不動山  549.2m      

 2008.8.24(日)   


   雨    単独      不動峠より         行動時間15M


@陣見山林道途中ダート林道入口(不動峠)11:22→(6M)→A山腹の休憩舎11:28→(5M)→B不動山11:33〜35→(2M)→C陣見山林道カーブミラー(不動峠)11:37


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@不動峠から地形図に無いダート林道が東に入っている。 A不動山の北側斜面には波板張りの休憩舎(3畳ほど)があった。 B不動山。南から北側の様子。 A木に打ち付けられていたお札。
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B草に埋もれていた三等三角点。 B各方面への道標は朽ちてきている。 Bこの道標のみはっきりとしたものであった。 C不動峠。カーブミラーの脇に登路入口がある。道標は無い。



 金曜日に人間ドックをして週末を迎えた。以前にも同じように週末前に硫酸バリウムを飲んだ後、それらが「出きらない」うちに山に入り、その後「出ない」事で酷く辛い目に遭った。私は山中ではあまり水を飲まない。その為に硫酸バリウムは流動物からどんどん固形物に変化していったようであり、私の許可を得ず定宿としてしまったようであった。この時の苦渋を味わった事から学習し翌日の山行は取り止めた。天気が晴れなら悔しい部分だが、幸いにも雨であり、まあしょうがないかとなった。

 明けて日曜日、依然と強い雨が降り続いていた。珍しく山無しの週末にしようかとも思ったが、それでもと思い地図を見回す。そして長瀞町の不動山に目をつけた。もうひとつ陣見山もあるが、こんな雨の日の為に小出しにして利用しようと、今回は1座とし出かけることとした。

 県道44号秩父児玉線に乗り児玉町から長瀞町入る。次に出牛交差点から13号に入り540mで陣見山林道の入口となる。ここから出牛峠を経て4キロ地点が入山口となる。ヘヤピンカーブの入口となる場所にはカーブミラーがあり、そこから尾根と陣見山林道との間には地形図に載らないダート林道が東に入っていた。このダート林道入口にはタイガーロープが張られ進入を阻止していた。駐車スペースが無いので、このダート林道入口に強行駐車。ダート林道は見るからに林道関係の道のようであり、平日に林道入口の駐車は拙いかもしれない。日曜日であり作業は無いであろうと言う憶測で停めさせていただいた。

 長靴を履き傘をさしてスタートとなる。この場所から尾根に沿って登山道があるものと思っていたが周辺を見てもその登路が見出せなかった。しょうがないのでダート林道に乗り東に入る。やがてその道は山頂に対して北の位置で、山を巻き込むように南東側に進んで行った。その先の林道は下り勾配となり面白くないので、この尾根を乗越ところから道の無い藪尾根を上がってゆく。薮尾根と言っても植樹林の中となり、少し我慢すると下草の無い中を歩けることとなった。薄暗い中を行くと目の前に人工的な建物が見え出した。こんな所にと言うものだったのだが、土間だが床面積は3畳ほどの休憩舎であった。全く日が入らない場所であるが、それによる陰湿な感じはなく、普通に利用できそうな場所であった。そこから踏み跡を辿ってゆくと途中でそれも消滅し、再び濡れた雑草をかき分けて進むと、あっけなく山頂に出た。

 山頂部は予想外の草ぼうぼうの場所で、あまり訪れる人は居ないようでもあった。全く展望は無い。ラミネート加工された標識があり、その東側の切り株の根元には各方面への道標が、やや朽ちた状態で落ちていた。そしてさらに東側に目をやるとそこに登路が付いており、東側に下りて行っていた。とすると先ほどの小屋は登山用とは違い、間違いなく林業用となる。急な雷雨の場合は山頂から北に進むと雨宿りが出来る。ただし小屋を示す道標も無ければ、道形も薄いのでコンパスのみが頼りとなる。山頂には三角点があるはずなのだが、周辺は雑草が覆い目で探すのではなく足で探すような感じであった。そして柔らかい長靴にコツンとヒットした。草を分けてみると三等三角点であった。

 帰りは尾根上の道を南西に進んでゆく。よく踏まれた道で歩きやすい。あまり歩かれていない裏づけに、くもの巣が非常に多かった。そして不動峠に出るのだが、そこはカーブミラーの場所であり、スタート時に良く探せばこんな良い道があったわけであり、山頂へのアプローチは3分ほどであったであろう。ダート林道の方が歩きやすく見えてしまい往路は辿ってしまったが、今回は山腹の作業小屋が発見出来た事でよしとする。不動峠に小さな道標でもあったならとも思うが、地形図に載っている道が探し出せない私も私である。まだまだ修行の身と言うことだろう。

 ずぶ濡れのズボンのまま長瀞に降りて急いでモンベルに直行。適当なズボンを一本買って皆野町の温泉へ・・・。

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