぐ場所。九十九湾の静かな内海を見下ろしながら、海洋深層水の湯に浸かる。洞窟風呂には、開削した鶴嘴の痕が沢山残る。開削した方は、元同じ職場に居た人の親族。いろんな繋がりがあって利用している場所。命の洗濯の場所でもある。
 3月 3日
    (日)
 18

 霊泉寺温泉
(長野・上田市)
共同浴場  200円
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変わらずの佇まい
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 男女の境はペンキが塗られた
 久しぶりに霊泉寺温泉を訪れる。目当ての旅館はこの日は休業の為、またもや共同浴場へ。源泉温度は43.8度と理想的な掛け流し状態。軽くする硫黄臭に、身も心も癒され温まる。前日に続き、簡素なだけに判った利用者が多いが嬉しく、山で挨拶されるように、浴室内での挨拶もまた嬉しい文化。
 泉質も温度も言うこと無し。休憩室でもあればと欲を言いたいところだが、湯上りに外のベンチで語らうのも楽しいもの。ただ冬季は少し・・・。
 寂れた温泉地になってきているが、変わらぬ湯の良さが、訪れた時に旧知の知人に逢う様な懐かしさを抱かせる。「これこれ」なんて・・・。
 3月 2日
    (土)
 17

 浅間温泉
(長野・松本市)
仙気の湯  250円
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二階には休憩室あり
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 小ぶりだが名湯
 各県において銭湯の料金は区々であるが、それでも400円辺りが平均となる。それに対すると、ここの利用料は破格値なのである。利用する多くは地元民で、見ただけで外来者と判るらしく、その空気がピリピリと感じられた。でも、しっかりと挨拶を交わす銭湯スタイル。よき日本の文化はこんな場所で継承されている。入ってビックリ、なんていい湯だろう。やや熱いが、それは最初だけ。馴染むとやわらかく感じる。硫黄の香りに伴い湯の花も舞っている。入れ替わり立ち代わりの利用者。このお湯でこの料金なら当然だろう。駐車場が小さく、多くは路上駐車らしい。ただし最近注意が入ったよう。モラルを持って利用せねばならない。
 2月23日
    (土) 
 16

 (静岡・裾野市)
富士遊湯の郷
大野路 
800円
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キャンプ場併設の露天風呂
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右に潜ると悪天用内湯
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特異な浴槽
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 この木の上に浴槽がある

 よく判らないまま利用したのだが、天然温泉ではなく人工のよう。それでも山を降りてきた、冷された体にはありがたい施設。露天側の建物内に入ると、赤々と薪ストーヴが燃えており暖かい休憩所がある。やや古い印象を受ける通路を行くと浴場がある。

 脱衣場から外に出ると、雰囲気はいい。特異な作りで、壁側に潜ると内湯的な空間がある。冬季、寒い時期を考慮しての造りのよう。誰も居らず、ゆっくりと利用させてもらう。ただ、敷地内からの声が間近に聞こえる。やや入っていて気になるのであった。

 浴槽はもう二つある。五右衛門風呂の化け物のような浴槽と、もう一つは木の上にある。一人用ではあるが、こんなのは初めて。ただし、湯が張っておらず楽しむ事はできず。

 季節には混むのであろうが、この時期はスキスキのよう。一方、本館と言えよう食事処は賑わっていた。
 2月17日
    (日)
 15

 飛騨金山温泉
(岐阜・下呂市)
湯ったり館  480円 

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道の駅の向かい側
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かけ流しでオーバーフロー
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深い造りの露天

 ここは道の駅と相向かう様に2つの温泉施設がある不思議な立地。どちらも第三セクターなのかと思えたが、利用者は普通に迷う。どちらかに集約した方がいろいろが楽なのでは・・・なんて思ってしまった。それはさておき。

 ジモティーで賑やかな場所。この温泉で気がついたことがある。この土地の人は、カミソリを使うのが好きな様子。利用したのは午前の11時頃。カランの前に座るジモティーのほとんどがカミソリを使っていた。たまたまか、それにしては多く、そのように思えたのだった。

 山で冷えた体をじっくりと温める。露天はやや深く造ってあり、そのために大理石の石が椅子として沈めてある。

 利用しなかったが、サウナは二階にあり、少し特異な造りともなっていた。
 2月16日
    (土)
 14

 下呂温泉
 (岐阜・下呂市)
ダイヤモンド
下呂温泉
ソサエティ 
日帰りは不可
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会員制のホテル
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ゆったりとした内湯
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下呂の温泉街を見下ろせる 

