王城山  1123.2m       
 
 2003.12.22  


   晴れ(前日降雪)    単独     林地区側から     行動時間:4H04M


@入山10:18→(164M)→A王城山13:02〜48→(36M)→B下山14:24


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@林集落から入山。 A王城山のG標 A祠も雪に埋もれ。 A高間山方面。
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A浅間山側。 A麓側。 唐笠松 B駐車余地


 

 この日もスロースタート。現地には10時に到着。貯水槽の奥の広見に車を置かせてもらい歩き出す。集落最後の民家の所に道標がある。左に進み、道が細くなるがそのまま突き進む。除雪は民家の前までで、その先はラッセルとなった。一人分のトレースが着いていたが、それは集落の取水施設まで繋がっていただけだった。カンジキを着けのんびりと歩く。思いのほか道は良く、これなら車でも入れそうだと思えた。情報では途中途中に標柱があるらしいが、現地では数個確認できただけだった。

 「傘木」と書かれた大きな松があるところに来た。ここで道が右側に一本下っていた。もう一つは向かい側の尾根に細く繋がっているように見えた。赤テープが立ち木に着いていたのでそこを信じた。道なりに行くと大木が行く手を塞ぎ、山側へ直登した。少し不安になりながら前の壁を見ると、赤ペンキが無数に見えた。少し安堵するが、この壁を果たして右に巻くのか左に巻くのか。確認のために右側に上がったら道らしきつながりがある。それを伝わる事にした。しばらく行くのだが、北側の日の当たらない場所で積雪量が多い。トラバース道となっていて、谷底を見下ろすような危険な箇所もある。慎重にトレースをきりながら進む。左手を見ると、随所に大壁がある。はたしてどこから登るのだろうと不安に・・・。時間も既に歩き出しから2時間を経過した。夏道なら既に山頂へ到着している時間である。
一か八かで左側斜面に取り付いた。行く手を阻む雪はフワフワで、なかなか歩かせてくれない。斜度もきつく、ルートを見出すのに一苦労。何とか上がった尾根には、今度は岩場があり、やっとのことで体を上げた。するとそこからはなだらかな開かれた尾根が続いた。

 山頂到着。天気も良く視界は良い。雪面からの照り返しの日差しで眩しいくらいであった。三角点は雪の下だが、祠が3つ顔を出していた。天気はよくラーメンでもと考えたが、既に登りに3時間を費やしてしまった。時間も押しているので無線を楽しんだ後にすぐに下山となった。来た道を戻るのが順当手段だが、少し下ると、尾根上右側に一筋のルートが見出せた。タイガーロープもあり、まさしくこれが登山道のようであった。疑いながらも辿ることにした。タイガーロープが消え、尾根をしばらく伝うと、今度は左側のなだらかな谷に道は降りているようであった。赤テープが消え、不安でもあった。しばらく行くと往路でルートを決めあぐんだ大岩の所に出た。正解ルートは大岩を左(南)にトラバースするように道は付いているのだった。ここを辿ったからと言え、どれだけ時間の短縮が出来たかどうかは判らぬが、ここでやっと夏道が確認できた喜びがあった。あとは自分のトレースにつながり、降りるのみ。

 山頂を下りだし20分ほどで唐笠松通過。カンジキにものを言わせてガツガツと降りて行く。そして車の所に到着。帰路途中、大木が雪の重みで折れたのだろう道を塞いでいる所もあった。須賀尾峠への道は長野原側はきれいに除雪してあり、それと相反するように峠から南側は、しっかりと雪が乗っていた。


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