与那国岳  180m      

 2008.4.25(金)   


   晴れ     単独    ジャングル        行動時間27M


@林道(北西側)15:38→(18M)→A与那国岳山頂15:56〜58→(7M)→B林道(電柱前)16:05


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@山の北西側の尾根を選んで入山。 亜熱帯地域らしい植生。 全くのジャングル。 A山頂の様子。
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A山頂から北側。 A山頂の西側 A大きなクバの木が立っている。 ジャングル帰り。お化けのような大きな植物が多い。
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谷部になんとなく踏み痕があるような・・・。 林道に出る手前。林道から入った場合は、これを目印に谷を詰めるのが吉。 B目印となる電柱。   



 インビ岳の藪を経験し与那国岳(どなんだけ)は諦めようかと思ったが、ここを登ると与那国島の地形図に載る山は全てクリアーになる。せっかくなので一応行ってみることにした。しかし地形図での与那国岳の位置はあいまいで、表記されているのは林道上であって、どこを標高点としてとっているかは判らない。そこで生きてくるのが日本山名事典である。しっかりとこの山塊の最高点で標高をとっている。よって山名事典に載るピークを目指す事にした。場所は、地形図にある131標高点と167標高点の丁度中間にある高みである。

 久部良岳の方から林道を東に行くと104標高点を手前に牛舎があり、道路上に放し飼いの犬が居てひどく吠え立てられる。分岐から最初は南に行くが、南から与那国岳側を見ると結構に急峻であり岩場も見えた。適当な取付き場所が無く、再び分岐まで戻り、次に分岐を東に進んでゆく。右手(南側)の斜面を見ながら適当な場所を探してゆく。そうこうしていると、道路脇へ除草剤を噴霧する車がやってきた。こんな所でうろちょろしている事は、向こうから見ても怪しいと思うであろう。取り繕うようにバイクから降りてペットボトルの水を飲みながら休憩を装った。ここは分岐からのヘアピンカーブの出口に辺り、山手には小さな尾根があった。とりあえずここから入山することにした。

 最初は尾根伝いで行くが、途中で青いビニール残留物があり、人の気配は皆無ではなかった。さらに少し行くと、なんとなく踏み痕らしき幅を跨いだ。あくまでの尾根歩きに徹し、高いところを狙って行く。与那国はハブが居ないと言うことで半ズボンで歩いているのだが、ハブが居なくとも他の蛇は居るだろう。よくよく考えるとちと無謀な格好であった。山頂部までは密林のジャングルのようなところで、蜘蛛の巣と大形の植物との格闘であった。山頂が近くなると少し大岩が出てきて、それを乗り越えながら進んで行く。

 山頂部に達すると、大きなクバの木が林立していた。ほとんど展望は無いが、クバの間から僅かに北側の展望がある。ここを訪れた人はどれだけ居るのだろうか。山名事典が出るまでは無名ピークであったであろうから登山として登られた事はないだろう。山頂はあまり長居をする場所ではなかった。

 復路は往路を辿るには大きな葉っぱがあり判断しずらい地形であった。適当に下って行くと浅い谷下りのような場所で、薄っすらとそこに踏み痕もあった。刃物痕もあり、以前に道を開いたようである。ただ山頂からしばらく下ってから発見したので、どのように付いているのかは判らない。山頂付近には刃物痕は無かったので、山頂まで達しているのではない事は確かのようだ。しかし少しの切り開きや踏み痕だけで断然歩きやすい。出た先は、取り付いた尾根の数メートル東で、そこには「民放線 69」と書かれた電柱が立っていた。

 一応これで島内の山を全て踏めたことになる。大満足で宿方面に向かう。

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