 ここは下呂温泉地内であるが、独自で掘削をして自前の源泉となる。よって地内の「熱い湯」とは異なり、源泉温度は30度付近。少し異種な下呂温泉堪能となった。

 国内展開する会員制ホテル。なにせ客層がいい。品があり、余裕があり、静かで厳か。その昔で言うフルムーン的なご夫妻の姿も多い。騒々しさが一切なく、これぞリラックス。夜はピアノの生演奏などもあり、耳からも癒される。

 さて湯であるが、上記の通り加温している。周囲がそうだからも知れないが、やや熱めにしてある。下呂温泉特有のアルカリ度が高い感じはせず、ほどほどの柔らかい湯で包み込んでくれる。長湯派には露天の方がいいかもしれない。この日はマイナス5度ほどの気温。湯の温かさがありがたかった。そして朝風呂は最高に気持ちよく・・・。

 2月11日
    (月)
 13

 薬師温泉
(群馬・東吾妻町)
かやぶきの郷
 薬師温泉 
1200円
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茅葺の立派な構え
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薬師の湯が開放
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内湯のみだが 

 久しぶりに薬師温泉へ行く。現地でもなお、鳩の湯にしようか、温川温泉にしようか迷った挙句に、ここに入る。
 運よく、あとは集客効果を高めるためであろうサービスであるが、泊り客用の「薬師の湯」が開放されていた。今日はその薬師の湯のみで楽しむ。ここには3つの湯があり、通常は、「滝見の湯」と「郷の湯」が日帰り客に開放されている。
 源泉温度は42.8度。理想的な湧出状況。泉質は、エアロゾルで有名になりつつある「硫酸」塩泉。黒く堆積するそれが、視覚的に気持ちいい。眼下の沢を見下ろしながら、ゆったりとした気持ちで湯に浸かる。極楽も極楽、まったりとした優しい湯に包まれ、リラックスの極み。
 湯上りに甘酒のサービスもあり、施設として立派。囲炉裏端で休むもよし、雪の積った野外でクールダウンするもよし。郷愁を誘う構えが、万人を満足させる場所となる。
 2月10日
    (日)
 12

 桜山温泉
(群馬・藤岡市)
うしおの湯  600円
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混雑につき内部画像なし 
 八塩温泉に行ったのだが、この日は3軒ある全てで日帰りを受け付けていなかった。少しズレてここを利用する。一度廃業してからは、初めての利用。往時と変わらぬ様子で、廃業がうそのように賑わっていた。
 カルキ臭がやや強いのがいつも気になるところ。じっくりと温まり、後にする。
 2月 9日
    (土)
 11

 新奈川温泉
(長野・松本市)
鳥屋沢旅館  500円
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駐車スペースが少ない
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日帰りは内湯のみか? 

 大変失礼ではあるが、新奈川温泉は、もう入れる所はないと思っていた。数度通過しているが、大きな日帰り施設が閉館し、入ることが出来ないと理解していた。でも今回良くみたら、宿があり、訪ねてみると日帰りを受け入れてくださった。鳥屋沢と書いて「とやさ」と読むよう。人のよさそうな女将が出迎えてくれる。あまり人が来ないのであろう、湯船には蓋がしてあった。湯温が低い為であろう、沸かしての循環のよう。それでも、トロトロとした柔らかい湯。山中で冷え切った体に気持ちがいい。窓の外の雪を眺めながら手足を伸ばす。ゆったりと自由に入れ、これはけっこう穴場を発見。湯上りに泊り客の荷物を若女将が搬入していた。アットホームな宿であり、リピーターも多いのだろうと思えた。
 2月 3日
    (日) 
 10

 田沢温泉
 (長野・青木村)
和泉家旅館  500円 
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ますやの裏手
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やや小ぶりだが湯がいい
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露天はややぬる湯

 久しぶりの田沢温泉。田沢温泉と言えば有乳湯であるが、共同浴場であり、いつも混んでいる。しかしこの和泉家さんは、空いていてゆったりと利用することが出来る。

 硫黄泉であり、鼻腔から成分が体に入ってくる。気持ちいい湯温。露天から雪見をしながら長湯となった。文句なしの気持ちよさ。ハズレのない田沢温泉の強さとも言える。

 有乳湯の良さも十分判るが、リラックスで言うと、こちらに軍配が上がるかもしれない。この日も、その有乳湯は大賑わい。一方のこちらは、一人占有で、本を持ち込んでも咎められる事も無く長湯。

 この料金で、この良泉が近くに有ったならば、頻繁に通ってしまいそう。地域にお住まいの方を羨ましく思えたりする。温泉のよさ、楽しみを十二分に感じさせてくれる湯である。オーバーかもしれないが、日本人で良かったと思わされる湯。
 2月 2日
    (土)
 9

