笹ヶ峰 1859.5m
2005.11.20
曇り時々晴れ(山頂はガス) 同行者あり 前日降雪 行動時間 :4H31M
@登山口(笹ヶ峰林道)登山口付近の駐車スペースは路肩。 | A宿(しゅく) | B丸山荘。 | B樹氷と霧氷が覆っている。 |
まるで花が咲いたように見える。 | 途中から丸山荘(赤い屋根)を見下ろす。 | 途中から沓掛山。 | 山頂手前分岐。右が寒風山。左が山頂。 |
分岐から寒風山方面。 | ガスに巻かれた山頂部。 | C山頂の標柱。かなりエビの尻尾が育っている。 | C三角点。 |
Cケルン | C山頂から寒風山方面。ガスが晴れるとこのような展望が。 | C山頂を覆う樹氷。 | C山頂から南側。 |
C山頂から東側。 | D丸山荘帰り。趣のある表札である。 | 途中にあった百葉箱。中身も入っていた。 | E下山。駐車の様子。 |
朝は案の定寝坊してしまった。前日の疲れが蓄積し10時間も寝てしまった。急いで装備をし、歩き出す6:49。右側には大きな流れがあり、いくつもの滝を形成していた。足元はかなり管理された道で、古い亜鉛の電柱を切った階段がいくつもつけられていた。最初は九折が続き、やがてなだらかな道となった。暫くして樹林帯の広見(宿)になり、そこで休憩7:43。この先も緩やかに道が登って行き、今度は木の階段が現れる。するとその先に丸山荘があった8:13。
ここは山小屋というより、山の分校といった感じの場所で、古風な佇まいであった。玄関のところに記念バッチの案内もあり、バッジ集めが趣味の同行者は少し残念そうであった。これは時期的にしょうがないだろう、この時期は小屋は閉じているのであった。少し息を整えて歩き出す。
小屋から先は、これまでと一変して白い世界となった。ある標高からくっきりと分かれるので面白い。振り向くと沓掛山も見事に見えてきた。雪を踏みしめながら九十九折を行く。ガスでほとんど覆われた状態の中、時折貴重な青い空が見え焦るのだが、同行者のピッチはゆっくりであり、それに合わせた。辺りは樹氷で一面に花が咲いたような景色になっている。すばらしい自然の造形美である。
寒風山からの分岐を経て山頂に到達した9:07。そこにはえびの尻尾が10センチほどに成長し、見ごたえのある標識があった。風が強くケルンの横で暖を取る。持ち上げたお湯がありがたい。トランシーバーを握ると四国から声がかかった。しばらく空が明けるのを待っていると、ほんの僅かだが展望が開ける時がある。少ないチャンスに急いでシャッターを切る。石鎚山は最後まで見えなかったが、その手前の稜線の山はくっきりと姿を現した。ガスが晴れるのをしたたか待っていたが、なかなか状況が変わらず下山を決める9:46。
下りは多くの人とすれ違った。さすが200名山と言えよう。滑りやすいので同行者には軽アイゼンを付けさせ下らせる。小屋に着くとのんびりと休憩しているハイカーが居た10:19。これから上に上がるのであろうが、山頂は全くのガスの中になってしまっている。“生憎の天気ですね”などと言葉を交わす。ほんの300mほどの高低差で冬と秋がくっきり分かれていた。下りは至極のんびりと下る。同行者のひざの調子が悪いようであった。しばらく下って行くと登山道脇に百葉箱があり、中に計測器が入っていたのだが、これは丸山荘の管理人が記録しているのだろうか。登山口着11:20。上の駐車スペースに5台、少し下った橋のところに5台ほど停まっていた。大きな予定はここで終了。あとは観光とする。
車に乗り林道を行くと下の方からコトコト音がした。何回か降りて点検するが、判らない。あまりにも音が大きいので、ディーラーに行くことにした。走りながらトヨタに電話し西条市の店舗の場所を聞き出し、そこへ行く。診てもらうと右後部のショックアブソーバーが折れていたのであった。部品の入荷は明日だと言う。大事故に繋がるなら動けないが、ソロソロ走れば問題は無いようなのでそのまま走ることにした。林道のダートが破断の原因だったのか。大きな声では言えないのだが、そのまま高速を700キロほど走り家まで戻ってしまったのだった。