弥山  1895m    八経ヶ岳  1914.6m    

 2005.9.23   


   曇り   同行者あり   行者還トンネル口より    行動時間 :6H41M


 
 @登山口4:59→(61M)→A出合6:00→(28M)→B弁天の森6:28→(77M)→C弥山小屋7:45〜57→(3M)→D弥山7:50→(35M)→E八経ヶ岳8:25〜46→(24M)→F弥山小屋再び9:10→(94M)→G出合10:44→(56M)→H下山11:40

 

tozanguchi.jpg  deai.jpg  sekaiisan.jpg  bentennomori.jpg 
@トンネル西側の登山口から入山。 A尾根に乗ると、そこが「出合」である。 世界遺産に関する標識の設置準備がしてあった。 B弁天の森
sankaku.jpg  syakujyou.jpg  taishi.jpg  misen.jpg
B弁天の森三角点。 ガスの中に錫丈が浮かび上がる。 理源大師像。 C弥山小屋。
okunomiya.jpg  saikouhou.jpg  hyoushiki.jpg  nezumi.jpg 
D弥山天河奥宮。 E八経ヶ岳山頂。 Eこの標識の→ E裏には山ねずみ氏のシールがいっぱい。果たしていくつまで張るつもりなのだろうか。 
haxtukyougatakekara.jpg  koyahutatabi.jpg  sagyou.jpg  deai.jpg 
E展望はほとんど無い様な状況であった。 F弥山小屋再び。 世界遺産関係の標柱を、設置している作業者が居た。 G出合帰り。
idouhanbai.jpg  tonneru.jpg     
H登山口に下りると移動販売車が来て、食材やお土産を売っていた。  H駐車スペースは満杯状態。  



 南アルプスを予定していたが、同行者の足の具合が悪いのと台風
17号の接近により、場所を紀伊半島の山に移した。


 22日仕事を定時で切り上げ20時出発。高速で更埴を回りの中央道経由で行く。途中で恵那峡サービスエリアで栗鹿の子アイスを食べる。これは意外に美味しかった。小牧ジャンクションから名古屋方面に行くのだが、なんとも迷いやすい感じである。「四日市」の標識を追いながら行くのだが、どうにも大回りをしているような感じがする。小牧インターチェンジから真南に行くのが本当なのだろう。山田東を確認後、東名阪自動車道を亀山インターまで走る。関で降りないようにと注意書きがある。そこから25号線で大阪方面に行く。この道は最高速が60キロの一般道であるが、皆100キロオーバーのスピードで走っていた。途中に鹿が衝突したらしく死んでいた。奈良らしいのか。この道は交通量が多く、しばし我慢の運転であった。走っている割には、なかなか目的の郡山が近くならず長さを感じる。西名阪自動車道が始まり、一区間を乗るとそこが郡山で、ここから24号線の下道を行く。橿原市を経て大淀町から309号線に入る。道標に従いながら行くといつしか山道に入る。旧道と新道が入り組んでいる所もあるので注意である。奥に行くに従いすれ違いもままならないような場所が多くなる。長距離の疲労がここにきてあからさまに出てきた。焦らずのんびりと進んで行く。山道に入ってからは、ほとんど道標は見られなくなった。そしてやっとの事でトンネル西口に到着。下の駐車場には2台、トンネルの脇に1台停まっていた3:30。移動時間7時間半、1時間ほど仮眠を決め込んだ。


 5:00ヘッドライトを頼りに登山口をスタート。すぐ両側から濡れた草の洗礼を受ける。しかしその先は一級の道であった。辺りが見えないのでスピードは上がらない。そして次第に勾配がきつくなる。右には沢があるようで、途中で木の橋を渡り、ここから本格的な登りとなる。木の根の張り出した場所が多く、道としての状態は悪くなってきているようであった。少し調子が悪くピッチが上がらない。長距離運転のせいだろう。斜面を登り上げ空が明るくなると、そこが「出合」であった6:00。ここまでの推奨コースタイムが50分。10分オーバーである。ここにはヘリの荷卸の目印に使われていると思われる銀マットがあり、そこに「22」と赤ペンキで書かれていた。そしてこのマークを目当てに降ろしたと思われる石の標柱が横たわっていた。

 少しアップダウンしながら行くと弁天の森に着く。ここには三角点がある。木々の間から弥山らしき山稜が見える。なだらかな稜線を歩いてゆくと、今度は目の前に錫杖が現れ、道が左に大きくカーブしている。そしてその先に理源大師の銅像があった。昼間だから良いものの、夜中でライトに照らし出されたら度肝を抜いていたかもしれない。ここからは最後の登り、九十九折を緩やかに登り、さらに木の階段を登る。この付近だけ手を加えてあるが、登山口から出合までも、そのうちに施されるのだろう。

 7:45弥山小屋に到着。ひときわ目を引いたのが、1階部と2階部の無い3階だけが居住空間の建物であった。ひっきりなしに発電機のエンジンの音がしていたので、中には誰かが居たのだろうか。しかし気配が全く無かった。大きな標識があり、その先の高みが弥山天河奥宮が安置された山頂になる7:50。同行者はここが最高点だと思ったらしく、さらに遠くに見えるピークまで行くと言ったら落胆していた。しかし行かねばならない。すると一人のハイカーが上がって来た。せっかくなので付近の情報を聞くと事細かに説明してくれた。彼は登山口から小屋まで1.5時間で上がって来たと言う。よほどの健脚である。

 小屋からは少し下り、鹿避けのゲートを三つ越えて行くと大峰最高峰の八経ヶ岳に到着8:25。展望はあまり利かないが、なんとなくぼんやりと辺りは見渡せる。山頂の標識の裏には「山ねずみ」氏の登頂シールが3枚張られているのだが、凄い自己顕示欲であると思った。この先の明星ヶ岳も行きたいが、今日は単独ではないので無理である。20分ほどの滞在で来た道を戻る。

 帰りはスローペース。と言うのも同行者の足の具合が芳しくないので、ゆっくりと先導して行く。途中、理源大師のところで作業員が標柱の設置作業をしていた。話を聞くと、世界遺産の登録に伴った作業らしかった。弁天の森10:22。出合10:44。そして登山口に降り立ったのが11:40となった。予定外にも6
時間の行動時間を費やしてしまった。登山口には移動販売車が来ており登山者対象に食べ物を売っていた。ここで商売になるのだから、よほどの登山者が居るのだろう。このあと大台ヶ原を目指すのであった。

 chizu1.jpg

chizu2.jpg                                          
                                       
                                     戻る