鶏冠山(黒川山) 1716m
2006.01.29(日)
快晴 同行者一人 残雪 行動時間:3H13M
@落合集落下の車道脇の余地に駐車。 | A横手山峠北、ハンノキ尾根上分岐。 | B稜線に出る。 | C鶏冠山山頂。 |
D黒川山 | 三角点の脇の標柱に温度計が設置してある。 | E見晴台から富士山。 | E見晴台から南アルプス。 |
E前の絵のズーム。 | E将監峠方面 | E甲武信岳方面 | E見晴台から落合の集落。 |
F横手山峠 | G横手山峠北分岐(帰り) | 神金第二小中分校 | H駐車風景。 |
気になりながらなかなか足を運べない場所があった。ここもその一座だった。ハイキングに適当な登山道で、いつも大賑わいと聞いていたからだった。そんな中、行くなら入山者が少ない時をと窺っていた。今回は、柳沢峠からのメインルートを避けて落合集落からの登山道を利用する事とした。
ここのところ仕事が押していて出足が鈍っている事が多い、この日も3時起きの予定が5時半となってしまった。半ば諦めたが、予定通り向かってみる事にする。6:30家を出る。空も白み始め、明るい中を走る。杉ノ峠を経て秩父に出る。雁坂に潜り710円を払い塩山へ下る。411号線で柳沢峠を経て落合の集落へ。最初、場所が判らず行過ぎてしまった。案内標識は一つも無い。地図を見ながら勘で道を選ぶとドンピシャであった。しかし駐車スペースが見つからない。いいところがあったのだが塩山市消防団の駐車禁止の注意書きがあり・・・。一度国道まで出て探すが、結局先ほどの駐車禁止の場所へ停める事にした。3台分ほどあるスペースの1台分を申し訳なく利用させていただいた。
仕度をし9:39スタート。最初からいきなり急登であった。分校の横を通り民家を見て、赤い消火栓の箱の横から山道に入る。20mほど行くと、ここで初めて鶏冠山の標識が出てきた。このルートはなぜ標識がここまで無いのか判らない。柳沢峠からがメインルートになり、ここがサブルートの位置付けになると思うが、管理が出来ていないようである。植林帯の中のなだらかな道が続く。途中に橋が3つほどあるが、滑り止めもあり歩きやすい。雪を踏みながら快適に歩いてゆく。所々に小学生の掛けた巣箱がある。
10:34横手峠北の分岐。道はここから3方に分かれる。一番左の道は地図に無いルートであった。現地道標に従い道を選らぶ。ここからは尾根の北側のトラバースルートになった。くねくねと谷の形状に合わせたルートであった。日が当たらない割には雪が少なく。風の関係なのかとも思った。ルートは特に起伏は無く、平坦なルートで、一部木の根が出ているところもあるが総じて楽な道である。
11:14鶏冠山と黒川山への分岐到着。まず鶏冠山へ向かう。途中、直登を避け左の巻き道に入る。11:19難無く山頂に立つ。ここはあまりにも展望が無く、さらには山頂らしくない。戻りは直登コースを降りる。5mほどの簡単な岩場を下り、先ほどの分岐標識を経て登山ルートに沿い柳沢峠方面に行く。途中の標識から右に上がり黒川山三角点峰に着く11:28。10名ほどが居られるほどの広さがあった。三角点の横の標柱には温度計が設置されている。粋な計らいである。すぐに展望を求めに展望台の方へ行く。この間は、思いのほか長く感じた。行き着いた先は、岩の上となり展望はすこぶる良い。大菩薩嶺の右に富士山が見え、右にずれると南アルプスが連なる。背中には山梨埼玉の県境連山が一望できた。天気も良く空の青と山がくっきりと分かれた。岩の上に腰掛け空中散歩。
12:00下山。分岐からは南側のトラバース道で柳沢峠へ向かう。道はなだらかで歩きやすい。途中で二人の夫婦と擦れ違った。今回、人に会ったのはこの時だけだった。12:15横手峠。ここからは柳沢峠へ向かう主道と泉水谷林道へ行く道と、そして落合に向かう道とが合わさっていた。落合に向かう。相変わらず歩きやすい。12:22北分岐。ここからは往路のトレースを拾いながら滑るように下ってゆく。少し滑りやすく軽アイゼンがあれば言う事はない。実際には装備していたが面倒くさいだけの理由で着けていなかった。落合の分校は既に廃校のようで、周辺の寂しい山村の佇まいをを強調しているようでもあった。日に照らされた校舎は神々しい感じさえした。車に到着は12:52。
帰りは大菩薩の湯600円へ寄る。昔は公的な保養施設だったようであり、大菩薩の湯とは後から付けた名前のようであった。内湯はあまり広くなく、洗い場も10人程度であった。湯はアルカリ泉質でぬめりがあり、美人の湯であった。湯上りに塩山市でイチゴ狩り1800円に寄る。とちおとめ、紅ほっぺ、、明日香ルビー、秋姫などの初めて口にする新種も食べられた。オーナーから美味しい苺の見分け方もレクチャーしてもらい、イチゴ園を後にする。そして雁坂を越えて家には18時頃到着。運動して浸かって食っての三拍子揃った大満足の一日であった。
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