倉沢山  1762m      

 2008.9.20(日)   


   曇り     単独    クリスタルライン送電線鉄塔付近から           行動時間61M


@クリスタルライン送電線鉄塔付近7:14→(14M)→A水の流れが出てくる7:28→(13M)→B倉沢山7:41〜54→(21M )→C林道に戻る 8:15


textutou.jpg  jyunshiro.jpg  iriguchi.jpg  meiryounamichi.jpg 
@クリスタルラインが送電線鉄塔と近接する場所に駐車。 鉄塔へは明瞭な道が降りている。これを伝うと間違い。 @保安林区域図の裏手に道が降りている。 意外や明瞭な道。
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道を拾って行くと造林地の標識がある。この先にもさらにもうひとつ。 A途中で湿地のようになり、水の流れを跨ぐ。道形は北東に進んでおり、この辺りで北に進路を取る。 笹の斜面を登ってゆく。 途中に造林用のワイヤーが残る。
syokugai.jpg  taxtupitu.jpg  taxtupitu2.jpg  saikousyo.jpg 
鹿の食害の様子。無毛の場所もある。 B山頂部の平地に達筆標識を見つける。 B13年ものの達筆。当時は標高が1760mだったようだ。 B山頂部は西の方が高いような・・・。
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B事典が標高を取っている北東側の高みから南を見る。  南に尾根を下る。  途中に泥濘地があり、ヌタ場かと思ったら、ここから水が湧き出していた。  Cクリスタルラインに戻る。ミラーが付いていない支柱がある。 


 
 台風13号の通過でもあり、少し控えめな予定を立てた。場合によって臨機応変にすぐに切り上げられるように、短時間で登れる山が点在する甲州の乙女高原に行くことにした。

 3:15スロースタートで家を出て、野辺山を経由し韮崎に下る。6号線を東に行き山梨大学の前を通り山手に入る。長い山道をゆっくりと登り上げ、6:54乙女高原のグリーンロッジ前に到着。ここからクリスタルライン側に左折(西)する。舗装された良い道で、分岐から700mほど進んだ場所で送電線の下を潜る。このすぐ脇には大きな鉄塔が聳え、谷側に3台ほどの駐車余地もある。ここに停め準備をする。

 最初鉄塔に向けて巡視路を下ってゆくと、鉄塔を潜った先で尾根に乗り、軽いアップダウンをしながら降りてゆく。ふと向う方向がおかしいので地図を確認すると、ここは狙いたい尾根のひとつ東の尾根にあたり、尾根違いなのであった。再び登り返し振り出しに戻る。

 鉄塔の巡視路入口から30mほど西に行くと、右側に保安林区域図が見える。そこにはこれから向う倉沢山も書いてあるのだが、なぜか標高は1769mになっていた。そしてこの裏から踏み跡が降りて行っていた。道路側からだと全くわからない状態であった。

 踏み跡は明瞭で、最初に軽く九十九折をしたら、その先で暫く尾根伝いに進む。途中にある小ピークは山頂を通らずに西側をトラバースするように道が切られていた。笹は高くとも腰くらいで、見通しがよく気持ちよく足を進めてゆく。造林の詳細を書いた標識を右に見て、その先で小さな沢を跨ぐような場所がある。手前は少し湿地のようになっており、足を取られる。道はそのまま北東の方へ進んでおり、目指す方向と違ってしまうのでここで踏み跡を離れて進路を山頂側に向ける。

 斜面は笹の斜面なのだが、途中にオアシスのように笹のない場所がある。それらを拾うように左右に振りながら斜面を登ってゆく。錆びたワイヤーも見え出し、昔ここで造林作業がされていた名残も見られた。山頂部に近づくとどんどん植生が薄くなり、最後はあからさまにシカの食害の痕が見られた。

 山頂大地に到達すると、林立する木の一本に白く輝く標識が見られた。紛れも無い達筆標識であった。珍しい緑字のもので、裏を見ると1995年のものであった。久しぶりの達筆に感激。実はこの後に水ヶ森に行く予定であり、そこに達筆があることは判っていたが、この場所にあるとは想定しておらず、今日は間違いなく二つ拝めることになった。山頂大地は西側の方が高いようで、足を向け一応確認。そして北東側に地形図が示す少し高い場所がある。事典もここで標高を取っているようであり、そこにも足を運ぶが、特にここだけ高いような感じはしなかった。

 下りは登ってきた斜面よりやや西側にある尾根を下ってみた。すると下の方にヌタ場のような泥濘地が見えた。近づいてよく見ると、ここから水が沸き出していた。ルートを修正するべく東側に進むが、付近には小さな沢が入り乱れており、この事から先ほどの湧水地のような場所が多々あるのではないかと思った。再び往路の踏み跡に乗り、来た道を戻る。時折クリスタルラインを車が通過するのか、エンジン音が通り過ぎて行っていた。

 クリスタルライン(林道)に出ると、目の前に鏡の取り外されたカーブミラーのオレンジ色の支柱が立っている。保安林の地域図と共に入山の良い目印となるだろう。残念なのは、林業作業者の物と判断できるが、空き缶などのゴミが多く目に付いた。これさえ解消できれば、水の流れなどもある場所であり、気持ちよい場所であると感じた。

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