燕頭山  2104.5m            
      
 2005.8.21   


   曇り(ガス)   同行者あり   旧道を利用      行動時間 :5H06M


 
 @林道分岐付近8:14→(71M)→A四合目9:25→(22M)→B六合目9:47→(3M)→C登山道に乗る9:50→(22M)→D旭嶽10:12〜17→(29M)→E燕頭山10:46〜11:11→(25M)→D旭嶽11:36→(27M)→F西の平13:03→(16M)→G林道(ガードレール)13:19

 

cyuusyasupe-su.jpg  asahi.jpg  penki.jpg  4.jpg 
@適当な余地が無く路肩駐車。この右側に廃林道が始まっている。 取り付き付近に大きくスプレーで「旭」と書かれている。 歩く人はいないと思ったが、管理はされているようであった。 A四合目と書かれた標柱。
ryuujya.jpg  dairyuu.jpg  6.jpg  haidoubunki.jpg
龍蛇大神と書かれた石柱 大竜神。なにか竜に纏わる謂れがある山なのか。 B六合目。ここで六合目ということは旭嶽が十合目で間違いないようである。 C登山道から歩いてきた道の入口。極めて不明瞭。
asahidake.jpg  tubakuroatama.jpg  tubakuroatama2.jpg  sankakuten.jpg 
D旭嶽山頂。 E燕頭山到着 Eもう一つの標識 E三角点を見つける。
sankakutennobasyo.jpg  odamaki.jpg  bunki.jpg  gezan.jpg 
E三角点は正面のササの中にある。 オダマキ F西の平分岐。この先はあまり踏まれていない状況であった。 G林道に出る。ガードレールが目印。何も表示は無い。



 予定より1時間出るのが遅くなり5時に家を出た。須玉から武川町に向かうのだが、途中の日野春は駅前を通る道は間違いで、道なりに真っ直ぐ行き国道に出るのが正解であった。日野春から甲斐駒カントリークラブを目指すように行き、途中から精進ヶ滝林道に入る。ここは途中に別荘のようなログハウスが点在していた。滝に行く道を右に見て左の道を行く。途中右に東屋、左に水場というような場所もあった。ここを過ぎ道なりに行くと途中でコンクリートの道が右に入っていた。調査の為入ってみると、40Mほどで倒木で行き止まりであった。戻り、さらに進むと、わけの判らぬまま御座石鉱泉へ着いてしまった。途中に分岐らしいところも無く、判らなかったのだ。再び林道の最高点まで戻り、地図を見る。現地には標識があるのだが登山道を示す物は皆無。一か八かでここから入る事にした8:14。アブがたくさん寄ってきて車の中に入ってしまい、追い出すのに四苦八苦していた。


 駐車したところから少し滝の方へ戻ると、先ほどの茶色に塗られた標識の場所がある。これらの道を挟んで反対側に踏み跡が続いていた。これに入ってみる事とした。入って10Mほどでそこは林道と判った。黄色いゲートもあり、間違いなく林道であった。しかしながら完全に廃道となっていて、人の踏み跡だけが続いていた。林道は新しい林道敷設の為に寸断されてしまったようである。さて踏み跡に従い進むと林道が鋭角に曲がった場所がある。それに従い右に入るが先に進むと高度を下げてしまう。腑に落ちないので分岐まで戻ると、現在の道のさらに山手側に道が入っていた。これを進む事とした。何せエアリアマップに書かれた道の存在が確認したかったのである。しばらく行くと大きな岩が道を塞いでいた。20トンはあるだろうか。林道はおそらくこのために封鎖されたのだろう。この先に左側に判読不能な赤ペンキが木に書かれてあった。これを横目にさらに先に進んでみたが、地形と地図を照らし合わせるが、どうも嫌な感がして、先ほどのペンキの場所から駆け上がることにした。結局取り付くのに30分も要してしまった。


