八幡山 2083m  
   
2006.9.30(土)   


  晴れのち曇り   単独    行動時間:4H57M


登り 
・林道脇余地5:17→( 3M)→A林道ゲート5:20→(36M)→A取付き5:56→(115M)→B稜線に出る7:51→(9M)→C八幡山山頂8:00 

下り
C八幡山8:25→( 75M)→D林道に出る9:40→(32M)→E林道ゲート10:12→(2M)→ ・駐車地10:14          


ge-to.jpg kannon.jpg torituki.jpg  ryousenkara.jpg
@こんな写真ですみません。
林道を少し進むとゲートがあり、この標識がライトに浮かび上がる。
途中にある石碑。馬頭観音か?往時の賑わいが判るような・・・。 A斜面取付き箇所。黄色いひし形の標識がある。 B稜線に出る。八幡山の一つ北側(金峰山側)に出てしまった。
midashi.jpg sancyou.jpg huji.jpg cyoki.jpg
稜線には見出標もあり人の気配がする。 C山頂はこのような様子。石楠花が生い茂る。 山頂から少し南にずれると、大きな奇岩がコロコロとした地形が有る。ここからの展望はいい。 南進すると目の前にチョキ側の高みが見える。
gare.jpg kabe2.jpg  kabe.jpg taniru-to.jpg
谷の出合。分岐箇所。角の尖った岩の中を降りてくる。(下から撮影)  3mほどの段差。ここが一番いやらしかった。(下から撮影:ピンボケ)  5〜6mの段差。ここは左岸(写真右側に逃げて通過)  林道が近くなるとなだらかになる(ピンボケ) 
sawa.jpg meihan.jpg  kaeri.jpg   
D林道に出る。谷ルートを登る場合は、右岸を行く。  途中、堰堤にあった銘板。この沢の整備工事から11年経過している。(ピンボケ) Eゲート。ゲート前には4台ほど駐車可能。   

 家を2:30スタート。川上村から信州峠を経由してクリスタルラインに入る。金山山荘から下り、リーゼンヒュッテ手前で左に折れる。最初の林道は、五里山の南を流れる沢に沿う林道で、次に現れるのが本谷林道である。本道からの入り口にはバリケードがされていて脇から入る感じになる。入るとすぐダートで、ゲートされていて進入不可であった。戻り、逆から攻める事にする。


 金山山荘の下まで戻り、林道に入る。路面が見ずらく少し怖い。さほど荒れていないが、途中からマッド地帯が現れた。そこの先に五里山の登山道を示す道標があった。行ける所まで行ってみたが、安全を考えて引き返すことにした。なかなか厄介な道で四苦八苦してUターンをした。先ほどの本谷林道に戻り、入り口の余地に車を止め数分仮眠。10分ほどだったか、いつものようにそそくさと用意をして、5:17歩き出す。5:20すぐにゲート。ゲート前で車中泊をしていた人らも釣りに出かけるらしく、少し会話をして林道ゲートを越える。熊よけの鈴を鳴らしながら歩きやすい林道を行く。すると後からバイクが来た。追い越してゆくバイクを見ると釣りのようであった。用意周到である。

 
 最初の分岐は右に行ってしまいがちだが、ここは左の寂れた方を行く。これで枇杷窪沢支流になるのだが、堰堤には枇杷窪ダムの表示があった。さらに行くと川を渡る。ここから見る大日岩方面は素晴らしい。付近の岩は赤く、なぜに赤いのか気になった。左側を見ていると、水の流れ出ている所が2箇所ある。ここは給水にもってこいである。取り付き点はもう近い、ふと見ると右側にお地蔵さんのような石が見えた。陰影でそう見えたのだが、「山の神」と石に彫り込まれていた。ここからほんの少しで取り付き点となった。

 沢の流れがあり、これが本谷なのだろう。尾根通しで行こうと、かすかな踏み跡を追いながら上に行く。時折、道ではなかろうかと思うような場所もあるが、おそらく獣道のようである。取り付きから30分ほどで伐採の斜面に出た。石楠花を刈った様で、かなり歩きずらい。伐採場も上限になり、そこから石楠花の藪に突っ込む。さほど濃くないが、それでも厄介な藪であった。

 思った地形と現地が合致せず、地図で確認すると尾根を一つ北側に外しているようであった。こうなってはしょうがないので突き進む事にする。体調が悪く、体が熱く、嗚咽感もある。騙し騙し体を持ち上げる。なかなか楽をさせてもらえず、岩場や、藪が次々と出てきた。そして7:51稜線に出る。ここは八幡山のピークより北の峰であった。ここからの金峰側の展望はいい。南に進むのだが、稜線にはしっかりと道がある。

 8:00八幡山到着。本峰はやや展望に欠ける。少し南にずれると富士山は綺麗に見えるが、北側が木が邪魔をしている。丸い大きな岩が林立していた。腰を降ろし小休止。凍らせたカロリーメートのゼリーが美味い。儀式もし、8:25下る。

 下りは尾根を狙ったが、ここでも尾根を外して、しょうがないので谷下りとした。本来はいけないのだが、登れる(情報は得ていた)なら下れるだろうと、谷に突入。降りてゆくと、数箇所小滝のようになっていて降りられない所が出てきた。左右に振って、何とか下る。そして最初の大きな分岐9:02。山側を見上げると左側の谷が広いが、右から降りてきた(金山山荘の主人は、登路は左だと言った)。ここは小さな渓谷のような場所で居心地は良かった。どんどん進むが、5mほどの高度さのある場所が出てきた。ここは巻くにしても大きく戻らなければならなく、強行して左岸の狭いチムニーを下った。岩が苔むしていて、さらに壁も濡れていて、グリップを探すのに一苦労であった。ヒヤヒヤしながら何とか通過、あとは、さほど危険な箇所はなく、ソロソロと谷を下る事が出来た。途中水晶を拾った。このエリアに多い事は判っているのだがなぜにここに。

 
 9:40取付いた所に戻ってきた。山の神に頭を下げお礼をした。良く見ると踏み跡の奥に社があった。少し膝が痛い。いつものことだが、距離の長さに関係なく、ホッとして林道を歩いている時にこの症状は多い。途中、キノコ採りの人が居た。ゲートまで戻ると10:12止まっていたトラックの荷台は宴会場になっていた。初めて見るパターンである。考えようによってはホロのトラックでもキャンプは出来るわけである。横に止まっていた車も同じ沼津ナンバーで、仲間なのだろう。10:14車に戻り、次の場所に移動する。

 
 付近の山も上がろうかと、金山山荘にとりあえず行ってみた。初めは奥さんしか居なかったが、あとから御主人が出てきた。当然ではあるが、かなり詳しくこのエリアを知っているようで、事細かく情報が得られた。本谷は昔、水晶の採掘がされており、その為に水晶のかけらが出ているとのことであった。五里山は標識に従い林道を入り、堰堤の二つとも右側を越える。そして沢をそのまま進み、適当にルートを見出すようであった。山頂はマツタケが出るとのことであった。天狗の鼓もマツタケと北側にシメジが出るとの事。この時期ちょうど良いらしい。登りたかったが、もうやる気なし。さらには魔子のルートも教えてもらい、入り口を確認して、帰路につく。途中で20分ほど仮眠をし、家には13:40頃到着。近いうちにもう一度このエリアに入りたいものである。


chizu.jpg

                                   戻る