谷急山 1162.1m 烏帽子岩 1117m 赤岩 1100m
丁須の頭 1057m
2003.10.26
晴れ 同行者あり 国民宿舎側より時計回りに周回 行動時間:8H24M
@谷急山登山口6:44→(86M)→A三方境8:10〜19→(84M)→B谷急山9:43〜10:31→(57M)→C三方境再び11:28→(22M)→D風穴尾根ノ頭11:50→(33M)→・烏帽子岩12:23〜25→(48M)→E赤岩13:13〜15→(40M)→F丁須の頭13:55〜14:06→(56M)→G国民宿舎前15:02→(6M)→H駐車余地15:08
@国民宿舎南側、谷急山への登山口。最初は中木川へ下降。 | 中木川渡渉。このコンパスの広い人はスイスイと渡る。 | A三方境。撮影隊がカメラを放さない。 | P1通過。 |
P2から表妙義。 | 途中の深いチムニー。往路左側に見える。 | B谷急山三角点。 | B谷急山から丁須の頭側。 |
B谷急山から高岩方面。 | B山頂でまったりと・・・。 | C三方境再び | D風穴尾根の頭から烏帽子岩と赤岩。 |
烏帽子岩直下から。写真やや右側を攀じって行く。登り始めは少しブッシュあり。 | 烏帽子岩の壁の途中から。この先からチムニー状の狭い間を登る。足許は砂状で流れやすい。 | 烏帽子岩のトラバース | 岩にへばりつく足場。 |
足場 | E赤岩から烏帽子岩。 | 赤岩分岐 | 途中の20mほどのチムニー。 |
丁須の頭手前から。 | F丁須の頭から東側。 | F丁須の頭から烏帽子岩側。 | F丁須の頭から表妙義側。 |
横川への分岐 | 横川への分岐からの鎖の流された下降路。 | 木戸通過 | G国民宿舎前到着。 |
H駐車場到着。撮影登山隊はすっかり平地民に・・・。 | 国民宿舎前から裏妙義を見上げる。 |
早朝、石川の雄である「山中山の会」のI氏を中の岳神社から妙義神社まで送り届ける。氏は表妙義の縦走予定であった。そして国民宿舎付近に行くと、林道上にはたくさんの車が停まっていた。今日はハイカーが沢山入っているのか。その林道を先に進んで行くと、本日同行の両名の車が三方境へ続く登山口のスペースに止まっていた。
6:44歩き出す。いきなりの下降なので、ちょっと気分的に萎えるスタート。飛び石伝いに中木川を渡り、ここからやっと登りに入る。ビデオカメラを回しながらなので非常にゆっくりとしたペース。秋でもあり、ハイキングと言う言葉がぴったりと嵌っていた。それでも途中でギアを入れ替えて、一人先行。木々は上部に行くにしたがい色づいている。道はかなり良い状態で歩きやすい。
三方境に到着。西側からの吹き上げの風が寒い。木洩れ日の下でパンをかじりながら下から上がってくるのを待つ。峠を経てP1に駆け上がり、ここでも休憩15分程。天候を少し心配していたが、急激に下る感じは無い。この辺りからなかなか良い紅葉が見える。P2からの展望は良く360度見渡せる。P3、P4次々とアップダウンをこなし、11:28谷急山到着。
山頂部は、三角点の他には何も無い。遠くは曇っていて見えないが、近場の眺望は良い。普段ならこれで下山だが、しばらく両名を待つ。15分くらい待ったろうか、にこやかに到着。写真撮影し、談笑しながら楽しさを共有。下山はP2まで同行したが、その先一気にギヤを入れ替え下山する。同行両名はどうも丁須の方は行きたくなかった様子が伺え、行きたい私がここに居り頭を悩ませる。こんな良い天気はあまり無い。三方境通過時に置手紙をし、烏帽子方面に一人進行。
風穴尾根ノ頭通過。烏帽子岩の所も最初通過してしまったが、戻り南側から登る事にした。すると何とか登れるのである。危険度は高いが岩屋の世界でもない。基部の部分は、少しブッシュがある場所で、次に急峻のチムニー状の岩場を越えて行くと、その先で3mほどの垂直の場所となる。周囲の潅木を頼みに、完全にここは腕力で這い上がる。そしてここを越えると山頂部であった。すぐに引き返すのだが、撮影を忘れてしまった。まあまた来れば・・・。ここは登りよりも下りのほうが楽なような場所であった。
登山道に戻り、トラバースの鎖場を通過。見た目は危険そうだが、断片的に見るとたいして難しくは無い。次は赤岩のトラバース。ここは足の下が透けて見えるのが嫌だが、そこに行って下を見るとそんなには高度感が無い。いろんな場所の危険地帯を経験してきたせいか、あまり怖くは無かった。赤岩分岐から登山道を逸れて行く踏み跡があり、それに伝ってゆく。途中で道形は判らなくなり、適当に上を目指す。少し尾根が入り組んでいるのでマーキングが必要に思えた。楽に考え付けずに行った為、帰りはちょっと苦労した。最初の尾根から次の西側の尾根に渡り上にあがる。今度は一つ南側の尾根に渡る。ここの登りが危険。濡れた岩が待っていた。登山靴のエッジを効かせここを這い上がると、尾根に踏み跡があった。山頂部はすぐそこ。
赤岩山頂。この時は北側のピークに居たようだが、実際の最高点は僅か先の南の高みのようであった。しばし休憩し下山。来た道を辿るが、最後に登山道に戻る手前でルートミスをしてしまい、かなり下りすぎてしまった。急峻斜面を赤岩の標柱のあるところまで登り返し、登山道に乗る。ここからは歩きやすい道が待っていた。それと同時に丁須岩の奇岩が目の前に現れる。直下まで上がり、最後の鎖をつかむが登れない、ザイルが無いので安心して降りられないというのが本音である。今これを上がるリスクは大きい。自分の山人生の中で、今の今これを登らなくても別に問題なしと判断し、下山となる。
御岳への分岐まで登り返し、そこから一気に下降。途中鎖場も数箇所ある。少し不明瞭だが、状況の判らない谷を降りる事を考えれば、道が紹介されているこの場所は歩きやすい。木戸の前に一ヵ所通過がきつい岩場がある。そして赤軍派が暫く暮らしていた洞窟の脇を通り駆け下りる。国民宿舎に着いたのがちょうど15:00。.林道に足を進め15:08に車に到着。今日の山行を終えた。
帰りに国民宿舎風呂で汗を落とし、ビールで皆と乾杯。やはり妙義は楽しい場所である。もう何回か足を運ぼう。