藤原岳 1140m
2005.6.4
曇り 単独 聖宝寺道より 行動時間 :5H2M
@集落内に指定の駐車スペースがある。 | A登山口が1合目。 | B2合目 | C3合目 |
D4合目 | E5合目 | F6合目 | G7合目 斜面をトラバースするように上がってゆく。 |
H8合目 大貝戸道と聖宝寺道との合流点。 | I9合目 | J立派な藤原山荘。 | K藤原岳。 |
K山頂から北側。 | 駐車場に戻る。 |
御在所岳側の周回を終え、朝明渓谷から菰野の町に出て北に向かう。主要道が登山口に近い場所で通行止めのために大きく迂回ルートを取る。現地入りし駐車場を探すべく山道を登ってゆく。お寺の駐車場があるのだが、そこには1時間1000円と書いてある。往復の時間を含めると最低6時間はかかる。駐車料金に6000円払う者は居なく、戻って下にあるお寺の先の登山者用駐車場に停めた。ここも300円であった。それなりに管理されているので維持費なのだろう。それと雑貨屋の向かいの集会場の駐車場も使えるらしい。とするとこちらでお金を払うのは・・・。
6:09歩き出す。先ほど車で通った道を登りお寺の場所に出る。その右(北)端に林道があり、案内文字が登山道を示していた。そこを行くと左下に大きなお寺が見え、広い池も見えた。すると林道は倒木に遮られ、そのすぐ脇に1合目と書かれた登山口があった。登って行くと踏み跡があるのだが、変な場所を通っている。先ほどの林道をそのまま真っ直ぐに歩いた方が正解であった。沢に下りて、少し行くと水場であった。沢道を少し行き、途中から急斜面に切られた九十九折を行く。足元はとても滑りやすい。いつもなのか最近の天候のせいなのか。全く足の裏がグリップしない状況で下りが思いやられる。
2合目6:42。樹林帯の中の緩やかな道なので思いのほか疲労度が薄い。最初は山の形状を見て心臓破りの・・・などと思っていたがそうでもなかった。3合目を通過し、左の足がむず痒いので、何かと思って捲くってみたらヒルが居た。生まれてこのかたヒルに喰われた事がなかったが、これが初めてであった。まだしっかりと食いついてはおらず、取り去ってもうっすらと血が出るだけであった。立ち止まったと言えば水場くらいなのだが、あの短時間で付いてしまうのか・・・。
歩き出しから1時間で5合目を通過した。この分だともう1時間で山頂に着くか。この付近からタイガーロープがたくさん出てくる。踏み跡が多い為、植生復活の為、他ルートへの間違い防止、などなどと判断した。6合目を通過、岩の上は膜が張ったようにすべる。なるようにしかならないのだが、下りはやはり心配である。しばら行くと駅からのルートが左から上がって来ていた。おそらく8合目の看板は合流地点の指示看板なのだろう。ここまでガスに巻かれ日が差さず快適だったが、山頂に近づくに連れて日が照りだし暑くなってきた。
9合目通過しその先に大きな藤原山荘があった。場違いなほどの大きさに感じたのだが、それほどに人気のある山なのだろう。緩やかに下り、最低鞍部には地面に標識があったが、エアリアマップの破線ルートは笹に覆われていた。セメント会社の方への道は、逆にきれいに開かれていた。がしかし、西野尻の方へは下れないとも書いてあった。ここから登り上げ、緩やかに高度を増してゆく。山頂へのアプローチは、茨城の足尾山のように石組みがされた場所であった。8:48山頂到着。360度見渡せるが、近場や場所によってはガスが巻いていた。南側の展望は良く、四国か九州の山並みの感じがした。服を脱いでヒルの確認をしたが、その後の被害は無いようであった。トランシーバーで声を出すとパイル状態であった。久しぶりに山頂に長居をして下山となる。
途中で名古屋の重鎮K氏と交信しながら歩いてゆく。往路では下山時に滑りやすいと思っていたが、案外それほどでもなかった。途中5パーティーとすれ違った。最後の夫婦連れの旦那さんの方は、両足のアキレス腱をヒルにやられ、鮮血で靴下が真っ赤になっていた。どうも沢で休んだらしい。ここの沢は要注意である。1合目まで1時間で下山。あとは舗装された車道を下り駐車場に戻る。