稲包山 1597.7m 赤沢山 1454.5m
2003.11.16
晴れのち雨 単独 奥四万湖登山口より 行動時間:8H24M
@登山口8:46→(69M)→A赤沢峠9:55→(60M)→B稲包山10:55→(17M)→C小稲包11:12→(13M)→D西稲包山11:25〜35→(17M)→C小稲包再び11:52〜56→(17M)→E稲包山再び12:13〜19→(50M)→F赤沢峠再び13:09→(18M)→G赤沢山13:27〜51→(8M)→H赤沢峠三度13:59→(41M)→I登山口14:40
@登山口。蛭対策の塩スプレーが常設。 | A赤沢峠通過 | B稲包山 | 新道分岐下降点。 |
C小稲包 | D西稲包山 | D西稲包山から稲包山。 | D西稲包山から三坂峠側。 |
E稲包山再び。登頂者の荷物が・・・。 | F赤沢峠再び。 | G赤沢山。「G標」が眩しい。 | G赤沢山三角点。 |
G達筆標識もいぶし銀の風格。 | H赤沢峠三度。 | I登山口駐車スペース。 |
四万温泉の奥は、ダムが出来た為に昔とは様子が少し変わってしまったようである。何十年前の記憶など、呼び起こせる訳も無く走っていると、登山口が判らず地形図と睨めっこ。たまたま通りかかった地元の人に聞いたら、聞いた先が登山口であった。
8:45スタート。登山口には杖が何本も用意されていた。一つ拝借し急登を上がる。何度も続く九十九折り、落ち葉を踏みしめながら、これが秋の醍醐味である。後からは「桐生鳴神山山岳会」の方が追い上げてくる。こちらは落ち葉を楽しむかのようにゆっくりとした進度であり、どこかで追い抜いてくれるのかと思って歩いていたのだが、全くその様子無し。終始後ろから突かれる格好になった。
尾根に上がってしまうとまことに気持ちが良い。この日は少し気温が高いようでもあった。そして9:55赤沢峠到着。「避難小屋跡」との標柱もある。あまり日が入らないので、少し薄暗い峠であった。道はここで左側に進む。右に進むと法師温泉に下るようだ。
一度大きく登り、長く下る。あとは軽いアップダウンを繰り返す。目の前に円錐形の稲包山が指呼の距離で見えてくる。遠く苗場の山々も見えてくる。何せ気持ちの良い道である。ただここには蛭が居る。なるべく立ち止まらないように気を配る。途中で休んでいるパーティーを追い抜き、この日のトップとなる。最後の登りも難なく上がり、10:55稲包山到着。赤く塗られた三角点があった。雨が強くなり雨具を着込み、そのまま北に進む。
新道との分岐には立派な標柱が立てられ、三国峠と三坂峠を指していた。分岐を左に入り、そこから一気に下る。そして登り上げ、11:12小稲包山到着。ここもなかなか展望の良いピークである。稲包山を振り返ると、先ほどのパーティーがちょうど着いたところだった。さてこの先どうしようか迷うが、調査がてら「西稲包」まで行ってみる事にした。
道はきれいに刈り払いされてはいるが、しっかり管理しないとすぐに埋まってしまうような感じもあった。ササに濡されながら行くと、途中の草原にも案内標柱が有った。西稲包の登りは少し荒れていてタイガーロープが流してあった。11:25西稲包山頂到着。三坂峠側は展望があるが、反対側は木が生い茂っている。もう少し調査と足を伸ばそうかと思ったが、だいぶ泣き出しそうな天気。少し休憩し、ここで引き返す。
再び小稲包。少し無線に興じた後、再び稲包山に上がると、そこには15名ほど居て賑わっていた。なかには三国峠から上がって来た人も居た様だった。雑踏を避け少し下った場所でトランシーバーを握り、逃げるようにそのまま来た道を戻る。ガスがかかり出し、時折ぱらぱらと降って来ていた。
赤沢峠の東屋で少し休憩し、薮に突入。思ったほど道が付いていない。かと言えたいした薮でもないので掻き分け進む。かろうじて踏み跡がある感じで、そこを辿る。峠から山頂まで、地図表示通り20分ほど掛かってしまった。と言うことは、私がそんなに遅く歩いていない訳であり、地図を書いた時はもう少し道は開いてあったと言えよう。山頂には「G標」と「達筆標識」が架かっていた。三角点は上面だけ土から顔を出していて、付近だけ刈り払われていた。儀式をするのに時間を取られ少々長居、13:51下る。南側に下って登山道に乗ろうかとも思ったが、無理をせず来た道を辿った。
今日三回目の赤沢峠を通過し、あとは一気になだらかな道を下降する。車道に降り立つ手前でニホンザルの集団が居た。丸々太って冬支度であろうか。愛くるしい姿が見られた。登山口に立つと、朝居た2台の車の姿はなく、下山し早々に引き上げたようだった。