サギダルノ頭 2880m  三沢岳  2846m  

2006.08.20(日)   


  晴れ  同行者あり  のんびり  行動時間:4H05M(ロープウェー頂上駅から)


往路
@頂上駅6:58→(23)→A極楽平7:21→()→B三沢岳への分岐7:29→(70)→C三沢岳8:39

復路
C三沢岳9:11→(79M)→B分岐10:30→()→Dサギダルノ頭10:34〜35→(4M)→E極楽平10:39→(24M)→F頂上駅11:03


cyoujyoueki.jpg  ka-ru.jpg  unkai.jpg  gokurakudaira.jpg 
@駒ケ岳神社前から歩き出す 途中から千畳敷カールを見下ろす 雲海に浮かぶ南アルプス A極楽平
gokurakusannosawa.jpg  tocyuukara.jpg hyoushiki.jpg sankakku.jpg
A極楽平から三沢岳 B分岐付近から三沢岳 C三沢岳。ここにも綺麗な標識がある。  C三角点
tengu.jpg  kisokoma.jpg  one.jpg  sagidaruhouken.jpg 
三沢岳から天狗山方面遠望。 三沢岳から木曽駒遠望 三沢岳側から宝剣岳遠望。西千畳敷。 Dサギダルの頭から宝剣岳側
sagidarugokuraku.jpg gasu.jpg jinjya.jpg   
Dサギダルノ頭から極楽平 E極楽平から三沢岳。ガスのかかる前に登って来られた。 F駒ヶ岳神社


 お盆山行から1週間。再びどこかに上がりたくなったが、さほど欲は無い。それならと距離が短く高さを稼げる場所を選択した。

 家を1:45出発。いつものように杖突峠を経由して高遠に出る。そして久しぶりに駒ケ岳へのバスターミナルに着く。既にたくさんの人が並んでいた。50人くらいは居ただろうか。急いで用意をして後に着く。臨時バスが出るようで、第1便は5:55分頃出て行った。補助席ではあるが2便目に辛うじて乗ることが出来た6:05。(大人往復3800円)

 
 こまくさの湯を過ぎて山道に入るのだが、途中今年の7月の豪雨のせいか、道が40mほど崩壊していた。そこに迂回路が付けられ、その狭い迂回路を上手にバスは通行して行った。20分ほどでロープウェーの駅に到着。並ぶ事を焦り急いで降りたら、登山靴に反対側の紐が引っかかって転んで負傷。大ギャラリーを前に恥かしい限りであった。ロープウェーもあまり待つことなく、2便ほどの待機で乗ることが出来た。ロープウェーも臨時便が出ていた。この日は天気が良く、遠くまで見渡す事が出来た。下は雲海、遠くに南アルプスの山々。そしてロープウェーが高くなるにつれて富士山も顔を出してきた。


 山頂駅に着くと目の前に千畳敷カールが待っていた。緑と岩のコントラストが素晴らしい。6:58極楽平に向けて歩き出す。駒ケ岳神社の前を通り、見慣れた道を登ってゆく。今回で3回目になるだろうか。空木岳に行くと言っていた大パーティーをパスして、極楽平に7:21。振り返ると、ガスは下の方に漂い、まだ美しい眺望があった。ただ、少し天気が良すぎるのか、遠くがぼんやりとしてきていた。ここから宝剣岳直下の分岐まで行く7:29。サギダルノ頭を右に見ながら行くと、すぐに分岐であった。ここには6人分くらいのザックがデポしてあった。みんな三沢岳に行っているのか。ここから見る宝剣岳は非常にゴツゴツとした岩山であった。三沢岳を見ると手前に大きな鞍部がある。往路復路共に100分、晴れているうちに踏んで来れれば・・・。


 さて下りだす。最初は広い斜面だが、すぐに登山道はハイマツの中に見え隠れする道となる。岩も多く、少し気を使う道であった。それより何よりマツヤニが気になった。油断すると切り口からしっかり樹液を出していたのであった。終始ハイマツに押されるように歩いてゆく。とは言ってもルートは明瞭で、左の西千畳敷からは気持ちよい沢の流れが聞こえていた。

 最低鞍部までは分岐から20分ほどであった。ここから登りあげは、数箇所岩場を這い上がるような場所もある。さらに先にはケルンがあり、他の地域での遭難者の名前が刻まれていた。ここからひと登りでピークかと思ったが、さらに先に続き、8:39やっと三角点ピークに着いた。少し宝剣岳の方に寄ると最高点があり、綺麗な標識が設置されていた。休憩は大きな岩に腰をかけてビールをあおり、パンをかじった。天候は、この辺りから少しガスが上がってきた。白くなるのも時間の問題のようであった。

 9:11下山開始、来たルートを辿り戻る。10:30分岐帰り、ここから少し進み、登山道を離れ左の尾根を進む。10:34サギダルノ頭到着。山頂部に少し岩がある場所で、山としてはぱっとしない形状であった。10:39極楽平。ここで少し水を補給し休憩、あとは下るだけ。この下りで少し同行者が足痛でブレーキになる。単独では11:03に駅に降りついたが、20分くらい待って同行者は降りてきた。すぐにロープウェーに乗ることが出来、下に降りる。バスの乗り継ぎもスムースに行き、13:00付近には駐車場に到着。高所に居たせいか非常に駐車場が熱く感じた。逃げるようにターミナルを後にする。


 帰路、伊那市のみはらしの湯に立ち寄る。500円。名前の通り展望の優れた温泉であった。湯はアルカリ泉質。施設もゆったりとしていて良かった。併設している蕎麦屋に寄り昼食とする。さらには昔遊びのお店もあり、芝生の上で滑空時間の非常に長い紙飛行機で遊んだりもした。このお店には彦一凧があった。“おおっ”と思わず声に出してしまったのだが、私の中では彦一凧の評価は高い。強風微風での安定性、飛行距離において優れている。過去に2000mほど飛ばした事があるのであった。余談はさておき、さらに下に下ると農産物販売の棟もあり、そこにも寄ってみた。そしていつものように高遠を経て、家に向かう。

 家には19:00到着。楽しい山行であった。

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