尾張富士  275m      
      
  
  2004.10.23 


   くもり     単独     明治村側から        行動時間 :不明



  登山記録・写真ともに紛失、記憶に頼る。(2008.6.12再作文)



 各務ヶ原へ出張になった。待ち合わせ時間は10:00であり、その前に遊ぶには十分すぎる時間がある。少し早めに出発し、趣味と仕事の両立を謀るのであった。上信越、長野、中央と伝い小牧東で高速を降りる。入鹿池を右に見ながら5キロほどで現地入りとなった。

 地形図を見ると、山腹には登山道と車道が入り乱れている。何処が最短コースかと探すのだが、明治村西側の舗装林道入口はバリケードがされて車の進入は出来なかった。となるとこの時点で地形図の車道は歩かねばならないことが判った。目に見える実線は破線に置き換える。結局のところ明治村側から入山するのが最短のようであり、あとは山道を伝うか車道を伝うかになる。ここは足元がよいであろう舗装林道を伝うこととした。しかし付近を前後したが林道入口付近には適当な余地が無い。やむなく道を挟んだ明治村の入口にある、園内利用者用の駐車スペースに突っ込む。
 
 朝靄の中を舗装路をゆっくりと高度を上げてゆく。するとバリケードから500mほど進んだ辺りで、明治村からの登路が横切っていた。キシラデコールを塗られた綺麗な標識もあり、ここから舗装路を離れて登山道を西に行く。よく踏まれた歩きやすい道で、早朝の散歩登山の方も歩いていた。途中からやや急な登りになり、土質が滑りやすく足をとられる。山頂を手前にして石の階段が現れ、登山道と言うより参道の雰囲気になる。汗をかかぬようにゆっくりと足を上げてゆく。

 山頂は大宮浅間神社(奥社)の立派な社がある。その境内と言えよう山頂部には、無数に石が詰まれた場所があった。これが奇祭と言われる「石上げ祭り」のそれであった。そして南側の石碑の前に目立たぬように三角点があった。よく三角点の周囲に石を積む場所もあるので、ここもその石の多さから、三角点は拝めないと半ば諦めていたのだが、意外な場所にあった。これが見つかる前に、山頂に居た方に“三角点はどこにありますか”と聞いたら”ここのは盗まれたよ”などと答えが返ってきた。なんとも適当な返答をする方であった。

 下山は往路を戻る。

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