 さて、斜面に取り付いたはいいが、道は無いに等しい。赤ペンキこそあるが、足元はズルズルと土が流れ歩きずらい。後から来る同行者は大変そうであった。赤ペンキを拾うように進んでゆく。途中に「旭」と大きく書かれた木も出てきた。これはまさしく旭嶽への登山道のようであった。少し安堵したのだが、道は急峻で尚且つ苔むして滑りやすい。腕を使った登山になってしまった。

 9:25四合目と書かれた標柱を発見。良く見ると辺りにはたくさん石碑があった。昔は信仰のルートであったようである。途中から赤ペンキが無くなり、なんとなくある踏み跡を追った。どこかで見失ったのかもしれないが、パタッと無くなった状況であった。そして9:50御座石鉱泉からの登山道に合流。入り口は、全くもって目立たない。白いビニール袋が結び付けられてあったが、これを見逃せば帰りにも戻るのは無理であろう。登山道に出ると道は広く、俄然力が沸いてくる。そしてこの日初めて人に出会う。西ノ平からの状態を聞いて、道標があるとの事で安堵する。登山道はけっこうに急登の連続であった。

 10:12旭嶽登頂。ここで少し休憩する。東側は崩落が進み、タイガーロープで立ち入り禁止になっていた。ここで4人のパーティーとすれ違う。ルートは少しなだらかな場所があるがすぐに急になった。1人、そして3人、最後に燕頭山直下でまた1人と行きあった。10:46山頂到着。三角点を探すも見当たらない。日本山名事典の示す最高点は、ここから3分ほど駆け上がった場所であった。再び戻りベンチのあるところで祝杯をあげ、何気なく向かいに見える藪の中を探すと、なんとあるではないか。運良く探し当てた。15分ほど休憩し下山。

 山頂付近の登山道は笹が刈られてあった。来た道を戻るのだが同行者にハプニング。かなり右足が痛いらしい。こうなったらしょうがない。場合によっては逆の立場もあり得る訳で・・・。11:36旭嶽通過。同行者の足取りに合わしているととてつもなく時間が長く思え、さらにはコースも長く思えた。でもルート自体も急な場所が多く、同行者ばかりを攻められない部分である。登山道は往路の合流点を過ぎ、西ノ平手前で木の標識があり、道が左に進んでいた。察するに、西ノ平からの登山道に対して、その西に尾根がある。そこにあるものと思われる。同行者の状態が悪いのでギャンブルには出られないので、西ノ平まで降りることにした。
 
 13:03分岐。ここから谷に沿って降りて行く。ここは完全に廃道のようであり、踏み跡が極めて薄くなっていた。少し濡れていて倒木も多く、神経を使う下山であった。しばらく下ると目の前に白いガードレールが現れた。どこかと思ったら。車を駐車したすぐ近くの場所であった。二本の廃道(踏み跡が薄いので)を歩いて、なんとなく場所が把握できたような気がする。新林道は完全に旧林道を除外してしまったようである。車に到着13:20。

 
 帰りに精進ヶ滝の方へ行ってみるが、駐車場に着いて驚いた。予想していなかったが20台ほどの駐車が見られた。滝ブームなのだろうか。歩く気力は無いので、遠望しただけで駐車場を後にした。ログハウス群の途中で「藪の湯」を示す道標があった。それに従う。道は細くすれ違いが厳しい。途中からの道案内は皆無となり、最後の最後で鈴木旅館の標識が出てきた。

 
 料金は700円。どうして南アルプスの温泉宿は高いのだろうか。400円ほどでいいのではないだろうか。寂れた旅館ではあるが、厨房では料理の匂いがしてきていた。風呂は温く丁度良かった。カランからの水量が少なく、これには困った。途中から湯温が熱くなってきたので、スイッチを入れたのだろう。風呂から上がり鉱泉を飲む。なかなかきつい飲み物であった。

 
 清里手前にして、蕎麦屋の「森ぴか」に寄る。そば自体は美味しかったが、汁が酸っぱいような味がしていた。

 
 家に着いたのは18:00であった。

chizu1.bmp

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