 (長野・伊那市)
入野谷  600円
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宿泊も可
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特異鉱石による人造泉
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零磁場採取の石が入っている

 2度目の訪問。以前は、零磁場の石などなかったが、いつしか入るようになっていた。地域上げての「零磁場」の売り込みようが見て取れた。

 雨に打たれた冷えた体を、まったりと包んでくれるこの湯。温泉ではないが、ここに在ってありがたい施設。混雑は無く。ゆっくりと手足を伸ばして利用させてもらう。

 孝行猿資料館が閉館になり、この施設内にそれが移転したよう。

 
 1月26日
    (土)
 8

 しなの木温泉
 (長野・上田市) 
ひな詩の湯  650円
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ホテルに隣接した日帰り口
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内湯 40度
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ジャグジー
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露天 
 「こんな所に」なんていうと、世のスーパー銭湯は、ほとんどそんな印象を持つ。ここは上田市内の主要交差点の一角。車通りが多いわずか横に立地している。最初、現地への道案内なのかと思った標識が、現地を示していた。
 独特の女性がロビーで出迎える。ジモティーらしい・・・感じ。駐車場からすると、混んでいるようにも思えたが、さほど混んでおらず、この場所にして意外にゆったり入ることが出来た。
 源泉は17度ほどの沸かし湯のよう。内湯でものんびり長く入れ、露天に出るとさらにマッタリ度が増す。しかしこの時期、かなりの寒風を受ける。この日の外気温はマイナス2度。立ち上る湯気を見ながら、露天に30分ほど居たか・・・。おかげさまで、のぼせずに利用することが出来た。
 遅くなったが、単純泉のような湯。特にこれと言った特徴は感じず・・・。特徴と言えば、カランからの水圧。何パスカルだろうか、凄い水圧であり、開栓時の注意書きがあるほど。
 そしてここでは、湯上りのらーめんを売りにしていた。5種ほど特異性を持たせたメニューがあり、集客に工夫した湯宿のよう。
 
 1月20日
    (日)
 7

 生地温泉
 (富山・黒部市)

たなかや  600円
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外観の派手さはないが
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この景色での入浴は最高 
 海辺の港町にある温泉。一軒宿となる。田中冬二の資料館も併設され、ファンの方には併せて楽しめる場所。時間外の入浴に、女将は特別に入れてくださった。平日であると、絶対に出来ないらしい。休日だから出来るって事もないようではあるが・・・。
 浴室に入り驚いた。その景色。庭園風呂である。特に派手さはないのだが、心が落ち着く植生で、そのライムグリーンの色は、リラックスを誘う。塩泉であるようだが、塩味は皆無。外を見ながらゆったりと入ることが出来る。露天はないが、これだと在るのと同じ感じ。カランが独特で初体験の物。
 癒しの湯であった。
 1月19日
    (土)
 6

 大岩湯神子温泉
 (富山・上市町) 
ゆのみこ  600円
 ooiwayumiko1.jpg日帰り客は裏側入口あり
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モウモウとした内湯
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やや小ぶりな露天
 登山基地の馬場島側から一番近い場所を探したら、この温泉となった。魚津側にもあるのだが、道路の冬季通行の可否が判らないので、この時期は安全を見てここ。
 本館の入口は泊り客用。どおりで脇のほうにビジターが車を停めると思った。ジモティーが横の方へ行くので不思議に思ったが、別入り口が設けてある。
 浴室は換気が追いつかないのか、モクモク。でもこれが視覚上の温かさと温泉らしさを醸し出す。打たせ湯のような流れが3本あり、かなり激しく流されている。やや熱めの湯で、内湯での長湯は・・・。露天は小ぶりだが、こちらはぬるく長湯が可能。
 山で芯から冷され、このお湯の温かさで生き返る。 内湯では、半身浴をしている姿が多い。そんな温度という事。
 欲を申せば、山手側の展望でもあれば言うことがないのだが、目を瞑りお湯を楽しむのでいいのかも。
 1月13日
    (日)
 5

