猿山 332.5m サビヤ山 341.7m
2005.6.26
晴れ 単独
猿山の登山口となる娑婆捨峠。 | 男女滝。なかなか面白い自然地形をしている。 | 男女滝。 | 男女滝の最上部。ここで水を汲んでいる人もいた。 |
上大沢の間垣。 | 日本海からの風を防いでいる。 |
野暮用で能登へ出向き、車中泊の場所を探した。前回は同じ門前町にある「道下サンセットパーク」で一夜を過ごしたのだが、すぐ前は海で塩の音が煩くて眠れないのであった。海は見たいが、海面とは距離を持ちたい。そんなこんなで猿山灯台の駐車場をその適地とした。到着したのは19:00を回ってからだった。誰も居らず、広い駐車場にポツンと車を置く。日本海から吹き上げる風で快適な塒であった。
翌朝、娑婆捨峠のトイレに行くと猿山の案内があり、朝の散歩にひと登り。朝露があり、何も装備していないので足元はずぶ濡れであった。背中に日本海の波の音を聞きながらのんびりと上がって行く。本来なら4月頃に訪れればエーデルワイスを堪能できるのであろうが、まーその時期を外した事で静かに歩けていると思えば、それはそれで納得である。ただ、各山には適期があり、その時に登るのが一番楽しめるのであるが・・・。
15分ほどで頂上部に到着。山頂は草原を思い浮かべていたのだが、予想外の笹の原であった。猿山=展望などと勝手に思い込んでいたのだがいまひとつ。下りは往路を辿る。
娑婆捨峠に下りたら、次に西保海岸の方へ向かうのだが、海岸線から内部に入ったところの「男女滝(なめだき)」が気になり、サビヤ山直下を通過する林道を使う事にした。この林道は、左右からのススキや雑木の張り出しが多く、総幅に対して半分くらいの幅しかない所が多々あった。軽トラ御用達の道のようである。
サビヤ山付近はダートになっており、埃を巻き上げながらの通過となる。路肩に停めて適当に最短箇所から這い上がる。この山はどこから取付いても同である。針葉樹の中をゴソゴソ。3分もかからず山頂へ。この山に登山目的として来る人は稀だろう。ただ三角点があるので、三角点目的の人くらいは踏み入るか。
この先は、予定通り男女滝を鑑賞し海岸線の上大沢に出る。付近は間垣で囲まれた民家が多々見られた。