木賊ノ頭 1780m
2005.12.29
快晴 単独 残雪 行動時間 :3H22M
@八ヶ岳ザイラースキー場(現在シャトレーゼリゾート) | スキー場から離れカラマツの中を行く。 | A突然広い林道に出た。この角度で、右後ろ側にトイレがある。 | 筑波大学演習林を示す地図。ここから斜面の道を辿る。 |
B木賊ノ頭。やせ尾根と言った感じのところ。 | B山頂から女山。 | B山頂から八ヶ岳。 | B山頂から南側。 |
途中から。下にスキー場を見る。その先には野辺山の野菜畑。 | Cスキー場下山。 |
息子のスキーがてらにどこか適当に登れる所が無いかと物色していたら、ここが目に付いた。距離も遠くないし手頃である。唯一気になるのは山の形状で、少し急峻な場所もある。さてどうなることか。
スロースタートで7:00を回ってから家を出た。出勤の遅い流れにも影響され9:00を過ぎて現地入りした。寂れたスキー場だと思ったのだが、意外と人が多い。値段の安さからだろう。息子の靴をレンタルするのに時間がとられ、リフトに乗ったのが10:00を回っていた。回数券を1枚買い早速乗る。頂上駅までは5分ほど。降りると目の前の斜面は傾斜がきつく取り付けない。少し下り、南側に駆け上がる。あまり降雪が無い為にブッシュが出ていて、それらを避けながら歩いてゆく。右に左にくねくねと行き、明るい方を目指してゆくと尾根らしい所に出た10:28。驚いた事にそこには道が通っていた。さらには小屋のようなものもあり、後から判るのだが、トイレらしかった。喜び勇んでその林道を行く事にした。しばらく緩い登りが続き、途中から下りだす。あまり下るのも嫌なので左側の斜面の様子を見ながら少し調査を含めて歩いて行った。
10:46筑波大学演習林と書かれた地図標識が林道の左側に現れ、そこから尾根に一本の道が上がっていた。なんとラッキーな。早くに取り付かずに良かったことになる。そこを伝って行くと前方に目的地らしい山容が見える。この道は地図に無い。登山用としては新しい発見であった。上の方に行くと少し勾配もきつくなりスキー登行も辛くなる。倒木も出てきて、それでも何とかスキーを脱がずに通過する。軽く一端下り、登り返すと道が不鮮明になる。とりあえず尾根に向かうと、どうやらそこが県境稜線のようである。横尾山から来る道のようだ。この辺りからだいぶ雪が少なくなる。拾いながら行くのだがどうしても無い所はしょうがない。無理をして脱がずにそのまま突き進む。そして11:31木賊ノ頭到着。なんとも貧疎な山頂である。登山の対象とするには山頂部が寂しい。景色がどうかと言うと、雑木が茂りこの時期にしても微妙である。しばらく標柱の上に腰を下ろし休憩。儀式をしつつカロリーメイトを頬張る。何も標識が無いのでピンクのリボンを縛っておいた。
12:01下山。西側に下って行くと、かなり細い尾根となる。少し躊躇するような場所もあったが、先を見ると道が繋がっていた。恐らくこのまま行くと先の林道の合流点に降りるようである。そのままでは面白くないので、途中に右へ行くようなルートが見えたのでそこを行く事にした。これは1659峰へ繋がる尾根ルートのようであった。植林帯でかなり手が加えられているようで、切り株が無数に顔を出し、危険であった。何とか苦労しながら高度を落とすが、流石に滑れなくなりスキーを脱ぐ。両手に持ちながら下るのは結構に難儀である。あまり重くないはずなのだが持っているとだんだん腕が棒になる。左側を気にしながら行くと、だんだんとスキー場の歓声が聞こえてくる。そこに吸い寄せられるように方向を決めると道が現れた。しばらくそこを辿る。道はスキーでも滑れ、途中で土留めのような感じでバリケードがされていた。そこを跨ぐとこれまでより状態の悪い道となり、ここを滑り降りるとスキー場に出た。出た先は、往路リフトで降りた北東(下)の場所であった。ここからは初心者コースであったので、一気に滑り降りる。それでも登りを経ての下りの滑りは何度やっても疲れが残っていてだめである。向いてないのじゃないかと思うほどである。
13:08下山完了。野外のベンチでビールを飲みながらスキー場を眺める。ぽかぽかと暖かく至福の時である。結局350mlを2本空けてしまった。16:00息子が上がり、しなしなと家路に向かう。17:50家に到着。