石塔頭  2115m     西滑頭   2086.4m   ゴトメキ    2230m   遠見山   2234m 

  剣ヶ峰   2053m   
      
    2005.7.23   


   曇りのち雨   単独     鶏冠山林道西線を原動機付き自転車で   行動時間 :6H31M


 
 @鶏冠山林道ゲート4:58→(59M)→A林道終点表記ポイント5:57〜6:04→(20M)→B石塔頭6:24〜31→(39M)→C西滑頭7:10〜16→(52M)→D林道に戻る8:08→(30M)→E白檜平8:38→(30M)→Fゴトメキ8:59〜9:04→(19M)→G遠見山9:23〜33→(34M)→H白檜平帰り10:07→(19M)→I剣ヶ峰取付き10:26→(18M)→J剣ヶ峰10:44〜11:04→(10M)→K林道に降りる11:14→(15M)→Lゲート11:29
   
 青字部分はモトコンポ(2.5PS)での移動時間です。おそらくアシスト付き自転車と同等くらいの移動時間と思います。

ge-to.jpg  azumaya.jpg  rindousyuuten.jpg  rindoukarasekitou.jpg 
@以前は通れた林道だが、治山工事により通行止めにしてある。 途中の東屋。ほとんど使う人は居ないだろう。 A鶏冠山林道の終点。先に伸びているが、呼び名が違うのだろう。 終点の先から石塔頭を望む。
torituki.jpg  sekitounokashira.jpg  sekitouwaiya.jpg  sekitouhigashi.jpg
取付き。林道の南側に平行して尾根が始まる。 B石塔頭。終始こんな所を縫うように進む。 途中にあったワイヤー。螺旋に巻きついている。 一部開けた場所もある。暗い場所が多いので、ホッとする。
sekitoukara2.jpg  one.jpg  nishinamesankaku.jpg  mlq.jpg 
石塔頭から数えて二つ目のピークには境界の石柱がある。 尾根の様子。細い針葉樹の植生。 C西滑頭。 CMLQのサインが残る。
cby.jpg  sankakuten.jpg  kuroganeyama.jpg  rindounideru.jpg 
C7K2CBYとYXJと読み取れるサインもあった。 C西滑頭の三角点。暗い場所のわりに苔むしていない。 途中から黒金山が望める。  D取付きよりやや東側の所に降りて来た。 
eirinnkyoku.jpg  depo.jpg  sagyou.jpg  shirabidaira.jpg 
通行止めなのだが、通った場合の責任文言が書いてある。 林道終点の様子。東側から撮影。  治山工事の作業舎。 E白檜平。逃げないように繋いでおいた。 
gotomeki.jpg  gotomeki2.jpg  saisyono.jpg  anbu.jpg 
Fゴトメキ山頂。  F標識が木に打ち込まれていた。  途中のピークには立派な標識がある。  山頂手前鞍部にも標識が。ルートはやや不明瞭。 
toomitaxtupitu.jpg  toomisankaku.jpg  gotomekikaeri.jpg  shirabedaira.jpg 
G遠見山山頂の達筆標識。  G遠見山三角点。登山道上。  ゴトメキにある石碑。  H白檜平に戻る。 
kotokawa.jpg  kenngaminedepo.jpg  tumeato.jpg  kengaminesancyou.jpg 
林道途中の琴川源泉。  I剣ヶ峰北側取付き箇所  熊の爪痕があった。  J剣ヶ峰山頂。 
raxtuka.jpg  kengaminetaxtupitu.jpg  kengaminekaeri.jpg  ge-tokaeri.jpg 
J達筆標識が落ちていた。  J以前の地形図は「峰」が「峯」であったそうだ。  K取付き点に戻る。ここでも逃げないように繋がれている。  Lゲート到着。 



 今回はモトコンポを持ち込んでのアプローチとした。鶏冠林道がゲートされていなければ問題ないのだが、現在は治山工事によりゲートされている。長い林道を自転車で行こうかとも迷ったが、たまにはモトコンポの出番を与えようと車に積み込む。


 2:00家を出る。順調に走り川上村から大弛峠に向かう。峠へは相も変わらずのダートである。対向車が居ないので飛ばしていると、ひょっこり鹿が現れた。逃げるわけでもなく、どこかヘッドライトを眩しそうにこちらを見ていた。峠には前夜泊のハイカーの車が10台ほど停まっていた。横目に通過し舗装路を降りて行く。判ってはいるがなかなか長い。でも、この大弛峠が通れるのと通れないのでは、到達距離に雲泥の差があり、通れることはありがたいことであった。4:40ゲート前の空き地に到着。装備をする。


