裸山 2002.6m 唐松岳 1856m 丸山 1625m 城山 1020.3m
2005.12.04
曇り(小雪) 単独 行動時間 :4H01M(裸山)
行動時間 :37M(城山)
@北尾根中間地点展望台から | A水場の分岐 | Bあやめ平 | B分岐より少し裸山側に避難小屋がある。 |
裸山直下2000m地点。 | C裸山。後ろに小さく富士山が見えている。 | C裸山三角点。だいぶ歯槽膿漏状態。 | D唐松岳。通過点のような場所。 |
D唐松岳三角点。 | E丸山山頂。登山道から少し逸れる。 | E達筆標識が少し隠されている。珍しいコンパクトタイプの達筆標識である。 | E丸山から唐松岳を見る。 |
F林道に降り立つ。 | 平成峡入口。 | 八千代の滝。 | G展望台到着。 |
G下山後に入山口を撮影。 | G展望台から甲府方面。モヤっている | G展望台から丸山方面。 | G展望台から茅ヶ岳方面。 |
H トイレに併設された駐車スペース。道の向かい側は公園になっている。
トイレの裏から取り付いた。
上に行くと作道工事中であった。
I現地で判断した最高地点。三角点ピークより北側。
山頂部には、植林帯の中に道が付いている。
三角点ピーク。
城山三角点。後ろ側の天面が赤く塗られた石。
標識が建てられる準備がされていた。
同行者が居る予定であったのが急遽単独行となり、手っ取り早くここに決めた。がしかし林道の情報を得るのに四苦八苦して、結局山梨県庁のサイトから情報を得た。櫛形山林道は通行止めはしていない様子であったが、閉まっていても臨機応変に行動を取ろうと出かけることにした。
いつもよりスロースタートで3時に家を出る。頭がボーとしていながらハンドルを握っていた。どうも二日酔いでもあるようだ。野辺山を越え南アルプス市に入った。ナビを見ながら「県民の森」の道標に従い山手に入ってゆく。県民の森には多くの車が停まっていた。おそらく研修などがここで開催されるのだろう。ここから地図を見ながら林道を行く。最初の分岐にはトイレがあり、道標に従い左に進むと再び分岐になる。ここは丁度丸山への登山道の入り口で、車が5台ほど停められるスペースがあった。鋭角に左に曲がりしばらく進むと、谷のところに「滝群」への登山道入り口があった。地図を見ると上の稜線へも上がれそうなのだが、そのまま北尾根道を目指した。車で行くと結構な登りに感じ、周回コースの設定をどうしようか迷いながらハンドルを握っていた。そして北尾根道の中間地点の展望所に付いた。そこには2台の奥多摩ナンバーの車があった。無線局のようで、前夜に十分楽しんだのか、装備をしている時に下って行った。この展望台は甲府市側の夜景がすばらしい。写真に収めたが、生憎全て手ぶれであった。
6:13ハンディーライトを片手に登り出す。木の階段を登るとすぐに東屋があった。登山道は緩やかに続き、すぐに左から来た道と合流した。なだらかな道が少しアップダウンしながら続いている。途中もみじ平へ行く分岐に出るが、これは左に道を進む。この辺りから少し勾配がきつくなる。足元は落ち葉が堆積し歩き難い。標識から、熊が居るというので鈴を鳴らすが、どうにも無意味のようにも思えた。水場の標識もあり、分岐から5分で水場のようであった。アヤメ平手前にしてブルーシートが眼に入った。近づくとトイレの文字。ここまでするのかと思うほどの丁寧さである。あやめ目的で、よほど人が上がって来るのだろう。道が両側をロープで仕切られるようになり、霜で膨れた道を踏んでゆくようになる。
7:20アヤメ平到着。避難小屋とトイレが目に入った。ここから右へ行くと丸山方面。左が櫛形山本峰である。時期ではないのでアヤメは咲いていないが、枯れた草が一面に立っていた。ここからトイレを左に見て登って行く。霜で10センチほど土が膨れて歩き辛い。固そうなところを選んでは進むが、10センチの踏み抜きはけっこうなものであった。二つほどピークを経て、裸山直下に出る。ここからは櫛形山が遠望できる。2000mの標識もあったが、この標高は嘘である。山頂までの登り上げは2.6mだけではすまない高度差である。指示標に従い登って行くと、西のはずれに山頂はあった7:42。朽ちた山頂標識があり傾いていた。富士をバックに記念撮影。反対側には南アルプスの主峰群があるのだが、かなり雪が降っているようであった。薄暗い雲が山全体を覆い、こちらにも時折白いものが舞ってきていた。気温マイナス5度。今日はここが最高地点。あとは下るのみである。来た道を踏み跡を辿るように降りてゆく。こんな天気になると誰も来ないのか、それとも天気に関係なくこの時期は人が入らないのか。
