日向山 1560.8m 中ノ岳 2085.2m 御月山 1821m
小兎岳 1858m
兎岳 1925.8m 大水上山 1831m
丹後山 1808.6m
2003.9.27
雨 単独 十字峡から時計回り 行動時間:12H28M
@登山口5:04→(29M)→A1合目5:33→(34M)→B2合目6:07→(28M)→C3合目6:35→(22M)→D4合目6:57→(41M)→E5合目7:38→(30M)→F日向山7:52〜58→(10M)→G6合目8:08→(26M)→H7合目8:34→(50M)→I9合目9:24→(15M)→J中ノ岳9:39〜47→(46M)→K御月山10:33〜46→(62M)→L中ノ岳再び11:48→(90M)→M小兎岳13:18〜23→(26M)→N兎岳13:49〜14:00→(40M)→O大水上山14:40〜45→(22M)→P丹後山15:07〜20→(96M)→Q丹後山登山口16:56→(31M)→R十字峡ゲート17:27→(5M)→S駐車スペース17:32
@越後三山登山口 | A1合目 | B2合目 | 千本松原 |
C3合目 | C3合目から日向山 | D4合目 | E五合目 |
F日向山三角点 | F電発避難小屋? | G6合目 | H7合目 |
池の段 | I9合目 | J中ノ岳 | 中ノ岳避難小屋 |
K御月山 | K御月山から駒ヶ岳側。 | K祓川方面。 | 地上道標 |
L中ノ岳避難小屋再び。 | L小屋内部。 | 池ノ段再び。 | M小兎岳 |
N兎岳 | N兎岳三角点 | O大水上山 | 利根川水源碑 |
P丹後山 | 丹後山避難小屋 | 下降点 | Q丹後山登山口 |
R十字峡バリケード群。 | S駐車スペース帰り。 |
午前2時に家を出て、快調に飛ばし六日町で降り十字峡に向かう。行き先は別名シャクナゲ湖。きれいなロックフィルダムで夜もライトアップされていた。現地までの道はよく、登山口には4:45到着。すぐに装備をする。
5:04スタート。登山口には杖があり、それを一本拝借した。コンクリートで固められた階段を上がり、次第に高度を上げて行く。幾分勾配がきついように思うが、なんとなく歩きやすい。1合目の先で水場への分岐があり、右に下ると水場。登山道は左に進む。2合目の辺りから視界が開けてくる。前方の高みに小屋が見え、それが日向山と確認する。千本松原通過6:08。3合目、4合目と通過し、5合目が日向山となっていた。山頂は登山道から左に入り、少し登る。そこには先ほど下で見た小屋があった。小屋と言っても観測施設のようであった。そしてその横にポツンと三角点があった。
登山道に戻り先を急ぐ。5合目から先は、少し平坦になりぬかるんだ所が多い。池塘も点在している。6合目、7合目と通過し、8合目を見落とし、9合目に飛んでしまった。その9合目が池の段と呼ばれる分岐で、ここから右に進路を取ると兎岳。中ノ岳は左に進む。この辺りでは全くのガスの中で視界が利かなかった。
中ノ岳山頂。土に埋め込まれた背の低い標柱と方位盤があった。少し休憩し先に進む。北に進むと立派な中ノ岳避難小屋が現れた。中は、トイレの臭いが強く、少し気になった。この先で分岐になる。右へ行けば駒ケ岳。指示は無いが左に行けば御月山だろう、とふんで左に進む。ガレた岩の上を下り、次第に今度は滑りやすい沢を下りる。道を間違えたかと思うような感じであったが、高度計を見ながら下って行く。300mほど下った辺りで少し不安になるが、ちょうどそこに道標があった。祓川の水場である。ルートは川を渡った対岸に付いていた。ガスが濃いときは要注意である。ここから登り返すとしばらくで御月山山頂であった。
御月山山頂には「9合目」と書かれた標柱があった。そしてここで、この日初めて少し空が開けた。駒ケ岳が見え、紅葉も少し味わえた。しかし後にも先にもこの時だけだった。下りながら何度かシャッターを切ったが、景色と言う景色はそれまで。祓川まで戻り、水を口にする。上には小屋があるので気になる所だが、水場はここしかないのでしょうがない。登り返しはつるつるの登山道が待っている。草の上は滑るし、土も赤土交じりでさらに滑る。杖が無かったら何回転倒したろうか。途中沢状の所にノイチゴが生え、たくさん実をつけていた。いくつかほおばりビタミン補給。どうも最近、下りより登りの方が早いようである。ガツガツと高度を上げ、避難小屋に再び戻る。中ノ岳を通過するも相変わらず視界は無く悔しい限りである。
もう12時が近い、少し焦りを感じながら足を前に出す。9合目の池の段で、登ってきた右ルートと分けて左に進む。少し薄いルートに思えるが、歩いて行くに従い慣れてくる。しばらくアップダウンが続く。先が見えないので、地図図と高度計とを見ながら現在地を探るような状態だった。
小兎岳。気にしていないと通過してしまう場所であった。標柱は右側笹薮の中にあった。ここから少し下り、最後の登り上げ。すると北陸から来ていたJPV女史と行き会う。久しぶりの山談義をして判れ、最後の登り。曇っている事が幸いか、まだここまで疲れは無い。途中分岐があり、灰の又方面にうっすらと道が下りていた。
兎岳到着。標柱に積雪期用のマーカーが縛り付けてあった。この先はほとんど下り勾配である。歩きやすい道をどんどん進む。すると鞍部のところで男女の2名パーティーの方が昼食を食べていた。一緒にやりませんかと誘われ、喜んで参加した。ビール、塩焼きそば、ハムなどを貰い腹いっぱいになる。なんといってもこのご夫妻の明るい事。話も上手だし、実力もある方ようだった。後で聞いたのだが、JPVの知人だったようだ。ここから急登を登ると大水上山であった。自分ならここまでがんばって休憩するが、登り前で休む人を最近良く目にする。そのほうが良いのだろうか。この良し悪しの判断はこれからの課題でもある。
大水上山で無線をしている間に、先ほどのパーティーが抜かして行った。それは久しぶりに見る、ものすごい速さであった。やはりただ者ではない。いつも恐ろしい速さで闊歩している。自分もそれを見ながらそ知らぬ顔をしていたが、その後は追う為に必死であった。おかげで行程が早くに進んだような・・・。なだらかな道を辿って丹後山到着。この日ここが最後のピークである。結局最後まで周囲展望を何も見えず下山となる。丹後山避難小屋は横目に通過。声から察すると、中に何人かいたようである。
十字峡への下降点15:23。さあここから一気に駆け下りる。先を行っている二人に追いつくべく飛ばす。途中で追い越すのだが、なぜかかなりスローダウンしていた。8合目15:29。6合目15:41。5合目15:47。4合目15:57。3合目16:12。この辺りから辺りが暗くなり始める。そして先行していた登山者を一人追い越す。2合目16:30。1合目16:45。そして登山口に到着。そこは派手な登山口ではなく標柱も控えめであった。
林道から渓谷を見下ろしながら進んで行く。途中途中にあるに小沢で喉を潤しながら十字峡に着いた。林道入り口にはゲートがあり、たくさんのバリケードを置いて、車を入れないようにしていた。トンネルの手前を右に進みしばらくで車が見えた。既にそこは車でいっぱい。明日登る登山者に色々質問され、この日の登山を終る。
ここのところ雨続き。たまには晴れてもらいたいものである。