桴海於茂登岳  477.4m      

 2008.4.30(水)   


   雨     単独    登山口まで偵察             


 於茂登岳を登り終え、場所を移動し桴海於茂登岳へ向かう。ここはウマヌファ岳もあり、さらには戦時中の遺構もあるようで楽しみに向かった。しかし登山口が分からず付近の道に入って右往左往していた。入口となる知花食堂が廃業したのか、目印として判らなかったのであった。なんとなく残る店構えから食堂を確認し、その西側からの林道を伝って行く。突き当りにサトウキビ畑があり、そこから林道は東に進み、「世界のヤシ園」と言う所に入ってしまった。これでは情報が違う。どこにゲートがあり、登山道があるのだろうか。山渓に書かれている「畑の対面」と言う表記が現地に当て込めず迷っていた。ゲートがあるという事は、何か車が通れる車道があり、そこをゲートしていると想像したのだが、どうしてもこのサトウキビ畑の周辺で、先に伸びている道は今ほどのヤシ園への道しかない。ここも場所が違うのかと半信半疑になった。

 少し道を北に戻るが、らしい場所は無い。再びサトウキビ畑に戻り、南にサトウキビ畑の中を突っ切って藪に入ってみた。すると、なんとここにゲートがあった。丸パイプで出来た幅2mほど高さ90センチほどのゲートで、観音開きになるようになっていた。これでは判らない。サトウキビ畑の北側からでは、ここは藪にしか見えない。紹介誌を書いた時は見えていたのかもしれないが、今では入口さえも雑草でカムフラージュされて判らなくなっている。よくよく考えれば、目指す山は南側にあり、サトウキビ畑より南に進むわけである。この時点で「対面」とは「南」と判らねばならなかったが、ゲートを見るまでそれが見出せなかった。情けない。

 しかしだが畑を通過せねばならない登山道とはどうなのだろうか。畑の通過時にどうしても周囲の目が気になってしまった。ゲートから登山道があるとされる方を見るが、そこは全くのジャングルであった。目を凝らすと黄色いマーキングが見え、それが奥に続いているようではあった。少し道形(道幅)があり濡れずに行けるのなら登ろうと思ったのだが、この植生での雨の中の藪漕ぎでは、体力よりも気力が続かない。もう一日滞在する予定なら間違いなく入山するが、今日は旅の最終日で余裕が無い。残念だがここまでとした。

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