石塔頭 2115m 西滑頭 2086.4m ゴトメキ 2230m 遠見山 2234m
剣ヶ峰 2053m
2005.7.23
曇りのち雨 単独 鶏冠山林道西線を原動機付き自転車で 行動時間 :6H31M
@以前は通れた林道だが、治山工事により通行止めにしてある。 | 途中の東屋。ほとんど使う人は居ないだろう。 | A鶏冠山林道の終点。先に伸びているが、呼び名が違うのだろう。 | 終点の先から石塔頭を望む。 |
取付き。林道の南側に平行して尾根が始まる。 | B石塔頭。終始こんな所を縫うように進む。 | 途中にあったワイヤー。螺旋に巻きついている。 | 一部開けた場所もある。暗い場所が多いので、ホッとする。 |
石塔頭から数えて二つ目のピークには境界の石柱がある。 | 尾根の様子。細い針葉樹の植生。 | C西滑頭。 | CMLQのサインが残る。 |
C7K2CBYとYXJと読み取れるサインもあった。 | C西滑頭の三角点。暗い場所のわりに苔むしていない。 | 途中から黒金山が望める。 | D取付きよりやや東側の所に降りて来た。 |
通行止めなのだが、通った場合の責任文言が書いてある。 | 林道終点の様子。東側から撮影。 | 治山工事の作業舎。 | E白檜平。逃げないように繋いでおいた。 |
Fゴトメキ山頂。 | F標識が木に打ち込まれていた。 | 途中のピークには立派な標識がある。 | 山頂手前鞍部にも標識が。ルートはやや不明瞭。 |
G遠見山山頂の達筆標識。 | G遠見山三角点。登山道上。 | ゴトメキにある石碑。 | H白檜平に戻る。 |
林道途中の琴川源泉。 | I剣ヶ峰北側取付き箇所 | 熊の爪痕があった。 | J剣ヶ峰山頂。 |
J達筆標識が落ちていた。 | J以前の地形図は「峰」が「峯」であったそうだ。 | K取付き点に戻る。ここでも逃げないように繋がれている。 | Lゲート到着。 |
今回はモトコンポを持ち込んでのアプローチとした。鶏冠林道がゲートされていなければ問題ないのだが、現在は治山工事によりゲートされている。長い林道を自転車で行こうかとも迷ったが、たまにはモトコンポの出番を与えようと車に積み込む。
2:00家を出る。順調に走り川上村から大弛峠に向かう。峠へは相も変わらずのダートである。対向車が居ないので飛ばしていると、ひょっこり鹿が現れた。逃げるわけでもなく、どこかヘッドライトを眩しそうにこちらを見ていた。峠には前夜泊のハイカーの車が10台ほど停まっていた。横目に通過し舗装路を降りて行く。判ってはいるがなかなか長い。でも、この大弛峠が通れるのと通れないのでは、到達距離に雲泥の差があり、通れることはありがたいことであった。4:40ゲート前の空き地に到着。装備をする。
4:58ゲートからモトコンポに乗ってスタート。しかし勾配がきつく全く登らない。完全にトルク不足である。しょうがないので足で漕ぎながら進んだのだが、歩くより疲れる。少々これを持ち込んだ事に後悔した。周辺に熊も居ると聞いているので要注意であるが、何せ2サイクルの音で周りの音など気に出来ない。5:40白檜平通過。ここからは快適な走行が出来た。少し下り勾配なのであった。先ほどの薄いトルクを体感すると帰りが気になるが、ここまで来たら行くしかない。途中工事箇所があり、大型重機が持ち込まれていた。
5:57林道終点。と言っても鶏冠林道西線が終点なだけで、道はまだ先に続いていた。目指す山は右に見えている。林道を進むと下って行ってしまうので、終点表示の場所に戻りモトコンポをデポした。6:04尾根に取り付く。踏み跡が獣のものなのか人間のものなのか判断できない。一本道で無いことから獣の公算が高い。適当に歩きやすいところを選んで高度を上げる。付近は植生が密生していて歩きづらい。途中にボールペンが落ちていたのだが、他にも好事家が居るようであった。そのまま尾根を突き上げ、鬱蒼とした石塔頭山頂に到着する6:24。
