小沢ノ頭  1848m    白針   1713m         
      
   
 2004.9.25 


   曇り    単独    物見石山登山口から        行動時間 :不明



  登山記録・写真ともに紛失、記憶に頼る。(2008.8.7 再作文)


 
 風窪頭の次は、白針(しらはり)を目指す。ここは東側のホドノ入川からの林道を伝いアプローチも出来るようだが、林道は歩いて上がらねばなら無いだろう。ここは距離が長くなるが、高低差の少ない方を取り、物見石山経由で西側からアプローチすることにした。いずれにせよ最後は藪漕ぎのようであり、避けては通れないようでもあった。

 何年かぶりの物見石山の駐車場だが、以前と様子は全く変わっていなかった。駐車場には車は無く、入山者は私だけだったようである。地形図では物見石山の北側をかすめるように破線が続くが、せっかくなので山頂経由で足を進めて行く。懐かしい道を思い出すように登り上げ、二等点を拝み下って行く。そして破線の場所には車が通ったような轍があったような記憶がある(不確か)。それを見て周辺でも放牧をしていたのだと思ったのだが・・・。時折、北側の武石村側へ下って行く道もあり、地形図に載らない道も確認する。道は殆ど整備がされていない(当時)ようであり、雨具を履いて足許を濡らしながら分けてゆく。

 1816高点と1848高点(小沢ノ頭)との間で一部不明瞭な場所があり、少し自分でルートを探しながら進んで行った。周辺が広い地形なので、踏み跡がぼけてしまっているようであった。とりあえず高い所と、広い山頂部を拾うように進んでゆくのだが、ルートを逸れるとやはり少し歩きづらくなる。草の陰に倒木や石があり、躓きながら進んでゆく。

 1848高点には棒が立っており、それのみが山頂を示していた。とりあえずここでトランシーバーを握る。次にルートに戻ろうと北東側に草を分け下ってゆくと、野草が繁茂した中に古い分岐表示があり、そこでルートに乗った。しかし目指す白針側には、少しだけ道形が確認できただけで、途中で全く判らなくなってしまった。地形図では、この先の小ピークの先から南東側にルートが降りているように書かれているが、その方向を見ると胸ほどの高さに笹が繁茂している場所であった。コンパスを当てながら白針を目指す。大半は草原の中で、一部針葉樹の中を通過してゆく。

 白針山頂。山頂にある木には黄色い絶縁テープが巻かれており、訪れた方の形跡があった。展望は全く無く。北側のみが少し明るいくらいであった。ここはエアリアでは「水たつ沢の頭」と表記されている。今回は上から下っての登頂であったが、本来なら北側以外からのアプローチで、登り上げて踏みたい場所でもある。10分ほど滞在して往路を戻る。

 小沢の頭への帰りは、やや西側に寄ってしまい、草をかき分けるのに少々難儀した。ちなみに尾根の東側はどんなものかとズレてみたが、状況は同じであった。往路の下りによく地形と植生を見定めて、マーキングをしながら下るのが適当のようであった。

 ゆっくりと往路を戻ってゆく。

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