斑尾山  1381.8m      

 2008.1.23(水)   


   雪    単独     斑尾高原スキー場より      行動時間:41M


@スキー場リフト頂上駅11:10→(15M)→A斑尾山11:25〜41→(10M)→Bスキー場11:51


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@斑尾高原 第13リフト頂上駅。 @稜線側を見ると「入山禁止」の看板が見える。 最初の高みに道標があり残り0.5キロを示す。ここにも入山禁止の立て札が。 雪庇の成長した尾根。(帰りに撮影)
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A山頂標識。西側にある木の脇にあり、雪に埋もれていたのを掘り出した。 A山頂の北側。 A山頂から南に少し下ると、このような標柱が立っていた。各登山口への距離が書かれている。 帰路途中でやや視界が得られ、山頂が見えるように・・・。
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入山禁止の看板のある高みの東側には「森林浴」と書かれた標識もある。 Bスキー場に戻る。

 

 北信五岳の中でまだ登っていない1座があった。それがこの斑尾山。五岳の中で一番標高が低く、容易に登れてしまうだろうと少し後回しになっていた。そんな中、たまたまスキーの企画があり、場所を決めねばならなかった。関東地方は雪模様。日本海側がそこそこ天気は良さそうで、妙高などと思っていたが、妙高も上の方は雪であろう。私個人的には雪であろうが問題ないのだが、ゲレンデでしか遊ばない者にしてみると、あまりの降雪は楽しくないだろう。少し標高を落としたところでスキー場の場所を探っていたら斑尾山が目に入った。この機に踏んでしまおうと行き先決定。

 

 平日でもあり、上信越の流れはスキーを積んだ車は見られない。労働者?の流れに乗って現地を目指す。飯山市内から県道97号線で斑尾高原を目指す。スキー場の直下に来るとT字路になり左が第7駐車場、右が第8駐車場と書いてあり、最初は左折してみる。しかし行き着いてみたものの第7駐車場側のリフトは動いておらず、駐車場に停まっている車は無かった。平日だからなのか。やむなく第8駐車場に行くと、こちらは十数台の車があった。それにしても空いている。ゲレンデには高校生か大学生のスキー実習をしているようで(年のせいか見分けがつかなくなってきた)、同じ色のウェアーを纏った集団がいた。半日券を購入し何本も滑る。やはり標高が低いので、雪質が重い。日本海側の雪質と言えばそれまでなのだが・・・。同行者とそこそこ一緒に滑ったので、適当なところで別行動となる。

 

 スキー場最上部に行く第13番リフトに乗り込む。平日でもあり天気も優れない事から、ここに乗り込む人はほとんど居なかった。監視員が暇そうにしているのが窺える。頂上駅に着き、そこからシールを付けて斜面を駆け上がる。ここには「入山禁止」の表示があり、少し後ろ髪を惹かれるような感じで足を進める。最初の高みには、「斑尾山まで0.5キロ」の表示がある。軽く下ると雪庇の大きく張り出した尾根が続く。崩れるのではないかと不安になるような不安定な場所であり、やや右(西)側を行く。尾根上には古いマーキングや、木に塗られた赤ペンキが目に付く。それらのほとんどは雪面付近に見えていた。積雪量は1.5m以上はあるようである。スキーでも20センチほど潜るほどにトレールをつけて行く。登りに入りテールサポートを上げて登ってゆく。辛うじてキックターンせずとも登れるくらいの傾斜で、ずり落ちないように踏ん張りながら上がってゆく。そして小高い場所に到達した。ここで山頂なのか。視界も無くナビも無く同定が出来ていない状況であった。そのまま南側にほんの少し下ると標柱があり、各方面への距離が書かれていた。そしてその西に小さな箱は置かれ、中に石が入れられていた。そのまま200m程下るが下り一辺倒で、どうやら先ほどの場所が山頂のようであり、再び登り上げる。

 そして再び高みに立つ。何も山頂を示す標柱が無く、予想外になんとも拍子抜けの山頂なのだが、どこかに何か山頂を示すものが無いか付近を探し回る。すると西側の木の下に黄色い看板が雪に埋もれていた。掘り出してみると嬉しい表示があった。そこには「斑尾山山頂」と書かれていた。よくマーキングや標識をゴミと同じと言う方もいるが、ここの標識は、真っ白なこの時期においては間違いなく立派な山頂標識であった。ゲレンデに居る同行者に登頂の無線連絡をし往路を戻る。

 

 復路は100mほどは滑れるような場所があるが、全体の行程でも500mであり、ほんの僅かな距離であるのでシールは付けたままとなる。リフト頂上駅まで戻り、シールを外して再びゲレンデスキーヤーになる。降雪が多く、楽しいスキーと言うよりは寒く冷たいスキーであった。

 家に戻り、無積雪期の斑尾山山頂を調べてみると、しっかりとした標柱がある山頂である。黄色い山頂標識の位置が雪面であるので、今現在は1.8mほどあるのかもしれない。

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