吾妻小富士 1707m    

 2007.9.30(日)   


   くもり     単独     浄土平から      行動時間:21M


@登山口4:51→(23M)→A山頂5:14〜19→(10M)→B下山5:29


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@登山口のみに標識があり、お鉢には一切の標識は無い。 お鉢から北側の雲海。 A最高点からお鉢の中。 途中から一切経山。
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途中から最高点側の様子。 西側からお鉢の内部。  上から浄土平を見下ろす。  B登山口下山。 

  

 3:00起床。浄土平で一夜を明かした。今日もまずまずの天気のようである。夜明けが5時半くらいだから、その頃にお鉢のどこかに居ればなんとか写真が撮れるであろう。と言うのは昨日は一切経山側からこの吾妻小富士の火口のシャッターチャンスを逃しているだけに、撮って帰らねば収まりがつかない。HPを始めだして、少し写真を気にするようになったのは私の中での変化でもある。コーヒーを飲みながら昨日の記録を付け、今日の予定コースを地図で確認する。

 

 4:51ヘッドランプを点けて歩き出す。誰でも容易に登れるように緩やかに道が切られており、のんびり歩いて10分ほどでお鉢の縁に登り上げる。そして時計回りでお鉢巡りとなる。眼下に蛍のように光が動いているのだが、これは磐梯吾妻スカイラインを登ってくる車の明かりであった。5台ほどが点在して登って来ていたのだが、まことに楽しく見ていられる。さらに福島市側の夜景が見え、夜明け前ならではの展望がある。

 お鉢には一切の道標が無く、最高所の場所をいつしか過ぎてしまい次のピークに立っていた。最高所くらいは何か標柱があると思って歩いていたので肩すかしを食らった感じであった。地形図には無いのだが、2001年発行のエアリアマップには三角点があるように記号が書かれているのだが、これはどちらが正しいのか。再び戻り最高所に立つ。エアリア誤植。火口が目視出来るほどに夜が明けてきたのだが、いざカメラを向けると写真にならない。もうしばらくの我慢であった。儀式を済ませ足を進める。最高点からは南側を目の前に歩くわけなのだが一面の雲海であった。この次に高山を目指そうと思っていたのだが、場合によっては端折ってしまおうかなどと頭を過ぎる。お鉢一周は、途中5分ほどの休憩を入れて25分ほどであった。

 浄土平に下って行く途中に、老齢なご夫婦がすれ違う。両人はにこやかに登っていた。お年寄りが楽に登れる山、それが吾妻小富士であった。5:29登山口に降り立つ。


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