遠島山  28m      

 2008.3.23(日)   


   晴れ     単独              行動時間:16M(散策を含む)


@駐車場しらさぎ橋前9:33→(9M※)→A棚木城本丸9:42→(2M)→B基準点9:44〜46→(3M)→C駐車場9:49
※散策を含む


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@駐車場のすぐ脇にしらさぎ橋への道がある。が、現在は通行止め。 大きな茅葺屋根の郷土館。 A28m標高点をとっている本丸跡付近。 B公園西側にある基準点。これを探し出すのは難しいかも。
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B基準点から南。 B基準点から北。この方向に益谷秀次郎の銅像がある。 公園から宇出津(新)港を見下ろす。 C駐車場脇の案内図。


 能登は結構に城址が多く、ここ遠島山公園内にも棚木城址がある。そしてその棚木城本丸跡地の標高を取って、遠島山として日本山名事典に掲載された。簡単に立ち寄れる場所なので、ここも踏んでおくことにした。

 国道249号から海沿いの県道35号に入り、しばらく行くと大きな看板で遠島山公園が導かれている。広い車道を行くと大きな駐車場を備えた遠島山公園に着く。園内は庭園と言えようわびさびを感じるつくりである。そして駐車場の北側に進むとしらさぎ橋がある。ここに車を停めて散策開始。

 しらさぎ橋は一番のお目当てでもあったのだが、残念ながら現在は渡る事ができない。渡してある木の板が老朽化して遠目から見ても穴の開いている部分が見えた。もしこれだけの理由だったら、早々に取り替えればよいと思うのだが、そこは海、潮風にて鉄骨部分が腐食している可能性もある。他にも理由があるのかもしれない。

 次に庭園内に足を進める。大きな豪農の家を移築した郷土館は圧巻であった。五箇山や白川の合掌づ造りに匹敵するような重厚感がある。輪島の上時国家、下時国家と相通じる造りであった。これと並ぶように網元の家を移築した民族資料館もある。これもまた見上げるような大きさで、往時の潤いを感じる豪邸であった。これらの建物の周囲は策で覆われ、その外に散策道が切られていた。そこを伝うと、適時に道案内の表示がされ、迷う事無く散策が出来るようになっていた。少し山という部分を意識しながら歩いてゆくのだが、少し起伏があるが、全くそんな様子がない。28m標高点をとっている本丸付近でもダラっとした場所であった。この先に進むと離れ島の方に行くのだが、ここで踵を返す。と言うのは公園の西側、宇出津新港の上辺りが、高いと思ったからであった。

 日曜日だと言うのに海からは海上保安庁の漁船に対する警告なども聞こえる。365日休むときは無いのか、頭が下がる。さて西側の高みに行くと、管理のおじさんが落ち葉や枯れ枝を掃除している所であった。この綺麗さには、やはり陰の努力があるのである。西側の高みもかなり広範囲に広い。その中に三角点らしき基石を発見。少しワクワクして覗き込むと、それは基準点であった。おそらく国土地理院もこちらの標高を取って基準点を設置したのであろう。要するに付近の中でここが高いと言う事なのだろう。まーいろんな所に基準点はあるので一概には言えないのだが・・・。いずれにせよこれが見つかった事で、なんとなく山を踏んだような気分になれた。これが無ければ公園を散策したに過ぎないような思い出にしかならなかったかもしれない。この基準点だが、探すのは結構に難しいかもしれない。周囲は広く、特に目立つわけでもない。家族連れで出向いて、この点を宝探し的に探すのも面白いのではないだろうか。

 駐車場に向かうと、途中に益谷秀次郎の銅像があった。ここに来るまで全く知らない方であったのだが、国政に携わった有名な方なのであった。知るは一時の恥、知らぬは末代の恥なのである。日々勉強である。

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