男三瓶山 1125.9m    女三瓶山  953m     大平山  854m   
     
 2007.5.4(金)   


  晴れ(薄曇)   同行者あり   東の原より   行動時間:3H06M



@東の原駐車場5:55→(32M)→Aリフト頂上駅6:27→(3M)→B分岐6:30→(13M)→C女三瓶山6:43〜47→(39M)→D三瓶山頂小屋7:26〜28→(2M)→E男三瓶山7:30〜40→(35M)→・女三瓶山8:15〜20→(6M)→F分岐8:26→(2M)→G大平山8:28〜36→(25M)→H東の原駐車場9:01


start.jpg  ryoukin.jpg  shinsyoku.jpg  shinsyoku2.jpg 
@東の原から歩き出す。右の高みが女三瓶山。その左が大平山。 リフトの料金。リーズナブルな安価設定である。 侵食された場所。ある意味、面白い景勝地かも。 人間と比較するとその大きさが判るだろう。
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ここがスキー場から南西に上がってきて、西に方向が変わる所。この右にショートカット道がある。 Aリフト頂上からゲレンデ側。 Aリフト頂上にある放牧の柵を開けるとこの標識がある。 B大平山:室内池:女三瓶山への分岐。
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女三瓶山のアンテナ群が見えてくる。 C女三瓶山山頂。デッキのようになっている。 B女三瓶山から子三瓶山と孫三瓶山。 B女三瓶山から男三瓶山。
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女三瓶山から少し下ったなだらかな場所から男三瓶山。 D三瓶山頂小屋の付近 D小屋の内部。 E男三瓶山。
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E一等三角点。 E三瓶山頂神社の古い石の祠。 E男三瓶山から女三瓶山。 女三瓶山から下降して、先に見えるのが大平山への登路。
oohira.jpg  reri-hu.jpg  taiheikomago.jpg  toucyaku.jpg 
F大平山。南北に長い。 F解説のレリーフ。 F大平山から子三瓶山と孫三瓶山。 G駐車場下山。


 東の原にて5時に起き出し朝食をとる。のんびりとコーヒーを飲んでから、5:55歩き出す。リフトが動いていればほんの5分ほどで大平山直下まで上がってしまうのだが、動き出すまでには2.5時間ほどあるわけで、時間が勿体無い。リフト料金を見るが、なかなか安価に押さえられている。私は30分くらいのアルバイトと見ているが、時間が掛かる人ほどこの値段は嬉しいはずである。スキー場内も放牧地になっているようで、牛の糞が散乱している。登山道らしきところを行くのだが、あまり明瞭な踏み跡ではない。水の流れによる侵食なのか、途中に大きく掘れた場所もある。その深さ3mほどであった。この辺りはタイガーロープで策をされて落ちないように施され居た。ここを過ぎると道らしくなる。車が通れる幅でリフト頂上まで続いていた。おそらくリフトを敷設した時の作業道なのだろう。帰りを経て確認した事なのだが、南西に進んでいた道が西に方向を変えるところは、この車道(登山道)とは別に北側にショートカット道と言える踏み跡がある。使っても使わなくても対して変わりはないかもしれないが・・・。


6:27リフト頂上到着。ここで放牧の為の柵を開けスキー場の敷地を離れる。30mほどで分岐になり左(南)に大平山、右(北)に女三瓶山となる。どちらも整備された道で歩き易い。ウグイスの囀りを聞きながらのんびりと上がって行く。同行している喘息持ちも、今日は気温が高く調子はいいようである。私の肺の方も調子はいい。二人とも呼吸器系障害者であり、しょうがない二人が山登りをしているなーなんと思うのであった。女三瓶の山頂はアンテナに占領されていた6:43。これほど大きく多量なアンテナ群も久しぶりであった。風が強く天気も西から暗くなってきていた。内心では周回したいので足早に行きたいのだが、同行者はそんな考えはつゆ知らず、のんびり歩行を決め込んでいる。


男三瓶に向かう。60mほどを一気に高度を落とすと暫らくなだらかになり、その後起伏のあるややきつい登下行が繰り返される。風が強く途中で一枚羽織った。左(南)側がガレたところを登りきると、目の前に草原のような山頂までの地形が続く。避難小屋はログ調で、風が強い事もあり、内部は非常に暖かかった。1階と2階で20人ほどは収容できるのだろう。さてここから2分ほどで男三瓶山山頂であった7:30。最初に北側の展望台に行くが、ほとんど展望無し。天気が良ければ日本海が見えるようであった。次に南の展望台に行く。こちらは子三瓶山や孫三瓶山が良く見える。子や孫を疎かにしてはいけない?と、周回をしたく見ていたが、同行者に聞くと来た道を戻る方を選択している。ここまできて勿体無いのだが、まーいたしかたない。とても風が強く、山頂に長居は出来なかった。


この山のスイッチが入るのは8:30のリフト始動からなのか、西の原から登ってきた登山者が3人居るのみで静かな山頂であった。帰路になり女三瓶山まででも一人とすれ違っただけであった。女三瓶から下り、分岐からひと登りで大平山到着8:28。長細い山頂には、レリーフがあり、三瓶山の説明が書かれていた。名残惜しく何度も子三瓶山と孫三瓶山を見る。同行者を降ろしてちょっと行って来るには遠すぎる。やはり断念。あとは下るのみ。

