牛奥ノ雁ヶ腹摺山 1990m   川胡桃沢ノ頭  1940m   
黒岳  1988m    白谷ノ丸  1920m  

2006.11.25(土)   


  快晴  同行者一人(喘息)  のんびりハイキング   行動時間:3H57M


登り 
@林道終点7:27→( 32M)→A白谷ノ頭7:59→(28M)→B黒岳8:27→(35M)→C最低鞍部9:02→(20M)→D牛奥ノ雁ヶ腹摺山9:22 

下り
C牛奥ノ雁ヶ腹摺山9:43→( 75M)→D白谷ノ頭10:58→(26M)→E林道終点11:24           


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@林道終点。この左側にトイレがある。利用者のモラルなのだが、外観に対し中がやや汚い。 A白谷ノ丸。振り返ると右の写真に。 A白谷ノ丸から富士を望む。
絶景かな 絶景かな。
B黒岳ピーク。1等点があるが薄暗い。
kurumi.jpg anbukara.jpg sancyou.jpg sanncyoukara.jpg
通過点のような川胡桃沢ノ頭 C最低鞍部から牛奥ノ雁ヶ腹摺山を望む。 D牛奥ノ雁ヶ腹摺山
 右へ
D山頂から富士。形から言えば、白谷からのほうがいいのかもしれない。

  

 前夜、寝たのが24:00を過ぎていた。1:00に目覚ましをかけたつもりが、セットのつまみを上にするのを忘れて、起きたのが3:30だった。急いで準備をして4:00出発。雁坂トンネルを越えて、塩山、大月に入る。シャバは既に始動していて車通りも多い。甲斐大和のところから20号と分かれて215号に入る。ここは以前に上日川ダムから下ってきた時に使った道である。目的の湯ノ沢峠を示す道標に従いハンドルを切る。天目温泉のところから右に林道を行く。しばらく進むと先に工事車両が2台走っていた。やはり土曜日は工事が・・・。この先で工事車両が入ってゆく道を右に見ながら、本道を行く。しばらくして郡界線辺りに来たところで通行止めのバリケードがあった。ゲートの前では自転車隊の10名ほどが車体を組み付けて準備をしていた。後ろめたいが手で動くゲートは動かして中に進入した(日曜祝日は進入可となっていた。ただしこの日は土曜日)。カラマツを左右に見ながら工事などどこにも無いと走っていたが、工事中の表示が現れ、ダートになった。なかなか長い距離をやっていて日川へ降りる林道の分岐までやっていた。ここからその林道を左に見て右に進む。いったん下り、登り上げると焼山沢真木線の終点になった。既に4台が止まっていた。ログ調の赤茶色のトイレがあった。駐車は10台ほどが楽に止められる広さがあった。準備をしてトイレに入る。様式便座の中を見ると・・・、思わず外で用を足した。

 7:27歩き出す。すぐに避難小屋がある。中を覗くと、こんなのは初めてなのだが毛布が揃っていた。無人小屋で毛布など・・・。電気も通っているようであった。ほんのちょっとで湯ノ沢峠の分岐に到着。ここを右に行くとハマイバ丸方面。今日は左に進む。笹の中の掘れた道を行くと、すぐに右側にざれた斜面が見えてくる。その境にはタイガーロープがされ、登山道が横を通っている。少しづつ高度を上げると富士山の眺めが良くなる。円錐形状が次代に広範囲に見えてくる。S子(同行者)が電話をしている間にシャッターを切る。彼女は喘息持ちでスタート時はかなりしんどそうであった。

 最初のピークは偽ピークで、ここからいったん下り、登り上げると白谷丸であった8:10。山名板は文字が消えていた。振り返ると最高の富士が待っていた。このルートで一番いい眺望場所であろう。ここから黒岳まではほんの少しであった。原生林の林を抜け、少し登ると一等点のある黒岳であった8:27。ここからの展望は皆無。静かなやや暗い山頂であった。少し進むと大峠への分岐がある。そのまま尾根を進む。たおやかな尾根と言う言葉がぴったりのような歩きやすい尾根であった。一瞬笹の中で音がした。獣が逃げてゆくようである。ここは残っている笹が多いので、鹿の食害は酷くないようである。

 8:52川胡桃沢ノ頭。ここからも富士は見える。しかし黒岳が横にあり、今ひとつ大展望とは行かない。ここからの北斜面は雪が残り滑りやすい。倒木が登山道を塞いでいるところもある。足元に注意しながら降りてゆく。最低鞍部は賽の河原と呼ばれているようだが、その様子はなく、綺麗な笹原が繋がっていた。山頂へ向け絨毯が敷き詰められたようにも見える。上の方に道標が見える。感心したのは、それが見やすいところに付けられている事であった。最後の登りをピッチ歩行で行く。ここも帰りは滑る場所となる。一つ目のコブを越え、その先が山頂であった。9:22山頂到着。広い山頂で30名ほどは楽に居られるであろう。70
mmほどに成長した霜柱が周囲を埋め尽くしていた。休憩とする。持ち上げたおにぎりとパンを食べながらお湯を飲む。最高の富士の眺望もある。だがしかし、この好天に地面がぬかるみだした。置いてあるザックや食材が泥まみれになる一歩手前で気が付いた。積雪量は山頂で1センチほどだった。

 9:43下る。
黒岳10:45までに3名とすれ違い、白谷丸10:58では20名ほどが登ってきていた。北から南進してくると富士が現れ圧巻である。すぐに降りてしまうのが勿体無いくらいであった。ここからは一気に高度を下げる。11:23湯ノ沢峠、11:24駐車場到着。朝居た4台中3台は下山、新しい3台が加わっていた。だがしかし工事の音がしている。どうしようか迷うのであった。一か八かで車で林道を降りてゆく(こんなに心配なら車はゲート前に置いてくれば良かったのだが)。日川林道への分岐を、来た道の方へ行きダートを行くと頻繁にダンプが上がってきていた。途中でダンプの運転手に日川林道が通れる事を聞いた。この時まで、ここへのアプローチは1ルートしかないと思っていたのであった。ダンプの後を追って一の平林道を行く。上手くダンプらの無線を傍受でき様子が把握できた。ダンプの後に着いて何度もすれ違いのダンプをやり過ごす。そしてすずらん小屋のある日川林道に出た。ここまで来ればこちらが優位、通行止めの事など気にしなくて済み悠然と車道を下った。

 途中で山梨市の「ほったらかし温泉」に入る。今回もこっちの湯に入ったのだが、あっちの湯の存在を知らなかったのであった。でも素晴らしい展望に眩しくて目が開けられないほどであった。風呂を上がり、ラーメン、味玉あげ、桃ジュース、栗ソフトなどを食べ、帰路に着いた。雁坂トンネルを越え、のんびりと帰る。家には17:30到着。全てが満足の一日であった。

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