八頭山  1204m       大林山     1333m         
      
  
  2004.11.21 


   くもり     単独     県道35号線37号カーブから        行動時間 :不明



  登山記録・写真ともに紛失、記憶に頼る。(2008.4.4 再作文)



  今日は上山田温泉からスタートとなる。姨捨山に行こうかと迷ったが、こちらはおまけに八頭山もあり、1座より2座とこちらに決めた。

 女沢橋交差点からから女沢川に沿うように55号線に入る。九十九折が始まる辺りは別荘地のような場所で、かなり古いコテージ風の建物がみえる。どんどん詰めてゆくと工事中で、どうもこの工事は坂上トンネルの新道の工事だったようであった。旧道をそのまま進むと37号カーブが目に入り、ここが入山口となる。登山道が斜めに上がっており、入口にはやや古い道標が立てられていた。

 登山道は谷を詰めてゆくのかと思ったが、やや北側に進むような道であった。昔の峠道なのか、現在はあまり歩かれない道と言ったらいいか、そんな感じの道であった。村界線のある稜線まで上がると、そこは薄暗い場所で、少し大林山側に分岐道標が付けられていた。

 先に八頭山へ向かう事にする。薄っすらと踏み跡があり、それを拾うように上がってゆく。針葉樹の中に直線的に踏まれているので、やや疲れる登りであった。山頂部は円錐形の頂点と言う感じで、なかなか居心地の良い場所であった。そこそこの展望があり、少し鬱蒼としているだろうと思っていたのだが、予想外に良い感じの場所であった。すぐにトランシーバーを握ると、麓の長野市の方が応答してくれた。ここに来るまで知らなかったのだが、このエリアは千曲市になったのだそうだ。現在地を更級郡などと声を出していたのだが、やや恥ずかしい思いをしたのだった。

 先ほどの分岐まで下り、次に大林山を目指す。マツタケが付近から出るのか、それらしい看板が目に入る。少し右に巻き込むように尾根に乗りしばらく進む。この先、大林山まで直線的に上がるのかと思ったが、1100m付近から西にトラバースして行った。ここは山に対して北西面でもあり、暗い感じのルートであった。残雪期には最後まで雪が残る場所であろう。途中で針葉樹の植林帯になり、そこを直線的に登り上げると、そこは大林山の南西側のピークであった。西側からの登山道とも合流し東に進んでゆく。これまでのルートに比較すると、この稜線の登山道はやや狭く感じる場所であった。

 山頂に達すると、「水沢山」の標識が出迎えてくれた。別名のようだが、土地土地で呼び名が違うのはしょうがない。三角点も鎮座しており、北側に限り展望の良い場所であった。千曲川の流れを見下ろしながらしばし腰を下ろす。少しどんよりと空気が重い日で、霞が掛かったような景色であった。

 復路は、往路をそのまま辿る。もう数座歩こうかと思ったが、どうにも空気が重く肺の調子が悪い。無理をせず、ここを最後に帰路につく。

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