氷ノ山 1510m   赤倉山  1332m     布滝頭  1264m  

大平頭 1230m   宗畑山 1172m      高丸山  1070m

2006.11.18(土)   


  雨のち曇り   単独     行動時間:6H14M


 
@親水公園登山口5:53→(4M)→・沢から離れる5:57→(31M)→A地蔵堂6:28→(43M)→B氷ノ山越7:11〜13→(30M)→C仙谷分岐7:43→(16M)→D氷ノ山山頂7:59

D氷ノ山8:11→(39M)→B氷ノ山越8:50→(32M)→E赤倉山9:22〜27→(20M)→・布滝頭9:47〜50→(16M)→F大平頭10:06〜10→(8M)→G宗畑山10:18〜21→(24M)→H小代越10:45→(7M)→I高丸山10:52

I高丸山10:56→( 19M)→ハチ高原バス停11:15→(35M)→J車道分岐11:50→(17M)→K親水公園12:07           

shinsuikouen.jpg jizoudou.jpg hyounosenkoe.jpg  koyanaibu.jpg
@親水公園登山口 A地蔵堂。見たときは休憩舎かと思った。 B氷ノ山越避難小屋 B避難小屋内部。タバコの吸殻がとても汚らしい。
sentanibunki.jpg sancyou.jpg tenboukoya.jpg akakuratorituki.jpg
C仙谷分岐 D氷ノ山山頂。霙。 D山頂展望小屋。 E赤倉山への取り付き点。
akakura.jpg  oonarugashira.jpg  souhata.jpg kakouten1.jpg 
E赤倉山山頂の様子。 
薄っすらと踏み跡が有るような無いような。
F大平頭避難小屋。最高点へはこの左側に突っ込む。丸い冬期用の標識あり。  G写真の手前側にホードー杉への道があり、撮影している場所辺りにポツンと三角点がある。  H小代越下降点。下への道は工事中で封鎖。タイガーロープで塞がれていた。 
takamaru.jpg  skijyoukara.jpg syadoubunki.jpg  syuuten.jpg 
I高丸山から鉢伏山 スキー場から降りてきたゲレンデを見る。  J右方向から降りてきて左の道へ入る。  K降りてきたら、親水公園の駐車場は満車状態であった。 


 17日仕事を早々に切り上げ18:30に帰宅する。すぐに食事をして19:00に出発する。快調に飛ばし、上信越、長野、中央、名神、京滋バイパス、名神、播但と経由し、和田山に出る。ここまでノンストップで、しめて8600+950円となった。下道に出て9号線に乗り、途中の宇佐美で燃料を入れる。そのまま鳥取方面に向けて走り、ハチ北スキー場の看板を左折する。暫らくしてスキー場のある大久保の旅館街に入る。少し道に迷いスキー場のほうへ上がってしまい、戻って親水公園に行き着く。テントが一張りと乗用車が1台あった。舗装駐車場とは反対側のスペースに駐車し、仮眠をする2:50。家から684キロであった。今回は工夫をしたので、寝床がしっかりしている車は寝やすく快適であった。夜明を待って出発する事としたので、ほぼ3時間の睡眠が約束できた。

 2時間ほどで目を覚まし辺りを見る。空は雲が張り、それでもその間に星も出ていた。天気が下降線だとは判っているものの、星の存在を信じたかった。ヘッドランプを点けて用意をしだす。5:53親水公園をスタート。山に向かって右側(左岸)に道は付けられている。広くて良く判らない所もあり、枝道も山側に上がっていてどれが本道なのか迷った。キャンプ場になっているのか水場(炊事場)のような設備もあった。

 5:57道標があり沢から離れ山道に入る。道は良く整備されていて、滝の案内が沢山目に付く。暗闇の中に白い滝が見えるのだが、残念ながら暗すぎて写真に撮れない。ここはしょうがなく先を急ぐ。一級の登山道で、危険箇所の注意書きも多い。6:28休憩舎かと思ったら地蔵堂ということであった。中に大きなお地蔵様が安置されていた。この先に地蔵堂跡という場所があったが、以前はここにあったのかもしれない。途中にチョロチョロと水が出ていた。水量は多くないが、適当な水場になっている。辺りの紅葉は美しく、目の保養になる。

