南木曽岳  1676.9m        
      
 2005.10.2   


   曇り(小雨)   同行者あり    行動時間 :4H10M


 
 @駐車場5:31→(36M)→A金時ノ洞窟分岐6:07→(52M)→B残り530m6:59→(22M)→C兜岩7:21→(4M)→D南木曽岳7:25〜29→(37M)→E避難小屋7:36〜48→(20M)→F旧避難小屋(水場)分岐8:08→(12M)→G摩利支天8:20→(68M)→H林道9:28→(13M)→I駐車場9:41

 

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@駐車場の案内図。 下山道分岐 A金時ノ洞窟へ コウヤマキ。葉が独特である。
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直登ルートと木道の迂回路がある。 鎖場上部から。 B残り530m。 兜岩の説明。
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C兜岩上部。 D南木曽岳山頂。 D三角点。 D山頂部の石碑「南木曽嶽山大神」とある。 
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E避難小屋。 E避難小屋内部。 避難小屋の先の分岐。 展望所からの絵。あまり芳しくない。
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上から旧避難小屋(さびたトタン屋根)を見下ろす。  F避難小屋(水場)への分岐。  空中庭園のような景色。屋久島に居るような・・・。  摩利支天。 
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H林道からの登山口。  ゲート。  I駐車場脇の避難小屋。  I駐車風景。 


 

 家を1:00出発、いつもながら野辺山を経由して八ヶ岳南面を通り小淵沢に出る。小淵沢から高速に乗り、岡谷ジャンクションから中央道に入る。距離的には中津川で降りても良いが、戻る格好になるので、飯田で降りて下道を行く。山道だと思った所もわりと広い道で、トンネルも整備されて走りやすい。南木曽町に入り、アララギ地区を過ぎると右側に入らねばならないので注意をしながら走ってゆく。ナビを見ながら細い道を右折する。日中なら標識があるので判るが、夜となると黒い標識は目に入りずらい。林道に従いしばらく行くとキャンプ場が左右にあり、その間を通過して行く。キャンプの利用者は居たのかどうか、それでも炊事棟やトイレには明かりが点いていた。林道をそのまま行くと、南木曽岳駐車場と書かれた場所があった。さらに先にも道が続いているので、そのまま進む事にした。舗装路が途切れダートを行く。すると目の前に小屋が現れ、その左に15台分ほどの駐車場があった。既に1台停まっていたので、気を使いながら駐車するが、居心地が悪く、すぐ手前の分岐の余地に停めた。ここは滝に行く道との分岐であった5:00。


 すぐに用意をして歩き出す。ゲートを目の前にして右に登山道がある。しかし林道を辿っても合流するようなので、そのままゲートの脇を通り歩いてゆく。足跡が無数にあり、かなり歩かれているふうであった。しばらくして右側に「金時の産湯」と名づけられた池があった。そのすぐ先が、登山口となっていた。歩きやすい道を行くと、木の橋があり、慎重に渡る。だいぶ夜露に濡れていたのであった。

 6:04周回コースの基点の分岐到着。ここからは一方通行のようであり、左に進む。しばらく行くと左側に「金時ノ洞窟」と書かれた標識がある。一応調査のために行ってみた。少し流れがあるので足元は注意の箇所であった。現地は大きな岩が積み重なり、その間に空間があるような感じであった。もっと奥に行けば洞窟があったのか判らぬが、適当に登山道に戻った。倒木が登山道を覆うような場所を過ぎると、今度は「喉の滝」である。ここは滝が何処にあるのか判らなかった。右手方向にあるのは判るが、滝の音がしてこないのである。説明書きを見ただけで通過。じぐざぐにしばらく上がってゆくと尾根の上に出る。この付近はコウヤマキの群生地で、この植物は、松と杉をあわせたような体系をしている。木肌は杉、葉は松であった。この先で空が開ける。目の前に階段。その横にワイヤーを流した岩場があった。恐らくここが昔から言われる50mのガレ場なのだろう。現在は階段の設置により、楽に上がってゆける。がしかし、階段は現地でチェーンソーで作ったものでかなり仕上げが荒いものであった。足元の下は3mほどの場所もあり、その作りと状態から少々怖さもあった。

 兜岩を通過し、7:25南木曽岳山頂到着。二等三角点があった。ここでは休憩せずに避難小屋へと急いだ。すぐにあるものと思ったが、なかなか届かなかった。山頂部の笹原は、雨のため、かなりの水気を帯びていてズボンはびしょ濡れであった。こんなに登山道が開かれていないとは思わなかった。7:36避難小屋到着。内部はきれいな状態が保たれて、しかも明るい。ビールで祝杯をあげ、持ち上げた食料を食べる。少し天気になってきたのか、青空も見え出してきた。雨具を履いて8:00下山。

 雨具一枚で、先ほどまで寒かったのが嘘のように暖かい。笹をかき分けながら登山道を進む。ここも雲上庭園のような感じであり、屋久島の石のごろごろした場所に似ている感じである。右下には、古い小屋(旧避難小屋)が2棟見える。さらに行くと水場を示す道標がある。これが小屋の方を向いている。避難小屋の設置を現在の小屋の場所にしたのは何のためか。水場が遠いデメリットがあるのではと思ってしまう。ただ、簡単に登ってしまえるこの山で、泊まる事に対して重きを置かなくても良いという意味では、まーいいのかも。

 摩利支天へも足を運ぶが、完全にガスに遮られ視界は無い。残念。登山道に従い、下降にかかる。木の根の張り出した道が多く、梯子や鎖を流した場所も多い。でも、かなり踏まれている状態である為に、実際は歩きやすい印象もある。緊張感が持続する道であるのでそう思うのかもしれない。9:17周回支点分岐。ここまで来ればあとは楽々。多くのハイカーと擦れ違いながらのんびりと下って行く。

 9:41駐車場に到着。温泉に急ぐ。

 林道から本道に出て、温泉を探しにアララギ地区に向け走ったが、それらしい場所が無かった。踵を返す格好で反対側に進み行くと南木曽温泉郷というべき温泉街がある。看板を探しながら行くと、あららぎ温泉を示すものが目に入った。そこを左に入ると、もうそこが「ひのきの湯」であった。食堂と木工所が併設された間取りで、中に入ると食堂、その右に座敷が広がり、その奥に風呂があった。500円。情報通りにまとわりつくような泉質で、なかなかの感触であった。人の少なさにも助けられのんびりと入ることが出来た。

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