立岩 1265m
2005.4.3
晴れ 単独 線ヶ滝より 行動時間 :2H40M
@登山口 威怒牟畿不動に向かう登山道。 | A最初の分岐。右側ルートは中級者向きらしい。 | 岩壁を右に見ながら上がってゆく。 | 凍り付いている所もあり、慎重に行く。 |
チムニー状のルート | B鎖場 鋭角に右上に上がってゆく。 | 途中から東峰。 | Cほぼ山頂部。大きな木像が建っている。 |
C立岩山頂 | C南牧村の標識。 | C山頂から荒船山(経塚山)遠望。 | C兜岩山・御岳 |
荒船へのゴツゴツとした稜線。 | 北側に進み山頂を振り返る | 鎖場を越えてきた辺り。 | D威怒牟畿不動。雪が堆積してだいぶ残っていた。 |
マツダランプの古い標識。 | E登山口(線ヶ滝)付近の駐車スペース。 |
川上村の藪山へ行こうと予定していたが、天気予報が優れないようなので、のんびり出発し西上州へ向かう。しかし天気はよく、予想(予報)外である。南牧村砥沢地区から荒船山登山道入り口を目指す。道は細く、山村らしい雰囲気である。綿ヶ滝は帰りに寄ることにして、一番奥の広みに車を止める。
7:30歩き出す。ここは道標が立ち行き先を示している。お地蔵さんが山行の安全を願ってくれているようでもあった。一級の登山道が続く。最初の分岐があるが、これは右に行く。標識には「中級者向き」と書いてあるがたいしたことは無いだろう。植林帯の中、かなり伐採された木が目立つ。伐採と言っても枝下ろしされている状況である。勾配がだんだんきつくなってくると目の前に岩が立ちはだかる。ここから見る山頂はまだ遠い。チムニー状になっているところは右へ鋭角に鎖で登る。ここは足場の狭いトラバースである。登りきればすぐに広い道になり、気持ちの良い尾根歩きに変わる。尾根の北側に登山道があるのだが、雪が乗っていて慎重に足を運ばねばならない。トレースはあるものの凍っていてツルツルであった。
少しのアップダウンを経て、山頂に上がる。すぐ手前には凛々しい顔の木像も建っていた。荒船側の展望がすばらしい。西側には、雪の中もがいて登った霊仙峰も見えている。日差しもあり、風も無く、全くもって好天である。ここのところ天気予報が当たらないような気がしている。エリア別に詳細に予報しているのだが、以前のように広範囲予報で少しあいまいな方が良かったような気もする。ベンチに腰掛け、しばし展望を楽しむ。トランシーバーで声を出すと、知人が声をかけてきてくれた。
下山は北に進み、雪の乗った尾根を慎重に足を運んでゆく。先に進むとで鎖で補助されている場所もある。そのまま高度を下げるのかと思ったら、岩尾根が再び立ちはだかり、鎖を伝って登りあげる。尾根は鋭利で切り立っている。少し登り勾配になった先で道は分岐していた。獣道のような道があったが、これが地図上の破線ルートのようである。このまま進めば荒船山に行くのだろう。あとは下るのみ。至極いい道である。九十九折を降りてゆくと植林帯に入り作業小屋があった。さらに下ると威怒牟畿不動がある。ここは霧のような滝が印象的である。社は管理が行き届かないためか倒壊してしまっていた。もう再建はしないのか、なかなか良い場所なので現状では勿体無いような気もする。滝つぼには雪が残っている。おそらく霧状の滝が冷気を保っている為だろう。不動から少し下ると分岐があり、ここの標識は荒船山しか示していない。立岩の登りに使った場合は指示の無い右手に進む。この先に立派な標識群があった。
10:10登山口に着く。車が2台追加され、他にも登山者が居るようであった。帰りにもう一つの目的の綿ヶ滝に寄る。この滝は豪快さは無いが、品のあるなかなかすばらしい滝であった。滝つぼもしっかりとあり、バランスの取れた滝と言えばよいか・・・。
この後は川井山に向かう。