八木尾山  1499.9m      向山   1055.7m       
      
    2005.6.19   


   晴れ     パーティー5人      カッサダム堰堤を経由    行動時間 :2H38M(八木尾山)  10M(向山)


 @カッサダム石碑前8:35→(19M)→A巡視路分岐8:54→(31M)→B八木尾山9:25〜10:36→(37M)→@石碑前11:13
 

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カッサダムへ続く林道のゲート。山菜採りは、どんどん開けて侵入して行っていた。便乗? 林道途中からカッサダムのロックフィル。 堰堤上部の様子。正面の山の頂上が八木尾山。 猛者達の車が並ぶ。
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@カッサダムの石碑。 堰堤を伝い対岸へ行くと防火帯のような広さを持った巡視路が開かれている。 A途中でダムの方へ道が降りて行っていた。写真の鉄塔への道であろう。八木尾山へは反対側の山手へ。 B八木尾山三角点は藪の中。巡視路から2mほど北側。
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三角点の東にある送電線鉄塔付近からカッサダム。 B真新しい「達筆」標識がある。字の達筆さもさることながら、色合いがいい。 B伝説の「テプラ缶」がここにも。 堰堤の東側から西側を見る。高みは神楽ヶ峰かも。 
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堰堤から湖。 向山三角点。付近にはすぐ到達したのだが、これを探すのにかなり時間を要した。     



 大峰から下り、苗場山の登山口となる和田小屋方面を目指す。途中のゲートでは登山届けを出してから通過となった。当初はダムからでなく、標高1000付近の祓川からカッサ川へ向かう登山道を登路として思い浮かべており、送電線を睨みながら巡視路の入り口を探していた。それらしい切り開きを見つけ皆を待っていたら、トランシーバーから場所が違うと連絡が入り先へ進む。皆はすでにかなり先を行っているようで後を追う形となった。しばらく行くと上空をゴンドラのワイヤーが通過する。おおよそこの辺りが入山口とされる場所であるが、それらしい切り開きが見られない。さらにはここに来るまで気がつかなかったのだが、最初に川までかなり下らねばならない事が判った。情けない話だが、同行者をあてにしてろくに地図を見て来ないとこんなもんである。ここしかないのなら行くのだが、このほかにルートがあるのである。カッサダムからのアプローチに切り替えた。


 カッサダムに行くには和田小屋とカッサダムへとの分岐がある。そこからダムの方へ少し進んだところにゲートがあった。ここをどうするかであった。当初歩いて入ろうかと思案していたが、目の前を次々と山菜採りが鍵を開けて入って行った。これに便乗して中に入る事とした。入ってみると林道沿いに10台以上の車が点在し、乗員は各々谷に猟場へ行ったようで不在であった。それらを見ながらダートを進み、ダムに到達する。ここは立派なロックフィルダムであり、観光地として十分通用する場所であった。

 準備が整い堰堤の上を歩いてゆく。ここは監視カメラがあるので少し犯罪意識を持ちつつ歩かねばならない。湖面を渡る風が気持ちよく、至極快適であった。堰堤は車がすれ違えるほどの幅があり砂利が敷いてある。対岸に渡り鉄のはしごを利用して一段上に上がる。そこから右(南)の方へ行くと切り開きがあり、それを辿る。道幅は2mほどで、歩かれていないせいか野草がたくさん生えている。中にはウドやワラビも見える。400mほど進んだところで左右に道が現れる。右へ行くと下の鉄塔に通じているようであり、左に行くと山頂へ行けそうであり進む。

 笹の中に切られた道を行くと、ネマガリタケの形の良いものがたくさん出ていた。それらを摘みながら登るのだが、すぐに両手一杯になった。急登箇所には、電力会社の道らしく黒いプラスチックの階段が設けられている。しかしその大多数が壊れて崩れていた。頂上近くなると一部ガレた場所も出て慎重に通過する。次に樹林帯に入ると北からの綺麗な道と合流した。当初はこれを伝って北から来るはずだったが、もし使っていたら、ここまで到達するのに倍以上の時間を要しただろう。今回はダムを経由した事で、本当に楽々登山になった。

 9:25八木尾山三角点発見。巡視路脇の藪の中であった。藪の入り口には赤テープがありその場所を示していたのであった。皆で山頂撮影会を催し、この先にある送電線鉄塔の所で祝杯をあげた。コバルトブルーの湖面を見ながら付近の山の山座同定をする。皆久しぶりの顔合わせで時間を忘れ談笑が続く。山頂部一体にはコシアブラも多く、少々お土産に収穫する。

 下りは往路を辿る。正面にコバルトブルーの水面を見ながら下って行く。食い意地が張っている訳ではないが、良品のネマガリが目に付き再び摘みなが降りて行く。
湖畔まで降り、水平道を歩きながら考えるのだが、これだけネマガリが繁茂している状態の中で、ここには一級の巡視路の切り開きがある。よほど頻繁に刈り払いが行われていないとこの状態は保てないだろう。予想外の道の良さに驚くばかりであった。堰堤を渡り、11:13車に到着。林道を下りゲートに到着すると、またまた運よく山菜取りの方も居て、便乗してゲートを越えた。次に向山に向かう。


 955標高点の場所から車道を逸れて向山(スキー場)への林道に入る。ここもゲートがあるのだが、開いた状態になっていた。山頂直下に車を停めて、スキー場のゲレンデを駆け上がる。ほんの2分ほどで山頂部に到着。だが三角点がなかなか見つからない。しらみつぶしに探しやっとの事で見つけ出したのだが、三角点は鉄塔の南側に位置し、踏み跡がすぐ脇を通っていた。測量用のプラスチック板が目印であった。こちらの林道にも次々と車が上がって来ていたが、どこに行くのか。皆山菜採りなのだろう。このあと神立高原にある正面山にアプローチするが、ここはスキー場上部が警察の管理になっており容易に入れず、また時間がある時に出直しとなった。

 仕上げは魚野川沿いの岩の湯に浸かり、湯沢駅前でヘギ蕎麦を食べ、賑やかなパーティー山行を終えた。

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