8:30なので分岐辺りに登山者が増えてきて居た。チョンボしてリフトで降りてしまおうかと思ったが、係員が不在でそれは叶わなかった。往路の道を南に辿ると道が東に向く暫らく手前で、左(東)に向けて踏み跡が降りていた。樹林の中の気持ちよい道で、そこを辿って行くと東経132度38分00秒の線と往路の道が交わる辺りに出た。登りは地図上の登山道通りが楽であろうが、帰りはこの道の方が早いだろう。


9:01駐車場到着。


 とりあえずの登山としての予定はこれで終了。この後は全て観光企画です。(前後関係を考えず場所毎の簡単な記録のみ)


本来なら三瓶温泉に入ればいいのだが、近くに湯抱温泉がある。名前に惹かれて入ってみた。やや寂れた温泉宿で、地図上の温泉地の方は本当に寂れており、国道脇の神湯に入る。ここは40年ほど経過したような鉄筋造りで、室内はやや暗く、年数を経た独特の雰囲気であった。それでも館主は明るく気さくな方であった。風呂は茶色で、なんとも効きそうな雰囲気であった。43度くらいあり、かなり熱く感じた。ひとり静かに沈没。


断魚渓は、狭い道を行くはめになり、冷や冷やしながら橋を渡り対岸へ行く(普通車はきつい)と、行き着いた先は広い場所でビックリした。後で判ったのだが、どうもここは本道の方から散策道でアプローチするのが正統派らしい。


安佐サービスエリアで尾道ラーメンを食べるが、麺も味もいまひとつであった。


当初は錦帯橋を先に行く予定であったが、先に宮島に行くことにした。インター1キロ手前から渋滞になった。ナビを見ながらそれらを避けるように下道を巧みに走る。どれだけ時間短縮になったのかは判らぬが、1時間ほどの渋滞に耐え駐車場に突っ込む。宮島は凄い上陸客で、その半数以上が潮干狩りをしているのには驚いた。世界遺産であるが、ところかまわずどこでも人が歩いている。良いのか悪いのか。商店街でお土産とソフトクリームを堪能。帰りもタイミングよく良く船に乗れた。


宮島から戻り、今度は錦帯橋を目指す。夕方になり苦労せずに河川敷の駐車場に入ることが出来た。下から眺めると橋の木組みが素晴らしい。橋を渡り対岸に行くと2軒のソフトクリーム屋があるのだが、ここのソフトは100種あるという。こんな店があるとは驚いた。


後は塒を探す。地図を見ても付近に温泉がほとんど無く、唯一由宇温泉があり、そこへ行く。700円と高価であったが、かなりの混み様であった。湯上りにコンビニで買出しをして、柳井の先で食事をして、室津半島の大星山で車中泊となった。風力発電の風切音が怖いほどにしていた。夜は夜景が良かったが、朝は全くのガスの中であった。


翌朝は柳井の白壁を皮切りに、屋代島に渡り飯の山に登る。岩国は丁度米軍基地の航空祭で付近は本当に大渋滞であった。前後20キロほどは渋滞していただろう。広島に入り原爆ドームと平和記念公園、そして広島城を見学。その後に呉に移動して大和ミュージアムに行く。ここも駐車場に入るまでに大渋滞で、施設内も大賑わいであった。大和の紹介もさることながら船の構造の紹介が良くされていた。人間魚雷回天や零戦の展示もあった。その外には鉄のクジラと言われる潜水艦が陸揚げされていた。内部に興味があったが、長い列に意気消沈。


呉港に移動し、潜水艦停泊の様子を見学。ここは静かではあるがなんとも物騒な空気があった。尾道まで移動し、念願の朱華園に入る。20分ほど列に並び490円のラーメンを食べる。尾道ラーメンの真髄がここにあるような気がした。優しい店主であった。


近くの養老温泉に行く。ここは昔ながらの大広間があり、番台も大きい。ただ湯壷の大きさは8人も入ればいっぱいの狭いものであった。


宇根山に行くのだが道を間違えてしまい、ゴルフ場に行き着いてしまった。戻って修正するのだが、非常に狭い道を選択して難儀する。上に上がるとキャンプ場があり、天文台もあった。車中泊。


翌朝、宇根山の最高点を踏み、下道を走る。途中に三郎の滝を見るのだが、ここは不思議な観光地であった。滝の下に売店があり、そこに暮らしている人が居た。ラブラドル一匹と柴犬2匹がのんびりと昼寝をしている。散策道には、アヒル1羽とマガモ2羽がヨチヨチと歩いていた。


次は後楽園と岡山城に寄る。岡山城は驚くことにエレベーターがあった。月見櫓が公開中で、天守閣よりもこちらの方が見るに値するような・・・。後楽園はその名の通り素晴らしい庭園であった。何か鳴き声が聞こえるので行ってみると、一角に丹頂鶴を飼っていた。お土産を買い帰路に。


暫らく下道を辿り、山陽から高速に乗り、家には22:00到着。簡単な予定で出向いたが充実した行動が取れた。


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