(山梨・市川三郷町)
みたまの湯
のっぷいの館 
750円
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暖色の出迎え
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内湯からもこの展望
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夜景がいいらしい
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絶景。中央に八ヶ岳 
 甲府盆地の周辺には丘陵が多い。それを利用して出来る温泉が目立つ。ここもその一つ。眼下の夜景を見ながら、山々を見ながらの温泉となる。で、最近人気の、みたまの湯さんを訪れる。
 駐車場は満車で、周囲の道路まで溢れていた。その車の数が、浴室内に比例して見られた。人気の度合いが、芋の子状態に。それでも大展望があるので、気にならなくなるのが不思議。
 茶色の番茶のような湯。侮れないいい湯に思えた。熱すぎず、ぬる過ぎずの管理で、源泉槽でも長湯が可能。甲府盆地を眼下において、内湯からでも大満足。これが露天に出ると、もうこの開放感たるや。櫛形山から鳳凰三山。その右に八ヶ岳、茅ヶ岳から奥秩父の山稜がずらっと並んでいる。たまらない景色。設計よろしく、それが湯面の先に見える。立地による優位性だろう。
 盆地を相対して、ほったらかしの湯と言う、化け物温泉もある。あそこには富士の展望があるのだが、ここは、それに負けない大展望。特に山屋には嬉しい景色となると思う。露天でも寝湯が出来、それが故意に造ってない所がいい。
 今後、どんどん賑わうだろう。それだけの要素が備わっていた。
 1月12日
    (土)
 4

 葛温泉
(長野・大町市)
仙人閣  700円 senninkaku1.jpg
静かな佇まい
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熱湯好きにはたまらない内湯
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こちらも内湯だが源泉が違う
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露天
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混浴露天
 久しぶりに仙人閣さんを利用する。連休であり混んでいると思ったが、静かな館内であった。時期が時期であり、雪道にここまで足が向かないってことかも。
 おかげさまで浴室独占。まず最初は、「あちー」と内湯を利用する。でも長くは入れない。もう一つの岩風呂側に移動。こちらはちょうどいい。先ほどの内湯とは源泉が違うよう。ほのかな硫黄臭が心地いい。少し温まったら露天へ移動。外気温は2度。首までとっぷり浸かり、湯と雪景色を楽しむ。
 混浴の方は、そこに入ったからとて、特別な楽しみがあるわけでなく、独特の混浴形態とも言える。男女との仕切りはあり見えないようにはなっている。それでも、このぐらいの作りで「楽しめる」グループも居るだろうから、あって有益だろう。
 寒い日でもあり、内湯の方でゆっくりと温まった。もっと利用する人が居てもいいと思う。近くの「かじか」さんが新設したので、少し客足が流れているのやも。
 前回は若者で賑わっており、賑やかだったここ、静かに利用させてもらい大満足。
 1月 5日
   (土)
 3

(山梨・南部町)
なんぶの湯  800円
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身延線内船駅西
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大きな内湯
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落ち着きのある屋根付き露天 

 連日アルカリ泉。ここもヌルスベの湯であるのだが、前日の湯がインパクトがあり、少し霞んでしまうのが残念であった。

 大きなゆったりとした内湯。寝湯を楽しんでいる人が多い。ジャグジーでも目を閉じて湯を堪能している方も見え、のんびりとした雰囲気。内湯、露天ともに、ややぬるめ設定で、長湯が可能。ただしカラスの行水。

 少しカルキ臭を感じるのが勿体無い部分。あとは料金。町民は半額。ビジターから倍額取らなくても・・・なんて思ってはいけないか、観光客がお金をおとして行くのが基本か・・・。

 お正月でもあり、賑わっていた。
 1月 4日
   (金)
 2

 寸叉峡温泉
(静岡・川根本町)
町営露天風呂  400円
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駐車場から登って行くと
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露天であるが目隠しが 

 「美人づくりの湯」として知られて居るここ。入ってビックリ。確かにヌルスベの素晴らしい湯。長野南部とかにあるアルカリ泉とはまた少し違うヌルスベ感。これは素晴らしい。なんて最初に思ってしまった。湯温がぬるいので、熱湯好きな方にはどうかとも思うが、長湯好きにはたまらないだろう。

 立地からして、もう少し開放的に造ればと思うが、下から上がってくる利用者に丸見えな場所であった。周囲の塀はしょうがないとも・・・。

 こんなにいい湯だったのなら、もっと早くに利用すればよかった。この源泉地でもあった(過去)湯山集落跡地にも足を運んだ。現地に行くと、確かに軽い硫黄臭が体感出来た。あんな高い場所から出ていたとは・・・。
 1月 1日
   (火)  
 1

 金熊温泉
 (長野・大町市)
明日香荘  元日は無料
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リニューアルした建物
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内湯のみ
 予定外に大町まで出向いており、折角なので最近リニューアルした金熊温泉に入って行く。

 場所に対し、立派な出迎え。なにかもう少しハードルを下げた方が一般的とも思えたが、キリッとしていて居心地はいい。

 浴室に入ると長細い造り。利用する人が並ぶように外を眺めている。里山の景色があるのだが、派手さは無いが気持ちいい展望。硫黄泉のようであるが、その臭気は無く、単純泉のような風合い。

 ありがたいことに、元日は無料で利用できた。