上山は迷ったが、結局行く事にした。扇ノ山（小ズッコ）の登山口より上山高原の方へ５分ほど戻る。登山口となる所には４台ほど停められる余地があり、トイレもあった。

　１６：０６歩き出す。細かく付けられた階段をピッチ歩行で歩いてゆく。そのピッチの短さについには走ってしまっていた。１６：１２山頂到着。ここからの展望は良かった。先ほど登った扇ノ山も見え、鳥取方面も見渡せた。この山は野焼きが行われるらしく、そのためにススキの原になっているらしかった。

　下りは階段の段数を数えてみた。４４７段あった１６：１７。湯村温泉は諦め、次の目的地に近づくことに決めた。扇ノ山林道をひた走る事になる。

　海上林道を河合谷林道の方へを行くとT字路のところに小さな公園があり、そこが扇ノ山の登山口となっていた。途中で行き会った方のものだろうか２台の車が停まっていた。河合牧場の方は通行止めであったので、それを見ながら南に向かった。最初は広い道であったが、進むにつれて次第に木々が覆いかぶさり狭くなってきた。山の斜面を見ると遠くに林道が見える。おそらくそこも通るのだろうと思いつつハンドルを握る。行けども行けども高度を下げる気配が無い。間違ったのか、はたまた正解なのか。１時間近く走ったような感じがする中、扇ノ山登山口を示す道標とT字路が現れた。ここでやっと場所がつかめた。グルッと半周して南にたどり着き、そこが「古里の森登山口」に至る場所であった。ここを右折して高度を下げてゆくと、やっと民家が見えてきてひと安心する。国道２９号から５３号に入り、智頭に着く。ここで粟倉温泉に行こうと思ったが、２３キロの距離に、那岐山方面に向かう事にした。県境のトンネルを越えると那岐山登山口８キロの標識が右に見える。買出しをしたかったので奈義の町に向かった。役場のある中心街に入ってもコンビニらしいものは無く、スーパーのような所で買い物をする。外は雨、かなりザーザー降りになっていた。登山口に向かうべくナビにセットすると、２０数キロと表示した。おかしいので自力で行く。古風にも、いまだにＣＤのナビなのであった。蛇渕の滝へ行く道を辿ると自衛隊の土地内を通過しているようだが、さほどそのような厳つい感じはしない。そして１９：００登山口に到着した。下には広い駐車場。上には滝の駐車場。そして登山口には１台（２台）が停められる余地があった。最短距離の駐車場所を確保し、大粒の雨の中、楽しい一人宴会が始まった。ビールを飲み、酒を飲み、適当にシュラフに包まった。

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