屋根岩  1906m     
   
2006.4.22(土)   


  晴れ   単独   登山道あり   行動時間:1H33M




@廻目平13:18→(52M)→A稜線14:10→(12M)→B屋根岩14:22〜27→(18M)→C散策道(取付き点)14:45→(6M)→D廻目平14:51


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@廻目平駐車場から屋根岩を望む。本峰は見えない。 Cカモシカ遊歩道からの取付き点。右側にやや大きな岩がある。(帰りに撮影) 取付き点付近にこのような腹の部分を剥ぎ取ったダケカンバがある。黒帯のように見えた。(帰りに撮影) A判りずらいが右手の松の方から踏み跡が上がってきている・
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B屋根岩 岩峰群 B巨大な岩が立ちはだかる B山頂から下を覗き込む。 B金峰山側遠望。数時間前はこの山頂に居た。
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B朽ちた梯子がある。 Bざっと15m程はある。中央やや右に、左の写真の梯子がある。 カモシカ遊歩道分岐道標。往路ならばここを右へ行く。 D廻目平下山

 
 13:12金峰山から廻目平に到着。

 さて、目の前にある屋根岩をどうするかで迷った。一山登ってきた後であり、そんなに元気ではない。ましてや岩の山であるからリスクが大きい。このまま帰ろうかとも思ったが、調査まででもと思い足を向けた13:18。

 遊歩道を少し辿り、右側の岩場を気にしながら踏み跡を追ってゆく。四方八方に踏み跡があり、どれがどうって事は無いらしい。それでも、ある一本の道を見つけ出し、それに繋がった。途中からリボンも現れ力強い。でもどこまで行っているのかは疑問であった。ただ、屋根岩本峰などは岩屋は行かないだろうから、そこら辺がどうなっているのかが知りたい部分でもあった。最初は散策路に沿い、途中から尾根上のところを辿り周回ルートのようなところに出た。と言う事は、ここまでのルート選定は間違いで、普通にカモシカ遊歩道を辿れば良かった事になる。目の前に木の胴の部分が黒く帯状になっているダケカンバの木があった。そこが目印で、右側と真っ直ぐの道が分かれている。登りは右側の道を選んでみた。

 右手に岩峰が立ちはだかり、時折クライマーの声が響く。トラバース気味に、踏み跡を西に進む。明瞭ではないが、外す事の無い道である。途中に大岩の岩屋があり、そこで休憩、パンをかじる。どこまで行けるのか。引き返す時間を2:30とし足を進める。途中からオレンジ色のリボンが目立つようになる。岩に突き当たり、そのチムニー状の所を少し登るも、その先の岩場は躊躇し、すぐに降りて巻き道を選んだ。そして稜線に上がる14:10。出た場所を錯覚し、右へ進路を取ればいいものと思い込んで居たが、ナビは左を示した。確かにその方にオレンジ色のテープが繋がっていた。目指す本峰は目と鼻の先。最後まで気を抜かないようにテープを辿る。良く見るとテープの中に「金峰山荘」と書かれたものがあった。どうもこのオレンジ色のテープは山荘が付けたものらしかった。かなり小まめに付けてあり迷う事は無い。さらには道も歩きやすく、ここまで危険箇所は皆無であった。踏み跡も明瞭で、しっかり切り開いてある感じであった。オレンジのテープの中に「武蔵野市少年自然の村」の文字も見えた。あまり明瞭ではないが、山頂付近から北西方向に道があるようだった。とすると、金峰山荘から武蔵野少年自然の家までの道がある事になる。道が無い山だと思って居たが、全てが予想外の発見であった。

 14:22大岩に囲まれた砂の台地に登り上げる。ここが屋根岩の山頂である。向かって左側の大岩には、上から太いワイヤーが垂れていた。その横に朽ちたハシゴもある。そのぶら下がっているハシゴの末端までは3mほどの高さである。私のような者には到底登れる代物ではなく、早々に登る事は諦めた。最高点を踏んでいない事になるが、五丈石やオベリスク的ものと認識する事にする。東の岩に乗り出して下を見下ろすと、高度差は100mほどある。先ほどまで居た金峰の白い頂も見える。時折吹く風に足元を震わせながらシャッターを切る。やはり来て良かった。短時間で登れ、展望もあり、道もあり、新しい発見が出来た。しばしの滞在で山頂をあとにした。

 下りは、オレンジ色のテープを忠実に辿り下って行く。そして出たところは、ダケカンバに黒い帯(剥がされた)の入ったところであった。往路は大日広場からカモシカ遊歩道を時計回りに入り、黒帯箇所からを左に進めは、一番早く上に上がれるようである。

 遊歩道に出たら右へ進み、唐沢の滝の分岐を金峰山荘の方へ向かう。道は明瞭で、往路にここを見つけ出しておきたかった。大日広場に道標が無いのが良くないようである。14:51駐車場に到着。本日の山行を全て終える。

 往路は暗くて判らなかったのだが、帰りに見ると、金峰山神社の大鳥居は建て替えられた直後らしく無垢のままであった。

 家には17:30に到着となった。

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