 7:11氷ノ山越に到着。沢山の標識があり、堅牢な避難小屋があった。だんだんガスが濃くなり衣服が濡れてくる。稜線歩きは、足元が滑りやすい場所も出てきた。7:43仙谷分岐。登山道整備の後なのだろうが、完璧とは言えないような施しが目立った。中途半端な状況に見えたのだった。途中から雪も出てきたが最後まで踏む事は無かった。先週に降ったのはほとんど溶けてしまったようであった。実はライブカメラ(web)を操作して、何度も雪の心配をして来たのであった。

 7:59氷ノ山山頂到着。ここにも避難小屋があった。中に入ると、かなりの装備がデポしてある。風が強く、儀式も苦労する。三角点は一等点で、久しぶりに見る事もあり見事であった。展望小屋もあるがガスに撒かれて自然と同化していた。8:11下山。仙谷分岐手前で一人とすれ違う。駐車場でのテント泊の人だろうか。その先でも10名ほどにすれ違う。そして8:50氷ノ山越分岐、この先は下山道となるエスケープルートがが二つ封鎖されている。この天気でこの先には人は居ないと判断した。両側に笹が繁茂しその中に道が切られ、塀の様になっていた。赤倉山に登るはずが、気にせず進んだら、通り過ぎた格好になった。戻って踏み跡を探すが、見当たらない。しょうがないので「展望所」と書かれた標識の場所から藪漕ぎをする。少し空間があるので何とか分け入るが、なかなかの藪漕ぎで、ここに来てこんな思いをするとは思わなかった。上に出るとなんとなく踏み跡はあるが、明瞭ではない。獣道のようであった。9:22赤倉山山頂。全身濡れ鼠であった。儀式を済ませ、下りは笹を跨ぐように降りて、ほぼ取付き点に出た。稜線の立派な道を進む。少し足場の悪い滑りやすい所もあるが、幅もあるいい道が通っている。

 布滝頭は通過点であり、大平頭は避難小屋の前に一本大きな木があるのだが、そこに丸い冬季用の看板が有る。そこから藪を分け入る。赤倉山ほどではないが、それなりに植生があり、ここでも両腕を使い奮闘する10:06。10:19ホードー杉の分岐なのだが行く余裕(元気)が無く、そのまま登山道を辿る。ふと見ると三角点があり、そこが宗畑山であった。登山道は左に大きく曲がり、本道がホードー杉の方向のようなので注意箇所である。ここから一気に下り出す。目の前に黄金色の地形が見えてきた。素晴らしいススキの原で、その先がスキー場になっていた。最初の下降点には、やはり通行止めのロープが張ってあった。

 10:45次の下降点の小代越にも同じように注意書きとロープが張ってあった。下を見るとスキー場内を工事をしているのが見えた。登山道の封鎖はそのせいだろう。階段状になった登山道を行き、10:52高丸山山頂。鉢伏山が見えるが、次第に濃いガスに包まれていった。足を進めようかとも思ったが、「ガス」が天の声で、「止めろ」と言っているような気がして、このエリアはここまでとして下る事にした。

 下ると言ってもどこを行けば判らない。工事箇所もあるから避けなければならない。降り方を模索しながら高丸山からスキー場に下っていくとスキー場内に地図に無い道が付けられていた。ハイキング道と言える丸太を階段状にした良い道(かなり古い)であった。そこを辿って降りて行くとハチ北スキー場のメイン駐車場に着いた。スキー場から歩いてきたこの道を辿る事はおそらく出来ないだろう。何も標識が無いのに加えて、道は地形に同化していて判りずらいのであった。スキー場を見上げると扇状の地形が綺麗だった。さてここから大久保にどう戻るかが問題であった。付近の工事の人に聞いたが適当な答えがもらえなかった。地図を見ながら適当に進む。「大久保旅館街」と書いた標識があったので、そこを進み、途中からリフトの支柱に沿って降り、今度は林道を右に進み、結局大回りするように歩き、ホードー杉の登山口に降り立った。11:38。


 ここから村の中を進むと、人の良さそうなおばあちゃんが声をかけてきた。雑談をしながらしばし暖かい空気が流れる。近いと思ったがなかなか距離があり、親水公園の分岐に11:50。ここから登り勾配を汗をかきながら上がり12:07駐車場に到着。駐車場には15台ほどの車が停まっていた。やはり200名山、天気が悪くとも歩く人は居るようである。すぐに車に乗り込んで登山靴のまま扇ノ山の登山口に向かった。

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