子檀嶺岳  1223.1m      

 2008.1.12(土)   


   雨のち雪     単独     田沢嶺浦コース      行動時間:1H06M


@東和精工脇ゲート6:47→(20M)→A林道終点7:07→(7M)→B西尾根稜線7:14→(12M )→C子檀嶺岳7:26〜31→(11M)→D林道終点帰り7:42→(11M)→Eゲート7:53


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東和精工正門。右の林道を行く。(帰りに撮影) @林道ゲート。林道に似つかわしくない立派な門扉。 分岐箇所には明瞭な標識が立つ。 A林道終点。先にもまだ伸びているようだが・・・。
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登山道の様子。結構に滑る。 B西尾根に登りあげる。 西尾根の南側はビニール紐が流されている。立ち入り禁止の張り紙も。 松村西洞コースへの下降点。
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C子檀嶺岳山頂。 C行政の標識。 C無残にも削り取られた三角点。 C大きな祠が3つ。
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C水受けだろうか。 山頂部の北側にはこんな表示が。「頂上本丸を守る最後の場所」とある。城があったのか。 D林道終点帰り Eゲート帰り

 

以前から気になっていた青木三山を計画してみた。上州の上毛三山などは有名であるが、青木三山はやや知名度が低いかもしれない。もっとも信濃には北信五岳という有名な秀峰もあり、どちらがどうなどと言い出すと収拾が付かなくなるので止めておこう。高山低山問わず楽しむようにしている中で、やはり標高が低くなると必然的に登行時間が短くなる。そこでいくつかの山を抱き合わせにする事で、そのエリアに面白みが増す。私の場合はそこに温泉と麺類処を加味させて、さらに味を出させるわけであるが、ここは最良の場所でもあった。青木三山の夫神岳を踏めば、名前として相対する女神山も踏まねばならない。天気は雪であるが、臨機応変に行ける所までと、青木村に向かうことにした。

 2時50分出発。冷たい雨の中、碓氷峠を越えて信濃の国へ入る。前週に田沢温泉に訪れているので、全く同じルートで青木村の現地に入る。最初に子檀嶺岳を狙うべく、最短コース側の修那羅峠を目指す。と言うのは、登山口までのアプローチを気にした訳で、降雪を考えた場合、登山口に企業があり道の状態もそこそこ良いだろうと考えたからでもあった。国道143号線が大きくヘヤピンカーブするところから修那羅川に沿うように県道12号線に入る。丁度1キロ辿った所に右側に「東和精工」の看板があり、そこから工場へ続く舗装路へ入る。しばらくすると工場の黒い門扉があり道はそのまま東和精工所内に吸い込まれる。この門扉の右側から林道が延びており、ここを入ると150mほどでゲートされていた。このゲートは一般的な林道のゲートとは違い、先ほどの東和精工のゲートと似ていた。もしかしたら付近の山の所有者はこの東和精工なのかもしれない。林道に取り付けるには似つかわしくないゲートなのであった。特に急ぐことも無いので後ろに移り仮眠をとる。


 下の東和精工からは引っ切り無しに作業の音が聞こえていた。24時間稼動の工場のようであった。それよりも車を叩く雨音が煩かったのだが、静かになったら雪になった事になり、まー煩いくらいで良かったのかも。雨具を着込み、ザックカバーをしていざ出発。ゲートを右側から越えて最初のターンをするとその先で分岐になる。先に見えるどちらも良い道で、ここでは道標が右側の道を示していた。緩やかに付けられた道には最近車の通った轍と長靴の跡がある。ここも猟師が入っていると言うことだろう。ただ今日はこの天気だから流石に猟師は入らないであろう。この林道で積雪量は5〜7センチ。


 林道終点に着くと、ここから山手側に登山道が上がっていた。登り出すと積雪の下は霜柱が7センチほどあり、ザクザクと音をさせながら行く。やや滑りやすい斜面である。西尾根まで登りあげると道標があり、東に進路をとる。雨は雪に変わり、西側からの風に乗り左半身だけ冷やされている感じであった。尾根の南側は止め山のようで、入山禁止の文字が目に付く。さらにはビニール紐が流してあり、劣化して千切れて淫らであった。尾根は緩やかで、少々のアップダウンはあるが労せず山頂に到達した。山頂には大きな祠が3つあり、いずれの祠にもいたずら書きが酷い。他人のいたずら書きを指摘しているものの、私自身も仲間の山頂標識にいたずら書きをしているのであり、ある意味同類かもしれない。でも神仏に関わるものへのいたずら書きは見ていて残念である。東側には当郷管社コースが降りて行っていた。展望は全く無し。今日は致し方ない。三角点は無残な状態で、四隅が欠かれ等級も見えない状態であった。今でも居るのか判らぬが、三角点を割って持ち帰る方が居るようである。ここもその被害に遭っていると思われる。


 下山は林道まで往路を辿ったら、九十九折の林道を串刺しするようにゲートまで直線的に降りてみた。体感したところ、距離は短いが、雑草雑木が多く歩き辛い。ここは林道を歩いた方が結果として楽であろう。ゲートに到着し、薄っすらと雪の乗った車道を下って行く。

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