鉢盛山   2446.4m      ハト峰   1970.8m  

      
 2003.7.20  


   少雨    同行者あり     黒川林道から     行動時間:7H40M


@登山口堰堤5:00→(77M)→A鉢盛大滝分岐6:17→(93M)→B鉢盛山7:50〜8:13→(42M)→C波田町避難小屋8:55→(69M)→Dアキンド平10:00→(28M)→Eハト峰10:28〜58→(21M)→Fアキンド平帰り11:19→(91M)→G駐車余地12:40
 


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黒川林道ゲート。役場から借りたカギで解錠。 @登山口へ 登山口 最初に見る鉢盛山の文字。
rindougouryuu.jpg  rindoukaratozandou.jpg  marukibashi.jpg  ootaki.jpg 
林道に乗る 林道を離れる。 丸木橋で渡渉。 A鉢盛大滝の分岐点。
ryousen.jpg  hansyaban.jpg  hachimoriyama.jpg  sankakuten.jpg 
稜線に乗る。 B鉢盛山 B山頂標識 B三角点
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鉢盛山避難小屋 小屋内部 朝日町への下降点。 C波田町避難小屋
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造りたてのきれいな内部。 林道分岐 Dアキンド平 Eハト峰の石柱。
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Eハト峰三角点 Fアキンド平帰り。  G駐車余地。  


 
 家を0時に出て、波田町の役場に寄りゲートのカギを貰う。そして現地ゲート前には2:15着。快足も快足。かなりいいタイムで到着となった。すでにIAS氏は到着しており、ゲート前で仮眠をしていた。ここで3時半まで仮眠をとる。

 

3:45ゲートを開け進入する。林道の状態はあまり良いとは言えない。落石が点在しダートも多い。一部ダムの工事中で迂回路が作られているのだが、そこは四駆でないと通行が難しいような場所である。どんどん進んでいくと道はやがて渓流の脇を通るようになる。日中なら気持ちの良い場所であろう。

 崩壊した建物を左に見て、さらに進むと六兵衛小屋がある。2棟あり、家の前に薪がたくさん積んであった。この小屋のすぐ先にハト峰に通じる登山道入り口があり、さらにもう100Mほど先に鉢盛山登山口4時間と書かれた木の標識がある。車をそのまま林道に沿って走らせ、広い堰堤を前にした場所に出た。林道は左にカーブしており、少しだけ走らせるがどうにもおかしいので、広見まで戻る。

 スタート。何度も地図を見ながら登山口を探す。エアリアマップに従うと堰堤の方へ行く事になるし、役場からの地図では、林道の途中から登山道が上がっている。どうにも判らなくなってしまった。一か八かで堰堤の方に進むが、しかし道は途絶えた。しかたなく林道に方へ歩いて行った。すると、最初の大きな沢の所から道が上がっていた。道標も何も無くタイガーロープが張ってあるだけであった

 

登山道はとても荒れていて、木を掻き分けながら歩かないといけない状態で、おかげさまでビショ濡れとなった。予想外に悪い道であった。途中ルートファインディングを要するような場所もあり、簡単なルートではなくなっていた。熊の糞もあり、少し緊張感も高まる。しばらく伝うと林道に出る。車でも入れそうだと思っていたが、林道は先の方で崩壊しており、歩きでないと入れない。地図を見ながら左側にあるだろう登山道を探す。5:59左側斜面に標識が付けられ登山道を示していた。

 

九十九折を繰り返し、沢沿いを歩。、いつしか鉢盛大滝を通り過ぎたようであった。虫が多く両手で払い避けながらであった。丸木橋で対岸に渡り、この先も九十九折が続く。この辺りまで来ると特に迷う事は無い。静かな登山道と言うにぴったりの場所で、少し濡れた木々が美しかった。

 7:40空が開け稜線に上がった事を確認。ハイマツ帯を示す標識がある。僅かに進むと巨大な二つの反射板が風きり音を上げていた。二つが合い向かうように設置され、微妙にずれていた。ここから南に少し進むと山頂であった。石の祠が3つあり、さらに方位板があり、いくつも標柱があったのか、古い物が木の陰で朽ちていた。予想以上に時間が掛ってしまった。少し荒れた登山道のせいなのだが、あるだけでもありがたい。持ち上げたおにぎりを食べ避難小屋側へ向かう。

 

樹林帯の薄暗い中に小屋があった8:12。中を覗くときれいな布団が用意され、装備もしっかりしていた。水が無いのが気になるところだが、快適そうな小屋であった。こちら側に来ると登山道には足跡が見られる。皆無だった黒川側とは大違いであった。一気に高度を200Mほど下げる。この辺りから緩やかな尾根歩きとなる。気持ちの良い道である。朝日村へ下降点を通過しハト峰を目指す。

 8:55波田町の避難小屋があった。立派なつくりで、何も中にはなく綺麗な空間があった。でもこの小屋の使用目的は何だろう。場所が悪くて使いようが無いと感じる。さてここからハト峰は遥か遠くに見える。行くしかないので歩き出すが、先ほどまでとは打って変わって道がはっきりしない。稜線の笹薮との切れ目を歩くのだが、その下の道は判らない、さらには途中から完全に藪になった。すると目の前に林道が現れた。役場から貰った地図を見ると林道を伝ってアキンド平に行ける。このまま稜線を辿るしか行きようが無いのならしょうがないが、少しでも楽な方に気が向いてしまう。

 

林道はしっかりしており、車の轍もある。最近はどうも股関節が痛む、この時もそうであった。10:00アキンド平に到着。どこから攻めあがればいいのか、入り口を探したが見つからず、それらしい藪の中を突っ切った。すると本来の登山道の場所の出た。標柱があり十字路のようであったが、それは昔の話。現在は藪の中のオブジェと言った感じであった。北に山があるのに道標は東の方を指していた。藪を漕いで行くと、斜面に踏み痕を発見。薄い踏み痕は九十九折りとなり高度を上げて行く。雨は上がり日差しが強くなる。空が開け、目の前に朽ちた標柱らしき棒が見える。そこから右へ踏み跡が続いていた。

 山頂は左。10:28ハト峰山頂。何か文字が彫られた石碑と三角点があった。しかしナビをみるとどうも山頂はここではない。でも腕時計の高度もドンピシャここ以外に候補地は無い。少し不安は残るが、ここで祝盃をあげる。

 

10:58下山。藪の分岐まで20分。ここの標柱にはハト峰まで20分と書いてある。ちゃんと切開かれていると早いのか。登りはけっこうに要してしまった。林道にでて下降点を探すのだが、見つからない。どうしても無いのである。あるはずでないのか、もう完全に藪に戻ってしまったのか。しょうがないので林道を辿る事にした。来た道を戻り、分岐を全て右に歩く。雨が強くなり雨具を着込むがかなり暑い、羽織るように着込み、足を進める。林道はかなり広く整備途中であった。今後これらの林道がどのように利用されるのか、上の避難小屋、きれいな林道。ここも入笠山のようになってしまうのか。見覚えのなる広見、その先にタイガーロープの登山口、12:40車のところの到着。林道歩きが長いと疲労も多。、ちょっとした8時間歩行だがかなり疲れた。

 

この後、林道を戻り、ゲートのカギを波田町役場に返。、一路蓼科に向かうのだが、途中茅野にある永明寺山に立ち寄る。ここはほとんど車で上がれてしまう。その後、急いで車を走らせ、プール平に滑り込んだ。KXW氏NXK氏UUH氏の顔がそこにあった。後からIA氏とTAI氏も合流し、楽しい亡国の集いが執り行われた。翌朝は4時出立。

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