権現山   1750m  
                                             
                                      

   2017.7.22(土)


  曇り     単独     伊那スキーリゾートキャンプ場上から   行動時間:2H28M


@林道分岐5:03→(1M)→A登山口5:04→(29M)→B土俵跡5:33→(54M)→C権現山6:27〜41→(32M)→D土俵跡帰り7:13→(18M)→E戻る7:31


   
@林道分岐点に駐車してスタート A分岐してすぐに登山口 流れを跨ぐ 最近に刈り払いされたよう
       
B土俵跡通過 分岐 C西山権現社の場所で公には山頂としているよう。 C大岩前の社
     
C標高に対し「イナヨクミエル」とある。 C西山権現社の先の三角点の場所 Cここにも標識 C二等点
       
Cここが実際の最高所1750m。西側の様子。 C東側の様子 C西山権現社前より下界。天竜川と三峰川の出合。 C今月に更新された記帳ノート。
       
Cヤキソバパン。信州産は小さい。 C学童の修学登山の場所。 分岐帰り D土俵跡帰り
     
沢で汗を落としてから登山口へ 登山口に戻る E駐車の様子。




 前週頑張ったので今週は少しインターバルで道のある場所を伝う。と言うか、腰痛で気持ちが上向いてこないのが本音であり、暑さもその思考に後押ししていた。連日の猛暑に、高い場所に上がらないと暑いとは思うのだが、そこまで上がるほどの元気もなかった。

 

 今回は中央アルプスの前衛峰である権現山を目指すことにした。以前に一度踏んでいるような気になっており、実際は未踏でポツンと残っていた場所でもあった。私の持つ97年のエアリアには道が書かれていないが、それ以降で旧道が復活されたようで、登山対象の場所になったよう。道が記載されたので05年のエアリアも買ってしまって、我が家の中央アルプスは2部存在する。

 

 1:00西上州を出発する。外気温は29℃と熱帯夜であった。それが野辺山通過時には17℃を示しており、あまり遠くに出向かずともここでいいのではないかと思ってしまうのだった。ガスの濃い旧八ヶ岳公園有料道路を伝って小淵沢に出て、茅野から杖突峠を越えて高遠に降りる。晴れ予報の日であるが、しっかり雨が降っており止むのか止まないのか心配にもなった。伊那に出てからは伊那スキーリゾートの場所は判りやすく、そのスキー場入り口にセブンがあるのも好都合であった。

 

 スキー場の施設の場所からは、キャンプ場へと導く道標に従って進む。勾配が強い林道で、ちょっとトルク不足が気になったが、何とか這い上がって行く。秋口は落ち葉で滑るであろう道とも思えた。キャンプ場の上部で林道が分岐しており、さすがにここまでと、その分岐の場所に停める。すぐさま蚋に周囲を取り囲まれ、今日もまたこの洗礼かと覚悟する。がしかし、外に出ると思うほどには寄ってこなかった。

 

 5:01権現山を示す道標側へと暗い林道に入って行く。するとすぐに登山口があり登山カード入れなどが設置してあった。林道を右に見送り登山道に入って行くと、進路左には沢があるようで、涼やかな音が聞こえてきていた。その沢なのかすぐに流れを跨ぐ。触ると冷たい心地いい流れであった。

 

 登山道は最近作業がされたようで、刈り払い痕がずっと続いていた。とても伝いやすい一級路で、雨が滑りやすくしていると思ったが、意外や乾いたまま続いていた。ここでの外気温は20℃。少しガスが巻いており朝日を遮ってくれてはいたが、なにせ湿度が高く蒸すのだった。

 

 土俵跡で進路が屈曲する。道形は尾根を麓側にも進んでおり、少し伝って踏査をしたりした。と言うのも広い土俵の様な場所があるのかと思っていたからで、現地はそういうわけではないようであった。ここからの尾根も一級路のまま続く。山腹に進む道も薄く見えている。林業作業の杣道であろう。笹に消されつつあった。

 

 階段の段差の強い場所にはロープが流してある優しい登山道であった。なかなかここまでの場所は無いので、よく管理されていると思ったのだが、答えは山頂に行って判った。尾根が合流する場所が分岐点となっており、帰路はもう一方を降りてみようと考えていた。ガスの上に出たようで、日差しを受けるようになってきた。雨なら雨の方が良かったが、今日も暑くなるよう。

 

 登りあげた場所でたくさんの人工物が出迎えてくれた。信州でよくみられる、学童の名前が書いてある板がたくさん並んで立っていた。そうであれば、階段の場所のロープは頷ける。大岩の前の西山権現の祠を参拝し、権現山山頂の標識を見つつさらに先に進む。山頂はここではない。15mほど先に二等点が埋まっていた。ここにも山頂の標識がある。でもここではない。さらに15mから20mほどの場所が等高線の1750mの場所で山頂となる。ここには標識は無い。祠のある場所へと戻って小休止とする。

 

 下界はガス越しに見るような状態であった。ここに設置された記帳箱を開けると、今月から新規更新されたようで、日付が入れられた新しいものが入っていた。ページをめくることなく扉を閉じる。立てられた板に読める学童の筆跡の全てに目を通し、キラキラネームなどの名前を楽しむ。さて下山。

 

 往路では分岐を北に下ろうと考えていたが、いざその分岐から北に入ると、ちょっと刈り払い量が多い。多いだけならいいが、雨上がりなので濡れていて状態が良くない。今日は往路を戻ろう。腰痛を押して歩いていることもあり、今日は弱っちいのだった(笑)。

 

 土俵跡で主尾根を離れスキー場側へと向かってゆく。この付近もシカが多いのだろう警戒音があちこちから聞こえていた。こんな短時間だが、サウナに入ったかのように汗だくであった。途中の流れで顔や腕の汗を拭ってゆく。誰か登ってくると思ったが、最後まで静かなまま行き交う人は居なかった。

 

 登山口に降り立ち林道分岐点に戻る。蚋を払いながら車に逃げ込み、次の物見や城へと向かってゆく。

 

  
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