牛首山 553m  

2006.08.27(日)   


  晴れ  単独  大天井ヒュッテ→牛首山→ヒュッテ→上高地   行動時間:8H54M


@大天井ヒュッテ3:01→(19M)→A牛首山展望台3:20→(52M)→・鞍部4:12→(10M)→・牛首山4:22

・牛首山4:23→(58M)→A牛首山展望台5:21→(9M)→B大天井ヒュッテ5:30

B大天井ヒュッテ5:34→(22M)→Cビックリ平5:56→(34M)→Dヒュッテ西岳7:30→(45M)→E水俣下降点8:15→(37M)→F槍

沢大曲8:52→(18M)→G槍沢テン場9:10→(14M)→H槍沢ロッジ9:24〜26→(29M)→・槍見河原9:55→(31M)→I横尾10:26

〜30→(46M)→J徳沢11:16→(41M)→K明神11:57→(32M)→L河童橋12:29→(5M)→・バスターミナル12:34


suta-to.jpg  ushikubi.jpg  iou.jpg  akaiwaenbou.jpg 
@大天井ヒュッテ出発  A牛首展望台  途中から硫黄尾根を見ているのですが、画像加工しないと見えませんね。  途中から赤岩方面。 
daitenhosei.jpg  iou2.jpg ushikubikaeri.jpg hyuxtute.jpg
帰り、牛首尾根から大天井方面。上の絵のようだったのを補正してみました。  牛首展望台に登り返す途中から硫黄尾根遠望  牛首展望台帰り  B大天井ヒュッテ再び。大半の人は出発しており、小屋主とのんびり会話を交わす。 
binbousawa.jpg  bixtukuri.jpg  hodakahoumen.jpg  watasuge.jpg 
貧乏沢入り口標識  Cビックリ平  稜線から穂高方面。水俣乗越が見えているのか?  赤岩付近にあったチングルマ。朝露を被って輝いていた。 
hyuxtutenishidake.jpg mizumata.jpg  oomagari.jpg  yarisawa.jpg 
Dヒュッテ西岳  E水俣乗越  F大曲分岐  G槍沢テン場 
koyanaibu.jpg yarisawaroxtuji.jpg   yokoo.jpg tokuzawa.jpg 
槍沢テン場の石組みの内部 H槍沢ロッジ  I横尾 ここで燃料(ビール)投下しエンジン良好に。   J徳沢 テント場を見ると、ハイカーとキャンパーの数が半々 
myoujin.jpg  kaxtupa.jpg     
K明神。下界を思わせるほどの賑わい。椅子らしいほとんどのものには腰掛けている人が居た L河童橋。この撮影直後から大雨になり、人の動きを楽しく拝見。      


 大天井ヒュッテにて1:30に目を覚ます。もう一度寝て2:30起床。窓から外を見ると星空。これなら行けると思い準備をする。二段ベッドから静かに降り、準備をしていると、前日の夕方に話をしたハイカーも準備をしだした。確か槍方面に行くと言っていたのに、こんなに早くに何故・・・。まーお互い様か。

 ガラガラと大きな音をたててドアを開け(不可抗力)出発。ザレた道を駆け上がり、すぐに牛首展望台到着。顕著な良いピークであった。少し余談になるが、地形図に表示されないこの展望台を、地形図に載せるべくヒュッテの小屋主ががんばっているようであった。夜であるが周囲の山のシルエットが見える。これはこれでいいもんである。牛首山に向けてザレ地を降りてゆく。ハイマツ帯もあり、適当に歩きやすい所を行く。足跡があり、人間のものとも熊の物とも思われる丸く大きな排泄物もあった。ライトを頼りに慎重にルートを決め、マーキングをしながら降りてゆく、そして最初の肩の所まで辿り着いた。ハイマツがこの辺りでも潜るようなところもある。ザックを降ろし偵察に降りる。所々ザレがあり、全体やや左に寄るとかなりの所まで難無く降りられそうであった。表現が悪いが、ハイマツの中に5円(10円でもいいのだが)ハゲのような場所がちらほらある。それを拾うように行く。暗いのでルートファインディング出来ているわけではないので、たまたまそのように行けたようではあるが・・・。途中から潜るような場所になり、すぐに全身がずぶ濡れになる。もみくちゃになりながらヘッドライトで突き進む。背中のザックが引っかかりとても邪魔になった。そこで残り距離も計算に入れ、デポする事にした。マーキングはこれまで以上にこまめに入れる。