相変わらずガスが視界を邪魔をする。道形を追いながら下ってゆくと、南側が開けた場所がある。ここからは少々展望は良い。この他に展望の良い場所は無かった。尾根を右に左に適当にずれながら歩く。すると石塔頭から数えて二つ目のピーク辺りから赤テープのマーキングがたくさん見え出してきた。かなり頻繁に付いているのでよほど慎重な人かもしれない。林道からでなく、途中からテープが出てきたことを考えると沢登りの方かもしれない。テープの主も適当に歩いているのが判る。最後少し岩場のようなところを通過し、尾根の道を辿ると白い三角点が待っていた7:10。黄色の絶縁テープにMLQ
のいたずら書きもあった。そして赤テープにJJIYXJと7K2CBYの文字も読み取れた。戻る。
戻りの方が道がよく判るような気がした。マーキングをしていないので条件は一緒なのだが、単純に往路を経て情報があるからであろうか、地形的な部分だろうか。7:57再び石塔頭。ワイヤーが巻かれた木は死んでしまっていた。あとは適当に下ったのだが、やや北にずれてしまい、取付き点の50mほど東の林道に降り立つ8:12。再びモトコンポにまたがりトコトコと戻る。
工事作業場の前を通ると作業員が数人居て、皆愛想よく会釈をしてくれた。ここら辺の対応はオフロードバイクで無いからかもしれない。気持ちよく通過する。登り勾配も問題なく通過。8:38再び白檜平到着。またバイクをデポしてゴトメキへの登山道に入る。道は明瞭で、先ほどまでとは比べ物にならない。しかし歩く人が乏しいせいか、道に精気が見られない。8:59ゴトメキ到着。ナビが50Mほどずれていた。入力ミスか、どうもおかしい。そのまま遠見山を目指す。良い道とは言い切れないが道形はある。下草が生え不明瞭である。最初のピークには立派な標識が設置してあった。ここから鞍部に下りるのだが、やや進行方向に対して右方にずれるようである。鞍部にも先ほどと同じ標識があった。この先がまた不明瞭で、沢のような感じの場所を5mほど登ると道であることが認識できた。最後は左に巻くようにして遠見山山頂に出た9:23。狭い山頂で、まだ先に道が続いていた。おそらく尾根伝いに大烏山へづっと続いているのだろう。雨も時折降るようになり、ザックを見るとなぜかドロまみれであった。来た道を戻り、10:07白檜平到着。残すは一座である。相変わらずガスが濃く、ライトを点けてトコトコ進む。どこから取付こうか迷ったが、一番傾斜の緩い所から入る事とした。再びバイクをデポする。
剣ヶ峰に向け出発10:27。最初は開けた樹林帯であるが、途中から濃い密林となる。左右に振れば逃げられたのかもしれないが、最短ルートで果敢に攻めた。時折ある踏み跡は獣道で、乗ったり離れたりしながら高みを目指す。そして植生がまばらになると山頂であった。展望は無いが明るく気持ちよい山頂であった。あるはずの達筆標識が無く、5分ほど方々を歩き回って探すと、それは地面に落ちていた。適当な紐の準備が無く、腰辺りの高さの枝に立てかけておいた。またすぐに落ちてしまうだろう。最後に儀式をして往路に沿って下山。
林道に降りたらあとはゲートまで走るのみ。ダート林道をブレーキを掛けながらソロリソロリと降りてゆく。11:29ゲート帰還。マフラーを冷やす為に、食事を取りながらのんびりと木漏れ日を浴びる。モトコンポの起用は、白山の岩間温泉の噴泉湯へ使った以来であった。楽なようで楽でないような・・・。
家には16:00頃到着。