焼山 1530m    山吹ノ頭  1510m    雁掛ノ頭   1443m     
      
 2005.12.30   


   快晴   単独  少々残雪   行動時間 :3H34M


 
 @天丸トンネル8:24→(19M)→A六助8:43→(22M)→B焼山9:05〜25→(11M)→C六助9:36→(25M)→D山吹ノ頭10:01〜10→(31M)→E雁掛ノ頭10:41〜57→(52M)→F六助11:49→(9M)→G登山口11:58

 

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@天丸トンネル。広い余地がある。 駐車余地から六助(峠)を見上げる。 登山道が判らず、適当に這い上がると杉の植林帯の中に道はあった。 A六助。祠がある。
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A「林道大滝-上野」と書いた標柱がある。 六助から西側の稜線の様子。 B焼山山頂。平坦部は少ない。 B焼山から大山方面。
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B焼山から山吹の頭(尖っている峰)方面。 C六助再び。 D山吹ノ頭。 D山吹ノ頭から焼山方面。 
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Dこの山も別名があるようである。「宗四郎山頂」とある。 E雁掛ノ頭。全く展望はない。通過点のようなピークである。 途中、南側に下りる切開きがあったのだが、道なのか、防火帯なのか。 途中から山吹ノ頭。どの方向から見ても槍の穂先のようである。
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山吹ノ頭の西側斜面。上の方はやや急峻で、雪がある時は軽アイゼンくらいは装備したほうが良いようである。  山吹ノ頭直下から六助側。 F六助のすぐ下。西にトラバースするように道は降りている。 Gトンネルから50mほど戻った車道脇に堰堤があり、写真のガードレールの横から道が入っている。


 

 前日も山に入り、今日で二日続けてになる。あまり遠くへ行く元気も無いので近場とした。こんな時の西上州は最高である。


 家を7:15出発。上野村に入ると
少し雪も出てきたが、かまわず飛ばす。浜平の集落を過ぎ、すりばち荘を右に折れて山道に入る。この先には10ほどの集落があるのだが、住めは都とは言うものの、なかなかすごい所である。上野村には田んぼは一枚も無い。日照時間が稲の生育に不足なのだろうが、ここの日照時間もさらに短いと思われた。


 林道をくねくねと登って行くと天丸山の登山口に向かう道との分岐がある。ここは左に進む。道は舗装されたばかりのようで、雪の下になっているが、溶けたところからその様子が伺える。途中ハンターが水を汲みに来ていた。この先はトンネルを経てダートになる。そしてその先で道は左に進むのが本道であるが、ここは右に行く。この道は天丸トンネルを潜って大滝村の方へ進む。車はそのトンネル手前の余地に停める事とした。準備をしていたら先ほどのハンターがやってきて、付近の情報交換をする。

 
 8:24スタート。トンネル西側の堰堤の方へ進み、適当に斜面を駆け上がる。登山道があるのだろうが判らずに獣道を伝い上に行く。すると8:35道に出た。これが思っていた昔の道だろう。道に伝って進むと、なんと途中に人間のトレースがあった。余程物好きであるようだが、どうも足跡が長靴のようである。おおむねハンターか。

 8:43六助峠到着。小さな祠があり、埼玉側の道には道標が付いていた。まずここから焼山を目指す。最初はなだらかだが、途中から急に勾配がきつくなり滑りやすい斜面となった。案の定ここで滑った。長靴の弊害か・・・。今日は短時間なので長靴登行なのであった。最近このような突き上げるような山に登っていないので、西上州を感じる地形にワクワクするのであった。

 9:05焼山到着。山頂は小さな双耳峰のようになっているが、西側のピークの方が高いようである。展望も西側の方が良く、以前に登った大山が西の方に見えている。何も標識が無くリボンを縛った。儀式を少しのんびりとやり9:25下る。またもやスリップ。なんか嫌な予感がする。

 9:36六助再び。さあこれから後半戦といきたい所だが距離的には3分の1
ほどしか歩いていない。尾根通しは無名峰を通るようであるが、そこをトラバースするように登山道は付けられている。それに従い歩いてゆく。だんだんと槍のような山吹ノ頭が近くなってくる。そして直下に来た。見上げるような急勾配の登山道になった。足跡はここで消えたので、前の人はここまで引き返したらしい。慎重に登ってゆく。雪が乗り、かなり厄介な状態になっていた。両手を使い落ちない努力をする。登山道の右側はスパッと切れ落ちている。なるべく樹林帯を通るように高度を上げてゆく。山頂まであと少しのところで左にずれトラバースしてゆくと赤岩方面へ行く道に出た。いきなりの急登にこちらの道がどんな状態なのか気になっていただけに、目の前に良い道が見え安心した。登り上げて山吹ノ頭到着10:01。

 山頂には「宗四郎山頂」と書かれた板が2枚あった。山頂は仙人になった気分を味わえるような状態であり、居心地のよい場所であった。まだ先があるのでゆっくりとしていられない。登山道に従い下る。道は良いかと思ったら左側が切れ落ちたスリリングな道となった。さらに下るとどうにも降りられない岩が出てきた。すぐ下に道がありどう降りるのか判らず、適当に右側のバンドを下り、下に降り立つ。この辺りは右側の展望が明るい。杉の植林帯だったようであるが、切り倒されてクマザザの原となっていた。この次にあるピークは獣道がトラバースしていたのでそれに従った。尾根を見ながら見当をつけて突き進むが、なかなか主稜線に当たらず、不安になるが、ぐるっとかなり巻いて登山道に出た。この先はこれまでの道に比べて緩やかになり、労する所は無かった。緩やかに登ってゆくと杉の密生したピークがあり、そこが雁掛ノ頭であった10:41。

 陽が入らないので暗く寒い。風が冷たく、持ち上げた湯がありがたかった。ピンクのテープが品切れで、久しぶりに赤テープを巻く。ここを山頂として登りに来られる方は稀だろう。全くの通過点であった。10:57下山。復路はトラバースせずに尾根通しで戻ってみた。すると結構に顕著なピークで、意外や意外と言った感じであった。次のピークで防火帯のような登山道が中津川側に下りていた。鞍部まで降り、往路は巻いた岩部を直登してみた。2mほどの駆け上がりである。

 もう少しで山吹ノ頭山頂という所で右に折れて、今日最大の危険箇所を降りてゆく。ほんの20
mほどであるが、慎重に足を出してゆく。下に降りてしまえばもう下山したも当然。トラバース道を進み六助を経て右に降りてゆく。さてこの道が何処に出るかが問題である。往路のトレースが切れた所から探索開始となる。右下に見える車を気にしながら降りてゆく。途中から石積みの登山道になり、その後植林帯の中を通り、最後は小さな堰堤の所に出た。ここはトンネルから50mほど手前で、小さなガードレールもある。何も標識が無いので、探し出すのは難しい。11:58下山完了。3.5時間の適当な散歩となった。


 帰りに御巣鷹の尾根を下見に行く。しかし冬の通行止めで、最後の2キロほどのところで止められていた。明日は御巣鷹山の予定である。じっくり地図を見ながら作戦を練らないとならない。

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