 4:12なんとか鞍部まで降りると、情報通りなんとなく踏み跡らしきものがある。獣も人間も自然界では同じ視点で道を選ぶだろうから、そんな所だろうと思った。さてあとは、登り返し。それこそもうグチャグチャであった。古い雨具を着てきたので、破けた隙間から浸入し、濡れを防ぐと言うより植生との摩擦を減らしているくらいにしか効果をなしていなかった。そして4:23山頂到着。すぐに儀式に入るも、事もあろうにトランシーバーからは何も聞こえない。いつもなら少なからずトラックの運用者などが入管するのだがそれも無い、呼び出し周波数で声を出すもダメ。これも試練か・・・。周囲を山に囲まれ、FM波では厳しい場所なのであった。もう一度、短波のトランシーバを持って来なければ・・・。上高地からのバスの時間もあるのでゆっくりとは出来ず、早々に割り切って山頂を後にする。夜明けとともに格段に視界が良くなる。おおよそマーキングに従い、デポポイントでザックを背負ってからは、往路の経験を踏まえて薄い植生を狙って駆け上がる。振り向くと、次に狙わねばならない硫黄尾根があった。牛首山展望台に戻り、蝶常念の山並みを見ながら大天井ヒュッテに戻った。すかさず小屋番が寄ってきた。“去年だっかかも、行った青年が居ましたよ”と言った。間違いなくMLQだろう。赤岩岳の冬ルートなども教えてもらい、小屋を後にする。

 なだらかな気持ちの良いトラバースルートである。ビックリ平、何故にこんなネーミングなんだろうなどと考えながら足を出す。この日は朝からガスが発達し周辺の山々は真っ白になっていた。当然、槍の穂先も見させてはもらえなかった。稜線歩きは、そよそよと風が流れ気持ちが良い。小屋番に教わったことを頭に、赤岩岳の冬道を探っていたが、どこか判らないまま通過してしまっていた。付近にお花畑のような場所があり、パンを齧りながら小休止とした。。あとはもう宿題は無いので時間を気にしながら降りるだけである。

 7:30ヒュッテ西岳到着。ここで雨具を脱ぎ、スパッツも外した。前日にここで会ったN氏の動向が気になり、小屋から出てきた人(この方も赤沢山を踏んできたようであった)に聞いたら、1時間前に下山したようであった。となると、御仁は超人的な足でもあり、まず追いつかないと判断した。でも努力してみる価値はある。気合を入れて降りることにした。ハシゴと鎖場を慎重に通過、アップダウンを何とか通過し、8:15水俣乗越。ここから一気に下る。谷がなかなか近ずかずイライラするようなルートであった。途中にキイチゴがあり、摘んで喉を潤した。最初のすれ違いは、槍沢ロッジに居たネパール人3人であった。訓練か?そのあとに男女のパーティーが上がっていった。

 8:52槍沢大曲通過、この先の水場で顔を洗い、ハイスピードで下りだす。調子が良かったのであった。テン場9:10。ここで岩小屋の内部の写真を撮ったが、意外に道具が多く、居住スペースは無い様に見えた。この先はもうなだらかな緩斜面ルート、他の高速ハイカーに刺激され加速する。9:24槍沢ロッジ。ここは休まず通過。どんどん前に居る人を抜き去ってゆく。槍見河原9:55。横尾には10:26到着であった。ここで500円でビールを買い、一気にあおる。美味い。30秒ほどで飲み干し、すぐに歩き出す。周辺は多くのハイカーで大混雑しており、色とりどりな服装にカラフルそのものであった。ここまで来れば、あと3時間以内には上高地に着けると判断。アルコールが一気に回り頭をボーッとさせながら歩き出す。前日より人が多いようで、やはり日曜日という事か。

 徳沢11:16少しスピードは落ちたが区間50分。ここでは休憩なしでガツガツ行く。もうこの辺りに来ると早駆けのタイムが気になりだした。若い(そんなに若くない)時の記録を出しておきたかったのであった。相変わらずN氏の姿は無い。11:57明神通過。かなりの雑踏になってきた。間に合うのであろうが、容易にバスに乗れるのだろうか心配になった。ここに入っている人数は、何百人でなく何千人の世界に思った。そして河童橋に来たら雨が降り出してきた。人々は雨を避けようと動き出す。その蟻の様な様子がなんとも面白く、目の前の雑踏が消えてゆくのを見て、雨が味方しているとも・・・。

 12:34上高地バス停到着。今回の山行を終えた。すぐにバスに乗れ、1:20岩見平の駐車場に戻った。かなりの疲労からか、足がなかなか前に出ず、無様な状況であった。帰りは158号線が渋滞し、松本に出るまで時間が掛かった。

 家には15:00到着。

chizu2.jpg  chizu1.jpg 

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