円山  67m      

 2008.3.23(日)   


   晴れ     同行者あり              行動時間:13M


@鳥居参道入口8:17→(7M)→A円山8:24〜27→(3M)→B鳥居8:30


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兜小学校(西)側から見る円山 @登山口となる加夫刀比古神社参道入口。駐車スペースは3台ほど。 わりと新しいコンクリート階段。非常に歩きやすい。 A苔むした参道の奥に社殿が待っていた。
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A雪囲いがされている。 下りの様子。走って降りられるほどに足場は良い。 鳥居前の駐車風景。鳥居の先、右側に集落へ通じる参道もある 兜地区から見る円山。前方後円墳のように見える。


 円山を地形図で見ると、なんとなくどこかと似ているような気がした。すぐにピンと来る方はよほど地図を眺めている方かと思うが、私には鹿児島は薩摩半島の突端、そう開門岳と同じ形状に見えた。標高や規模こそ違うが、陸地からの飛び出し方はかなり近いものがある。「能登開門」などと名づけては笑われるかもしれないが、自分の中では勝手にそう呼ぶ事にした。

 穴水町曽良地区から能都町に向かい兜地区に入る。すると右側に兜小学校があり、その先100mの所から右側に円山に通じる小路が入っている。ここから見る円山は、そこに山があるとしっかり判るように標高差があるように見える。舗装された道をそのまま進むと円山の西側を巻くように下り、集落の方へ入ってしまった。寂れた所なのだが民宿もあったのには驚いた。そしてここからは急な階段で円山の方へ参道が付けられていた。地形図に見られる西から山を巻き込む破線がこの参道になる。ここから上がっても良かったのだが、適当な駐車スペースが無く、来た道を再び戻り、県道34号線から490m地点、山の西側から真東に向かう林道に入った。ここはダートで、途中に畑やお墓が右に見えた。100m進んだか進まないかの所に予想外の大きな鳥居が現れた。左からは先ほどの集落からの参道が合流した。この辺りは全て地形図情報と合致する。鳥居の奥へは立派なコンクリートの参道が続いていた。少し強引だが、誰も来ないだろうと鳥居の前のスペースに無造作に駐車。

 鳥居を潜り参道を登ってゆく。階段が足を上げるのがとても楽な段差に切られており、非常に歩きやすい。能登=高齢者が現実なところだろうから、そこらへんも考慮して造られたものであろう。コンクリートが途切れると、ほぼその辺りから山頂部となる。周囲は植生も濃く、すぐ下が海であることを忘れさせてしまうような場所であった。苔むした道を行くと正面に加夫刀比古神社の社殿があり、雪囲いがしっかりされている。おそらく潮風に対する防風の意味合いもあるのだろう。横に回るとこの社殿の大きさが判る。奥行きもかなりあり、正面幅の2倍ほど奥に延びていた。小奇麗に管理され、地元の人の信仰心が判るようでもあった。社殿の周囲をぐるっと回ると思いのほか大木が多い。能登は山菜にしても大きな物が多いのだが、土から来るものなのか気候からなのか。

 下りは珍しく走ってみた。そう、走って降りられるほどに緩やかに切られた階段なのであった。

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