鍋冠山 2194.2m 大滝山 2616m
2005.9.17
晴れ 単独 行動時間 :8H01M
@鍋冠林道ゲート。ここまで車が入るが、それ相応の覚悟がいる。 | A冷沢分岐。 | B鍋冠山。 | C八丁ダルミ。 |
途中の距離表示。 | 稜線手前。 | D稜線分岐。 | D分岐から穂高方面。 |
D分岐から常念方面。 | E大滝山最高点2616m | F大滝山荘 | F山荘の横にはソーラーパネルが設置してあった。 |
池塘が点在。 | G大滝山三角点2614.5m | G三角点から穂高。 | H最高点から鍋冠山。 |
H最高点から焼岳。 | I冷沢分岐付近の祠。 | I冷沢用水の解説。 | Jゲート。ゲート前に余地は少ない。 |
家を1:00に出発し、現地には3:10頃到着。三郷スカイラインと、聞こえは良いが道は狭く、スカイラインとは名ばかりのような状況であった。展望台の所から舗装路と別れダートになる。道が掘れていて横転しそうなくらいに車体が傾く。途中であわてて四駆にするが、四駆にしてもなかなか厳しい道であった。行きついた先は赤錆色のゲート前であった。
すぐに用意をして3:32出発。ゲートの脇が開いていてそこから入ることが出来る。林道は荒れておらず車が入っても問題ないような状況であった。一部崩落があったが、後は特に問題箇所はなかった。でも、谷側は切れ落ちていて、危険には変わりない。思いのほか林道歩きが長いように感じた。
4:06冷水分岐到着。道標に従い下に降りると祠と用水の解説文があった。右手につけられた道を進む。道はとても緩やかで歩きやすい。膝を持ち上げずに済むので楽チンなのであった。キノコがたくさん出ているのだが、どれが有用なものかは全く判断が出来なかった。息を荒げることなく歩けている。こんな登山道はあまり無いだろう。
5:27鍋冠山到着。ヘッドライトはザックに仕舞い、小休止。凍らせてきたゼリー飲料がとても美味しい。でも熱くなった体に冷たいものを入れるのだからあまり好いことは無い。八丁ダルミに降りてゆく。この稜線も2重山稜のようなところもあるが、とても気持ちの良い道である。視界こそ開けないが、その場所を十分に楽しむことが出来る。しかしながら長い、何せ長い、登りに入るまでしたたか平坦路を歩く。そしてやっと登りだす。木々は秋めいて赤や黄色が目に入る。登路は途中で右に折れると、その先が尾根の分岐であった。7:37。
目の前に穂高連峰が見え感無量である。右に蝶ヶ岳、その奥に常念。何処を見てもすばらしい。遠く霞沢と六百山も見える。我ながら大満足であった。左に進み、石尾根を登りあげると、そこが大滝山の最高所であった7:41。ここから先に行くと大滝山荘があった。がしかし全ての窓が塞がれ、利用不可能。秋のこの時期に対しても開いておけばと思うが、開いておくほど人が来ないのだろう。それだけ静かな場所ということだろう。小屋の先には池塘があり、その脇を登山道が続く。足元を濡らしながら行くと、三角点峰に着く7:49。ここからは先日登った小嵩沢山も見えルートが確認できる。腰を下ろして大休止。天気も良く、程よい風もあり、こんな日は登山冥利につきる。たくさんの写真を撮り、8:35下山。
分岐8:37。なだらかな道を下ってゆくと、途中で二人のパーティーと出会った。現在地と時間からして6時頃出発したのだろう。相手も驚いていたようだった。さらに八丁ダルミのところで20名ほどの大パーティーとすれ違った。ザックと様相から某有名団体かと判断したが、下山後に待機バスが居たので確認すると、やはり新ハイであった。鍋冠山10:00。休憩を入れず、そのまま下る。こんなに気持ちのよい登山があるだろうか。地形というものは大事で、これほどに疲労を軽減できるとは・・・。
冷沢を右手に見てどんどん下ってゆく。そして林道に出る手前の冷水で喉を潤す。しかし、名前から連想して居たほどにはに美味いものでは無かった。掲示してある冷沢用水の解説文を熟読。さらに黒沢山へのルート調査。林道を下った所で、一部谷状で笹の薄い場所があった。ここなら上がれそうである。次回黒沢山へ行くならここと決めた。林道をのんびりと下っていると単独登行者とすれ違った11:30。この時間で上がるのか。何処まで歩くのだろうか。5時間後は夕暮れ、大滝小屋前でのテン泊となるのだろうか。
11:33ゲート到着。軽四駆の能力限界の走りで林道を下ってゆく。まるでトライアル競技でもしているかのような轍との戦いであった。本当に横転するかと思った時が2度3度。助手席の窓から頭が出そうなほどに体重移動をさせたり、その反対だったり。まー結構に楽しんでいたのである。舗装路に出ると、そこに新ハイのバスが停まっていた。
家には15:30到着。
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