岩手山 2038m
2003.8.15
暴風雨 同行者あり 馬返しキャンプ場より 行動時間:7H35M
@登山口3:20→(116M)→A5合目5:16→(60M)→B8合目小屋6:16→(54M)→C岩手山7:10〜12→(15M)→D不動平石室7:27〜29→(109M)→E8合目帰り7:41〜8:49→(126M)→F登山口10:55
@登山口 | 鬼又清水で給水 | 最初の分岐 | 1合目 |
2.5合目 | 3合目 | 4合目 | A5合目 |
6合目 | 7合目 | B8合目避難小屋 | お鉢分岐。暴風雨でやっと歩いている様。 |
C岩手山 | C岩手山三角点 | D不動平の石室に入って休憩。 | D石室内部 |
E8合目帰り | 5合目下辺りのゴツゴツした通過点。 | 下界は晴れて来た。 | F登山口 |
日本百名山の中でも、しばらく登山禁止処置がされ、それにより気になっていた山である。それが2002年より解禁され再び入れるようになった。3:00に目を覚まし、バナナをほおばり雨具を着込んだ。外は雨、予想とおりの天気となってしまった。それでも外は明るく山容も確認できる。
3:20 出発。辺りはキャンプ場なのだろう。テントの明かりも見えている。コテージも数棟あり、その横に車も見えた。進んで行くと目の前に湧水があり、それが「鬼又清水」であった。この先に登山口があり、ここにも車が止まっていた。知っていればここまで入るのが良かったようだ。温度センサーが付いているのか、登山計画書を書くようにアナウンスされるが肝心の筆記具がそこに無く、書かずに入山。
最初にだらっと下り、しばらく行くと大きな木の所から右に道が上がっている。道標はしっかりしているので間違う事は無い。道は濡れていてかなり滑りやすい、木の階段状の場所を過ぎ、最初に出てくる広見が1合目。石の道しるべが埋められていた。このあとは順次表示があり何合目かを記してあった。2.5合目からは新道を進む。
5合目を越えた辺りから完全にガスの中。視界は20m。後が離れすぎないように気にしながら先を急ぐ。8合目避難小屋は何か新設工事をしているのかプレハブが何棟か並べられ、その中を覗くと工事関係者の生活があった。小屋の中から関係者が出てきた。たまたまなのか、外を見ていたのか判らぬがタイミングが良い。上は暴風で止めた方がいいと言う。ここまで来て引き下がるわけには行かない。休憩も促されたが、先を急いだ。休んでから行くには、もっと勇気がいるからだった。歩いて行くに従ってだんだん風が強くなっていた。
6:51 お鉢まで上がりここからルートを左に取る。風速は25m〜30mほどだろう。立っていられないと言うのが相応しい。それでももう少し、やはりここで引き下がるわけにはいかない。いくつもの石像が登山道上にある。それの一つ一つにお願いするかのように足を運ぶ。途中、どうにも進めなくなり、風下になる南側斜面に逃げた。大した風除けにはならないが、それでもいくらかの足しになる。その斜面は良く見るとコマクサがたくさん点在していた。風ばかり気にして足許を気にしていなかった・・・。
7:10 山頂到着。地震計が設置され、標柱、祠、三角点とにぎやかな山頂であった。とても長居は出来ず、すぐに下山となる。予定ではお鉢回りの予定であったが、全く無理。来た道を戻り不動平まで降りた。不動平には石室と言えよう避難小屋がある。ここはとても良い小屋で、中も意外に明るい。休憩するのにここにしようかとも思ったが、8合目小屋のストーブが気になり、ここは見るだけで通過。
7:41 8合目小屋。靴を脱いで入るのが少し気に入らないが、中はハンドメイドのストーブが設置され温かい。ボランティアの方々が居り、ハンガーを貸してくれたり、タオルを貸してくれたり、至れり尽せりであった。雨具もすぐに乾き、靴下も乾いた。ラーメンを食べ、コーヒーを飲み、1時間ほどの休憩をとった。そして150円の奉賛金を置いて小屋を後にする。下りは旧道を使い岩稜帯を下りる。特に滑りやすい所は無いが、石が細かく足の置き場に難儀した。展望がよければ新道より開けたルートだったのだが、この日の天気ではしょうがない。旧道にも新道と同じく何合目表記が設置してあった。
10:25 1合目通過。暗い中登ってきた道を確認するかのようによくよく見ながら登山口に降りた。
10:55 この日の登山は終了。鬼又清水でスパッツと雨具を洗う。車に戻ると、小屋で行き会った方がちらほらと降りてきた。ピークは踏めたのかどうか・・・でもこの時間では・・・。
この後、小屋で教えてもらった網張温泉へ向かう。ここは宮沢賢治も入ったと言う由緒正しい温泉だと聞く。旧館は改築され新しくなっていた。500円。露天風呂もあり、のんびりと入浴。湯上りに食べたそばも美味い。