東沢  1933m      蟻ヶ峰   1978.6m       
      
    2005.12.17   


   快晴   単独   残雪   行動時間 :5H42M


 
 @三国峠手前林道途中7:35→(24M)→A稜線に出る7:59→(64M)→B蟻ヶ峰9:03〜13→(42M)→Cダムへの下降点9:55→(23M)→D東沢10:18〜49→(72M)→E蟻ヶ峰12:01〜19→(58M)→F林道下山13:17
   

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@三国峠手前(長野側)の林道途中。 A三国峠からの稜線に乗る。正面の木にジョージアの空き缶がかかっている。 B蟻ヶ峰の標識 B登ってきた側から北側を見ている。
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B蟻ヶ峰から川上村方面 B蟻ヶ峰から見る東沢。 B別名、高天原山 Cダムへの下降点。下のほうにリボンが繋がっていた。
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稜線は切り開きがあり、歩きやすい。 D東沢から南相木ダム。その奥は御座山。 D山頂から扇平山側の尾根。 D東沢から見る蟻ヶ峰。 
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D東沢から八ヶ岳。  E蟻ヶ峰再び。  下山時、途中にあった炭焼き釜。  F下山完了。車は路肩の余地に停めた。猟師が入るようで、車道の確保は重要。 


 

 完全に寝坊をしてしまった。散歩を済まして5時に家を出る。最近、ことにこのエリアが多い。慣れた道を辿り、先日毛木平へ入った道を右に見て左に進む。この辺りから雪が道に見える。四駆にしてがんがん登って行く。途中に通行止めのゲートがあったが、皆その横通っているようで、同じようにすり抜けた。この分だと三国峠まで行けるようだが、東沢ノ頭を考えた場合はなるべく西の方に車を置きたいのであった。さりとて高度は稼ぎたいので、判断が難しい所であった。結局、二本木沢と林道がぶつかった少し先に車を止め、谷を詰めて行く7:35。


 車が入った跡があり、どこまで行くのかと思ったら、すぐ先の分岐でユーターンしていた。おそらく猟師で間違いないだろう。道は沢に分断され、車が通れるのは右側の道だが、それも何処まで行けるのか判らなかった。左側の方が視界が開けているので左に進む。作業用の九十九折に従い上に上がる。

 7:59稜線に出る。ここには空き缶が引っ掛けられていた。尾根には古い切り開きがあるのだが、雪が乗った笹が被さり、それを払いのけるように突き進む。テープがしっかり導いてくれるのでコースを外さないように行けはよい。鹿が多いのかやたらと足跡も多い。笹を分けながら行くが、かなり覆いかぶさっている所もあり、適当に避けながら進む。途中に岩峰もあるが、直登せず巻くルートになっている。やがて二重山稜のような場所もあるがテープのまま左寄りに進む。やがて登り一辺倒になり笹も少なくなると頂上も近い。

 9:03山頂到着。木で出来た古い標識がかかっていた。三角点は雪の下になり判らない。とりあえずアイゼンを着ける。さてここからが問題である。東沢方面を見るとそれらしい山が見えている。これなら行けるかも。地図を確認して突っ込む。すると驚いた「中部電力管理」と書いた杭が刺さり、なんとなく道形がある。笹薮と思って居たのだが、全くの予想外であった。歩き出しから蟻ヶ峰の間と比べると雲泥の差であった。おかげでかなり精神的に楽になった。一箇所下降時に迷いやすいようにも見えたが、注意して下れば問題ない。途中ダム側に降りているリボンもあり、もしかしたらダムの設置に伴った管理用の道なのかと思った。そして最後は道は左にトラバースするように付けられていたが、そのままかまわず直登した。

 東沢山頂到着10:18。ここでいいのかと
GPSで確認すると、間違いないようである。山頂は岩峰で、その上に雪が乗っている。5人も居れば満杯になるような場所で、ダム側は開けており展望が良い。そのダムの方へ降りてゆくマーキングもあった。四方をカメラに収めて小休止、さほど風の冷たさを感じず、そのままでも居られるほどであった。それほどにお日様が強かったのであろう。地図を見ながら下山方法を迷う。下に降りてしまえば楽なのだが、林道を歩いて車まで戻る距離も長い。こうなると尾根を戻った方が賢明と判断した。かなり早くに林道に降りられるのならいいのだが、その保証が無かったからであった。

 10:50来た道を戻る。切り開きもありトレースもあるので楽々ハイキングであった。登り返しはゆっくりと冬の日を楽しむようなスピードであった。12:01蟻ヶ峰再び。腰を下ろし、おにぎりとパンを食べる。青い空が気持ちよく、ぽかぽかとしたお日様が当たる。至福の時であった。ここからよく見ると、日航機の事故現場が見えるようである。既に20年ほど経過しているので黒焦げの状態ではなく、植林された場所と整地されたような場所が伺える。はっきりと全景が見えていないので、なんとも判断に難しい。そして12:19下山。

 少し左の事故現場を気にしながら下ってゆく。しかし木々が邪魔して見通しは利かない。ここからはほとんど下りなので楽なものである。稜線に登りあげた場所から少し三国峠寄りに進んだが、旧三国峠は確認できなかった。ここからの下りは気持ちが良い。下るのに適当な斜度なのである。大きな岩峰を左に見る。ここには松が生え壮観であった。往時には気がつかなかったが、この岩から真下に線を引いた辺りに炭焼きの釜があった。これほどにしっかりした釜は始めてみた。そして13:17車に到着。

 帰りに茶屋ノ平下の下見に行く。馬越峠は冬季通行止めとなっていたが通ることが出来た。三川のゲートボール場のところに出て、そこを右折して行く。栗生坂への道を左に見てさらに先に進む。しばらく行くとダムのための通行止めとなりチェーンが張られていた。やむなくここを引き返す。栗生峠を越えて粟生に出る。ここで御座山小屋の所に居たおじさんに、茶屋ノ平の登山口について聞いてみた。すると、国有林のゲートの先に登山口があるとの事であった。これだけ得られれば十分である。夕方の混雑する前に佐久を抜け、家には17:00到着。

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