熊倉山 1426.5m 城山 648m
2007.4.22(日)
曇り時々晴れ 単独 城山コース(熊倉山) 行動時間:3H51M(2座含めて)
熊倉山
@城山コース登山口6:02→(107M)→A熊倉山7:49〜8:22→(64M)→B登山口9:26
城山
C城山登山口9:27→(8M)→D城山山頂9:35〜48→(5M)→E登山口9:53
白久コース登山口が最初にあるが、今回はパスして先へ進む。 | 城山コース(小幡尾根)登山口。駐車スペースは十分ある。 | 途中の日野への分岐。表示はマスキングされ、道はロープで塞がれている。 | 急な斜面を行く。 |
ここだけに白い標識がある。笹平方面への分岐。ここからの日野への道は使えるようであった。 | A山頂到着。鉄製の標識はかなり錆が出ている。 | A三等三角点。 | A祠 |
A西側に測量台が落ちていた。(ズーム) | Aコース案内板 | A白久コースへのみち | 尾根道の様子。この辺りで良い香りがしていた。 |
岩の上から下界の展望。遠くは霞んでいる。 | ムラサキヤシオ | カタクリ | B登山口 |
城山
C熊倉城跡入口
階段の登って行くと、このような道が続く。
D山頂。
D城跡の平坦地
城の解説
E下山
日曜日も出勤せねばならないような状況下で、ギリギリで開放された。そんな中でも午後から前橋に用事があり、短時間で登れる里山を選択した。前夜は映画の「海猿」をテレビで放映していたのを見ていたら、ついつい遅くなってしまった。翌朝は案の定ダラダラで、家を出たのが4:30であった。
秩父市内から国道140号で雁坂トンネル方面に向かい、秩父鉄道終点のひとつ手前の白久駅に行くようにしてやや細い道を行く。特に道標は無いがなんとなく行ける。駅前から山道に入るとそこに「熊倉山登山口」を示す道標があった。道に従い進むと、両側に別荘があるのだが、一時代を経過した物が多く、ほとんどが廃墟のように見えた。最初に「白久コース」の登山口が右にある。時間があったらここから周回しても良かったのだが、今日は時間が無い。最短ルートの城山コースを目指し林道を詰める。途中崩落箇所があり、道に大きな石が落ちていた。通行止めになるほどではないが気持ち良いものではない。そして5:50城山コース登山口に到着。駐車スペースは十分で、赤土の広みに車を入れて準備をする。ここは城山への登山口にもなっていた。
6:02スタート。登山口に「熊出没注意」などと注意書きがあるのだが、これは実際の熊よりも登山者の緊張感を保たせるためにあるのではなかろうかと思うのは私だけだろうか。左に舗装林道を見ながら、尾根伝いに進む。右側の谷には錆びたトタンが落ちている。ヒノキの植林帯の中に切られた九十九折を行くと、斜面にはカタクリの葉が目立つようになる。登山口辺りからもカタクリはあったのだが、咲き出している場所は標高800m〜900mの辺りであった。とは言っても探さないと花は見つからないほどで、付近は連休後に花期を迎えるだろう。1000m付近からはムラサキヤシオが見え出してくるのだが、花芽も少なく、こちらもこれからのようである。トランシーバーを点けると、今日が東武鉄道主催の「秩父七峰」の開催日らしい。もうそんな時期かと思うのであった。七峰は16位(競争ではないのだが)になったのを最後に興味が薄らいでいる。今日も大勢の参加者がゴールを目指しているのであろう。様子が目に浮かぶようである。全体的に展望の無いルートであるが、一部岩場のところで視界は開け、白久や日野の町が見下ろせる。遠くは霞んでいて良く見えない。しばらく行くと日野への下降点があるのだが、日野を示す道標にはマスキングがされていた。道を見るとほとんど歩かれていないような様子であった。ただこの上にある分岐からの道はしっかり付いていた。少し雪を踏みながら斜面を登り上げると錆付いた赤い看板が目の前に見えた。7:49熊倉山山頂到着。
展望を求めて南に足を進めると、祠の先にちょっとした大岩があり、そこに登ってみる。がしかし木が邪魔をしているのと、天気が優れないので山座同定は無理であった。トランシーバーで高崎のS氏と話していたら、鍋割山(赤城)登山中の方も声を掛けてきてくれた。赤城からこちらは良く見えているらしいが、こちらは360度全く展望なし。西側の斜面を見ると20mほど下に三角点の測量台が落ちていた。白久の登山口に1台車があったので、登山者が居るだろうと思って来たのだが、30分ほどの滞在では気配が無かった。
8:22来た道を戻る。往路にはさほど気が付かなかったが、右側に植林帯が現れるところは、凄くいい香りがしていた。フィトンチッドが鼻で感じられると言う表現が適当かもしれない。花粉症の方には文章を見ているだけでくしゃみが出てくるのかも。途中で花を撮影しながらゆっくりと下ってゆく。9:26登山口到着。
このまま道を挟んで反対側の城山へ行く。登山口には「熊倉城跡入口」と書かれた標柱があり、階段がきられ、非常に手入れされた道が続く。散策道を行くと山頂は通らず北西の方へ行ってしまうので、途中から堀跡を駆け上がり最高点を踏む9:35。城があったと思われる平坦部にも杉が生え鬱蒼としている状態であった。散策道脇に熊倉城の解説板があり、薄っぺらく知識とする。こちらも全く展望はない。9:53下山。
帰りは麓にある白久温泉の谷津川館を利用する。とても静かな宿で、のんびりと時間が流れていた。