御小屋山  2136.7m         
      
    2005.1.8 


   雪   単独   舟山十字路側より  スキー   行動時間 :不明



  登山記録・写真ともに紛失、記憶に頼る。(2008.2.12 再作文)


  
  前日から降雪が止まず、雪模様の日であった。佐久から小海を通過するのだが、消防団分署の前の坂では、凍てついた路面を車が登らず立ち往生している姿もあった。四駆に物を言わせて登ってゆくのだが、確かにスダッドレスと言えどグリップせず、空転させながら登ってゆく。野辺山を越え、学校寮入口交差点を右折して南面道路に入る。それこそ全神経を路面に注ぎハンドルを握る。酷く路面が凍っているのであった。丁度東沢橋通過時に、対向車がドカーンという音とともに縁石に乗り上げ亀になった。橋の上はことに凍りやすいのを知らなかったのか、中に見えるスキーへ向かう家族一同不安な表情が窺えた。反面教師ではないが、二の舞にならぬようにゆっくりと進んでゆく。丸山地区別荘地は、管理が行き届いているようで除雪がされていた。がしかしその先がガチガチであり、あともう少しなのだが安全の為チェーンを巻いた。流石にチェーンを巻くと安心して走れる。道具は道具である。舟山十字路を前後して(記憶不確か)車を止め、準備をする。坂なのでサイドブレーキはかけたいところだが、間違いなく凍ってしまうだろう。1速にギヤを入れての駐車となった。

 今日はスキーを履いての登行とした。あまりこのルートをスキーで上がる人は聞いた事がないのだが、あえて履いてゆくことにした。トレースは無く、フカフカの雪にトレールを付けてゆく。おおよそ夏道を辿れ、そのルート上には赤く塗られた杭がかなり目に入る。年号を振られた杭なのだが、土地所有者の境界なのかと見ているのだが、「御柱」にかかわる何かなのか。本当のところは判らずにいる。たが、長野の広範囲にこの手の杭は多く見られる。北側はマツタケ山のようであり、その注意書きが至る所に掛かっている。登山するにあたっては淫らな看板に見えてしまうのだが、その多さに、ある意味、“沢山マツタケが出ますよ”と教えてもらっているような・・・。

 山頂には労せず到着した。ケルンのような石積みがあり、そこにこれまで見られた赤い杭の親方と言うべき大きな標柱が立っている。展望が無いので、そのまま東に進み阿弥陀岳側がなんとか見える場所まで行って休憩とした。阿弥陀岳へのトレースがあるかと思ったのだが、それは無かった。登山道幅がしっかりあるので誰かが歩いてきそうな雰囲気があるのだが、やはり厳冬期の八ヶ岳だと、ここはマイナーピークとなるだろう。10分ほど休憩して往路を戻る。

 スキーを履いているものの、狭い登山道歩きでありスキーにはならない。かえって滑っては怖いほどに木が林立している。シールをつけたまま滑走抵抗にしながらずるずると降りて行く。下まで降り立つのだが、今日はスキーを履いて良かったかどうかと言うと、完全に邪魔であった。それを判っていてあえて履いていたのだが、色んな場所で試してみたかったのが一番の目的であった。

 車に戻り、次の目的地の富士見高原スキー場を目指す。

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