8:02アヤメ平通過。尾根上を落ち葉を踏みしめながら緩やかに下る。進行方向に対してあまり視界が無く、蛇行するとやや不安になる。高度を150mほど下げ、通過点のような唐松岳到着8:16。きれいな標柱が立っていた。この先で道がおかしなところがある。ピンクのマーキングが西の斜面続き、あたかもそちらへ導いているように付いていた。少しそれに従うが、尾根を外れて斜面を下るようになり、あわてて修正する。尾根に戻るとやはり踏み跡は尾根上にあり、ピンクのマーキングは林業作業のものだったのか、紛らわしくやや危険である。この先、道はかなり蛇行しながら付いていた。尾根上を真っ直ぐ道を付けても良いような所を歩き易いように斜めに緩やかにしてあるのだった。最低鞍部から山を前にして右へトラバースするように道が行く。丁度そこには朽ちた鉄の標識があり、いたずら書きで丸山山頂10分と書いてあった。それは登山道を辿っての話だと勘違いしたが、その表示は道を外れて尾根を行く指示であった。道を辿るが、途中で下降しているので左側の斜面に入り駆け上がる。
8:51丸山到着。小さな達筆標識もあった。儀式の相手を探すのに一苦労し、長い滞在となる。振り向くと、歩いてきた尾根方面が白くなってきていた。雪が降りてきたようである。少し焦りながら9:06丸山を後にする。地図を見ながら下るのだが、途中で平成の峡方面へ行く道もあるようで、注意しながら歩いていたがそれらしい道は判らなかった。1ヶ所、尾根を辿る道があったが、あまりにも不鮮明に見えて、そのまま登山道を下った。薄暗い道をグネグネと下ってゆく。途中一つも道標がない。不安になりながらも高度計、地形と見ながら降りて行く。ナビを見るとだいぶ左に逸れてしまっている。林道の登り上げが心配になったが、もうこうなった以上しょうがない。そして9:36林道に出る。予想はしていたが、丸山の登山口に出て、平成峡の所ではなかった。
林道を戻る。危惧していた登りは、足で上がるとそうたいしたことは無い。人間の感覚なんて適当である。スイスイとストライドを伸ばして歩いて行ける。9:59平成峡入り口通過、ここは地形が一番引っ込んだところで、谷の部分である。ここから再び張り出した尾根に向かう。ここまで来ればもう着いたも同然。10:14展望台に到着。駐車は自分の車のみであった。登山靴のまま運転をし、県民の森から城山を目指す。
県民の森を過ぎ、道がヘアピンカーブになる手前に舗装林道が右手に上がっている。入り口にはそば屋を示す看板があった。しばらく行くと人工池を持つ公園らしきところに出た。まだ未完成で工事中の様子であった。そこのトイレの横の駐車場に車を停め、適当に斜面に取付く10:46。杉の植林帯を駆け上がる。起伏が多い中を高いところを目指してゆくと、なんと登山道に出た。実際には登山道製作中と言ってよい感じで、至るところに作業用具や部材が置いてあった。こうなるとあとは楽である。ユンボで踏まれた道を行く。鋭角に付けられた道を登ると、もうその先が山頂であった。
最高点は、その先のピークのようであったので足を向ける。こちらが一番の作業現場で、何のためか深く地面が掘られていた。最高点と思しき場所は、何の変哲も無い通過点であった。でも、たぶん、北側のこちらの方が高いと思う。先ほどのピークに戻ると、樹林の中に三角点があった。儀式をして道を辿り降りることにする。道があるので登山口が確認したかったのだが、車とはだいぶ離れてしまうので、途中で修正し、適当に下って駐車場に戻った。
ドライブモードになり、戻りながら登山口を探すが、最初のカーブのところに工事中の看板があり、それらしい道が見えていた。登山口はここで間違いないだろう。でも、この場所で利用者が居るのだろうか。駐車スペースが無いのである。
櫛形山を降りると52号線は、山梨一周駅伝をやっていて大混雑であった。清里ではク・ソフト500円を食べる。雪が猛烈に降ってきて、多くの車はノーマルタイヤのようで、ハザードを点けながら走っている。その中をスイスイとすり抜けて行くのはなんとも快適であった。家には15:10到着。程良い山行であった。