 4:58ゲートからモトコンポに乗ってスタート。しかし勾配がきつく全く登らない。完全にトルク不足である。しょうがないので足で漕ぎながら進んだのだが、歩くより疲れる。少々これを持ち込んだ事に後悔した。周辺に熊も居ると聞いているので要注意であるが、何せ2サイクルの音で周りの音など気に出来ない。5:40白檜平通過。ここからは快適な走行が出来た。少し下り勾配なのであった。先ほどの薄いトルクを体感すると帰りが気になるが、ここまで来たら行くしかない。途中工事箇所があり、大型重機が持ち込まれていた。


 5:57林道終点。と言っても鶏冠林道西線が終点なだけで、道はまだ先に続いていた。目指す山は右に見えている。林道を進むと下って行ってしまうので、終点表示の場所に戻りモトコンポをデポした。6:04尾根に取り付く。踏み跡が獣のものなのか人間のものなのか判断できない。一本道で無いことから獣の公算が高い。適当に歩きやすいところを選んで高度を上げる。付近は植生が密生していて歩きづらい。途中にボールペンが落ちていたのだが、他にも好事家が居るようであった。そのまま尾根を突き上げ、鬱蒼とした石塔頭山頂に到着する6:24。

 相変わらずガスが視界を邪魔をする。道形を追いながら下ってゆくと、南側が開けた場所がある。ここからは少々展望は良い。この他に展望の良い場所は無かった。尾根を右に左に適当にずれながら歩く。すると石塔頭から数えて二つ目のピーク辺りから赤テープのマーキングがたくさん見え出してきた。かなり頻繁に付いているのでよほど慎重な人かもしれない。林道からでなく、途中からテープが出てきたことを考えると沢登りの方かもしれない。テープの主も適当に歩いているのが判る。最後少し岩場のようなところを通過し、尾根の道を辿ると白い三角点が待っていた7:10。黄色の絶縁テープにMLQ のいたずら書きもあった。そして赤テープにJJIYXJと7K2CBYの文字も読み取れた。戻る。

 戻りの方が道がよく判るような気がした。マーキングをしていないので条件は一緒なのだが、単純に往路を経て情報があるからであろうか、地形的な部分だろうか。7:57再び石塔頭。ワイヤーが巻かれた木は死んでしまっていた。あとは適当に下ったのだが、やや北にずれてしまい、取付き点の50mほど東の林道に降り立つ8:12。再びモトコンポにまたがりトコトコと戻る。


 工事作業場の前を通ると作業員が数人居て、皆愛想よく会釈をしてくれた。ここら辺の対応はオフロードバイクで無いからかもしれない。気持ちよく通過する。登り勾配も問題なく通過。8:38再び白檜平到着。またバイクをデポしてゴトメキへの登山道に入る。道は明瞭で、先ほどまでとは比べ物にならない。しかし歩く人が乏しいせいか、道に精気が見られない。8:59ゴトメキ到着。ナビが50Mほどずれていた。入力ミスか、どうもおかしい。そのまま遠見山を目指す。良い道とは言い切れないが道形はある。下草が生え不明瞭である。最初のピークには立派な標識が設置してあった。ここから鞍部に下りるのだが、やや進行方向に対して右方にずれるようである。鞍部にも先ほどと同じ標識があった。この先がまた不明瞭で、沢のような感じの場所を5mほど登ると道であることが認識できた。最後は左に巻くようにして遠見山山頂に出た9:23。狭い山頂で、まだ先に道が続いていた。おそらく尾根伝いに大烏山へづっと続いているのだろう。雨も時折降るようになり、ザックを見るとなぜかドロまみれであった。来た道を戻り、10:07白檜平到着。残すは一座である。相変わらずガスが濃く、ライトを点けてトコトコ進む。どこから取付こうか迷ったが、一番傾斜の緩い所から入る事とした。再びバイクをデポする。

 
剣ヶ峰に向け出発10:27。最初は開けた樹林帯であるが、途中から濃い密林となる。左右に振れば逃げられたのかもしれないが、最短ルートで果敢に攻めた。時折ある踏み跡は獣道で、乗ったり離れたりしながら高みを目指す。そして植生がまばらになると山頂であった。展望は無いが明るく気持ちよい山頂であった。あるはずの達筆標識が無く、5分ほど方々を歩き回って探すと、それは地面に落ちていた。適当な紐の準備が無く、腰辺りの高さの枝に立てかけておいた。またすぐに落ちてしまうだろう。最後に儀式をして往路に沿って下山。

 林道に降りたらあとはゲートまで走るのみ。ダート林道をブレーキを掛けながらソロリソロリと降りてゆく。11:29ゲート帰還。マフラーを冷やす為に、食事を取りながらのんびりと木漏れ日を浴びる。モトコンポの起用は、白山の岩間温泉の噴泉湯へ使った以来であった。楽なようで楽でないような・・・。


 家には16:00頃到着。

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