割谷山 2224m   槍見台  2250m     丸山  2452m    

2006.10.22(日)   


  快晴   単独   ロープウェー利用  行動時間:6H36M


 
@旧町営無料6:17→(8M)→・新穂高ロープウェー6:25〜7:00→(28M)→A頂上駅三角点7:28→(45M)→B西穂山荘

8:13→(10M)→・丸山8:23〜25→(8M)→B西穂山荘8:33→(13M)→C上高地への分岐8:46→(34M)→D槍見台9:2

0〜26→(32M)→E割谷山9:58〜10:14→(36M)→F焼岳小屋10:50→(14M)→G秀綱神社11:04→(49M)→H登山

口11:53→(16M)→I中尾足湯前12:09→(20M)→J中尾高原口バス停12:29→(24M)→@駐車場12:53


cyuusyajyou.jpg sankakuten.jpg ekikarakasa.jpg  nishihosansou.jpg
@旧町営無料駐車場。20台ほどの駐車状況。 Aロープウェー山頂駅 山頂駅から笠ヶ岳方面 B西穂山荘
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C上高地 田代橋への分岐。 D槍見台から穂高方面。槍が見えない? D槍見台から上高地方面。少し霞んでいる。 途中の池。
hikarigoke.jpg  waritani.jpg  waritanikarakasa.jpg yakedakekoya.jpg 
割谷山直下の岩穴。ヒカリゴケが輝いている。 E割谷山から焼岳。 E割谷山から笠ヶ岳方面 F焼岳小屋
hidetuna.jpg  tozanguchi.jpg nakao.jpg  kougenguchi.jpg 
G秀綱神社 以前と比べ、鳥居が綺麗になっていたような・・・。 H登山口  I中尾足湯前 バス停。まだまだ歩く。 J中尾高原口バス停。駐車場へラストスパート。

 

鍋平の無料駐車場で朝を迎た。5:00深山荘の駐車場へ移動する。ロープウェーが7:00出発だから、逆算すると6:40分くらいには並びたいし、それを踏まえて出発となると6:30分くらいに出ればいい事になる。パンをかじりながらコーヒーを飲む。夜が明けて、じっとしているのがこんなに酷な事か。待てないのであった。それも快晴の下。

 

6:17スタートする。前日に、付近に熊が出たと聞いているので、足早にもなり8分ほどでロープェーの駅に着いた。しかしトイレが無い、探し回るもどこにも・・・。時間は十分なので、しょうがないので再びバスターミナルまで戻り、用を足し、登りあげる。

 6:55駅舎の扉が開く。1500円で片道のチケットを買う。そして乗り込む時に計量をさせられ、荷物は17キロあり300円を払う。何故にこんなに持っているかと言うと自分への負荷訓練なのであった。7:00ロープウェーが動き出しすぐに鍋平駅へ。次の乗り継ぎへ少し歩くと、既に40名ほど並んで居た。ここは鍋平の駐車場を知っている人が利用するのだろう。私自身、あまり気にしたことが無く、今回、“あーここから乗れるんだ”などと気が付いたのであった。次の出発は7:15。時間きっかりに出発した。ガイドの話をぼんやり聞きながら7:26西穂高口に到着。三角点の所で水を飲み出発7:28。今日はちゃんと水があるので安心である(前日は水難だった)。

 綺麗に整備された道を歩いてゆくと、いくつかのパーティーが歩いていた。始発から歩いたとしたらここまで来ていないし、となると鍋平から歩き上げているのか、数えて25名の学生らしいパーティーであった。降りてくる外人や、中高年なども見られる。展望はすこぶる良く、西穂、笠、槍、全てが見えた。

 8:13西穂山荘到着。朝日が当たった山荘は荘厳な雰囲気をかもし出していた。テン場には3張り、ザックはデポし水を飲んですぐに出発。丸山への登路は今回で4度目か5度目である。背中が軽いので駆け上がる。ケルン越しに穂高の稜線が見える8:23。儀式を急ぎ、すぐに下山。8:33再び西穂山荘に降り立つ。

 さて、この先から初めて歩くルートとなる。いきなり急下降が始まる。8:46上高地への分岐を通過、まだまだ下る。これが下りでよかった。今日の行程が逆周りで登りだったら辛かっただろう。今日はロープウェーでかなり標高は稼いでいるのでハイキングなのである。きぬがさの池は小さなたたずまいの池で、覗き込むと到底飲めそうにはなかった。この付近はいくつかアツプダウンがあり、熊笹が茂り、少し獣を意識したくなる尾根道が続く。

 9:06槍見台到着。何も標識はなく笹の茂った通過点であった。ここから見る上高地は素晴らしい眺めである。霞沢が目の前にあるのだが、まさしくぼんやりと霞んでいた。しばし無線停滞して先に進む。下り込むと池があった。地形図に示されるもので霞沢方面の山がチョコッとだけ水面に映っていた。樹林の中は気持ちよい風が流れている。ここまで来るともう山行の半分は終わった感じで、かなり楽な気持ちで歩けていた。天気がいいので目指す山もよく見える。

 割谷山だと思ったピークはトラバース気味に左に進み、その先に本峰が待っていた。どこから攻めようかと悩んだが、真西から入った。すると途中の岩穴の中にヒカリゴケがあった。思わぬ発見にびっくりする。久しぶりに見るのでそう感じたのか、好天の中でありながら、かなりの発光が見られた。9:58割谷山山頂三角点到着。ここの展望もすこぶるいい。遠くに西穂山荘が見える。天気が良過ぎて上高地側は霞んでいた。下りは尾根を辿り南に進んでみたが、途中で藪漕ぎが辛くなり、西側に逃げ登山道に出た。この割谷山の攻め方は、北側の微かに谷形状になった場所から上がるのが妥当だと感じた。

 ここまで来ると焼岳も近い、一つ顕著なピークを乗り越えると、ほぼ下り一辺倒になる。獣の気配から人の気配に転じる。10:50焼岳小屋、少し休もうかと思ったが、若者の大パーティーが下山するところで、これを後から追い越すのも面倒なので先に下る事にした。途中の分岐までは始めて歩いたが、分岐から先は以前に歩いているので、懐かしい道であった。歩き易い道でぐんぐんスピードが上がる。何人ものパーティーを追い越し、林道終点登山口に11:53通過。

 ここから舗装林道を下ってゆく。途中に噴気をあげた源泉井戸がいくつも見られた。あっという間に前日下見に来た中尾のキャンプ場に到着。足湯の交差点のところは今日も大賑わいであった12:09。バスの時間を見ると次が15時台。楽をする事は諦め下りを決行。この先も下り一辺倒なので疲れることは無い。途中、車で通過したのでは見られないであろう「双子松」なども経由して、高原口のバス停に到着12:29。ここでも次のバスまで30分ほどあり、登りあげることにした。車道は車の往来が多く、歩道が無いところは神経が磨り減るほどに気を使った。あれはちと辛かった。排気ガスを吸うのもいただけない。12:53深山荘のところの駐車場に到着。この日の山行を終える。

 帰りは車道はかなりの混みようで、狭い車道は渋滞であった。栃尾の露天風呂で身体を温め、帰路についた。帰宅は17:30車を洗い掃除機をかけて、洗濯をして終了。

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今回の旅の出費。

 三才山トンネル 500円×2

 安房トンネル 750円×2

 新穂高ロープウェー 1500円+300円

 山荘富貴(中尾温泉) 700円

 

 ちょうど5000円。   

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