大平山 31.6m  

2007.01.03(水)   


  曇り   単独   付近一帯は棘あり   行動時間:10M


登り 5分

下り 2分


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南側から山頂を見上げる。 山頂から日本海を望む。  山頂にあったダンダラ棒


 少し時間があったので、末森山に上がろうかここにしようか迷った。末森山は20分くらいで山頂に立てるが、太平山ならもっと早いだろうと思ってこっちに来た。温泉の帰りでもあり、普段着のままで長い距離は歩きたく無かったのであった。

 二ッ屋の方からゴルフ場に向かい小路を入る。途中ゴルフ場を示す道標があり、ここを左に入る。右を気にしながらハンドルを握ると、小さな土盛のようなものが見えた。こんな小さくないだろうと先ほどのゴルフ場の道標まで戻り、ゴルフ場へ向かう道に入り、100mほどで左に入る道に入った。これを行けば大平山の位置を、南と北から見る事になる。舗装はされているが藪っぽい道を進むと、左側に見える一番の高みは、やはり先ほどの所であった。地形図を見ると少し場所が違うようにも見えていたが、一帯で一番高いのは間違いなくあそこである。

 登り易いと思えた南側からアプローチする事にして、牧場脇の余地に車を停め砂地に足を進めた。濡れた雑草が足元を濡らす。戻りたい気持ちもあるが山を目の前にしてそれは出来ない。膝くらいまで濡れながら斜面に取り付く。するとそこは棘が繁茂して、あたかも大平山を守っているようであった。足元が緩いので木を掴みたいが、アカシアなどの棘のある木もあり容易に掴めない。結局足で上がるしかなく、踏ん張って体を持ち上げるが、それと同時に上着のセーターが悲鳴を上げていた。数箇所ぼろぼろにほつれて登頂となった。さて、果たしてここが山頂でいいのかどうかである。ナビが無く同定が定かでないのだが、唯一の救いは、ダンダラ棒が確認できた。よく探せば草薮の中に三角点があるのかと・・・。

 三角点場所と最高点場所とは違う事が多い、仮にここが違っているとして、本当の座標からここを見て、登って居なかったら、それはそれで後悔する事になる。日本海側を望むとこの山の一帯は削り取られているようにも見えている。文明の利器のグーグルアースを使い、地図と衛星写真を合成したもので同定してみたが、やはり山頂を示す場所は、中央の写真の方である事が判った。標高差は10mほどあるように思える。山としての形状からもここで良しとしよう。

 儀式を済ませ下山。ズリズリと斜面を下ると同時に、登り以上にセーターが解れて行った。このセーターは6000円。低山のわりに高い犠牲を払った登山となった。
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